肝斑ではなく、シミの治療を先にしたいのです。何故肝斑の治療をしなければいけないのですか?

治療前 診察時に肌画像診断装置VISIAで 顔のシミの状態を把握します。

その際に 肝斑があると判断された場合 肝斑の治療を優先して行う計画を立てていきます。

頬等 肝斑がある部位に一致して 気になるシミがある場合が多く 気になるシミだけを取り除くことは 非常に高いリスクを伴います。

一般的にシミの治療に使用されるレーザーなどを照射すると 肝斑は逆に悪化してしまう可能性が高いためです。

そこで、まず肝斑のコントロールを行い ある程度軽減された状態を作って それからシミの治療を行なっていきます。

肝斑は 体質的にできやすいということだけでなく 日々のスキンケアによって 皮膚表層での微細な炎症によって引き起こされている という側面があります。

体質と日々の癖に打ち勝って 改善させていく必要があるのです。

肝斑は 体質と日々の癖が原因と言っても過言ではないでしょう。

事前に肝斑の治療を優先して行うことで、日々のスキンケアの見直しや 内服薬等によって 肝斑を鎮静化した状態を作り上げ それを持続させる方策を知ることにつながります。

肝斑がある方には誠に申し訳ありませんが、まず肝斑のコントロールを優先的に行い そののち 本格的なしみ治療へと移行する必要があることを ご理解いただければと思います。