ストレッチマーク(妊娠線・肥満線)の治療
ストレッチマークは、体の急速な体積増加に皮膚の伸展性が追いつかずに、内側から皮膚が裂けてしまった傷跡です。
妊娠時、急激な体重増加、成長期等にできてくることが多いと考えられています。
ストレッチマーク(妊娠線・肥満線)の治療は、傷跡の治療に準じた形で行なっていきます。皮膚の再構築を促しながら、少しずつストレッチマークを細く、目立ちづらくしていくことで、症状の改善を目指します。
ストレッチマーク(妊娠線・肥満線)の治療法
当院では、以下の治療法をストレッチマーク(妊娠線・肥満線)の治療に推奨しています。
- フォトナフラクショナル
- 窒素プラズマ治療
それぞれに、長所短所がありますが、個々のニーズに合わせて治療計画を立てていきます。
フォトナフラクショナル
フォトナフラクショナルは 肌を入れ替え 再構築を促す最新のフラクショナルレーザーです。
このレーザーの特徴は 文字通り ドット状に皮膚を気化させ より確実に入れ替えを促進させます。
代表的な3種のアブレイティブレーザー(Er / YSGG / CO2)の特性を擬似的に発生可能であり、症状に合わせて、より緻密な照射を行うことができます。
皮膚の入れ替えをより強力に促します。
皮膚の入れ替えをより確実にできるだけでなく 照射をしていない他の部位への熱影響を制限することができる点も このレーザーの特徴です。
これによってより密度を上げて照射をすることが出来ます。この点は 類似する他のレーザー機器に対する優位点です。
窒素プラズマ治療
窒素プラズマ治療の効果は非常にユニークです。
通常の肌質改善使用時より高めの出力(中~高出力)を使用し、 皮膚表層を残しながら 皮膚中層~深層の再構築を促すことができます。
プラズマは色素選択性がないため 肌に均一に作用させることができ 皮膚深層の再構築をより強く促すことが可能となっています。
窒素プラズマ治療は、肌の再構築を促す力が強い。
窒素プラズマ治療は、皮膚の再構築を行う力が強く、比較的効果が早期に実感しやすい傾向の治療法といえます。徐々に、ストレッチマークが細く、目立ちづらくなっていく効果が比較的わかりやすいために、オススメの治療法と言えます。
ストレッチマーク治療法選択のまとめ
ストレッチマーク(妊娠線・肥満線)治療には、様々な選択肢がありますが、治療に際して、続けやすい治療法を選択していただくことが重要になります。
最近は 可能な範囲で フォトナフラクショナルと、窒素プラズマ治療を 左右などで分けてテスト的に照射を行い、より反応が良い方を選択する形を取ることが多くなってきました。
下肢など そもそも傷の治りが他の部位と比べて悪い場所などでは、単一機器で無理に突き進むよりも 上記のように反応を見ながら選択したほうが トラブルも少なく良い結果に結びつくと考えます。
上記の治療法は、どちらも 皮膚の再構築を促すことを目的とした治療法です。そのため、治療途中で方法を変更することも可能ですので、担当医とご相談ください。