ピコレーザー治療の選び方Pico Laser Guide

シミ・肝斑・ニキビ跡へ、
2機種のピコレーザーを
症状別に使い分ける

仙台でピコレーザー治療をご検討中の方へ。当院は、効果の異なる2機種のピコレーザー(PQXピコレーザー/ヘリオス785 PICO)を備え、シミ・肝斑・ニキビ跡などの症状に応じて使い分けています。

シミは種類によって適した照射が異なり、肝斑のように強い照射でかえって悪化しうるものもあります。

当院ではVISIA等の肌画像診断で「そのシミが何か」を確認し、初診当日には原則照射を行わず、診断結果に基づいて治療計画をご提案します。照射はすべて医師が担当します。

※県外など遠方の方で、受けられる施術が確定している場合のみ、初診当日の施術に対応しています。詳しくは初めての方へをご覧ください。

プリズムが光を4色の波長に分けるイラスト(ピコレーザーは波長によって役割が異なるイメージ)

ピコレーザーとは ── 従来のレーザーと何が違うかAbout Pico Laser

ピコレーザーとは、1兆分の1秒(ピコ秒)単位の極めて短い時間でレーザーを照射する治療機器の総称です。従来のシミ取りレーザー(ナノ秒レーザー)は、熱の作用でメラニン色素を壊すため、周囲の肌にも熱が伝わりやすいという性質がありました。

ピコレーザーは照射時間を1,000分の1に縮めることで、熱ではなく衝撃波によって色素をより細かく砕きます。そのため周囲の肌への熱ダメージを抑えやすく、従来のレーザーでは反応しにくかった薄いシミにも反応が得られやすいとされています。

ナノ秒レーザー(熱で色素を砕く)とピコ秒レーザー(衝撃波で細かく砕く)の違いのイメージイラスト

左:従来のナノ秒レーザー(熱の作用が周囲に広がる)/右:ピコ秒レーザー(衝撃波で細かく砕き、周囲への熱を抑える)のイメージ

ただし、ピコレーザーは「何にでも一番効く万能のレーザー」ではありません。この点は「ピコレーザーは万能ではありません」の章でご説明します。

当院の2機種 ── PQXとヘリオス785 PICOTwo Pico Devices

ピコレーザーにはピコシュア・ピコウェイなどさまざまな機種がありますが、どの機種も「波長」と「照射の仕方」で整理できます。当院は特色の異なる2機種を採用しています。

PQXピコレーザー(1064nm/532nm)

PQXピコレーザーの機器

一度でしっかり反応させる「切れ味」担当。メラニンへの反応が最も強い532nmと、深部まで届く1064nmの2波長を備えます。

  • 数個の薄いシミのピコスポット照射
  • ニキビ跡・傷跡を肌の土台から整え直すピコフラクショナル
  • 肝斑等のピコトーニング

PQXピコレーザーの詳細

ヘリオス785 PICO(785nm)

ヘリオス785 PICOの機器

「やさしく、繰り返す」担当。ルビーレーザーに近いメラニンへの反応を持ちながら、痛み・ダウンタイム・肌への負荷を抑えたピコレーザーです。

  • 顔全体のシミに「ハイブリッド照射」(フラクショナル照射+低出力スポット照射)
  • 保護テープ不要・照射直後からメイク可能
  • 色黒の方・日焼けしやすい肌質の方にも
  • 肝斑等のピコトーニング(PQXと共通)

ヘリオス785の詳細

※ヘリオス785は国内において薬機法上の承認を受けていない医療機器です(医師の判断と責任のもと個人輸入し、医師の管理下で使用しています)。未承認医薬品等に関する情報(国内の承認機器の有無・諸外国における安全性情報など)はヘリオス785のページでご案内しています。

ピコレーザーは「万能」ではありませんOne of the Options

ピコレーザーは、インターネット上では「最新で革新的な、何にでも効くレーザー」のように紹介されることが少なくありません。しかし実際には、シミ治療の選択肢の一つであり、すべての症状で従来のレーザーより優れているわけではありません。

太さの異なる3本の筆のイラスト(1本ですべては描けない、機器を使い分けるイメージ)

1本の筆ですべては描けないように、レーザーも症状に合わせて使い分けます

たとえば当院の顔全体のシミ治療では、従来型レーザーであるルビーフラクショナル(694nm)と、ヘリオス785の「ハイブリッド照射」(顔全体のフラクショナル照射に、目立つシミへの低出力スポット照射を組み合わせる方法)を同列の選択肢として、肌状態に応じて使い分けています。どちらも回数を重ねて少しずつシミを薄くしていく治療で、料金も同額です。

