自己血オゾン療法Ozone Therapy

オゾンガスと反応した血液で体全体の細胞を活性化
体質改善・アンチエイジング疲労回復・癌予防まで

血液を綺麗な状態にすることで、免疫力・自己治癒力を高め、体質改善・疲労回復

肩こりの改善から、冷え性、慢性疲労、アンチエイジング、アトピー性皮膚炎、癌などの難病まで幅広く活用されています。

自己血オゾン療法は、全身の疲れ・筋肉の疲れを改善し、若返りを促進させる治療法です。
オゾンガスで血液を活性化させ体内に戻すことで、体全体の細胞を活性化、元々体に備わる自然治癒能力を高めます。

自己血オゾン療法とは

自己血オゾン療法は、採取した血液に医療用オゾンを加えて反応させ、活性化させた血液を再び体内に戻す治療法です。
酸化力が高いオゾンと反応した血液は、対抗するように代謝と免疫系を活性化させます。
この血液を体内に戻すことで、今度は体全体の細胞を活性化させ、赤血球の酸素運搬能を高め、血液をサラサラにし、血管を拡張させ、体全体の細胞を活性化させていきます。

繰り返しオゾン療法を行うことで、酸素運搬能の高い赤血球を増やしていくことにつながっていきます。

オゾンが目覚めさせる体の防御スイッチ

近年の研究で、オゾンが血液と反応した際に生まれる微量の酸化生成物が「メッセンジャー」として働き、細胞内のNrf2(エヌアールエフツー)という防御スイッチを活性化することが明らかになっています[1][2]。Nrf2は体内の抗酸化防御システムの〝司令塔〟ともいえる存在で、活性化されると複数の抗酸化酵素が一斉に産生されます。

つまり自己血オゾン療法は、「適度な酸化ストレス」で体の防御システムを目覚めさせる治療法です。少量の刺激が生体の適応力を高めるホルミシス効果を利用しており、このメカニズムが分子レベルで裏付けられてきています。

オゾン療法 7つの作用

赤血球

  • 全身の酸素化
  • 血液をサラサラにし、血流の改善・抹消血流の増加
  • 免疫機能の向上
  • 糖・脂質の代謝UP
  • 抗酸化力の向上
  • 基礎代謝の向上
  • 免疫力の調整

これらの作用は、近年の基礎研究によって科学的な裏付けが進んでいます。オゾンが引き起こす穏やかな酸化刺激が、先述のNrf2をはじめとする体内の抗酸化・抗炎症・免疫調整システムを包括的に活性化させることで、様々な病態の改善・予防に寄与すると考えられています[1][3]

海外ではスタンダードな治療

日本ではまだあまり知られていませんが、オゾン療法は、イギリス・ドイツ・スイス・イタリア・オーストリア・ロシアなどのヨーロッパ諸国では、既に確立された療法としてメジャーな存在になっています。

2015年にはISCO3(国際オゾン療法科学委員会)による「マドリッド宣言」が発表され、オゾン療法の国際的な標準化と倫理的規制の枠組みが整備されました[4]。ヨーロッパを中心に専門学会や教育プログラムが設立され、エビデンスに基づいた治療プロトコルの確立が進んでいます。

海外でオゾン療法は、アンチエイジング、動脈硬化疾患、関節・筋肉などの運動器疾患、そしてガン治療にまで応用されています。
免疫力を上げる作用に優れ、ガンの補完療法として外科手術後に使用されています。

ドイツ、イタリア、スペインなどでは、オゾン療法の専門クリニックが数多く存在し、整形外科、疼痛管理、感染症、アンチエイジングなど幅広い分野で補完療法として活用されています。EU圏内ではオゾン発生器が医療機器として認証されており、安全基準に基づいた治療が行われています。

オゾン療法はこんな方にお勧め

オゾン療法は、血流を良くするという体の基本能力を高める治療ですので、実に様々な効果を発揮してくれます。多岐に渡る症状に効果の見込める治療法です。

身体の不調を改善したい方

  • 肩こり
  • 冷え性
  • 慢性疲労・倦怠感
  • 風邪を引きやすい、ウイルス性疾患
  • 頚椎捻挫・腰痛等、いろいろな治療をしたが原因がわからない方

生活習慣病の予防・改善をしたい方

  • 悪玉コレステロール値・中性脂肪・尿酸値が高い
  • 動脈硬化に起因する脳血管疾患
  • 狭心症・心筋梗塞等の冠動脈疾患
  • 糖尿病・糖尿病予備群
  • 肥満・メタボリックシンドローム
  • 下肢静脈瘤
  • 気管支喘息・花粉症の方

癌・難病治療の効果を上げたい、予防をしたい方

  • がん治療中の方、癌の発症を予防したい方
  • 慢性関節リュウマチ・強皮症など、自己免疫疾患で治療中の方

皮膚症状を改善したい方

  • アトピー性皮膚炎
  • 慢性湿疹
  • 難治性ニキビの方

健康増進・アンチエイジングしたい方

  • 若々しさと健康を保ちたい
  • 美肌を維持・獲得したい
  • 健康的にダイエットをしたい方

身体能力を改善したい方

  • パフォーマンス・持久力を増強
  • 筋肉疲労の回復を早めたい方

肩こりとオゾン療法

肩こり

今まで様々な病院や鍼灸院などに通われても肩こりがあまり良くならなかった方には、オゾン療法は良い適応と言えます。
原因不明で長年肩こりに悩まれている方ほどおすすめする方法です。

肩こりとは、筋肉の過緊張が起こり筋肉が固くなっている状態です。
自己血オゾン療法は、全身の血流を滑らかにし、抹消に至るまで酸素化(血液に酸素が取り込まれ行き渡る状態)を促します。
血管を拡張させ、血流を良くし、酸素を十分に行き渡らせることで、肩こりの症状改善に効果を発揮します。

