体内バランスチェック オリゴスキャン|ミネラル有害金属測定

オリゴスキャンは、掌に光をあてるだけで、体内の必須・参考ミネラル20元素と、有害金属14元素を、わずか3分程度で測定することができる検査です。

体内のミネラルバランスの乱れ・有害重金属の蓄積は、酵素の働きを阻害し健康を害していきます。
ミネラルバランスの補正と有害重金属のデトックスで「病的老化を抑え、体が本来持つ能力を最大限に保つ」エイジングケアを行ないましょう。

ミネラルのバランス

人体の4%はミネラル

私たちの体は、60種類以上の元素で作られています。
そのうち、酸素、炭素、水素、窒素(主要元素)を除いた残りが『ミネラル(無機質)』です。
全体からすると、僅か 4% 程の微量栄養素ですが、ミネラルは体の重要な構成成分であり、これが酵素の働き代謝など、様々な生理機能を司どっています。

これらがバランスよく存在していなければ、酵素が十分に働くことができず、健康を維持することも生命活動を維持することも出来なくなってしまいます。

例えば、亜鉛の不足

亜鉛(Zn)は男女ともに日本人で最も不足しているミネラルの一つです。
しかし、亜鉛(Zn)は300種類以上の酵素の構成成分という、非常に重要なミネラルです。
血中コレステロールの調整インスリンの分泌促進、肝機能の強化をして解毒作用を促進します。また、細胞の代謝を促し、骨の生成をしやすくします。

亜鉛不足となると酵素が十分に働くことができず、免疫力低下・食欲不振・疲労が抜けづらい・疲れやすい・味覚障害…等、様々な悪影響を与えてしまいます。

有害重金属の蓄積

百害あって一利なし 有害重金属の蓄積

「有害金属」とは、身体に様々な障害をもたらす金属のことで、水銀・鉛・カドミウム・ヒ素・アルミニウムなどがあります。
有害金属が体内に蓄積されると、体にとって必要不可欠なミネラルや酵素の働きを阻害したり、活性酸素によるさび付き反応を促進させるなど、様々な障害を引き起こします。

「なんとなく体調がすぐれない…」ような方は、体内のミネラルバランスの乱れ、重金属の蓄積を気にするべきかもしれません。
オリゴスキャンで体内チェックをしましょう。

例えば、カドミウムの蓄積

上の写真はカドミウム(Cd)です。
公害病として有名となったイタイイタイ病の原因となった重金属です。

腎臓に蓄積し、亜鉛(Zn)と元素周期が同じなので似たような反応をします。
そのため、亜鉛の代わりに結合してしまい、亜鉛の吸収を阻害します。

喫煙者の場合は、主にタバコからカドミウムを摂取してしまい、数値が高く出てしまうことが多いです。
(非喫煙者の場合は、主に食物から摂取してしまいます)
タバコが体に与える悪影響は、ミネラル重金属検査からも窺い知ることができます。

ミネラルと有害重金属

オリゴスキャンの測定でわかる体内に必要な必須&参考ミネラルは20種類。有害重金属は14種類です。

元素周期表

必須&参考ミネラル20元素
  • Caカルシウム
  • Mgマグネシウム
  • Pリン
  • Siケイ素
  • Naナトリウム
  • Kカリウム
  • Cu
  • Zn亜鉛
  • Fe
  • Mnマンガン
  • Crクロム
  • Vバナジウム
  • Bホウ素
  • Coコバルト
  • Moモリブデン
  • Iヨウ素
  • Liリチウム
  • Geゲルマニウム
  • Seセレン
  • S硫黄
有害重金属14元素
  • Alアルミニウム
  • Sbアンチモン
  • Ag
  • Asヒ素
  • Baバリウム
  • Beベリリウム
  • Biビスマス
  • Cdカドミウム
  • Hg水銀
  • Niニッケル
  • Pt白金
  • Pb
  • Tlタリウム
  • Thトリウム

必須&参考ミネラル

ミネラルとは、身体の機能維持に欠かすことのできない微量の栄養素です。
酵素やビタミンの活性に関わったり、細胞浸透圧の調整をしています。

微量栄養素とはいえ、不足したりバランスがとれていないと、身体の不調や病気の原因になります。
ミネラルは体内で合成することができないので、外側から摂取する必要があります。

