FAQ 光治療(フォトフェイシャル IPL)

よくある質問集です。ご参考にしてください。
*クリックすると 回答が出ます。

光治療は 一回で効果はありますか?

> フォトフェイシャル?光治療を受けようと思います。
> 1回で効果はありますか?

当院で行なっている光治療器(特にBBL)は、複数のフィルターを使用することで、肌状態に合わせて細やかに設定・施術を行うことが可能となっています。シミの治療として考えても、初回から、その治療効果を実感していただけるものと思いますが、シミにも色々種類があるため、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)のように、レーザーでなければ、治療ができないシミまで様々なため、それぞれに合わせた治療が必要となってきます。

光治療の効果は、1回からでも実感できますが、より効果を期待するために、最低でも5~6回以上の照射をお勧めしています。また、毛穴縮小効果も複数回繰り返し行う事により 徐々に肌質が改善され効果が実感できます。

より高い効果を得ることを目的に 光治療とレーザーを組み合わせたコンビネーションプログラム 「混合しみ改善プラン」をお勧めしています。

他院でシミ取りをしたのですが、また出てきました。

> 他院でフォトフェイシャルやレーザーで、シミ取りの治療を何度か行なったのですが、
> 一か月程でシミが再発してしまいます。
> 気になるシミが数個あって、再発しないシミ治療を希望したいのですが、

推測ですが、フォトフェイシャル(光治療)や、ロングパルスレーザーでの治療を受けられていたのだと思います。
照射を行った後、しばらくすると、シミの部分が反応して、場合によってかさぶた状になってきます。
それが取れると、しみがとれたように見えます・・・・。しかし、その後しみが再発したように出てきます。

これは、通常の反応です。特に問題ありません。これを繰り返して徐々に薄くなっていきます。

シミ取りの治療と一言にいっても、そのシミの種類によって治療法は様々です。
フォトフェイシャルや,レーザートーニングは、「日光性色素斑」などの皮膚表層のシミを少しずつ取り除く治療と考えてください。
これに対して、「通常の」Qスイッチレーザーによる治療では、メラニンを作る細胞ごと破壊することで、数回の(最短1回)治療によってとることができる治療ということができます。
以前は、Qスイッチレーザーがシミ取り治療の第一選択でした。しかしながら、この治療は、照射後絆創膏などの被覆材が必要で、さらに、われわれアジア人ではある程度の割合で炎症後色素沈着が出てきます。この炎症後色素沈着がとれるまでに数カ月かかりますが、メラニンを生成する細胞が破壊されていますので、通常のシミは取れていくことになります。(残るようならば再度照射していきます。)
照射後の被覆,色素沈着が当然ながら問題となってきますので、月々少しずつの治療法が必要となってきました。そこに出てきたのが、フォトフェイシャルです。
フォトフェイシャルは、強い光をシミの部位に照射することで、メラニンの排出を促進させます。これによって少しずつ少なくなっていきます。この方法であれば、色素沈着の可能性を少なくし、被覆材を使用する必要もありません。

両者の違いは、Qスイッチレーザーでの治療が、「回数は少ないが、色素沈着の期間や被覆材を張る必要がある。」
フォトフェイシャル,レーザートーニングは、「回数はかかるが、色素沈着の可能性が少なく、被覆材を使用しないで済む」

このような違いが大きくあります。このような差があるので、現在多くのクリニックでは、フォトフェイシャル(光治療)をメインとして治療を行っています。
一部のエステ・クリニックで「1回でシミ取り」のような過大広告を行っているために、そのように思われている方も多いのですが、シミの治療は一筋縄ではいかない点も多くあります。

