ヘリオス785 PICOHelios 785 pico
ピコ秒テクノロジーは
シミ、肝斑、そしてADMに、
ダウンタイムレスな解答を。
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世界初 高出力785nmピコレーザー
日本初導入。独自の共振器設計で、高出力照射が可能な初の785ピコレーザー -
テープ保護不要。シミと美白治療を同時に
LIOBによって、シミ治療と同時に肌の質感を高めます。 -
ダウンタイム最短。痛みも軽減。
ルビーフラクショナルを大幅に超える快適性とダウンタイム軽減

この記事の目次
そのシミ、「薄くなっただけ」で諦めていませんか?
これまでのレーザー治療で、このような経験はありませんか?
- 「シミを取りたいのに、テープを貼る期間が辛いのでなかなか受けられない」
- 「ピコトーニングを続けているが、ある程度から変化を感じなくなった」
- 「薄いシミが残ってしまい、コンシーラーが手放せない」
日本人の繊細な肌において、「高い効果」と「ダウンタイムのなさ」を完全に両立することは、美容医療の長年の課題でした。
その「隙間」を埋めるために仙台のソララクリニックが選んだ答え。
世界初の785nm固体ピコ秒レーザー「ヘリオス785 ピコ」です。
ヘリオス785とは? HELIOS 785 Pico
「テープ不要・直後からメイク可能」。
ルビーに近いメラニン吸光度を持ちながら、ピコ秒発振と785nmの特性により熱損傷を抑え、ダウンタイムを極限まで抑制した、最新ピコレーザーです。

ヘリオス785の特徴
- 「テープ保護」が不要。直後からメイク可能
- ダウンタイムは、数時間~1日程度
- 薄いシミ・くすみだけでなく、ADM(アザ)や肝斑にも対応
- デリケートな肌質、色黒の方にも対応
- 熱ではなく「衝撃波」で砕くから、痛みが少ない
- シミ取りと同時に「肌質改善」
これは、単なる新しい機器ではありません。あなたのライフスタイルを止めることなく、美しさを前進させるための新しい医療プロトコルです。
なぜ、今までの治療は「あと一歩」だったのか?
当院ではこれまで、シミ治療のゴールドスタンダードとして「ルビーフラクショナル」を推奨してきました。その切れ味と効果は現在でもトップクラスです。
しかし、多くの患者様が直面する「壁」がありました。
- タップすると説明が開きます。
ルビーフラクショナルの課題
ルビーフラクショナルは、顔全体の細かなシミには強力な治療法です。
しかし、「比較的大きなシミ・目立つシミ」に対しては、フラクショナル(点状)照射では回数がかかる傾向があります。
スポット(フルビーム)照射を追加すれば、被覆材(テープ・シール)による保護が必須となります。
「テープを貼る期間が取れないので、コツコツ治療するしかない」
これが、従来治療の問題でした。
ソララクリニックの回答:ヘリオス785によるブレイクスルー
Helios 785は、この「テープ問題」を技術的に解決しました。
「全体照射」+「低出力スポット照射」という独自のハイブリッド照射により、表皮の角質(バリア機能)を温存したまま、真皮内のメラニン色素だけを粉砕します。
これにより、大きなシミであっても、テープを貼らず、カサブタを作らず(見せず)に治療を進めることが可能になりました。
魔法ではなく物理学。「785nm」が選ばれる理由
なぜ、今「785nm」なのか。それは、この波長が日本人の肌治療における「光の空白地帯(Optical Window)」に位置しているからです。
アジア人の肌に最適な波長「785nm」

世界的な皮膚科学の分類において、日本人の肌は「スキンタイプIII-IV」に属します。これは、白人(スキンタイプI-II)に比べてメラニン活性が高く、炎症後色素沈着(PIH)を起こしやすい特徴があります。
日本人の肌は「効く出力」と「炎症を起こして火傷になる出力」の間のストライクゾーンが極めて狭いため、少しでも強すぎれば火傷になり、弱すぎれば効果がない。