オゾン療法を受けて1~2回目から肩こりが軽くなる方が多いですが、オゾン療法を繰り返すことで、その症状がより軽くなっていくことが期待できます。

冷え性対策に自己血オゾン療法

冷え症は女性に多い症状です。普通の人が寒さを感じないくらいの温度でも、全身や手足、下半身など体の一部や全身が冷えてつらい症状、とされています。
通常寒くなると、手足の抹消血流を減らし、体幹部に集中させて体温を維持しようとしますが、これがあまり寒くないはずの時でも起きてしまうのが冷え性です。冬だけでなく、夏のクーラーがよく効いた室内でも手足の冷えが引き起こされます。
このような症状にオゾン療法は大変効果的です。

オゾン療法は、血液をサラサラにし、抹消血流を増加させ、全身の酸素化を促します。
冷え性の方は、場合によって初回の点滴を受けている最中から手足がポカポカと温まる効果を実感される方もいらっしゃいます。
指先から足先まで酸素が行き渡り、抹消の体温が改善されていきます。
自己血オゾン療法を定期的に行うことで、体質改善が進み、症状軽減が期待できます。

免疫力を高める

自己血オゾン療法の特徴として「始める前よりも風邪を引きづらくなった」と言われることが多いという点が上げられます。

オゾン療法を行うと、免疫系の働きを調整する「サイトカイン」の量が増大します。
サイトカインとは、細胞が情報伝達のために分泌するタンパク質のことです。
サイトカインは数百種類存在しますが、オゾン療法を行うと、ウイルスや癌細胞の増殖を阻止するインターフェロン、免疫系の働きを調節するインターロイキン、癌細胞を壊死に導くTNF腫瘍壊死因子等が増加します。
オゾン療法を行なった直後から8時間以上にわたって増加していくことが知られています。

免疫を〝上げる〟だけでなく〝整える〟

2025年に発表された総説論文では、低用量のオゾンが免疫細胞の働きを多面的に高めることが報告されています。異物を処理するマクロファージの能力向上、免疫の司令塔であるT細胞やNK細胞の活性化に加え、炎症に関わるマーカーを減少させる作用も確認されました[3]

注目すべきは、オゾン療法の免疫調整作用が双方向性であることです。免疫力を単に「上げる」だけでなく「整える」——過剰な免疫反応は抑制しつつ、不足している機能は賦活する。この〝免疫バランスの調整力〟こそが、オゾン療法の大きな特長といえます。

繰り返しオゾン療法を行うことで、サイトカインの量は更に増加していきます。
これによって高い免疫力を獲得・維持することが可能となるのです。
オゾン療法は、インフルエンザへの抵抗力を高めるだけでなく、C型肝炎・AIDSなどのウイルス疾患に、免疫力を高めることで効力を発揮するのです。

慢性疲労の回復に

疲れが取れづらくなった、いつもだるい、疲れやすい、疲労が蓄積している、色々検査したが疲労感の原因がわからない…等の状態を慢性疲労といいます。
オゾン療法は、慢性疲労の回復に大きな手助けとなってくれます。

若い頃は、身体が取り込んだ酸素を十分に利用し、効率的にエネルギーに変えることができます。しかし、老化が進むと酸素の利用率が下がりエネルギーの産生効率が下がってしまいます。

自己血オゾン療法を行うと、細胞内のミトコンドリアの働きを高めることで酸素の利用率が上がり、エネルギーの元となるATPの産生を増加させることが研究データから知られています。
オゾンが薬のように作用してATPを無理に上げるのではなく、身体が元々持っている「ATPを作る仕組み」を活性化させてくれるのです。

最新研究が示すミトコンドリアの活性化

2026年に発表された最新の研究では、低濃度のオゾンがミトコンドリアの構造と働きを活性化させることが確認されています[5]。ミトコンドリア内部の構造が拡張し、エネルギー産生に関わる酵素が増強され、抗酸化酵素の発現も上昇しました。

これらの変化は治療後24時間でピークに達し、48時間後には通常の状態に戻ることから、オゾンが一時的な刺激でエネルギー産生能を底上げするメカニズムが裏付けられています。

COVID-19後遺症の疲労感にも

COVID-19後遺症(いわゆるlong COVID)に伴う慢性的な倦怠感が社会問題となっていますが、大量自家血オゾン療法を10回行ったところ、疲労感・不安・抑うつの各スコア、さらにQOL(生活の質)が有意に改善したという報告もあります[6]

酸素の利用率が上がり、エネルギー産生能が高まることで、疲労回復へと促されていきます。
慢性疲労の回復には、初めは月2回ほどのペースで行うことをおすすめします。

体が本来持つ「抗酸化力」を高める

Nrf2経路 — 抗酸化の司令塔が動き出す仕組み

オゾンを血液と反応させると、強力な酸化物質であるオゾンに対抗するように、体内の抗酸化防御システムが活性化されます。このメカニズムの中心にあるのが、先述のNrf2経路です[1][2]

通常Nrf2は、Keap1というタンパク質に結合した〝待機状態〟にあります。しかしオゾンによる穏やかな酸化刺激を受けると、Nrf2はKeap1から解放されて細胞の核内に移行し、数百にも及ぶ防御遺伝子のスイッチを一斉にオンにします[7]。その結果、体を守るための複数の抗酸化酵素が大量に産生されるのです。

このNrf2を介したシグナルは、オゾン化した血液を体内に戻すことで全身に行き渡り、体全体の抗酸化力を飛躍的に高めてくれます。

自己血オゾン療法は、老化予防の観点からもその効果が期待できる治療法です。

体の内側から抗酸化力を高める意味

2025年の研究では、オゾン療法は単に抗酸化物質を外から補うのではなく、Nrf2経路を通じて体自身の抗酸化システムを根本から活性化する「全身性の生体調節治療」であることが確認されました[8]。サプリメントなど外からの一時的な補給とは異なり、体の内側から持続的に抗酸化力を高められる点がオゾン療法の大きな強みです。