ルビーフラクショナルは顔全体のシミに大変効果的な治療器で、当院でも実績を重ねてきました。治療がある程度進み、色調の変化やスポット照射を考慮する段階に入ったら、ヘリオスのハイブリッド照射へ移行することで、その先の改善を狙えます。

また、色黒・日焼けしやすい肌質の方や、くすみが強めの方では、ヘリオスを先行して行うこともあります。保護テープが難しい方、痛みや肌への負担を抑えたい方にも向いています。

一方でPQXピコレーザーは、数個の薄いシミを一度でしっかり反応させるピコスポット照射と、ニキビ跡・傷跡のピコフラクショナルという「狙いを絞った照射」で、ピコならではの強みを発揮します。

まとめると、当院の使い分けは次のとおりです。

  • 数個の薄いシミ → PQXのピコスポット照射
  • 顔全体に広がるシミ → ルビーフラクショナル/ヘリオス785のハイブリッド照射(肌状態に応じて選択)
  • 肝斑 → 低出力のピコトーニング
  • ニキビ跡・傷跡・毛穴 → PQXのピコフラクショナル
SYMPTOM → TREATMENT MAP 数個の薄いシミ PQX ピコスポット照射(532nm) 1回でしっかり反応させる/保護テープ約2週間 顔全体に広がるシミ ルビーフラクショナル / ヘリオス ハイブリッド照射 肌状態・治療の進み具合に応じて選択します(料金は同額) 肝斑(疑いを含む) 低出力ピコトーニング(両機種対応) 強い出力のスポット照射は悪化のリスク ニキビ跡・傷跡・毛穴 PQX ピコフラクショナル(1064nm) 肌の土台から整え直す点状照射/表面麻酔を使用 診察とVISIA等の肌画像診断のうえ、医師がお一人おひとりに適した機器・照射方法を確定します。

特別なご希望がない限り、肌状態を診断したうえで適切な機器を医師が選択しますので、機器名がわからなくてもご心配はいりません。4機種の詳しい比較はシミ取りレーザー4機種の徹底比較をご覧ください。

 まずは肌診断から → カウンセリングのご予約・お問い合わせ

3つの照射方法 ── 詳細は各ページへThree Methods

ピコレーザーの照射方法は3つあり、それぞれ対応するお悩みが異なります。施術の流れ・経過・注意点は各ページでご案内しています。

なお、ひとくちに「ピコフラクショナル」といっても、機種によって趣が異なります。PQXのピコフラクショナル(1064nm)はニキビ跡・毛穴など肌の再構築が目的であるのに対し、ヘリオス785のフラクショナル照射(785nm)はルビーフラクショナルと同様にシミ・スキントーンの改善が目的で、ハイブリッド照射の一部として行います。

顔全体に広がるシミの治療(ルビーフラクショナル/ヘリオス785のハイブリッド照射)については、ルビーフラクショナルヘリオス785の各ページをご覧ください。

料金のご案内Price

メニュー(使用機種) 料金(税込)
ピコスポット(PQX) 1ヵ所16,500円
(長径10mmまで/超過は1mmごとに+1,650円)
ピコトーニング
(PQX/ヘリオス785共通)
全顔22,000円
肝斑改善集中プラン
(トーニング+トラネキサム酸導入)
48,400円(1ヶ月・通院4回)
ピコフラクショナル(PQX) 全顔77,000円(ヒアルロン酸導入込み)
トラネキサム酸導入付80,300円
プレミアプラン154,000円

※すべて税込・保険適応外の自由診療です。初診料3,300円、表面麻酔(ご希望時)2,200〜3,300円。施術料は予告なく変更される場合があります。

※顔全体に広がるシミの治療(ルビーフラクショナル/ヘリオス785のハイブリッド照射・現在は同額で行っています)の料金は、ルビーフラクショナルヘリオス785の各ページをご覧ください。

※ピコトーニングは、単体での治療よりもトラネキサム酸導入と組み合わせた肝斑改善集中プランとしての治療をお勧めしています。機器はメラニンへの反応がおだやかな1064nm(PQX)から開始し、肝斑改善の進捗や肌の慣れに応じてヘリオス785への切り替えを検討します。

ダウンタイムの目安は次のとおりです(いずれも個人差があります)。

  • ピコスポット ── かさぶた1〜2週間(保護テープで約2週間保護)
  • ピコトーニング ── ほとんどなし(赤みが出ても数時間程度)
  • ピコフラクショナル ── 赤み1〜3日・点状のかさぶた数日〜1週間

