メイク落としで差がつく「乳化」の正しい知識
毎日のクレンジングは、スキンケアの中でも最も重要な工程のひとつです。
以前当院の院長もメイク落としについての記事を上げています。
なかでもオイルタイプやバームタイプのメイク落としを使用している方に、ぜひ知っていただきたいのが「乳化」というステップ。
「なんとなくやっている」「聞いたことはあるけれど正しくできているかわからない」 そんな方も多いのではないでしょうか。
今回は、美容クリニックの視点から 乳化とは何か
・なぜ必要なのか
・正しい乳化の方法を詳しく解説します。

肌トラブルを防ぐために欠かせない基本ケア
乳化とは何か?
乳化とは、油分(クレンジング)と水分をなじませ、白くミルキーな状態に変化させることを指します。 メイク汚れや皮脂は油性のため、オイルクレンジングでしっかり溶かすことができますが、 油のままでは水ですすぎ切ることができません。
そこで必要になるのが乳化です。
乳化を行うことで
•油分と汚れが水となじみ
•洗い流しやすい状態になり
•肌への負担を最小限に抑える
という重要な役割を果たします。
乳化が大切な理由
①クレンジングの洗い残しを防ぐ
乳化が不十分だと、小鼻やフェイスライン、生え際 などにクレンジング成分が残りやすくなります これは毛穴詰まり・ニキビ・肌荒れの原因になります。
② 肌の乾燥・つっぱりを防ぐ
乳化せずに強くすすぐと、必要な皮脂まで奪われ、洗顔後のつっぱり感につながります。
正しく乳化することで、汚れだけを落とし、肌に必要なうるおいは守ることができます。
③ クレンジング効果を最大限に引き出す
どんなに高品質なクレンジングでも、 乳化を省いてしまうと本来の効果は発揮されません。
「メイクは落ちているのに肌調子が悪い」 という方は、乳化不足が原因のことも少なくありません。
正しい乳化のやり方(オイル・バーム共通)
STEP1
乾いた手・乾いた顔に、適量のクレンジングをのせる ※最初から濡れていると、メイクと十分になじみません。
STEP2
やさしく円を描くようにメイクとなじませる
ポイントは
•こすらない
•力を入れすぎない 特に小鼻やアイメイクは丁寧に。
STEP3(ここが乳化)
少量のぬるま湯を手に取り、顔全体になじませる すると
•クレンジングが白っぽく変化
•指のすべりが軽くなる
この状態が乳化完了のサインです。
STEP4
ぬるま湯でやさしく洗い流す。
すすぎ残しがないよう、フェイスライン・髪の生え際まで丁寧に行いましょう。
乳化のよくある間違い
❌ 乳化せずにすぐ洗い流す
❌ 大量の水を一気にかける
❌ ゴシゴシこする
❌ 乳化時間が短すぎ
る 乳化は5〜10秒程度で十分ですが、 「白く変化したか」を必ず確認しましょう。
肌状態別・乳化のポイント
•乾燥肌・敏感肌 → 乳化を丁寧に行い、すすぎすぎない
•ニキビ・毛穴が気になる肌 → 小鼻・あご周りは特に意識して乳化
•施術後の肌 → 医師の指示に従い、使用可能なクレンジングのみを使用 (患者様で不安がある方は是非お伺いください。 )
まとめ
乳化は美肌への近道
乳化は、 「メイクを落とすため」だけでなく、 「肌を守るため」に欠かせないステップです。
クレンジング効果を高めて肌トラブルを防ぎ、その後のスキンケアの浸透もサポート 毎日のクレンジングを見直すだけで、 肌は確実に変わっていきます。 ぜひ今日から、 正しい乳化を意識したクレンジングを実践してみてください。
監修者情報(医師紹介)

監修医師:佐藤 雅樹 (さとう まさき)
ソララクリニック 院長
専門分野:美容皮膚科
2000年 順天堂大学医学部卒。順天堂大学医学部形成外科入局。 大学医学部付属病院等を経て、都内美容皮膚科クリニックにてレーザー治療の研鑽を積む。2011年3月 ソララクリニック開院 院長就任。2022年 医療法人 松柴会 理事長就任。日本美容皮膚科学会 日本形成外科学会 日本抗加齢医学会 日本レーザー医学会 点滴療法研究会 日本医療毛髪再生研究会他所属。
様々な医療レーザー機器に精通し、2011年ルビーフラクショナル搭載機器を日本初導入。各種エネルギーベースの医療機器を併用する複合治療に積極的に取り組む.
最終更新日