高濃度ビタミンC点滴療法

高濃度ビタミンC点滴療法高濃度ビタミンC点滴療法

若返り・美肌治療としての高濃度ビタミンC点滴療法

がん治療の新たな補助療法・代替療法として、有効性が確認され国内でも普及しつつある高濃度ビタミンC点滴療法ですが、高濃度のビタミンCが短時間に全身に行き渡ることで、全身の細胞の活性化による若返り、体の中から若く・美しくなることへとつながります。風邪やウイルス性疾患の予防や、疲労回復にも有効的です。

ビタミンCは病気やストレスなどで大量に消費される。健康増進・若返りには大量補給が必要、癌にも効果

1960年代、ノーベル化学賞を受賞したライナス・ポーリング博士は、大量のビタミンCが風邪やがんの治療に有効であると発表しました。「メガビタミン主義」と言われます。ポーリング博士は1954年にノーベル化学賞、 1963年にノーベル平和賞を受賞しました。

人間などの霊長類と一部のネズミは、自らの体内でビタミンCを合成することができません。一方、その他の動物は必要に応じて体内でビタミンCを合成することができます。したがって人間は外からビタミンCを積極的に摂り入れる必要があるということを強調し、動物と人間の体重比から考えると、その量は一日あたりグラム単位とすべきというのが博士の主張です。

長い間(約半世紀)この大量のビタミンCを使用した治療は、医学会では注目を受けることはありませんでした。それは、われわれの常識となっている「ビタミンCを大量に摂取しても、すぐに排泄される」という常識があるためでした。

ポーリング博士は、生前1日当たり20gものビタミンCを摂取していたといわれています。

状況が変わるのは、2005年、ビタミンCの強い抗酸化作用により発生する過酸化水素が、健常な細胞には無害だが癌細胞には有害であることが報告された時からです。副作用のない抗がん剤となる可能性の高い治療法として、再注目されるようになってきました。現在、NIH(米国国立衛生研究所)の認可を受けた臨床試験が実行されています。

高濃度ビタミンC 点滴療法の効果

1.コラーゲンの生成促進作用

ビタミンCは繊維芽細胞の働きを高めコラーゲンの生成を促進させる働きがあります。コラーゲンは丈夫な皮膚や粘膜、血管や筋肉、骨などを作るのに欠かせない成分です。コラーゲンが増加することで肌のハリや弾力を保つことができます。

2.抗酸化作用

細胞の老化を促進し、やがては心臓病や脳卒中、がんなどの生活習慣病を誘発する活性酸素(攻撃力の強い酸素)を、強い抗酸化作用で無毒化し、ニキビやシワ、シミなど老化から肌を守ります。

全身の倦怠感や疲労の回復を早めます。

3.免疫力向上

ビタミンCは、ウイルスを撃退する白血 球の働きを助けつつビタミンC自体も白血球と同じような働きをしてウイルスを攻撃し、さらにリンパ球の働きを助けることで体の免疫力を強化、し風邪やウイルスによる感染症を予防して全身の健康から美肌をつくります。

4.抗アレルギー作用

ビタミンCの抗ヒスタミン作用によりアレルギー疾患のかゆみを緩和します。

5.がんの抑制作用

ビタミンCには、胃がんや肝臓がんの原因となるニトロソアミンという発ガン物質が体内で生成されるのを抑制するとともに、発生したニトロソアミンを無毒化する作用があります。さらに、抗 がん活性を持つ免疫物質のインターフェロンの生成も促進するので、がんになりにくい体質づくりができます。

さらにコラーゲンの生成促進作用、抗酸化作用、免疫力向上といった様々な作用が相乗的に働くことで、正常細胞を守りがん化を抑制します。

癌治療においては、現在臨床試験が行われており、研究中の治療であるため、現在行われている「放射線療法」「化学療法」などの治療の代替となるものでは今のところなっていません。しかし、副作用がなく、他の癌治療の副作用を軽減させる効果,癌細胞のみを選択的に攻撃できることから、他の治療法と相乗効果が十分期待できます。

がん治療の新たな代替治療としてさらに研究が進められている、最先端のがん治療法ですが、高濃度のビタミンCが短時間に全身に行き渡ることで、全身の細胞の活性化による若返り効果で、身体の中から若く、美しくなる 最先端のアンチエイジング治療でもあります。

このように 高濃度ビタミンC点滴療法は、肌質改善-体質改善だけでなく がん治療など様々な分野で使用されてきています。副作用がなく,安全にエイジングケアを行う上で 大変良い方法の一つといえます。「水素」を併用することで、更に高濃度ビタミンC点滴療法の効果を高める事が可能です。