では、この抗酸化力が対抗する「老化」は、具体的にどのように進行するのでしょうか。

老化を助長してしまう要素として「酸化」と「糖化」があります。

酸化

酸化

酸化とは、様々な酸化させる物質によって身体が錆びていく状態をいいます。

人間が生きていくためには、呼吸をして酸素を取り込まなければいけません。
取り込まれた酸素は、エネルギーを産生する時に不安定な状態となり、周囲のものと積極的に結びつこうとします。
この不安定な状態になったものを「活性酸素」といいます。
この状態になった酸素は非常に強力な酸化力を持っているのです。
これが細胞に取り込まれると、細胞膜やDNA等と結びつき、破壊してしまいます。
老化は、活性酸素によって細胞が酸化され、壊されていく状態だといえます。

糖化

糖化

糖化とは、摂取しすぎた糖が蛋白や脂肪と結びついてしまう(メイラード反応)ことをいいます。「身体が焦げていく」といわれる状態です。

蛋白は糖と結びつくことで変性し、AGEs(最終糖化産物)が作られます。
AGEsは非常に分解されづらく、身体の様々な場所に蓄積されていきます。
老化を促進させるだけでなく、様々な病気を引き起こします。肌の弾力が失われくすんできたりする他、糖尿病はもとより、脳の老化に伴う認知症、脳血管障害、心筋梗塞、動脈硬化、白内障、骨粗鬆症等、様々な病気に影響を与えていることが知られるようになりました。

酸化・糖化対策にオゾン療法

「酸化」と「糖化」は実は密接な関係があります。両者は同時に起こる場合が多いのです。
酸化の原因となる活性酸素、糖化によって発生するAGEsは、基本的に同時に発生しています。
また、酸化した蛋白質や脂質は、糖化の影響を受けてAGEsに変化しやすいという特徴があります。

オゾン療法によって体中の抗酸化物質を活性化させることは、「酸化」「糖化」による身体の老化を抑制するエイジングケア効果だけでなく、様々な病気や生活習慣病の予防・改善が期待できることにつながるのです。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎の原因は、過剰な免疫反応です。
免疫反応は体内に侵入してきたウイルスなどの異物を攻撃し除去してくれます。
しかし、アトピー性皮膚炎の場合は、自分自身の皮膚も攻撃してしまいます。その際に活性酸素を発生させ、アトピー症状を起こしてしまいます。
自己の免疫によって攻撃された肌は荒れ、乾燥が促進し、そう痒感が増大し、炎症が促進され、悪化が進みます。

自己血オゾン療法によって産生されるサイトカインは、免疫の機能を上げるだけでなく、その機能を調整する作用もあります。
過剰な免疫反応を調整してくれるので、アトピーの症状が軽減されていきます。
また、血流の改善・酸素化を促し、増大している活性酸素を除去していくことで、自己治癒能力が向上し、荒れた皮膚を回復へ促してくれます。

アトピー性皮膚炎の場合には、過度の酸化ストレスにさらされている状態ですので、オゾン化する濃度を少しずつ上げていくなど、調整をしながら治療を進めていきます。

基礎研究で進むエビデンスの蓄積

近年の研究でも、オゾン療法の皮膚疾患に対する効果が裏付けられています。2022年の総説論文では、オゾン療法が皮膚に対して抗酸化・免疫調整・局所の血流改善という3つの経路で作用することが包括的にまとめられました[9]

さらに2024年には、オゾン化ひまわり油がアトピー性皮膚炎モデルにおいて、炎症を引き起こす複数の物質(炎症性サイトカインやIgE)を有意に減少させたという動物実験の結果も報告されています[10]

アトピー症状で痛んだ肌の再生を促進させる目的で、高濃度ビタミンC点滴療法との併用を推奨しています。
オゾン療法でアトピー症状を抑え、高濃度ビタミンC点滴で肌の回復を促す、正常な肌への近道です。

癌の治療と予防に自己血オゾン療法

がん

日本人の死因の第一位は「癌」です。
医療技術が発達してきた今日においても癌治療は実に困難であることを物語っています。
様々な治療薬が開発され発達してきていますが、癌治療の根幹となるものは「手術」「放射線治療」「化学療法」の3大療法であることは変わりません。

癌3大療法

「手術」「放射線治療」「化学療法」の3大療法で治療をすすめることが、癌治療では主体となっています。
長い時間をかけて治療法の有効性を検証し磨き上げられ、洗練されたこれらの治療法は、今でも欠かせない手法です。

一方、オゾン療法を始め、高濃度ビタミンC点滴療法等、代替療法として注目される治療法があります。
しかし現時点では、主体的な治療法として、3大療法以外新たな選択肢とまでは至っていません。
現在も多くの研究がなされている分野ですが、3大療法に肩を並べるところまでは、もう少し発展する必要があるのは確かなことです。

3大療法の副作用を軽減するオゾン療法

3大療法は癌治療としてスタンダードである反面、大きな問題点があります。
術後に体力が落ちる、また化学療法によって免疫力が低下する、抹消への血流が悪くなって冷え性が併発するなどと様々な弊害があります。
また風邪を引きやすくなったなど、QOLの低下に結びつく様々な問題が出てきます。

オゾン療法や高濃度ビタミンC点滴療法は、免疫力を高め、血流を改善し、全身状態の回復、自然治癒能力の向上に大きく寄与してくれます。
3大療法と併用することで、副作用を軽減させQOLを改善し、足りないところを補ってくれることが期待できます。
3大療法は患部に集中して行うものですが、オゾン療法などは、体全体を良くすることで改善を図る治療なのです。

化学療法の〝しびれ・痛み〟への新たなアプローチ

近年では、化学療法の副作用として多くの方が悩まれる末梢神経障害(しびれ・痛み・感覚の異常)に対するオゾン療法の可能性も注目されています。2025年の総説論文では、多数の基礎研究と臨床報告に基づき、オゾン療法がこれらの症状の管理に有益である可能性が示されました[11]