少々厳しくても、少ない治療回数のほうがよいとQスイッチレーザーを希望される方も多いのですが、術後の色素沈着の発生の確率は比較的高めであることを説明させていただいても、実際になるまでは想像しづらいものですので、たまにトラブルになるため、現在では、初回でのQスイッチレーザーによる治療は、十分理解していただける方にのみ行なっています。
さらに、シミにはさまざまな種類があるのですが、「通常の」Qスイッチレーザー照射ができないシミがあります。
「肝斑(かんぱん)」です。
このシミに「通常の」Qスイッチレーザー照射を行うとメラニンを作る細胞が活性化してしまい、より濃くなってしまいます。そこで内服治療をベースに、フォトフェイシャル,レーザートーニングで少しずつ薄くしていきます。
また、フォトフェイシャル,レーザートーニングでは、取れないシミもあります。
「真皮メラノサイトーシス」です。このシミは、もっぱらQスイッチレーザーを使用してとるしかありません。

このように、シミには様々なものがあるために、必ずしも一概に言うことができませんので、当院では、Qスイッチレーザーと、フォトフェイシャル(光治療)を併用した,「混合シミ改善プラン」を行っています。

光治療を受けた後、どのようにシミは反応するのですか?

フォトフェイシャル(光治療 IPL)を受けた後、お化粧ができるそうですが、
シミはどのようになっていくのですか?

フォトフェイシャル・光治療は、照射後、被覆材を使用することなく、直ぐにメイクをすることができるため
大変人気の高い治療法の一つです。しみ治療が身近になった大きな要因は、フォトフェイシャル,光治療が出現したためです。

光治療(フォトフェイシャル)を受けた経過を追った写真です。
治療毎に この変化を繰り返して、シミを薄くしていきます。

しみ治療 目尻のシミ 術前 しみ治療 照射後早期 しみ治療 照射後

日光性色素斑の症例写真

目尻のシミが特に気になります。

照射後早期

シミが浮き出てかさぶたのように反応します。この際特にガーゼ保護などは必要としません。そのままお化粧が可能です。

照射後

シミはかさぶたとなってはがれおち肌質が改善され、くすみや毛穴も改善されていることがわかります。
しみ治療 照射前 拡大写真 しみ治療 照射後早期 拡大写真 光治療 照射後 拡大写真
目尻のシミの拡大写真 シミに反応しています。 照射後早期の写真新しい肌に置き換わっていきます。

ADM(真皮メラノサイトーシス)のように、光治療だけでは取れづらいシミ(痣)の場合には、
Qスイッチレーザーの使用を検討する必要が出ていきます。
ご相談しながら、治療方針を決めていきます。 混合しみ改善プランは、各種レーザーを併用することで、
より積極的にシミの治療を行う複合プログラムです。

 

光治療はどのくらいの間隔で行うの?

> 光治療はどのくらいの間隔で行うの?
> あるブログで23ヶ月に1度が最適とありますが。

光治療は、シミ、そばかすの改善などにミニマムダウンタイムで行える治療法の一つです。当院ではBBLという機器を主力として使用しています。7種類のカットオフフィルターを備え 様々な肌状態に合わせて治療ができる 高性能機器の一つと言えます。

当院での治療間隔は 約1ヶ月を推奨させて頂いております。この治療間隔が適切なものかどうか 疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれませんので、当院の考え方を含め説明させていただきたいと思います。

治療間隔は どのくらいが適切なのか。

光治療器でのシミ治療の場合 どのくらいの治療間隔で行うことが適切なのか。これは施設によって考え方が多少異なってくると思います。照射の出力,反応,目的,症状によっても異なってくることは 容易に想像されることでしょう。

施設ごとの考え方によって治療間隔は異なる。

施設によって治療に対する考え方は異なりますが、以下の3種類で行っているところが多いと思います。

  1. 3週間~1ヶ月
  2. 2~3ヶ月に1度
  3. 1~2週間毎

3週間~1ヶ月ほどの間隔で 行っている施設が一番多いと思います。この形が 一番通いやすく 且つ 肌の変化に対応しやすいということがメリットになるでしょう。当院もこの間隔での治療を踏襲しています。

2~3ヶ月に1度のペースで行う施設では、肌への負担を十分軽減することを目的とされているようです。当院ではそこまで間隔を開ける必要がないように 肌への負担を十分考慮しつつ 迅速に進めていけるよう調整をして 治療を行っています。

