フラクショナルQスイッチルビーレーザー

公開:2010年11月10日

更新:2020年7月25日

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Qスイッチレーザーもフラクショナルの時代が来ました。

Qスイッチレーザーは、照射直後の白色化→かさぶた→色素沈着というプロセスを組むため、

いつの間にかシミ治療の最前線から離れて行ってしまったように見えます。

シミの治療は、その種類によってすぐに取れるものもあれば、時間がかかるものまで様々ですので、

「しみ 1個 お持ち帰り」

という広告を出しているところを恨めしく思うこともあります。

Qスイッチレーザーは、上記のような形で作用していきますから、IPL(光治療機)の様に気軽に受けるというものではありませんでした。

そこで、フラクショナル化させることで、ダウンタイムを軽減し、場合によって

光治療(IPL)が現在占めているシミ治療の座と入れ替えを狙うような

かなり野心的な治療器と言えます。

シミの治療効果については、元々Qスイッチルビーレーザーですから、これ以上のものはありません。

理論上も問題ありません。

さらに、Qスイッチレーザーの問題点であった 肝斑 に対しても、効果が得られるというデータも出てきています。

Qスイッチレーザーで、肝斑はもとより、様々なシミの治療に高い効果を発揮しすることが期待できます。

刺青除去の治療に対しても、出血などの問題がありましたが、フラクショナル化することで、わずらわしさを改善していくことが出来そうです。

日本国内で、本格的にトライアルを始めていくことになりますので、これから様々なデータを取ることで、今までを超える治療効果をれられる可能性を秘めたこの治療機を、どのようにしていくか大変ですが、非常に興味深いものと考えています。

シミの治療は、昔は、Qスイッチレーザーが主流でした。それが、光フェイシャルが出て主流から副次的なものとなってしまいました。

今また主流の座に返り咲く可能性を秘めています。

何といっても、シミ取りの治療では、欠かせないレーザーですから。