化学療法によって生じる酸化ストレスを、体内の抗酸化防御システムの活性化によって緩和するメカニズムが想定されており、現在も複数の臨床試験で有効性の検証が進められています[12]

ガンの予防に

オゾン療法や高濃度ビタミンC点滴療法は、活性酸素を除去し、免疫力を高め、血流を改善し、全身状態の改善、自然治癒力の向上に大きく力を発揮してくれます。
これによって癌が発生しやすい環境を減少させていきます。
癌予防としても進行を遅らせる目的としても これらの治療法は良い選択肢といえると思います。

アスリートの筋力回復・持久力増強に

自己血オゾン療法は疲労回復効果が高いと述べましたが、更に身体能力を向上させる効果も期待できます。

オゾン療法の効果として、赤血球の酸素運搬能が高まり、全身の酸素化がすすみ、抹消への血流が改善されていきます。
血流が改善されることで疲労物質が除去されやすい環境ができ、より早い筋力回復が得られてきます。

更には、ミトコンドリアの働きを高めることでエネルギーの源であるATP産生能が向上します。
繰り返し自己血オゾン療法を行うことでATP産生能は更に高まり、パフォーマンス・持久力が向上していくことにつながっていくのです。

有名選手がオゾン療法を行っていることを紹介した番組が放送されることが偶にありますが、実に多くのスポーツ選手が受けられていることは、一部では良く知られたことではあります。

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オゾン療法と高濃度ビタミンC点滴療法

高濃度ビタミンC点滴療法

自己血オゾン療法と高濃度ビタミンC点滴療法は相乗効果が期待できるので、同時に行うことが多い点滴療法です。共に活性酸素を除去し、免疫力を高め、血流を改善し、自然治癒能力を高める作用があります。

エイジングケア、慢性疲労の改善、がん予防・治療、アトピー性皮膚炎等の改善、また、更なる健康増進・パフォーマンス増強のために、自己血オゾン療法+高濃度ビタミンC点滴療法はおすすめです。

自己血オゾン療法が受けられない方

オゾン療法は新陳代謝を向上させる効果があります。
そのため、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)の患者様で治療を受けていらっしゃらない方はオゾン治療を受けることができません。
抗甲状腺薬で甲状腺ホルモンが正常範囲にコントロールされている場合は可能です。

また出血傾向の方は受けることができません。
妊娠中の方は念のため控えて頂いております。
日本人には稀ですが、G6PD欠損症の方は受けていただくことができません。(事前に検査を行います)

料金

自己血オゾン療法 1回 22,000
G6PD検査 初回のみ 3,300

よくあるご質問(FAQ)

自己血オゾン療法について、患者さまからよくいただくご質問をまとめました。治療をご検討中の方はぜひご参考ください。

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採取した血液に医療用オゾンガスを加えて反応させ、活性化した血液を再び体内に戻す治療法です。オゾンと反応した血液が全身の細胞に働きかけ、抗酸化力の向上、免疫機能の調整、血流改善、代謝促進といった多面的な効果をもたらします。

近年の研究で、オゾンが体内のNrf2(核内因子赤血球系2関連因子2)経路を活性化し、SODやカタラーゼなどの抗酸化酵素の産生を促すメカニズムが解明されています。ヨーロッパを中心に補完療法として広く実施されており、国際的な安全基準も整備されています。

自己血オゾン療法は、特定の病気に対する薬を投与する治療とは根本的に異なります。オゾンによって活性化された血液は、Nrf2経路を介して全身の抗酸化防御システム・免疫機能・血液循環を包括的に改善します。

つまり「体の基盤となる機能」を底上げする治療であるため、肩こりや冷え性といった日常的な不調から、慢性疲労、生活習慣病の予防、アンチエイジングまで、結果として幅広い症状に効果が期待できるのです。

自己血オゾン療法は、適切な濃度管理のもとで行えば安全性の高い治療法です。ヨーロッパでは数百万回の施術実績がありますが、重篤な副作用の報告率は極めて低いとされています。

治療を始めたばかりの段階では、血流が改善されることで一時的にだるさを感じる場合がありますが、時間とともに回復します。当院では事前にG6PD検査を実施し、禁忌に該当しないことを確認した上で治療を行っています。

個人差がありますが、肩こりや冷え性の改善は1〜2回目から体感される方が多いです。特に冷え性の方は、初回の点滴中から手足がポカポカ温まるのを感じられることもあります。

慢性疲労やアンチエイジング目的の場合は、月2回ほどのペースで継続していただくことで、抗酸化酵素の産生能が高まり、より安定した効果が期待できます。繰り返し行うことで酸素運搬能の高い赤血球が増え、ミトコンドリアのエネルギー産生能も向上していきます。

はい、同じ治療法を指します。正式な医学用語では「大量自家血オゾン療法(Major Autohemotherapy: MAH)」と呼ばれます。日本では「血液クレンジング」という名称でも知られていますが、当院では国際的な医学文献に準じた「自己血オゾン療法」の名称を使用しています。

はい、自己血オゾン療法と高濃度ビタミンC点滴療法は相乗効果が期待できるため、同日に併用して受けていただくことが可能です。両者とも活性酸素の除去、免疫力の向上、血流改善、自然治癒能力の促進に働きかけます。

エイジングケア、慢性疲労、がん予防・治療、アトピー性皮膚炎の改善目的などで併用を推奨しています。

以下に該当する方は治療をお受けいただけません。

  • G6PD欠損症の方:溶血性貧血を起こす可能性があるため禁忌です。日本人には稀ですが、初回治療前に必ずG6PD検査を行います。
  • 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)で未治療の方:オゾン療法は新陳代謝を向上させるため、症状を悪化させる恐れがあります。ただし、抗甲状腺薬でホルモン値が正常範囲にコントロールされている場合は可能です。
  • 出血傾向のある方
  • 妊娠中の方:安全性が十分に確認されていないため、念のためお控えいただいております。