非常に繊細なコントロールが求められます。
785nmは「効く」のに「傷つけない」波長バランス

Helios 785の「785nm」は、メラニンへの高い吸光度(1064nmの3~5倍)を持ちながら、血管(ヘモグロビン)への反応が劇的に低いのが特徴です。
これにより、表皮のバリアを温存しながら、真皮深層の色素まで確実にエネルギーを到達させる「安全域」を提供します。
更に「血管を傷つけずにメラニンだけを狙い撃つ」ことが可能になり、炎症(PIH)リスクを抑えた攻めの治療が実現しました。
従来レーザーの特徴と785nmの立ち位置
シミ取りレーザーのジレンマ
シミ治療でよく使われるレーザーの波長として、532nm(KTP)、694nm(ルビー)、1064nm(Nd-YAG)があります。
- 532nm/694nm:メラニンによく反応しますが、ヘモグロビン(血管)や正常な肌へのダメージも大きく、赤みや痛み、炎症後色素沈着(PIH)を引き起こしやすい。
- 1064nm:肌に優しいですが、メラニンへの反応が弱く、薄いシミへの効果が出にくい弱点があります。
このレーザーの波長の隙間 700nm〜800nm付近は、「光学的空白地帯(Optical Window)」と呼ばれます。この領域は、メラニンへの高い吸光度を維持しつつ、ヘモグロビン(血液)への吸収が劇的に低下します。
つまり、785nm レーザーは、血管へのダメージを避けながら色素のみを効率よく狙える理想的なゾーンです。
波長別特性の比較表
| 波長 | メラニン吸光度 | 血管(Hb)干渉 | 組織深達度 | アジア人への安全性 |
|---|---|---|---|---|
| 532nm | 極めて高い | 極めて高い | 浅い | 低(紫斑・PIHリスク) |
| 694nm | 高い | 低い | 中 | 注意が必要 |
| 755nm | 高い | 極めて低い | 中 | 中 |
| 785nm | 適度に高い | 極めて低い | 深い | 極めて高い |
| 1064nm | 低い | 極めて低い | 最も深い | 高い |
「透過的バイパス」の論理
特筆すべきは、785nmは755nm(アレキサンドライトレーザー)と比較してメラニン吸光度が約30%低いという点です。
これは一見デメリットに見えますが、表皮メラニンが豊富なアジア人の肌では意味合いが異なります。
表面での過剰吸収を避けつつ深部へフォトンの束を届ける「トランス・エピダーマル・バイパス(表皮透過)」として機能し、安全域を拡大させます。つまり、755nmよりも表皮への負荷が軽減され、更に深部の治療が可能となります。
785 nmの波長は、表皮の正常メラニンによる過剰な吸収を回避し、真皮深層や表皮基底層の病変部メラニンに対して、組織を破壊しないレベルのエネルギーを選択的に届けることができることになります。。
600ピコ秒の優位性
Helios 785は、1兆分の1秒(ピコ秒)という極めて短い時間で照射します。
従来のナノ秒レーザーが熱エネルギーで色素を「焼く」のに対し、Helios 785は光音響効果による衝撃波で色素を「微細な粉塵(ダスト)」のように粉砕します。
熱が発生しにくいため、火傷のリスクや痛みが少なく、砕かれた色素は速やかに体外へ排出されます。

600psが導く「スウィートスポット」
Helios 785が採用する600psというパルス幅は、非常に戦略的です。
ピコ秒レーザーにおいて「短ければ良い」は、シミ治療では必ずしも正解ではありません。
短すぎるパルス(300ps等)は高いピークパワーを持ちますが、皮膚表面で「プラズマ」を発生させ、それがエネルギーを反射・吸収して深部到達を阻害する「プラズマ遮蔽(Plasma Shielding)」を引き起こすリスクがあります。
ヘリオス785の600psは、純粋な光音響効果を誘起するのに十分短く、かつプラズマ遮蔽を回避して深部までエネルギーを届ける「スウィートスポット」なのです。アジア人の肌にとっての最適解とも言えます。
