手の甲のしわ・浮き出る血管の治療ふっくら自然な手の若返りへ

ハリ・キメ・シミを底上げして、手元の印象を整える

ふと目に入った手の甲に、しわやシミ、浮き出た血管を見つけて「年齢が出ているな」と感じることはないでしょうか。手の甲は、自分で一日に何度も見る場所であり、人からも意外とよく見られています。

お顔のケアは熱心にされていても、手元は後回しになりがちです。

このページでは、手の甲が老けて見える原因を構造から整理し、ご自身のタイプに合った「最初の一手」を見つけられるようにご案内します。

当院では、薄くなった皮膚にハリを与え、皮下のボリュームや質感を回復させることで、しわも血管の目立ちも和らげていく、自然な若返りを基本に考えています。

このページの要点

  • 手の甲の老化は、しわ・血管・シミが別々ではなく連動して進みます。
  • 当院は血管を潰すのではなく、皮膚と皮下を回復させて目立ちにくくするアプローチを基本にしています。
  • お悩みの見え方は3タイプ(ハリ低下・しわ型/血管浮き型/シミ混在型)に分かれますが、最初の一手は共通です。タイプは、治療の選択肢を考えるための整理に使います。
手の甲の若返り治療の症例写真 ジュベルック+ミラジェット 右手のみ3回治療
右手のみ3回治療した一例(院長自身の手・個人差があります)
施術名
ジュベルック×ミラジェット
内容
手の甲のしわ・質感の改善
リスク・副作用
注入痕、発赤、腫れ、まれに内出血 など
治療費(税込)
1回 99,000円(カートリッジ 33,000円)

右手の甲のみに、ジュベルックをミラジェットで3回注入した経過です。院長自身の手で行った治療で、皮膚の厚みやキメ、色調に変化が見られています。効果や経過には個人差があります。

手の甲の老化とは ── しわ・血管・シミが同時に進む

手の甲の老化を進める4つの変化 皮膚の菲薄化、皮下脂肪の減少、血管の拡張、紫外線によるシミの4要因が連動して手の甲の老化を進める図 HAND AGING ── 4 FACTORS 手の甲が老けて見える 4つの変化 これらは別々ではなく、連動して進みます。ひとつを整えると他も目立ちにくくなります。 CORE ★ 皮膚・皮下の衰え 01 皮膚の菲薄化 コラーゲン低下でハリ・キメが低下 02 皮下脂肪の減少 くぼみ・腱や骨が目立ちやすく 03 血管の拡張(ハンドベイン) 皮膚が薄くなると静脈が浮いて見える 04 紫外線によるシミ 日光性色素斑が手の甲に出やすい 監修:佐藤雅樹(ソララクリニック院長)

手の甲の老化は、お顔よりも5〜10年早く現れるとも言われます。日常的に紫外線を浴び、洗い物や手洗いなど刺激を受けやすいうえ、皮膚そのものが薄く、加齢の変化が表面に出やすい部位だからです。

しわ・血管・シミは、ひとつながりの変化

「しわ」「浮き出る血管(ハンドベイン)」「シミ」は、別々の悩みのように見えて、根っこでつながっています。皮膚が薄くなり、皮下のボリュームが減ると、表面のしわが増えると同時に、奥の血管が透けて目立ち、紫外線ダメージの蓄積でシミも現れます。

そのため、皮膚と皮下の土台を回復させると、しわが浅くなるだけでなく、血管の目立ちも和らぎ、肌全体の質感も整っていきます。ひとつの変化だけを追いかけるより、土台から底上げする発想が、手の甲では特に有効です。

親指側と小指側で、気になり方が違う

興味深いことに、手の甲のしわは親指側と小指側で気にされ方が異なります。親指側は、手を使うときに自然と自分の目に入る側。そのため「自分で見るたびに気になる」という方が多い場所です。

一方、小指側は人と向き合ったときに相手から見える側で、接客のお仕事の方など、人に与える印象を意識して相談に来られる方が多い部位です。

どちら側が気になるかは、「誰の目を意識しているか」の違いでもあります。診察では、こうした気になり方もうかがいながら、優先順位を一緒に整理していきます。

何歳から・進み方の目安

個人差はありますが、皮膚のハリやキメの低下は40代頃から自覚されることが多く、血管の浮きやシミは50代以降でより気になりやすくなります。屋外での活動が多い方、日焼け止めを手の甲まで塗る習慣がない方では、進みが早い傾向があります。