治療にかかる時間は概ね30〜45分程度です。通常の採血と同様に腕の静脈から血液を採取し、オゾンガスと反応させた後に点滴で体内に戻します。採血時にチクッとした痛みがありますが、点滴中の痛みはほとんどありません。

治療中はリラックスしてお過ごしいただけます。治療後すぐに日常生活に戻ることができ、特別な制限はありません。

日本では自己血オゾン療法に使用する医療機器は薬機法上の承認を受けていませんが、医師の責任において「医師等の個人輸入」により適法に使用することが認められています。当院で使用しているオゾン発生器はEU圏内で医療機器として認証されたものです。

ヨーロッパでは長い臨床実績があり、ISCO3(国際オゾン療法科学委員会)による「マドリッド宣言」で安全基準と治療プロトコルが国際的に標準化されています。当院では国際ガイドラインに準じた濃度管理と事前検査(G6PD検査)を徹底しております。

主治医の許可のもと、がん3大療法(手術・放射線治療・化学療法)と併用する形で補完的に受けていただくことが可能です。オゾン療法は免疫力の向上、血流改善、全身状態の回復をサポートし、3大療法の副作用軽減やQOLの改善に寄与することが期待されています。

近年では、化学療法による末梢神経障害(しびれ・痛み)に対するオゾン療法の有効性を検証するランダム化比較試験も複数進行しています。ただし、オゾン療法はあくまで補完療法であり、がん3大療法に代わるものではありません。主治医とご相談のうえ、併用をご検討ください。

参考文献

本ページの記載内容は、以下の国際的な査読付き医学論文に基づいています。各文献のタイトルをクリックすると、日本語訳題・原題・出典・要約をご覧いただけます。

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日本語訳題:医療用オゾン曝露に対する抗酸化細胞応答におけるNrf2の役割

原題:The Role of Nrf2 in the Antioxidant Cellular Response to Medical Ozone Exposure

出典:Galiè M, Covi V, Tabaracci G, Malatesta M. International Journal of Molecular Sciences. 2019;20(16):4009.

DOI: 10.3390/ijms20164009 / PMID: 31426459

要約:オゾンは強力な酸化作用を持つガスであり、本来は生体に対して毒性を示す可能性がある。しかし、その作用は用量依存的であり、高濃度では組織傷害・炎症応答を引き起こす一方、低濃度(治療域)では「穏やかな酸化ストレス(oxidative eustress)」として働き、細胞内の適応的な抗酸化経路を活性化することが近年明らかになってきた。本総説は、医療用オゾンの効果の中核にあるNrf2(核内因子赤血球系2関連因子2)経路に焦点を当て、オゾン療法の分子メカニズムを体系的にまとめている。

オゾンが血液と反応すると過酸化水素(H₂O₂)や脂質酸化物(LOPs)が生成され、これらが細胞内でシグナルメッセンジャーとして機能する。その結果、通常はKeap1タンパクに束縛されているNrf2が解放されて核内へ移行し、抗酸化応答配列(ARE)を介してSOD・カタラーゼ・GPx・HO-1など数百に及ぶ細胞防御遺伝子群を発現誘導する。このカスケードが、オゾン療法の抗酸化・抗炎症・組織修復作用の分子基盤と考えられており、感染症から神経変性疾患、がん補助療法までの幅広い臨床応用の理論的根拠となっている。

日本語訳題:オゾン:加齢および神経変性疾患における新たな戦略となり得る抗酸化特性を持つ天然生理活性分子
原題:Ozone: a natural bioactive molecule with antioxidant property as potential new strategy in aging and in neurodegenerative disorders
出典:Scassellati C, Galoforo AC, Bonvicini C, Esposito C, Ricevuti G. Ageing Research Reviews. 2020;63:101138. DOI: 10.1016/j.arr.2020.101138 / PMID: 32810649

要約:加齢や神経変性疾患は、いずれも慢性的な酸化ストレスと抗酸化防御システムの破綻を共通の病態基盤とする。本総説は、「システム医療」の視点から、Nrf2を治療標的として明確に位置付け、オゾン療法が加齢進行や神経変性(アルツハイマー病、パーキンソン病など)を遅延させる新戦略になり得ることを論じている。著者らはメタ解析的アプローチにより、オゾンが内因性抗酸化システム–Nrf2軸およびビタジーン(vitagene)–Nrf2軸の両方を有意に活性化することを示した。

オゾン療法の作用は抗酸化にとどまらず、免疫シグナルの調整、抗炎症、プロテアソーム活性化、成長因子放出、血液循環改善、抗菌作用、さらには腸内細菌叢への影響にも及ぶ。論文は、神経変性が臨床的に顕在化する前の「加齢初期」の段階でオゾン療法を予防的に導入する意義を強調し、同じNrf2経路を介して作用するポリフェノールやキノコ由来成分との併用の可能性も提案している。アンチエイジング戦略としてのオゾン療法の理論的支柱となる論文。

日本語訳題:免疫調整剤としてのオゾン — 免疫不全治療における新たな治療の可能性:ナラティブレビュー
原題:Ozone as an Immunomodulator — New Therapeutic Possibilities in the Treatment of Immunodeficiencies — A Narrative Review
出典:Napiórkowska-Baran K, Slawatycki J, Klemenska P, et al. Current Issues in Molecular Biology. 2025;47(12):1016. DOI: 10.3390/cimb47121016 / PMID: 41614780