この結果、角質層は守られ、施術中の疼痛が軽減され、ダウンタイムの主因となる紅斑も速やかに消失するなどの利点が得られることになります。
より詳しく知りたい方はこちらも参照ください。
光熱作用から光音響作用へ
従来のナノ秒レーザーは、ターゲットを加熱して破壊する「光熱作用(Photothermal)」が主役でした。これは標的の熱緩和時間(TRT)内に照射する理論に基づきますが、周囲への熱拡散による熱損傷が避けられません。
対してピコ秒レーザーは、さらに短い「応力緩和時間(SRT)」内にエネルギーを叩き込みます。これにより、粒子が熱膨張する前に急激な圧力勾配が生じる「応力閉じ込め(Stress Confinement)」が発生し、強力な衝撃波による「光音響作用(Photoacoustic)」でターゲットを物理的に破壊します。
- 詳細は、「選択的光熱分解(融解)理論と最新レーザーについて」を参照ください。
低侵襲・高効率
熱発生が最小限に抑えられるため、施術中の痛みや術後の赤みが大幅に軽減。
微粉砕された色素は、マクロファージによって速やかに代謝・排出。
少ない回数での治療完了が期待できます。
785ピコフラクショナルの先進性
均一だから痛くない。「DOEテクノロジー」
ヘリオス785は、特許技術であるDOE(回折光学素子)レンズを採用しています。肌を守りつつシミだけでなく肌質改善も同時に期待出来ます。
Helios 785のDOE技術は、LIOBという強力な組織再生メカニズムを、過剰な損傷(出血や痛み)を与えることなく、均一かつ安全に肌内部で発生させる最新のフラクショナル技術です。

フラクショナルレーザーはMLA(マイクロレンズアレイ)方式が一般的です。
従来のMLA方式は、中央にエネルギーが集中する「ホットスポット」ができやすく、熱傷や点状出血のリスクがありました。
DOEレンズは、すべてのビームが均一な「フラットトップ」形状で照射されます。無駄なダメージを与えず、必要なエネルギーだけを届けるため、痛みは最小限に抑えられます。
MLAとDOEの比較
MLAの光学特性と「ホットスポット」問題
MLA(Micro Lens Array)は、微小な屈折レンズを多数配列した光学素子です。
PicoSure(Cynosure社)やPicoWay(Candela社)などの主要なピコ秒レーザーで採用されており、高いピークパワーを生み出すことでLIOB(Laser Induced Optical Breakdown)を誘発し、皮膚の若返り効果を得るには有効です 。
しかし、MLAには光学的な宿命とも言える「不均一性」の課題が存在します。

屈折レンズによって集光されたビームの断面プロファイルは、中心部でエネルギーが極大となり、周辺部に向かって急激に減衰する「ガウシアン分布(Gaussian Distribution)」を描きます。このエネルギーの局所的な集中(ホットスポット)は、アジア人の肌において二つのリスクをもたらします 。
- 過剰損傷: ホットスポット部分ではエネルギーが閾値を大幅に超え、点状出血や表皮剥離(Micro-blistering)を引き起こす。これが治療後の痛みやダウンタイムの原因となる。
- 無効領域: ビームの周辺部分ではエネルギーが治療閾値以下となり、効果が得られない。
DOEによる「フラットトップ」ビームの実現
Helios 785が採用しているDOE(回折光学素子 Diffractive Optical Element)技術は、レンズによる屈折ではなく、光の「回折」現象を利用してビームを成形します。
DOEの表面には計算された微細なパターンが刻まれており、通過する光の位相を精密に制御します 。
この制御により、Helios 785のDOEフラクショナルビームは、個々のマイクロビームが「フラットトップ(Flat-top)」と呼ばれる、極めて均一なエネルギー分布形状を持ちます。
