新旧ダーマローラーの明暗

公開:2012年8月26日

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最近の忙しさに追われてという訳ではないのですが、ブログ更新が遅れがちでした。
最近は、今後導入することを検討している痩身機器を試したりしていました。
まだ導入することも決まっていない治療器のことを書くこともためらうものですが、
美容医療機器メーカーは、痩身・部分やせの治療器の開発にシフトしているような感じです。
脂肪吸引などの手術をしないで,より簡便に効果を得る時代が来るのでしょうか。

新型ダーマローラーA-MTSの先 新型ダーマローラー A-MTS(Auto Microneedle Therapy System)を導入してから、受ける人がかなり増えてきました。A-MTSの適応範囲は、にきび跡から、傷跡、ストレッチマーク(妊娠線、肥満線など)、毛孔性苔癬(二の腕の赤いブツブツ)など多岐にわたります。

それにともなって、旧タイプから移行を進めてきましたが、治療効果の拡大と、それに対して、赤みなどのダウンタイム短縮は、今までのダーマローラー療法を受けられていた方にも受け入れられてきました。
そこで、旧タイプのダーマローラーから完全移行をすることとし、旧タイプのダーマローラーにてキャンペーン料金にて提供することとしましたが、フタを開けてみれば、A-MTSを希望する方が ほとんどであることには、不思議な気持ちになります。

ダーマローラー療法は、当院にとっても長期に渡って行なっている治療法の一つです。
治療費用と比較して、治療効果が高いという点だけでなく、
治療後の赤みなどのダウンタイムが 他のフラクショナルレーザーなどと比べて短いことや、
毛孔性苔癬や、ストレッチマーク(肥満線,妊娠線など)など、範囲が広い疾患でも治療しやすい等様々な利点があります。
ミニマムダウンタイムと、施術料を抑えながら、
治療を継続しやすい治療法として、今まで長期にわたって使用してきました。
ある意味非常に優れた治療法と言えます。

しかしながら、ローラータイプであるが故に、皮膚を漕ぐような動きを針がしますから、
A-MTSよりもダウンタイムが長い要因となっていました。

他の治療と比べれば短いのですが、より短くなったことで、
更に高密度の治療も A-MTSは可能となっています。

旧タイプよりも、A-MTSを選択する方が殆どであり、以前よりも受ける方が増えてきている点など、
A-MTSの利点が評価されたのだと思いますが、
一番の要因は、ダウンタイムの短縮というところが大きいようです。

例えば ニキビ痕の治療を受けたいが、あまり赤みが長引くような治療は、選択しづらい。
このような方に、A-MTSは最適だと思います。