要約:原発性および続発性免疫不全は、感染症への罹患性増大、慢性炎症、酸化還元恒常性の破綻を特徴とする臨床上重要な課題である。本ナラティブレビューは1996年から2025年の幅広い文献を精査し、低用量オゾン(通常10〜40 μg/mL)が誘導する「ホルミシス応答」を中心に、オゾン療法の免疫調整メカニズムを解説している。オゾンはNrf2/ARE経路を活性化してSOD・カタラーゼ・GPxなどの抗酸化酵素群を誘導し、同時にTNF-α、IL-1β、IL-6などの炎症性サイトカインを低下させる。

臨床研究のデータからは、オゾン療法を受けた患者においてリンパ球プロファイルの改善、マクロファージの貪食能の亢進、制御性T細胞(Treg)活性の増強、NK細胞応答の強化、CRP・IL-6・D-dimerなどの炎症マーカーの低下、感染頻度の減少が報告されている。著者らは、オゾン療法が免疫不全の補助療法として有望であると結論する一方、投与プロトコルの標準化と長期有効性の検証のため、今後の多施設共同RCTが必要であるとしている。「免疫力を上げる」だけでなく「免疫を整える」オゾン療法の双方向性を示す包括的レビュー。

日本語訳題:オゾン療法の歴史的重要事項
原題:Historical Highlights of Ozone Therapy
出典:Komarraju SL, Sathyanath D, Sathwik M, Muralidharan S. Journal of Pharmacy & Bioallied Sciences. 2025;17(Suppl 3):S2029-S2031. DOI: 10.4103/jpbs.jpbs_1130_25 / PMID: 41164551

要約:オゾン療法は18世紀の化学的発見を起点に、産業用水処理から医療応用へと発展し、今日では国際的に標準化の進む補完療法となっている。本論文は、オゾン発見者の一人Christian Friedrich Schönbein、Nikola Tesla、そしてオゾン発生器と自家血オゾン療法の礎を築いたJoachim Hänsler博士ら先駆者の業績を時系列で整理し、20世紀における学会・専門誌・教育機関の設立を俯瞰する。

特筆すべきは、21世紀に入り2010年にISCO3(国際オゾン療法科学委員会)が設立され、2015年には「マドリッド宣言(Madrid Declaration on Ozone Therapy)」により国際的な適応・投与プロトコル・倫理規定が整備された点である。近年はインドが国家レベルでオゾン療法を自然療法教育プログラムに組み込むなど、正当性を高める動きが世界的に広がっている。本論文は、抗酸化・抗炎症・免疫調整作用を有するオゾン療法が「実験的な周辺領域」から「国際的に通用するエビデンスに基づく治療法」へと移行した経緯を示す歴史的概観として有用である。

日本語訳題:低濃度オゾンはin vitroでミトコンドリアの構造および機能に用量依存的な変化を誘導する
原題:Dose-Related Structural and Functional Modifications of Mitochondria Are Induced In Vitro by Low Ozone Concentrations
出典:Inguscio CR, Pozza ED, Dando I, et al. International Journal of Molecular Sciences. 2026;27(5):2267. DOI: 10.3390/ijms27052267 / PMID: 41828491

要約:ミトコンドリアは細胞のエネルギー産生(ATP合成)を担う主要なオルガネラであり、穏やかな酸化ストレスに敏感に応答する特性を持つ。Verona大学のグループは、医療で使用される低濃度のオゾンがミトコンドリアに与える影響を、マウス骨格筋由来非腫瘍性細胞をモデルとして透過型電子顕微鏡、生化学解析、フローサイトメトリーを組み合わせて詳細に解析した。

その結果、低濃度オゾンはミトコンドリアの面積拡大、クリステ(内膜のひだ)の伸長、電子伝達系複合体の活性増強、および抗酸化酵素であるカタラーゼとMn-SODの発現上昇を誘導することが示された。Nrf2は外膜にアンカリングされて保護的役割を果たしていた。重要なのは、これらすべての変化が治療後24時間でピークに達し、48時間後には正常なホメオスタシスへと戻ったことである。すなわちオゾンによる刺激は「一過性の適応応答」であり、持続的なダメージではない。細胞が酸化刺激に対して迅速に応答し、エネルギー産生能を底上げした後に恒常性を復元する、というホルミシス理論を分子レベルで裏付ける重要な基礎研究。

日本語訳題:COVID-19後遺症(post-COVID syndrome)患者に対する大量オゾン自家血療法の有効性
原題:Efficacy of major ozone autohemotherapy in patients with post-COVID syndrome
出典:Kuculmez O. Frontiers in Medicine. 2026;13:1720578. DOI: 10.3389/fmed.2026.1720578 / PMID: 41767530

要約:COVID-19後遺症(long COVID)は、倦怠感、不眠、抑うつ、認知機能低下、慢性疲労などを特徴とする症候群であり、いまなお確立された治療法が乏しい。本研究は、トルコのBaşkent大学病院で行われた後ろ向きカルテレビュー研究であり、post-COVID症候群と診断され大量自家血オゾン療法(MAH)を10回受けた40例(女性32名・男性8名)を解析対象とした。

評価指標はFACIT疲労スケール、Beck抑うつ尺度(BDI)、Beck不安尺度(BAI)、ピッツバーグ睡眠品質指数(PSQI)、およびSF-36(健康関連QOL)。10回のセッション終了後、これらすべての指標が統計学的に有意に改善した(p<0.05)。不安・抑うつスコアの低下、疲労感の軽減、SF-36全サブスコアの向上が確認されており、重篤な副作用は報告されていない。本研究はサンプルサイズや後ろ向きデザインの制約はあるものの、慢性疲労を主徴とするpost-COVID症候群に対してオゾン療法が補完的選択肢となり得ることを示した臨床的証拠であり、「慢性疲労」「倦怠感」を訴えて来院する患者への適応を考える上で参考となる。

日本語訳題:Nrf2/Keap1/AREシグナル伝達:特異的制御に向けて
原題:Nrf2/Keap1/ARE signaling: Towards specific regulation
出典:Ulasov AV, Rosenkranz AA, Georgiev GP, Sobolev AS. Life Sciences. 2021;291:120111. DOI: 10.1016/j.lfs.2021.120111 / PMID: 34732330