ビームの中心から周辺に至るまでエネルギー密度が一定であるため、ホットスポットが発生しません。
DOEの「均一性」による表皮温存と組織再生
DOEの物理的な「均一性」は、臨床現場において決定的な意味を持ちます。
- 安全性の最大化: 設定したフルエンス以上のエネルギーが皮膚にかからないため、炎症後色素沈着(PIH)の原因となる過剰な炎症や基底層破壊リスクを最小化できる。
- LIOBの制御: 表皮を温存しつつ、真皮乳頭層の狙った深さにのみ均一にLIOB(空胞化)を形成することが可能になる 。これにより、ダウンタイムのないコラーゲンリモデリングやメラニン排出促進が実現する。
ダウンタイムを最小限に、炎症後色素沈着(PIH)や点状出血などのリスク最小化が可能となりました。
性能を最大限に引き出す「ハイブリッド照射」
ヘリオス785による治療は、ミニマムダウンタイムで、角質を守りながら治療が可能です。
当院では、Helios 785の性能を最大限に引き出すため、単一の照射ではなく、「785ピコフラクショナル+低出力スポット照射」2つのモードを組み合わせた治療を基本としています。
- 785ピコフラクショナル(全体)
顔全体に高密度のマイクロビームを照射。肌のトーンアップ、シミ・くすみ除去、肌質改善(ハリ・毛穴)を行います。DOEレンズの効果で、痛みは最小限です。 - 785低出力スポット照射(目立つシミ)
ここがソララクリニックのこだわりです。目立つ大きなシミに対して、あえて「低出力」でスポット照射を重ねます。
高出力で照射すれば1回で取れるかもしれませんが、テープが必要です。低出力で「「砕く」ことで、表皮を傷つけずテープ不要のまま、回数を重ねるごとにシミを薄くしていきます。
最後に
若々しさは、我慢の先にあるものではありません。
これまで、美容医療における「効果」と「ダウンタイム」は、トレードオフ(どちらかを選べば、どちらかを犠牲にする)の関係にありました。 シミを消すために、1週間テープを貼ってマスクで隠す。それは「美しくなるための我慢」として当たり前だと思われてきました。
しかし、ヘリオス785ピコの登場により、その常識は過去のものとなりました。
785nmという科学的な裏付けのある波長と、当院独自のハイブリッド照射プロトコルにより、「暮らしを止めることなく、美しさを手に入れる」ことが可能になったのです。
もう自身のスケジュールを犠牲にする必要はありません。
「本物」を知る方にこそ選んでいただきたい、ソララクリニックの新しいスタンダード。
ぜひ一度、その違いをご自身の肌で体感してください。
監修者情報(医師紹介)

監修医師:佐藤 雅樹 (さとう まさき)
ソララクリニック 院長
専門分野:美容皮膚科
2000年 順天堂大学医学部卒。順天堂大学医学部形成外科入局。 大学医学部付属病院等を経て、都内美容皮膚科クリニックにてレーザー治療の研鑽を積む。2011年3月 ソララクリニック開院 院長就任。2022年 医療法人 松柴会 理事長就任。日本美容皮膚科学会 日本形成外科学会 日本抗加齢医学会 日本レーザー医学会 点滴療法研究会 日本医療毛髪再生研究会他所属。
様々な医療レーザー機器に精通し、2011年ルビーフラクショナル搭載機器を日本初導入。各種エネルギーベースの医療機器を併用する複合治療に積極的に取り組む.
最終更新日
よくある質問 FAQ
ヘリオス785についてのよくある質問をまとめました。
ご参考になれば幸いです。
参考文献リスト
私たちは、常に最新の医学論文に基づいた根拠のある治療(EBM)を行っています。
本記事の執筆にあたり参照した、主要な学術論文を以下に示します。
アジア人肝斑に対する785nmピコ秒レーザーの安全性と有効性:前向き臨床試験
原題:Efficacy and Safety of 785-nm Picosecond Titanium:Sapphire Laser on Melasma in Asians
出典:Ann Dermatol. 2025;37(6):408-410.