進み方に関わる要素

  • 紫外線(手の甲は塗り忘れが多い部位です)
  • 皮膚の乾燥・繰り返す刺激(水仕事・手指消毒など)
  • 加齢による皮下脂肪・コラーゲンの減少

なぜ手の甲は老けて見えるのか ── 構造から

手の甲が年齢を感じさせる背景には、表面から奥までいくつかの層の変化が重なっています。順に見ていきます。

皮膚の菲薄化とコラーゲンの低下

加齢や紫外線により、皮膚のコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚は薄く、ハリやキメを失っていきます。これが小じわや、つまんだときに戻りが遅い「ハリのなさ」として現れます。手の甲は皮膚がもともと薄いため、この変化が表面に出やすい部位です。

皮下脂肪の減少とくぼみ

手の甲では、皮膚のすぐ下に薄い脂肪の層があり、これがふっくらとした丸みを保っています。加齢でこの皮下のボリュームが減ると、骨と骨の間がくぼみ、腱や骨が浮き上がって見えるようになります。

学術的にも、手の甲の老化は「軽度の萎縮(小じわ)」「中等度(血管が目立つ)」「高度(腱が目立つ)」と段階的にとらえる考え方が報告されています。

血管の拡張・透見(ハンドベイン)

手の甲のしわと浮き出た血管(ハンドベイン)が見られる50代女性の手
50代女性の手の甲。小じわとともに静脈が浮き出て見える(イメージ写真)

皮膚と皮下が薄くなると、もともと手の甲を走る静脈が透けて、また浮き出て見えるようになります。これがハンドベインです。

血管そのものが太く蛇行してくる変化もありますが、多くの場合、まず「上に乗る皮膚・皮下が薄くなったこと」で目立ちます。だからこそ、土台を回復させると目立ちにくくなる余地があります。

当院の考え方 ── 血管を潰す前にできること

当院では、ハンドベインに対して血管そのものを処置するのではなく、皮膚と皮下を回復させて目立ちにくくするアプローチを基本にしています。詳しくは「血管そのものへの治療について(当院の方針)」をご覧ください。

紫外線によるシミ(日光性色素斑)

長年の紫外線の蓄積で、手の甲には日光性色素斑(老人性色素斑)と呼ばれる茶色いシミが現れます。お顔と違って日焼け止めの塗り忘れが多く、ケアが手薄になりやすいため、年齢とともに数や濃さが増えやすい部位です。

自分のタイプを知る ── 手の甲3タイプ

手の甲のお悩みは、どの変化が前面に出ているかで3つの「見え方」に分かれます。ただし、根っこは共通(皮膚・皮下が薄くなること)です。そのため、最初の一手はどのタイプでも変わりません

タイプは「土台の回復に加えて、どの選択肢を検討するか」を考えるための整理です。下の図で、ご自身に近い見え方を確認してみてください。

手の甲 3タイプ判別フロー 3つの質問に答えて、ハリ低下・しわ型、血管浮き型、シミ混在型のいずれかを判別するフローチャート SELF CHECK ── 3 TYPES あなたの手の甲はどのタイプ? 上から順に当てはまるものを選ぶと、最初に考えたい方向が見えてきます。 Q1 主な気がかりは「ハリ・しわ・質感」? Q2 浮き出る血管(ハンドベイン)が目立つ? Q3 茶色いシミ・色ムラが気になる? いいえ ↓ いいえ ↓ はい → はい → はい → TYPE A ★ ハリ低下・しわ型 TYPE B 血管浮き型(ハンドベイン) TYPE C シミ混在型 ※ 多くの方は複数タイプが重なります。重なる場合は診察で主な要因を見極めます。 監修:佐藤雅樹(ソララクリニック院長)

タイプA:ハリ低下・しわ型

小じわや、手の甲全体のハリ・ふっくら感の低下、質感の衰えが主な気がかりのタイプです。血管やシミより先に「なんとなく老けた」「カサついて見える」と感じる方が当てはまります。皮膚と皮下の回復が、最も素直に変化につながりやすいタイプです。

