唇の黒ずみ・シミ取りをルビーフラクショナルで。かなり楽に薄くできるようになりました。

公開:2015年3月10日

更新:2015年3月11日

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唇の色素沈着・シミ取り

唇のシミの治療は、通常意外と堅実にQスイッチルビーレーザーを選択することが多いと思います。

唇はそもそも治りが良い場所ですが、光治療器では火傷のリスクがかなり高いのでレーザーの独壇場といえる場所です。

唇にポツポツとあるシミには 通常のQスイッチルビーレーザーを照射して取ればよいのですが、唇全体の黒ずみに照射するとなると その後のケアが大変になりますので、外用剤などで保存的に対処するしかありませんでした。

フラクショナルQスイッチルビーレーザーは、唇のシミだけでなく 黒ずみに照射することができ 照射後のダウンタイムも殆ど無いため、安心して治療を進めることが出来ます。良い時代になったものです。

唇のシミの治療はQスイッチルビーレーザー

唇のシミは 食べ残しが付いているように見えたりして 気になっている方も多いと思います。顔全体のシミに対しては有効な光治療器も 唇には照射できませんが、唇に関しては Qスイッチルビーレーザーを選択することが得策です。通常のシミ取りでは 照射後被覆材を必要としますが、唇はそもそも傷の治りが大変良い部位です。

唇を切ってしまった経験も有る方もいらっしゃることだと思います。(程度の問題はありますが、)比較的大きく切れてしまったとしても意外と綺麗に治る部位です。そこで唇にはQスイッチルビーレーザーを使用しても 術後のケアに神経質になる必要もそれほどありません。

シミの治療では その後のケアの必要性によって 施術方法を選択することが必要ですが、唇に関しては Qスイッチルビーレーザーを第一選択に考えたほうが良い数少ない場所といえるかもしれません。

唇の黒ずみ・色素沈着を薄くする事は意外と難しかった。

唇のシミには Qスイッチルビーレーザーを選択することが多いですが、唇の問題はそれだけでありません。黒ずみを悩んでいる方が多いのです。口唇の輪郭を作るように黒ずみができていたり、全体が黒ずんでいたりと様々です。

口唇全体にQスイッチルビーレーザーを照射すれば良いように思われる方もいらっしゃると思いますが、唇はデリケートな場所です。照射後の腫れの問題や 全体の黒ずみに照射した後のケアの問題など 乗り越えなければいけない問題が山積します。

全体の黒ずみに対しては 保存的に ハイドロキノンの外用などで対処するしかありませんでしたが、最近は フラクショナルQスイッチルビーレーザーを使用するようになってきました。

唇の色素沈着・黒ずみは ルビーフラクショナルが最適と言えると思います。

フラクショナルQスイッチルビーレーザーは、通常のQスイッチレーザーを分割してドット状に照射することができることです。この機器のメリットは

このようなことが言えます。

ルビーフラクショナル 照射の図02

フラクショナルQスイッチレーザーは、真皮メラノサイトーシスや、口唇のメラノーシスにも効果があります。その上 ダウンタイムがほぼ生じない。

デメリットは 通常の照射と比べれば 治療回数が増えます。しかしながら、回復が早いため 治療間隔を短くすることができます。そうすると 通常2~6ヶ月に1度のペースで治療するものも 毎月治療することができ 総治療期間を短縮することが出来ます。

まとめ

口唇は食事をするだけでなく 顔の中心にある重要な部位です。 赤みやカサブタ等ダウンタイムが長引くことはできるだけ避けたいものです。

部分的であればまだ乗り越えることも可能ですが、口唇の黒ずみ・色素沈着にようにある程度の範囲となれば、ちょっと大変です。この点においても フラクショナルQスイッチレーザーは 良い選択肢と言えます。

当院では この機器を第一選択とすることで 術後のケアの簡略化がなされました。また 他の方法では生じがちな副作用の発生割合も極端に少ないため、益々この方法を選択するようになりました。 

良い時代になったものです。

フラクショナルQスイッチルビーレーザー