DOI: 10.5021/ad.24.133
PMID: (https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/41331721/)
要約:
従来のレーザーでは悪化リスクの高かったアジア人の肝斑に対し、785nmピコ秒レーザーを使用した最新の研究です。低出力でのフラクショナル照射を行った結果、色素の数値(メラニンインデックス)が有意に低下し、副作用も見られませんでした。
特筆すべきは、単にシミが薄くなっただけでなく、肌の赤み(紅斑指数)も改善した点です。これは785nmという波長が、色素だけでなく肝斑の微細な炎症血管にも良い影響を与え、根本的な肌質改善に寄与していることを示唆しています。
太田母斑治療における730nmおよび785nmピコ秒チタンサファイアレーザーの新規応用
原題:Novel application of the 730 and 785 nm picosecond titanium sapphire lasers for the treatment of nevus of ota.
出典:Lasers Surg Med. 2021;53(9):1141-1145.
要約:皮膚の深い層にあるアザ(太田母斑・ADM)に対し、785nmピコ秒レーザーを使用した症例報告です。従来のナノ秒レーザーに比べて少ない回数で、かつ出血や強い痛みを伴わずに75%以上の色素消失を達成しました。
この研究は、785nmが「深達度」と「メラニン吸光度」のバランスに優れており、深い病変に対しても低侵襲かつ強力にアプローチできることを証明しています。シール保護が必須だった従来治療を覆す重要なエビデンスです。
785nmピコ秒レーザーを用いた拡張毛穴、陥凹性ニキビ跡、顔面のシワ治療
原題:The treatment of dilated follicular orifices, depressive acne scars and facial wrinkles using a 785nm picosecond laser.
出典:nt J Curr Res Life Sci. 2018;7(02):1139–1143.
link:https://laserpro.or.kr/bbs/board.php?bo_table=news&wr_id=546&page=111
要約:Helios 785の特徴であるDOEフラクショナル機能を用いた肌質改善の研究です。照射により皮膚内部にLIOB(レーザー誘起光学的破壊)と呼ばれる微細な空洞を形成することで、創傷治癒反応を引き起こしました。
その結果、表皮を傷つけることなく真皮層のコラーゲン再構築が進み、開き毛穴の縮小、ニキビ跡の凹凸改善、小ジワの減少が確認されました。「肌の入れ替え」効果が科学的に立証された論文です。
肝斑治療におけるQスイッチ785nmレーザーとトラネキサム酸クリームの併用効果
原題:Combined Efficacy of Q-Switched 785 nm Laser and Tranexamic Acid Cream in the Treatment of Melasma: A Prospective Clinical Study.
出典:Photonics. 2024;11(10):938.
(Note: Corrected from 'Cosmetics 2023' to 'Photonics 2024')
DOI: 10.3390/photonics11100938
要約:色素沈着のリスクが高いスキンタイプIV-V(色黒の肌)の患者を対象とした研究です。785nmレーザーとトラネキサム酸クリームを併用することで、副作用を出さずに肝斑を改善できることが示されました。
785nmはメラニンへの反応が良い一方で、周囲の組織への熱ダメージが少ないため、デリケートな肌質においても「攻め」と「守り」を両立できる安全な波長であることが確認されました。
アジア人皮膚における785nmピコ秒レーザーを用いた雀卵斑の治療成功例
原題:Successful treatment of ephelides in Asian skin using the picosecond 785-nm laser
出典:J Cosmet Dermatol. 2020;19(8):1990-1992.
要約:アジア人のそばかすに対し、785nmピコ秒レーザーを照射したところ、わずか1回の治療で顕著な改善が見られました。水ぶくれや色素沈着といった合併症は一切報告されていません。
ルビーレーザーに匹敵する「切れ味」を持ちながら、ピコ秒特有の「優しさ」を兼ね備えているため、ダウンタイムを極限まで抑えた治療が可能であることを示しています。
アジア人皮膚の良性色素性病変治療における新規785nmピコ秒Nd:YAGレーザーの有効性と安全性:パイロットスタディ
原題:Efficacy and safety of a novel 785 nm picosecond neodymium-doped yttrium aluminum garnet laser for the treatment of facial benign pigmented lesions in Asian skin
出典:J Dermatolog Treat. 2024;35(1):2293640.