要約:転写因子Nrf2は、数百の細胞防御遺伝子の発現を制御する「抗酸化応答システムの司令塔」である。神経変性疾患、心血管疾患、一部のウイルス感染症、糖尿病など、酸化ストレスを病態に含む多数の疾患において、Nrf2を活性化する治療戦略が注目されている。通常、Nrf2はKeap1タンパク質に結合してプロテアソームで分解される運命にあるが、酸化ストレス時にはNrf2-Keap1相互作用が解除され、Nrf2が核内に移行してARE(抗酸化応答配列)に結合し、保護遺伝子群を転写活性化する。

本総説は、Nrf2活性化戦略を「Keap1の求電子修飾」型と「Nrf2-Keap1 PPI(タンパク質間相互作用)直接阻害」型に分類して整理している。求電子性の誘導体は他のタンパクと非特異的に反応し副作用を生じるリスクがあるのに対し、非求電子性のPPI阻害薬はより特異性が高く治療域を広げられる可能性があると論じる。オゾン療法を含むNrf2標的療法の基礎理論を理解する上で必読の論文であり、オゾンがどのような分子機序で「体本来の抗酸化力を底上げする」のかを説明する科学的基盤となる。

日本語訳題:オゾン療法とグルタチオン経路の役割
原題:Ozone therapy and the role of the glutathione pathway
出典:Chirumbolo S, Franzini M, Tirelli U, Valdenassi L. Inflammopharmacology. 2025;33(10):6265-6272. DOI: 10.1007/s10787-025-01953-1 / PMID: 40991178

要約:静脈内グルタチオン(IV-GSH)療法は、外因性に抗酸化物質を補給するシンプルな戦略だが、近年「オゾン療法と相互代替可能」という誤解が広がっていた。本論文は常微分方程式(ODE)ベースの数理モデルを用いて、酸素-オゾン療法(OOT)の多標的作用機序を解析し、GSH/GSSG経路が治療効果に占める割合を定量的に評価した。

その結果、GSH/GSSG経路はオゾン療法の治療効果のうち成人で10%未満、高齢者では約2%しか寄与しておらず、残りの圧倒的な部分は血管内皮/一酸化窒素(NO)経路およびNrf2駆動の適応応答によって担われていることが示された。6ヶ月のシミュレーションでは、オゾン療法群で急速かつほぼ完全な回復が得られるのに対し、IV-GSH群では微弱な改善に留まった。著者らはオゾン療法を「単なる抗酸化療法」ではなく、免疫・炎症・痛覚・変性疾患に広く効果を持つ「全身性の生体調節治療(systemic bioregulatory treatment)」と位置付けている。グルタチオンは補助的な役割を果たすが、オゾンの多経路作用を置き換えることはできないと結論している。

日本語訳題:皮膚疾患に対するオゾン療法:細胞および分子レベルのメカニズム
原題:Ozone therapy for skin diseases: Cellular and molecular mechanisms
出典:Liu L, Zeng L, Gao L, Zeng J, Lu J. International Wound Journal. 2023;20(6):2376-2385. DOI: 10.1111/iwj.14060 / PMID: 36527235

要約:オゾン療法は、オゾン化水治療、オゾン化オイル、自家血オゾン療法など多様な投与経路で皮膚疾患に応用されている。本総説は、感染性皮膚疾患、創傷治癒、湿疹、皮膚炎、乾癬、腋臭症、糖尿病性足病変、褥瘡などの幅広い適応に対するオゾン療法の根拠を、中南大学(Central South University)医療オゾン研究センターのグループが網羅的に整理したものである。近年ではアンチエイジング、皮膚・腸内細菌叢の改善、抗腫瘍作用にまで応用範囲が拡大している。

著者らは、オゾンの皮膚疾患における作用機序を3つの軸で整理している:(1) 抗酸化作用(Nrf2経路を介したSOD・カタラーゼ・GPxの誘導)、(2) 免疫調整能(マクロファージM1/M2極性化、サイトカインバランスの是正)、(3) 局所微小循環の改善(酸素供給・代謝産物排出の促進)。この3つの軸が皮膚のバリア機能修復、炎症制御、創傷治癒促進に統合的に寄与するとしている。アトピー性皮膚炎など炎症性皮膚疾患に対するオゾン療法の理論的根拠を包括的に示す基礎総説であり、当院のアトピー性皮膚炎治療における高濃度ビタミンC点滴との併用戦略とも整合する。

日本語訳題:オゾン化ひまわり油(OSO)は、オキサゾロン誘発アトピー性皮膚炎様マウスおよびLPS処理RAW 264.7細胞において炎症応答を軽減する
原題:Ozonated Sunflower Oil (OSO) Alleviates Inflammatory Responses in Oxazolone-Induced Atopic Dermatitis (AD)-Like Mice and LPS-Treated RAW 264.7 Cells
出典:Kim SY, Lee JO, Lee S, et al. Journal of Microbiology and Biotechnology. 2024;34(4):765-773. DOI: 10.4014/jmb.2310.10037 / PMID: 38247218

要約:アトピー性皮膚炎(AD)は慢性の炎症性皮膚疾患で、Th2型免疫応答の亢進、皮膚バリア機能の破綻、そう痒感の持続を特徴とする。従来のステロイド外用剤に依存する治療に限界があるなか、本研究は韓国・中央大学の皮膚科チームが行った基礎実験であり、オゾン化ひまわり油(OSO)のAD抑制効果を、LPS刺激マウスマクロファージ(RAW 264.7)系およびオキサゾロン塗布によるADモデルマウス(無毛マウス)で評価した。

