FAQ : シワ治療

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ヒアルロン酸が同じであれば、効果も同じですか?

> ヒアルロンでほうれい線を消したいと思います。前に別のところで同じ種類のヒアルロン酸を入れましたが、あまり変わりませんでした。別の種類のヒアルロン酸を指定することはできますか?

ヒアルロン酸注入は、注射をする行為のみであることから、単純であり、簡便な方法として捉えられがちです。
しかし、ヒアルロン酸注入ほど、施術者の技術の差が出やすい施術も、珍しいと思います。
ヒアルロン酸注入は、ヒアルロン酸という「充填剤(filler)」を注入して、ほうれい線やゴルゴ線を埋めたり、頬,こめかみのボリュームを調整して全体をリフトアップさせたりするために使用します。ヒアルロン酸を使って形を作っていきます。
ヒアルロン酸を使って造形すると考えていただければ、施術を行う医師によって、出来上がりは異なってくることが理解していただけると思います。
そのため、顔の状態を念入りに観察して、最適な部位への注入を行うとすれば、注入時間が5分以内で終わるというようなことはありません。

同じヒアルロン酸でも、施術者によってその結果は異なります。

違う種類のヒアルロン酸を使用しても、その結果はおなじになるかというと、そういうわけではありません。
様々な種類のヒアルロン酸,その他の注入剤(レディエッセ,アクアミド等)がありますが、それぞれ、性質がすこしずつ異なります。ヒアルロン酸の粒子の大きさによって、硬さが調整されているもの、均一な単一ヒアルロン酸としてできており、その濃度によって硬さが調整されているもの等様々です。一般的に世代が進んだもののほうが、綺麗な仕上がりになるように(ボコボコになりづらい)作られています。

しかし、以前使用したことのあるヒアルロン酸の中には、「新型ヒアルロン酸」と華々しく登場し全国のクリニックに導入されたものの、製剤が均一でなく注入が困難なため、あまり使用されなくなってきたものもあります。

ヒアルロン酸などの注入剤を選択する際には、顔に注入し一定期間残存するものですから、何かしらの副作用が出ては困ります。そのため、新しい種類のヒアルロン酸が登場したからといって、直ぐに飛びつくわけには行きません。ある程度の「歴史」が必要なのです。一番長く使用されている「レスチレン」というヒアルロン酸は、1996年に登場し、現在まで永く使用されています。長期間使用されている注入剤は、その副作用の割合も当然わかっていますから、安全性がより高いことの証明となっています。

当院で使用しているヒアルロン酸 「エセリス」は、2005年に登場した 第4世代ヒアルロン酸です。安全性が非常に高く、仕上がりが非常に綺麗であることが評価されているものです。エセリスが日本に紹介された初期より使用しており、今まで使用したものの中で一番仕上がりが良いという点と、目元のシワなど、かなり微細な作業が必要な部位にも注入可能であることが、これだけの期間使用してきた理由です。

また、当院ではヒアルロン酸以外の注入剤は、現在のところ使用する予定はありません。この理由として安全性が挙げられます。
ヒアルロン酸は、急に必要がなくなった場合等取り除く必要が出た場合に、ヒアルロニダーゼという薬剤を使用して、安全に溶かしてしまう事ができます。ヒアルロニダーゼは、体内にある酵素の一つです。
この点は、他の注入剤と大きく違う点です。長期に残存する注入剤を使用した際に、 もし万が一希望に合わず取り除きたいとしても、吸収されるまでに数年かかるという状態が起こらないとも限りません。
万が一に対応できるかどうかという点で、ヒアルロン酸以外の注入剤の使用を控えています。