メーカーから示されていた照射間隔は 従来は意外と短かった

面白いことに 以前 光治療器のメーカーから出されていた治療法には、2週間間隔で行われているものが 多く示されているように記憶しています。

レーザートーニングという治療法をご存じの方も多いと思いますが、1~2週間間隔で行われることが多く 光治療でも 類似の効果を狙った照射を行う場合には 治療間隔を狭めて行う必要が出てきます。

光治療器を製造するメーカーからの基本プロトコルでは 実は短い間隔で行うことが 以前は示されていることが多かったのですが、現在は治療技術の蓄積がなされてきたことで、約一ヶ月の間隔で行うことが推奨されるようになってきています。これはどういうことかというと メーカーから示される基本的な照射出力は、事故が起きない最小限度であるためです。安全性が確保されるに連れ 示される出力も上がり 約1ヶ月程度の治療間隔に落ち着いています。

出力を抑えた照射では 治療間隔を狭める必要があります。

レーザートーニングのような照射方法は 低出力のレーザーで効果を狙ったものですから、治療間隔を狭める必要があります。

基本的に 治療間隔は 肌に与える影響を考えて 強く作用するようであれば間隔を長く 弱く作用させる必要がある場合には 狭めていきます。

高出力照射では 長い治療間隔が必要。しかし・・・

それでは、2~3ヶ月で行う施設は、照射出力が高く効果的で 1ヶ月間隔の施設は効果が乏しいのかと そう単純な話ではありません。(間隔が長くてもそこまで高出力で治療されていないことは多くないでしょう。 私が知っている最も高出力で治療を行っているクリニックでも治療間隔は1ヶ月です。その施設で安全に高出力照射を行う技術を学ばせていただきました。)

安全域を出来るだけ削りつつ できるだけ効果の高い照射を行うとすると それだけ肌の反応も強くなります。この反応から回復するまでの期間を便宜上「ダウンタイム」と呼びます。ダウンタイムが必要なほど強力な照射をして十分回復させるためには 数ヶ月もの間隔を開ける必要があるかもしれません。

しかしながら、光治療器で ダウンタイムを発生させるような照射を行うとすれば 場合によって他の治療器を使用したほうが ダウンタイムを軽減でき 効果も良くなります。

光治療器の高出力照射には限界がある。

光治療器は その特性上 様々な光を照射することができるため、シミの治療だけでなく 肌状態の改善,毛穴の引き締めなど 様々な効果を併せ持つ事ができます。これはいろいろな光を一緒に照射できるということから得られる利点ですが、強くしていくと やけどを引き起こす光の波長域も 同時に強めていきますから、比較的早い段階で火傷のリスクが跳ね上がります。

これに対して レーザーは単一波長の光のみを切り出して使用しますので、火傷のリスクが無い訳ではないのですが、同様の効果を狙う場合には、より高い出力で照射できます。

高出力での治療には工夫が必要

最近の光治療器では、カットオフフィルターを差し替えて使用できる機器が 数多く出るようになってきました。従来の機器は 安全性の高い波長域 パルス幅を使用して照射を行うため、シミに十分効かせることが難しい面もありました。そこで より切れの良い波長域の照射ができるようなフィルターを使用することで、よりレーザーに近づけたような照射を行うことができるようになりました。

しかしながら、シミに反応しやすいフィルターを使用する際には、地黒の方には 反応が強く出すぎる場合もありますし、肌そのものも均一ではありませんから、照射する場所ごとに設定を細かく変更する必要があります。

また、一様に強い反応を引き起こすとすると 高いリスクを背負いながら行うことにもなるでしょう。

強い照射を限定的に行う

フィネスアダプタ高いリスクを払いながら、強い照射をすべき ということになっていきますが、光治療器でそのようなリスクを払う必要は殆ど無いでしょう。さらに言えば 肝斑や炎症後色素沈着等の症状も 通常のシミ(日光性色素斑など)と同居していることも多いわけですから、強ければ良いってものでもありません

そこで、強い照射を限定的に使用します。しみがある強く効かせたい部位だけ 強ければよいのです。そこで小さな部位だけに照射できるようなハンドピース,アダプターを使用して 限定的に照射を行います

