梅雨の時期は肌が潤っている…?

公開:2015年6月28日

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梅雨の時期に入りました。この時期は 実は肌トラブルも増えてくるタイミングでもあるのです。
調度面白い情報がありましたので紹介します。

3人に1人の女性が「梅雨時期は肌が潤っていると感じる」

株式会社decencia decencia INC.(東京都品川区)が30~40代の働く女性289人に対して、梅雨時期の肌状態とスキンケアについての意識調査を行なった結果、3人に1人の女性が「梅雨時期は肌が潤っていると感じる」と回答してことがわかりました。

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その結果、実際には、なんと3人に1人の女性が「梅雨時期は肌が潤っていると感じる」と回答し、その約8割が、「保湿ケアよりも皮脂ケアを優先している」ことから、「梅雨の時期は肌が潤っている」という勘違いにより、皮脂ケアを優先し保湿ケアを怠ってしまう女性が非常に多いことが判明しました。(データ①)

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また、 「梅雨時期は肌が潤っていると感じる」と回答した人の肌性・年齢分布を見てみると、普通肌・脂性肌の方に比べて、混合肌・乾燥肌の方のほうが大きな割合を占めていることから、普段乾燥を気にする方ほど、梅雨の時期は乾燥に対し油断をしてしまいがちなこともわかりました。 (データ②)

梅雨の時期は、湿気が多いことに加え、高温により汗や皮脂の分泌が盛んに放出され、肌が潤っているように感じることがありますが、実は、肌内部の水分と油分が体外へ放出されることによる「インナードライ(肌内部の乾燥)」が起こっています。

そのため、肌のバリア機能が低下し、敏感肌の人は特に肌状態を悪化させてしまうことも。ベタつきが気になり、皮脂ケアを優先してしまいがちですが、梅雨の時期こそ、徹底した保湿ケアが必須です。

参照リンク decencia

梅雨の時期は 肌への負担が高くなるので注意

梅雨の時期は 湿度・気温が上昇してくることで 皮脂の分泌が促進されています。このような時期は 昼夜の気温変化,冷房,などに細かく肌が対応せねばならないため、肌に対しての負担が高くなっているのです。

このような時期は 実際のところ 肌荒れ,乾燥が進みやすい時期でもあります。

梅雨の時期も保湿が必要です。

インナードライ肌」とは、皮脂の分泌量が多いのにもかかわらず 角質(内部)に十分に水分が保持できない(乾燥している)状態のことを指します。水分を保持するために皮脂が分泌されるのです。(≒脂性乾燥肌)

湿度が上がってくると 肌の乾燥がわかりづらくなります。肌が潤っているのに皮脂が多くなるのは 所謂「インナードライ」の可能性が高いかもしれません。この時期に皮脂を取り除くことを強くするのではなく 皮脂が出ている理由を考えて この時期こそ十分な保湿対策が必要です。 

 肌内部のうるおいがキープされると 水分と皮脂のバランスも整い、過剰な皮脂分泌もおさまってくれるようになっていきます。

洗顔し過ぎの人が多いようです。

梅雨の時期には 皮脂の分泌量が増えることで 肌の潤いが維持されているように感じるも 皮脂のベタつきに対して 洗顔もより強くなりがちです。洗顔回数が増えている人も多いかもしれません。5月~8月にかけて皮脂の量が増える時期ですから 洗顔には気をつけなければいけません。

肌トラブルを抱えていらっしゃる方の多くに見られる傾向は 「洗顔しすぎている」 様に見受けられます。洗顔時に皮脂を取り過ぎることで 肌の水分の蒸発が促進されてしまうのですが、湿度が高い時期は それでも皮膚の潤いが保たれているように錯覚してしまうのです。

まとめ「錯覚」に注意

梅雨の時期には 肌の水分が保持されているように「錯覚」してしまう状態に陥りやすい と言えるのでしょう。肌の乾燥状態と実感度の乖離から クリームの使用をやめて化粧水だけにしてみたりと 日々のスキンケアをさっぱりしたものに切り替えがちです。

いつも乾燥に悩まされていらっしゃる方は特に この時期だからと通常の保湿ケアを切り替えるのではなく 肌の負担が強くなる時期であると認識して対応すべきと言えます。