ストレッチマーク(妊娠線・肥満線)の治療
ストレッチマークは、体の急速な体積増加に皮膚の伸展性が追いつかずに、内側から皮膚が裂けてしまった傷跡です。
妊娠時、急激な体重増加、成長期等にできてくることが多いと考えられています。
ストレッチマーク(妊娠線・肥満線)の治療は、傷跡の治療に準じた形で行なっていきます。皮膚の再構築を促しながら、少しずつストレッチマークを細く、目立ちづらくしていくことで、症状の改善を目指します。
ストレッチマーク(妊娠線・肥満線)の治療法
当院では、以下の治療法をストレッチマーク(妊娠線・肥満線)の治療に推奨しています。
- フォトナフラクショナル
- エンディメッドFSR
- 新型ダーマローラー A-MTS
それぞれに、長所短所がありますが、個々のニーズに合わせて治療計画を立てていきます。
フォトナフラクショナル
フォトナフラクショナルは 肌を入れ替え 再構築を促す最新のフラクショナルレーザーです。
このレーザーの特徴は 文字通り ドット状に皮膚を気化させ より確実に入れ替えを促進させます。
皮膚の入れ替えをより強力に促します。
皮膚の入れ替えをより確実にできるだけでなく 照射をしていない他の部位への熱影響を制限することができる点も このレーザーの特徴です。
これによってより密度を上げて照射をすることが出来ます。この点は 類似する他のレーザー機器に対する優位点です。
エンディメッドFSR
エンディメッドFSR は、肌を入れ替え、皮膚の再構築を促す最新のRFフラクショナル機器です。
高周波(ラジオ波)を使用して、肌をドット状に入れ替えを行なっていきます。その上で、皮膚深層~皮下組織にかけて、層状に加熱を行うことができます。
これによって、皮膚深層の再構築をより強く促すことができるようになりました。
エンディメッドFSRは、肌の再構築を促す力が強い。
エンディメッドFSRは、皮膚の再構築を行う力が強く、当院で用意している機器の中では、一番強力な治療器です。徐々に、ストレッチマークが細く、目立ちづらくなっていく効果が比較的わかりやすいために、オススメの治療法と言えます。
新型ダーマローラー A-MTS (オートマイクロニードルセラピーシステム)
A-MTSは、マイクロスパイクを肌に挿入することで、皮膚の再構築を物理的に促すことで、ストレッチマーク(妊娠線・肥満線)等の傷跡の改善を促す治療法です。
従来型のダーマローラーでは、瘢痕組織に刺さり辛いという欠点がありましたが、A-MTSは、モーターアシストによって、瘢痕組織への挿入を容易にし、かつ、無理なく行うことができるために、治療後の赤みなどが出て着る期間(ダウンタイム)を大幅に減少させることに成功しています。
広範囲の治療を行うことが、比較的容易
ストレッチマークで悩まれている方の多くは、其の治療範囲の広さにも悩まれていると思います。
A-MTSは、1回の治療で比較的広範囲に行うことも可能です。治療にかかる消耗品が少ないために、他の治療法と比較すると、リーズナブルに受けることができます。
ストレッチマーク治療法選択のまとめ
ストレッチマーク(妊娠線・肥満線)治療には、様々な選択肢がありますが、治療に際して、続けやすい治療法を選択していただくことが重要になります。
最近は フォトナフラクショナルを中心に治療することが多くなってきました。 ストレッチマークの部位の皮膚の置換スピードが このレーザーを導入したことで確実に上がってきています。更に エンディメッドFSRは収縮させることが強力であるため、広がった部位には良い適応です。A-MTSは、広範囲をあまりダウンタイムを掛けずに治療する際に良い選択肢となります。
上記の治療法は、どちらも 皮膚の再構築を促すことを目的とした治療法です。そのため、治療途中で方法を変更することも可能ですので、担当医とご相談ください。