DOI: 10.1080/09546634.2023.2293640
要約:顔全体のくすみや老人性色素斑を持つ患者に対し、Helios 785のフラクショナルモードとスポットモードを併用して治療を行いました。結果、メラニン指数の有意な低下とともに、肌のトーンアップが確認されました。
治療後の痛みは軽度で、ダウンタイムも最小限であったことから、Helios 785がアジア人の一般的なシミ治療において、第一選択となりうる高いポテンシャルを持つことが結論づけられています。
- マルチモード照射: フラクショナルモードとスポットモードを組み合わせることで、色素除去と肌質改善を同時に達成しました。
- メラニン指数の客観的低下: 目視だけでなく、測定機器を用いた数値データで改善が実証されています。
- パイロットスタディとしての意義: これは785nmという波長が、特殊な症例だけでなく、日常的な「美肌治療」の第一選択となり得ることを示した重要な研究です。
新規チタンサファイアピコ秒レーザーは紫・青・緑のタトゥーインクを安全かつ効果的に除去する
原題:A novel titanium sapphire picosecond-domain laser safely and effectively removes purple, blue, and green tattoo inks
出典:Bernstein EF, et al. Lasers Surg Med. 2018;50(7):704-710.
DOI: 10.1002/lsm.22942
要約:従来の1064nmレーザーでは消えにくかった「青・緑・紫」のタトゥーに対し、785nmピコ秒レーザーが高い除去効果を示しました。
シミ治療においては、この特性が「真皮深層にある青みがかったシミ(ADMなど)」への反応の良さとして応用されています。他の波長では届きにくい、あるいは反応しにくい色素を選択的に破壊できる物理的根拠となる論文です。
フラクショナルピコ秒レーザー治療の組織学的特徴と臨床応用
原題:An update on fractional picosecond laser treatment: histology and clinical applications.
出典:Lasers Med Sci. 2023;38(1):45
DOI: 10.1007/s10103-022-03704-y
要約:ピコ秒レーザーのフラクショナル照射が、皮膚内部でどのように作用するかを組織学的に解説したレビューです。LIOB(表皮内空胞化)やLIC(真皮内空洞形成)といった現象が、実際にコラーゲンやエラスチンの増生を促していることが顕微鏡レベルで確認されています。
Helios 785による肌質改善効果が、単なる感覚的なものではなく、細胞レベルでの組織再構築に基づいていることを裏付ける重要な文献です。
- LIOB (Laser Induced Optical Breakdown): 表皮内で起こるプラズマ爆発による空胞化。
- LIC (Laser Induced Cavitation): 真皮内で起こるキャビテーション。
これらの現象が、表皮のバリア機能を保ったまま、真皮のリモデリング(再構築)を促すメカニズムが詳述されています。
Helios 785のDOEフラクショナルがなぜ「ダウンタイムなし」で「毛穴・ニキビ跡」に効くのか、その細胞レベルでの根拠を提供する文献です。特に、熱による変性(Coagulation)ではなく、機械的な刺激(Mechanical Stress)が細胞シグナル伝達を活性化するという点は、ピコ秒レーザーの若返り効果を説明する上で中心的な概念です。
皮膚科におけるピコ秒レーザー:エビデンスと推奨事項のシステマティックレビュー
原題:A Systematic Review of Picosecond Laser in Dermatology: Evidence and Recommendations.
出典:Lasers Surg Med. 2021;53(1):9-49.
要約:77本の論文を解析し、ピコ秒レーザーの有用性を総括した論文です。ナノ秒レーザーと比較して、ピコ秒レーザーは色素除去(タトゥー、良性色素斑)において優れており、かつ副作用(瘢痕、PIH)のリスクが有意に低いと結論づけています。
特にアジア人のような有色皮膚において、光熱作用(熱)ではなく光音響作用(衝撃波)で治療することの重要性が強調されており、Helios 785の設計思想を支持する内容となっています。