高濃度ビタミンC+H2(水素)併用点滴療法

ガン治療でも使用される高濃度ビタミンC点滴療法。
血中ビタミンC 濃度を高める事で強力な抗酸化作用となるだけでなく 過酸化水素H2O2を発生させ、ガン細胞を死滅させる効果があります。
一方で 過酸化水素水素が血中に多く存在する鉄分と反応し 悪玉活性酸素「ヒドロキシラジカル」を発生させる側面があります(フェントン反応)。そこで水素と併用することで その作用を中和し 更に相乗効果を得ることができます。

水素で高濃度ビタミンC点滴療法の効果を更に高めます。

高濃度ビタミンC点滴で発生する ヒドロキシラジカルを水素で抑制し 水素の強力な抗酸化作用を併用することで 相乗効果を得ることができます。高濃度ビタミンC点滴療法は、謂わば 抗酸化力の爆弾として強力に働いてくれます。その際に発生する余波を 水素は上手に除去し 効果を更に高めてくれます。

高濃度ビタミンCと飽和水素水との併用は、ガン治療だけでなく 体調管理 肌質向上 様々な面で 非常に良い相性を発揮してくれるのです。

血液クレンジング療法との相乗効果

血液クレンジング・オゾン療法血液クレンジング療法は、大量自家血オゾン療法と呼ばれる治療法です。100mL程採取した血液にオゾンガスを反応させることで 強力な酸化物質であるオゾンに対抗するように 血液は 大量の抗酸化物質を産生します。このシグナルは オゾン化した血液を戻すことで体中をめぐり 抗酸化力を飛躍的に高めてくれるのです。 免疫力を高め 末梢への血流を改善させるため、慢性疲労や冷え性の改善から がんの予防・補助療法としても注目されています。

血液クレンジングと高濃度ビタミンC点滴療法は、相乗効果が期待できることで 同時に行うことが多い点滴療法です。共に活性酸素を除去し 免疫力を高め 血流を改善し 自然治癒能力を高める作用があります。

エイジングケア 慢性疲労 がん予防・治療 アトピー性皮膚炎 等 また 更なる健康増進 パフォーマンス増強のために 高濃度ビタミンC点滴と血液クレンジング療法の併用は 大変有効な方法と言えます。

血液クレンジング療法

料金表 高濃度ビタミンC点滴療法

高濃度ビタミンC点滴療法 料金
12.5g (12,500mg) 7,000
25g (25,000mg) 12,000
37.5g 17,000
50g 22,000
プラセンタ追加 1アンプル あたり 1,000
高濃度ビタミンC
+水素点滴
12.5g(100ml) 12,000
25g(250ml) 22,000
G6PD検査※ (初回のみ) 3,000
血中ビタミンC濃度測定 5,000

50g以上をご希望の際には、担当医とご相談ください。

※G6PD検査は 院内で迅速検査を行ないます。当日の点滴が可能です。

注意 副作用 禁忌

点滴穿刺部位の痛み、嘔気(吐き気)が出ることがありますが、点滴速度を遅らセル調整をすることで症状を改善させることが可能です。

アメリカのカンザス州ウイチタ市にある国際人間機能改善センター(The Center for the Improvement of Human Functioning International)は 高濃度ビタミンC点滴療法で有名です。これまでの15年間に3万件以上の高濃度ビタミンC点滴療法を実施してきました。このクリニックでは副作用によって死亡に至った例はありません。実際には殆ど副作用のない安全な治療だと言えます。1例ですが 点滴初日に腫瘍から出血を起こした事例の報告があります。しかし大事には至っていません。このような腫瘍出血はこれまでの抗ガン剤の投与でも見られる副作用です。これを防ぐために 初回はビタミンC12.5gから開始し、徐々に投与量を増加させます。高濃度ビタミンC点滴療法終了後の数時間は、簡易血糖測定器で測ると 見かけ上血糖値が高値になります。これは見かけ上高いだけで、実際の血糖値はもっと低い値になります。したがって自己血糖測定をしてインシュリンの注射量を決めている糖尿病患者ではインシュリンの量に注意しなければなりません。
G6PD欠損症という赤血球膜の遺伝性酵素異常がある方はこの治療を受けることができません。高濃度ビタミンC点滴療法を受ける場合には、必ずG6PDの検査を実施します。透析中の腎不全の方はこの治療を受けることはできません。心不全、大量の腹水、強い浮腫のある方は、点滴で水分を血管内に入れることで病状の悪化を来す恐れがあるためにこの治療ができない場合があります。
ビタミンCの血中濃度を上げるために「禁煙」することが必要です。この治療の効果はガン組織の種類、進行度、患者さまの年齢・体力・免疫力によって異なります。この治療でガンの縮小・消失・延命を確約することはできません。
健康保険が適応されません。治療・検査・処方の全てが自費診療となります。