OSOはRAW 264.7細胞でLPS誘導性のIL-1βと一酸化窒素(NO)産生を顕著に抑制した。ADモデルマウスでは、肥満細胞浸潤数、表皮肥厚、AD症状スコア、thymic stromal lymphopoietin(TSLP)、フィラグリン、血清中NO、IgE、IL-1β、TNF-αすべてが有意に低下した。メカニズム的には、IL-4/STAT3/MAPK経路の抑制とNF-κB発現の低下が関与していた。これらの結果は、オゾン由来の皮膚治療が単なる対症療法ではなく、AD発症に関わる中核的なシグナル経路を上流から遮断できる可能性を示唆しており、本文中で紹介したアトピー性皮膚炎に対する自己血オゾン療法の効果を分子レベルから裏付けている。

日本語訳題:化学療法誘発末梢神経障害(CIPN)の管理におけるオゾン療法:理論的根拠と研究展望のレビュー
原題:Ozone Treatment in the Management of Chemotherapy-Induced Peripheral Neuropathy: A Review of Rationale and Research Directions
出典:Clavo B, Cánovas-Molina A, Federico M, et al. Cancers. 2025;17(14):2278. DOI: 10.3390/cancers17142278 / PMID: 40723162

要約:化学療法誘発末梢神経障害(CIPN)は、タキサン系・白金系抗がん剤の代表的な副作用で、しびれ・痛み・感覚異常を伴い、治療継続を妨げるだけでなく、がんサバイバーのQOLを著しく低下させる。唯一のエビデンスに基づく治療薬デュロキセチンも効果は限定的で、しびれ・ピリピリ感には有効な治療がないのが現状である。本ナラティブレビューは、スペイン・Dr. Negrín大学病院のClavoらのグループが1995年から2025年までの文献を精査し、CIPNにおけるオゾン療法の位置付けを体系化した。

著者らは基礎研究18件、臨床報告27件をまとめ、オゾン療法がCIPNの管理に有益である可能性を示している。主な機序として、(1) Nrf2経路活性化による酸化ストレス軽減、(2) ミトコンドリア機能回復、(3) 末梢神経の微小循環改善、(4) 抗炎症作用が想定されている。現在複数のランダム化比較試験が進行中であり、著者らは本論文で今後の研究方向性と既存文献のギャップを指摘している。がん3大療法の副作用軽減という観点でオゾン療法を推奨する理論的根拠となる最新エビデンス。

日本語訳題:化学療法誘発末梢神経障害による感覚異常(しびれ・ピリピリ感)患者に対するオゾン治療の有効性と費用対効果:ランダム化三重盲検臨床試験(OzoParQT)
原題:Effectiveness and cost-effectiveness of ozone treatment in patients with paraesthesia (numbness, tingling) secondary to chemotherapy-induced peripheral neuropathy: randomized, triple-blind clinical trial (OzoParQT)
出典:Clavo B, Cánovas-Molina A, Cazorla-Rivero S, et al. BMC Cancer. 2026;26(1):260. DOI: 10.1186/s12885-025-15399-9 / PMID: 41572235

要約:OzoParQTは、スペインのDr. Negrín大学病院が主導するオゾン療法のフェーズII-III相ランダム化三重盲検試験である(ClinicalTrials.gov: NCT06706544)。対象は、化学療法終了後3ヶ月以上経過し、グレード2以上のCIPN(しびれ・ピリピリ感)が持続する成人がん患者42名。病状が安定または寛解しており、6ヶ月以上の余命が見込まれることを条件とし、1対1の割付でオゾン群または対照群に振り分けられる。全例が標準がん治療を継続しつつ、16週間にわたり40回の直腸注入セッション(8週間は週3回、以降は週2回)を受ける。

オゾン群はO₃/O₂混合ガス(10~30 μg/mL)、対照群はO₂のみ(0 μg/mL)で、ガス量は180~300 mLに調整される。主要評価項目は28週時点での「自覚的な感覚異常レベル」および「健康関連QOL」の変化。副次評価項目は直接医療費、神経症状(CTCAE v5.0、QLQ-CIPN20)、QOL(EQ-5D-5L、QLQ-C30)、不安・抑うつ、酸化ストレスと慢性炎症の生化学マーカー、手足のハイパースペクトル画像、直腸オゾン治療の毒性評価など多岐にわたる。CIPNに対する質の高いエビデンスがほぼ存在しない現状で、本試験はオゾン療法の補助療法としての位置付けを確立する重要なRCTとなる見込み。

日本語訳題:軽症から中等症のCOVID-19肺炎患者における自家血オゾン療法 — 単施設経験
原題:Blood ozonization in patients with mild to moderate COVID-19 pneumonia: a single centre experience
出典:Tascini C, Sermann G, Pagotto A, et al. Internal and Emergency Medicine. 2021;16(3):669-675. DOI: 10.1007/s11739-020-02542-6 / PMID: 33131033

要約:COVID-19パンデミック初期、有効な治療薬が確立していない状況下で、イタリア・Udine大学病院は標準治療(BAT)への補助療法として酸素/オゾンガス混合物による自家血オゾン療法(MAH)を導入した。本研究は、SIMEUクリニカルフェノタイプ2~4に該当する軽症~中等症COVID-19肺炎患者60名(治療群30名 vs 対照群30名)を対象とした症例対照研究である。

両群ともにSIMEUフェノタイプの有意な改善が認められたが、統計学的に有意な改善はオゾン治療群でのみ観察された(2.87→2.27、p<0.001)。対照群では統計学的有意差なし(p=0.522)。オゾン群は若年だったが、重症フェノタイプの割合は高かった。オゾン/酸素ガス混合物の投与に関連する副作用は報告されなかった。論文は、オゾン療法がサイトカインストーム、酸化ストレス、血栓傾向に対して多面的に作用し得ると考察している。感染症を契機に「免疫を整え、酸化ストレスを下げる」治療の価値が再認識された、COVID-19禍における代表的な臨床報告の一つ。

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