治療回数には個人差があり、複数回の照射が必要になることがあります。照射後には一時的な赤み・腫れ・炎症後色素沈着(PIH)などが生じることがあります。詳しいリスク・副作用は、各施術ページおよび診察時にご説明します。麻酔の使い方はメニューにより異なるため、よくある質問をご覧ください。

よくある質問FAQ

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薄く浅いシミであれば1回の照射で反応が得られることもありますが、深さや濃さによっては複数回の治療が必要です。また照射後には通常の回復過程として一時的な炎症後色素沈着(PIH)が起こることがあり、その場合も多くは数ヶ月かけて薄くなっていきます。「1回で必ず取れる」とお約束することはできないため、当院では肌画像診断で状態を確認したうえで、見通しをご説明してから治療を行います。

照射時にはパチパチとした刺激を感じることがありますが、麻酔の使い方はメニューによって異なります。ピコトーニングは麻酔なしで受けていただいています。ピコフラクショナルは表面麻酔(塗る麻酔・2,200〜3,300円)を使用します。ピコスポットはシミの大きさ・数によって表面麻酔を使い分け、小さいものは照射が数秒で終わるため冷却のみで行います。ヘリオス785の顔全体照射は基本的に麻酔なしで行いますが、ご希望に応じて表面麻酔を使用できます。照射はすべて医師が行い、出力は肌の反応を見ながら調整します。

メニューによって異なります。ピコスポットは照射部がかさぶた状になり、1〜2週間で自然に剥がれます(創傷被覆材による保護は約2週間)。ピコトーニングはダウンタイムがほとんどなく、赤みが出ても数時間程度で、当日から通常の生活が可能です。ピコフラクショナルは赤みが1〜3日、点状のかさぶたが数日〜1週間程度で落ち着きます。いずれも個人差があります。

PQXによるピコスポット照射の後は、創傷被覆材(保護テープ)で約2週間の保護をお願いしています。一方、ヘリオス785のハイブリッド照射(顔全体のフラクショナル照射に低出力スポット照射を組み合わせる方法)では、この低出力スポット照射は、肌への負荷が少ないため被覆材を必要としません。どちらの方法が適しているかは、シミの状態と生活のご予定に合わせて医師がご提案します。

肝斑の部位に強い出力のスポット照射を行うと、刺激により肝斑が悪化するリスクがあります。当院では肌画像診断(VISIA等)で肝斑の有無を確認し、肝斑が疑われる場合は低出力のピコトーニングとトラネキサム酸を組み合わせた肝斑改善集中プラン(1ヶ月・通院4回で48,400円)を優先してご提案します。トーニングの機器は、色素選択性がほとんどない1064nmのPQXから開始し、肝斑改善の進捗や肌の慣れ(忍容性)に応じてヘリオス785への切り替えを検討します。肝斑とシミが混在する場合の治療順序についても診察時にご説明します。

機種によって波長と得意分野が異なります。ヘリオス785 PICOの低出力スポット照射(弱めの出力で広めに当てる照射)は、顔全体のハイブリッド照射に組み合わせる補助的な照射で、1つのシミを単独で取り切る治療ではありません。数個のシミを確実に反応させるには、メラニンへの反応が最も強い532nmのPQXピコスポット照射が適しています。また、ニキビ跡・傷跡で目指すのは色素の除去ではなく肌(真皮)の再構築のため、深くまで届く1064nmのPQXピコフラクショナルを使用します。どちらが適しているかは、肌画像診断のうえ医師がご提案します。


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監修者情報(医師紹介)

監修医師 佐藤雅樹(仙台 ソララクリニック院長)

監修医師:佐藤 雅樹 (さとう まさき)

ソララクリニック 院長

専門分野:美容皮膚科

2000年 順天堂大学医学部卒。順天堂大学医学部形成外科入局。 大学医学部付属病院等を経て、都内美容皮膚科クリニックにてレーザー治療の研鑽を積む。2011年3月 ソララクリニック開院 院長就任。2022年 医療法人 松柴会 理事長就任。日本美容皮膚科学会 日本形成外科学会 日本抗加齢医学会 日本レーザー医学会 点滴療法研究会 日本医療毛髪再生研究会他所属。 
様々な医療レーザー機器に精通し、2011年ルビーフラクショナル搭載機器を日本初導入。各種エネルギーベースの医療機器を併用する複合治療に積極的に取り組む.

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最終更新日


更新履歴:2026年7月 公開

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