ダーマローラー どの長さが何に効果があるのですか。

> ダーマローラーについて。
> 針の長さがいくつかあるみたいですが
> どの長さが何の治療にこうかがあるのか全て教えてください。
> 逆に何の悩みがあるのですか?悩みによって先生が決めます。みたいな回答は求めてません。

ダーマローラーに使用する針の長さについて。

一般的な使用用途として以下のようになります。

  • 0.25 メソセラピー(育毛など)
  • 0.5〜1.0 小じわ、毛穴の改善 にきび ニキビ跡 ストレッチマーク(上腕など) 傷跡
  • 0.5〜2.0 ニキビ跡 ストレッチマーク 傷跡

しかしながら、針を使用しているわけですので、力の入れ具合によって、その効果は変わってきます。
2.0でも、あまり力を入れなければ(刺さらないので)、0.25以下の効果となります。
かといって、長いから効果が高いとは、必ずしも言えません。
あまり長いものとなると、治療効果よりも、痛みに耐えられず、続けられないということも出てきます。
さらに言えば、パス数(何往復するか)によっても、密度が変わってきます。

ダーマローラーの種類には、鬼の金棒のようなものさえ存在します。
欧米人(白人)には大丈夫かもしれませんが、我々黄色人種には不向きです。

当院では、ダーマローラー療法を開始して 8年ほどたちます。(注 2012年7月現在 A-MTSへ移行)そこでわかってきたことは、あまり、極端に長い針(3.0mm)を使用しても、0.5mmの治療効果とあまり差がないということです。むしろ継続しやすさから考えると、0.5程度で充分です。(特にご希望があれば在庫があれば対応します。終了しました。)

要は、0.5mmあれば、押し付ける力加減で、皮膚を菲薄化させることで、皮膚深層まで十分到達します。
2.0〜3.0mmを好んで使用していた時期もありますが、皮下まで到達させることにあまり意味もなく、
表面麻酔薬を使用しても、痛みだけ強くて、何の利点もありません。色素沈着など不利な点ばかり目立ってきます。
痛みを減らすように弱く行うのであれば、もっと短い物でもよいということになるため、あまり長い物は、使用しなくなってきました。

あまり長さにこだわらず、力の入れ具合,パス数で 効果が変わってきます。
想像しづらいかもしれませんが、ご理解いただければ幸いです。

追記
新型ダーマローラーA-MTS は、挿入する針の長さを調節でき、ある程度の長さでの治療は可能です。
しかし、長ければ長いほど効果的というわけではありません。