当院の場合では フィネスアダプターを使用して シミで強く反応させたいところに限定的に照射しています。

限定的に照射すると ダウンタイムも軽減できる。

強い照射を全体に行うのではなく 限定的にすることで 肌の回復は早くなります。全体にダメージが来るのと 部分的であるのでは 回復時間に大きな差が出てくることは 想像も容易でしょう。

全体を強く照射する必要が有る場合には 全体のシミがかなり薄くなって 白くなっているような時です。シミは濃いほうが反応が良く 薄いシミほど出力が必要になります。

マイルドな照射も 実は必要です。

顔のシミの治療では 全てが日光性色素斑 というわけではありません。肝斑や炎症後色素沈着も混在しているものです。それらの治療には 強い照射は逆効果になります。

肝斑の治療では 弱い照射でメラニン排出を促進させる。

もはや有名になった シミの一種「肝斑」。肝斑の治療には 日々のスキンケアとクリニックでのケアの両面からアプローチする必要があります。肝斑は一部では日々のスキンケアに伴う慢性炎症の一種ではないか と言われています。肝斑の典型的な発生箇所は 洗顔やメイクの際にこすられやすい部位と一致していることからも、この説を裏付けているようにも思います。

慢性炎症として肝斑を考えた場合 すでに炎症が起きている部位に 強い照射を行えば 更に炎症は悪化してしまいます。事実 Qスイッチレーザーでの通常照射は禁忌とされており 強い照射に伴う悪化はよく知られていることです。

このような場合には マイルドな波長を使用し 弱めの出力で メラニン排出を促進させて 少しずつ取り除いていくことになります。

スキントーンを一段明るくする際にも マイルドな照射は一役買ってくれます。

シミを取るということは 肌を綺麗に見えるようにしていくことの 一つの手段です。マイルドな全体照射を定期的に行っていくことで 全体的に明るくしていくことができます。

肌状態に合わせて強弱織り交ぜる

強い照射も弱い照射も それぞれの長所短所があります。そこで 「肌をよく見ながら 設定を細かく変更して 照射を行う」 ということが重要です。当たり前のことですが、医師以外の照射を行っているような施設,設定幅があまり大きくない機器では 困難なことでしょう。

ダウンタイム軽減を考える

もう一つ必要な点として 私自身の反省も含めて述べるとすれば 治療後の赤みやかさぶたなどが発生するダウンタイムを軽減する努力をする ということです。高い効果を出しながら 且つ 日常生活への影響を必要最小限度に留めるようにするということです。光治療器以外でダウンタイム軽減が可能で効果的な機器・治療法があるのであれば、その併用も視野に入れることも必要だと思います。

まとめ

治療間隔は その目的,使用機材,出力,肌状態によって異なってきます。その上で 当院では多くの治療法で 1ヶ月間隔を推奨しています。

当院では約1ヶ月間隔を推奨

当院では、通常は1ヶ月に1度のペースを推奨しています。1回あたりの治療効果をできるだけ高いレベルで維持しつつ 十分回復が可能なだけでなく 日常生活への影響が最小限度に留められる範囲を見極めながら 照射の計画を立てます。逆に言えば 1ヶ月間隔で大丈夫な照射計画をたてます。

光治療器だけで頑張らない。

あまり長いダウンタイムとなるような治療法は 本来あまり好まれません。効果が乏しい治療はもっと好まれません。この差をどのように調整し できるだけ高いレベルで維持させるかというところが、腕の見せどころだと思います。光治療器でより強力な照射を必要となる場合には、必要に応じて別の機器も検討することで、無理をしないですみます。安全により高い治療効果が得られれば良いはずです。

1ヶ月間隔には必ずしもこだわらない。

当院では 1ヶ月間隔での治療を推奨していますが、全ての方がこの間隔で受けられているわけではありません。2ヶ月間隔 季節毎に ゴルフなどをされるため 冬だけ受けられる方など 様々です。当然1ヶ月間隔のほうが治療の進みは速くなります。しかし各々のペースを守って進めていったほうが 実際の仕上がりは良いようです。焦らなくても大丈夫です。