ビタミンCの基礎知識

ビタミンCは、水溶性ビタミンの一種。アスコルビン酸と呼ばれます。

人間はビタミンCを体の中で作ることはできません。しかし殆どの動物は 体の中でビタミンCを作っています。そのため食事からビタミンCを摂取しなければいけないのです。

人間はビタミンCを作れない

ビタミンCを作れない動物は

  • サル
  • モルモット
  • 魚の一種

ビタミンC生成経路の最後にある L-グロノ-γ-ラクトン酸化酵素(GLO)が ヒトには無いため 作れなくなっているのです。これは、GLOを作る遺伝子の活性を失っているためです。遺伝子はあるが、使えていない状態です。

その昔ビタミンCを作ることができたが、ある時から作らなくなった様です。

何故作ることを捨てたのか?

約2500万年前ごろにビタミンCを作る能力が失われたようです。

何故ヒトはビタミンCが体で作れなくなったのか(作ることを捨てたのか)
諸説あります。

  • 食べ物から十分に摂取できた。
  • 突然変異
  • 自ら遺伝子を破壊した。

何らかの理由で ビタミンCを作らなくなったのです。

ビタミンCと壊血病

ビタミンCは体中のコラーゲンを作る際に必要な重要なビタミンです。

このビタミンCが摂取できないと、体を構成するコラーゲンを十分に作ることができなくなっていきます。

十分に作れなくなってくると 皮膚や血管 各種臓器等の構造を保つことができなくなっていき 様々な部位から出血しやすくなってしまいます。

最終的には死に至ることになります。

この病気を「壊血病(scurvy)」と呼びます。

壊血病の歴史

壊血病が記録に出てくるのが「大航海時代」(15~17世紀)

ポルトガルのヴァスコ・ダ・ガマが船員の壊血病の症状について詳細を残しています。

1497年7月8日 ヴァスコ・ダ・ガマが ポルトガル リスボン港を出発し 喜望峰を経て

1498年5月20日 インド カリカットに到着

1499年9月9日 リスボンへ帰国 大量の香辛料を持ち帰りました。

しかしあまり寄港せず 出発時140人の船員がいたが、その半数以上が壊血病で死んだとの記述があります。

大航海時代に最も恐れられたのは、「海賊」よりも、「壊血病」だったのです。

壊血病との闘い

その後長い間 壊血病は船員に恐れられ続けていました。

1747年 ジェームス・リンドが 医学史上初の臨床実験を行い、壊血病患者に オレンジ2個とレモンを与えることで、壊血病から完治した事から 柑橘系の果物が有効であることを発見。

このことから イギリスでは長期航海の際には 柑橘類を濃縮したジュース(ロブ) ザワークラウト(キャベツの漬物)を摂取するようになった。

しかし ロブは加熱処理がされたことで、ビタミンCの含有はかなり少なくなっていたため、ザワークラフトのほうが効果が高かったと言われています。

このため、壊血病の根絶には時間がかかりました。

柑橘類に壊血病を治療する成分があることは、経験則的に分かってきたことで、船員たちは生鮮食料を航海中に取るようになっていきました。その間も壊血病の原因は長い間不明でした。

この成分がビタミンCとわかるのは、20世紀に入ってからになります。

1927年ハンガリーのアルベルト・セント・ジェルジが 牛の副腎から強い還元力のある物質を単離し 「ヘキスロ酸」として発表しました。

1932年グレン・キングが大量のレモン汁から ビタミンCを分離結晶化に成功。

その後世界各国で ビタミンCの新たな発見・解明が続き

1933年タデウシュ・ライヒスタインがビタミンCの人工合成に成功。

1934年ウォルター・ノーマン・ハースによってビタミンCの構造式が決定され「アスコルビン酸」と命名されました。

アスコルビン酸という名称は、「a(否定)+ scorbutic(壊血病に罹った)」に由来します。

このようにして 壊血病に対する長い戦いに終止符が打たれたのでした。

 

後に セント・ジェルジが「ヘキスロ酸」を再実験し ヘキスロ酸=ビタミンC であることが証明され

1937年セント・ジェルジはノーベル生理学・医学賞を受賞しました。