ミネラル名 不足の場合の主な症状 含まれる食材
Caカルシウム 骨粗鬆症・アレルギー・口渇・腰痛関節症 干しエビ・小魚・バジル・海藻・豆
Mgマグネシウム 貧血・筋力低下・しびれ・集中力低下 青のり・ひじき・こんぶ・ナッツ
Pリン 集中力低下・倦怠感・骨軟化・筋力低下 いわし・うなぎ・玄米・魚・肉
Siケイ素 歯茎出血・消化不良・抜け毛 全粒粉・果物・野菜全般
Naナトリウム 脱水 食塩・調味料・漬物・海藻
Kカリウム 倦怠感・無気力・意識障害・高血圧 果物・葉物野菜・アボカド・きゅうり
Zn亜鉛 皮膚炎・慢性下痢・うつ・成長障害 カキに多く含まれる
Fe 不眠・低体温・口内炎・貧血・倦怠感 しじみ・レバー・小松菜・卵の黄身
Seセレン 心筋障害・酸化ストレス・動脈硬化 全粒粉・小麦・ニンニク・玉ねぎ
S硫黄 関節炎・皮膚炎・脱毛・解毒力低下 さんま・アジ・ささみ・蟹・卵

有害重金属

有害重金属とは、ミネラルの中でも人体に悪影響を与える元素です。

日常生活の環境で有害重金属の侵入経路はとても多いです。
汚染された魚介類、食品添加物、大気汚染、農薬、化粧品など、知らないうちに少しずつ体内で蓄積されていきます。

有害重金属が体内で蓄積されると原因不明の体調不良が現れたり、様々な病気につながります。
なるべく体内に入って来ないようにすること体外に排出しやすい身体環境にすることが大切です。

有害金属名 蓄積による毒性 主な侵入経路
Alアルミニウム 線維性筋痛症・慢性疲労・認知症 アルミ調理器具・アルミホイル・水道水
Asヒ素 腹痛・嘔吐・皮膚障害・抹消神経障害 殺虫剤・除草剤・農薬
Cdカドミウム 肺気腫・腎不全・自己免疫疾患 タバコ・米・排気ガス・水道水・塩化ビニール
Pb 高血圧・うつ・貧血・発がん性・多動 PVCプラスチック・排気ガス・缶詰
Hg水銀 筋肉振戦・麻痺・痙攣・自閉症・うつ 歯科材料(アマルガム)・ワクチン・大型魚
Niニッケル 接触性皮膚炎・鼻炎・喘息 歯科材料(アマルガム)・排気ガス・硬貨

ミネラルバランスをみることでわかること

オリゴスキャン測定解析レポートのサンプル

上図は、オリゴスキャンの測定解析レポートのサンプルです。測定した数値をわかりやすくグラフ化してあります。

ミネラルバランスと有害金属のリスクをみることにより、今後起こり得る身体の状態のリスクがわかります。

解析レポートを今後の参考に

解析レポートには、糖尿素因・アレルギーリスク・腸の消化能・ホルモン状態なども表示されるため、何に注意したら良いのかを知ることができます。
ミネラルバランスの乱れ・重金属の蓄積は、生活習慣病の進行と多重にリンクしています。
糖尿病や心疾患・高血圧など、一度なってしまえば厳密に言って治癒しない生活習慣病を予防するためにも、体の把握は必要なことなのです。

抗酸化力も高める

オリゴスキャン独自の解析アルゴリズムによって、酸化ストレスと抗酸化力も同時に評価されます。

  • 体がどれだけ錆びる状況に置かれているかを表す「酸化ストレス」
  • その酸化ストレスにどれだけ対抗できるかを表す「抗酸化力」

酸化ストレスの低減だけでなく、抗酸化力をいかに高めるかが、様々な病気を予防するために重要です。

自分にとって必要なケア

点滴療法不足しているミネラル・蓄積された有害重金属の量は、ひとりひとり異なります。
オリゴスキャンで自分にとって何が必要なのかを知ることができれば、効率良くサプリメントを摂取できたり、自分にあった点滴療法を選択し、改善していくことができます。

当院では、オリゴスキャンによって迅速に分析されたデータを基に、お体の状態に合わせて、食事内容の見直しだけでなく、最適な点滴療法・サプリメントの提案を行なっています。

点滴療法について

オリゴスキャンで簡単測定

体内バランスチェックに含まれているオリゴスキャン検査は、手のひら4か所に光のセンサーを当ててスキャンするだけで完了します。
測定自体は約3分で終了します。
スキャンしたデータをルクセンブルクの解析センターに送信し、その場ですぐに結果がわかる、手軽に受けやすい検査です。

結果レポートに基づいて、スタッフが説明とアドバイスをさせていただきます。
体内バランスチェックでは、オリゴスキャン検査と一緒に体の糖化度も測定できますので、お体の現在の状態がしっかり把握できます。

体内バランスチェック