タイプB:血管浮き型(ハンドベイン)

浮き出た静脈の目立ちが一番気になるタイプです。多くの場合、皮膚・皮下が薄くなって血管が透けていることが背景にあります。

皮膚にハリとボリュームを取り戻すことで、目立ちを和らげていくのが当院の基本的な考え方です。血管そのものへの治療に関する当院の方針は「血管そのものへの治療について」をご覧ください。

タイプC:シミ混在型

しわやハリの低下に加えて、茶色いシミ・色ムラがはっきり気になるタイプです。シミへのアプローチを軸にしつつ、ハリ・質感の回復を組み合わせると、手元全体の若々しさにつながります。シミの治療については、専用ページもあわせてご覧ください。

手の甲のシミが主なお悩みの方は シミ取り・シミ治療総合ガイド もご覧ください

「最初の一手」ロードマップ ── 土台の回復から

手の甲の若返りは、すべてを一度に行うものではありません。どのタイプでも、最初の一手は「皮膚・皮下の土台の回復」で共通です。そのうえで、気になる変化に応じた選択肢を、経過を見ながら検討していきます。

最初の一手 ロードマップ ハリ低下・しわ型、血管浮き型、シミ混在型の3つの見え方から、共通の最初の一手(皮膚・皮下の土台回復)へ収束し、症状に応じた選択肢を検討する流れを示すロードマップ ROADMAP ── FIRST STEP 「最初の一手」ロードマップ どの見え方でも最初の一手は共通。そのうえで、症状に応じた選択肢を検討します。 TYPE A ハリ低下・しわ型 TYPE B 血管浮き型(ハンドベイン) TYPE C シミ混在型 FIRST STEP ★ 共通の最初の一手 皮膚・皮下の土台を回復 ジュベルック×ミラジェット ハリが戻ると、しわも血管の目立ちも和らいでいきます OPTION ── 症状に応じた選択肢 シミ・色ムラが気になる(タイプC) ヘリオス785/シミ取りレーザー トーンとハリを一緒に底上げ くぼみが深い・骨ばって見える ボリューム補充を検討 ヒアルロン酸などを診察のうえで 監修:佐藤雅樹(ソララクリニック院長)
  • 共通の最初の一手ジュベルック×ミラジェットで皮膚・皮下を回復。ハリが戻ると、しわだけでなく血管の目立ちも和らいでいきます(タイプA・Bの軸になります)。
  • 選択肢2 ── シミ・色ムラも気になる場合(タイプC)ヘリオス785を選択します。トーンとハリ、シミへのアプローチを一緒に底上げできる治療です。ジュベルック×ミラジェットとどちらを軸にするかは、診察でご提案します。
  • 選択肢3 ── くぼみが深い場合ボリューム補充を検討します。

「全部やる」前に

気になる変化が複数あっても、最初から全部に手をつける必要はありません。主な要因をひとつ整えるだけで、手元の印象は大きく変わることがあります。経過を見ながら、必要に応じて次の一手を考えていきましょう。

治療法の特徴

手の甲に対して当院で考えられる治療を、目的別にご紹介します。いずれも、お一人おひとりの状態を診たうえでご提案します。

皮膚・皮下の回復 ── ジュベルック×ミラジェット

実際の経過は、症例写真をご覧ください。右手の甲のみに3回治療を行い、皮膚の厚みやキメ、色調に変化が見られた一例です。

次世代型スキンブースター ジュベルック(PDLLA)
次世代型スキンブースター「ジュベルック」

ジュベルックは、皮膚内の線維芽細胞をマイルドに刺激し、コラーゲンやエラスチンの生成を促すスキンブースターです。手の甲のように皮膚が薄くハリが失われた部位の、質感の底上げに向いています。

ニードルレスマイクロジェットシステム ミラジェットForte 機器写真
針を使わないマイクロジェットシステム「ミラジェットForte」

肌への浸透には、レーザー圧力を用いたマイクロジェット技術「ミラジェット」を採用しています。針を使わないため痛みが抑えられ、麻酔を必要とせず、薬剤を均一に皮膚へ届けられます。

また、針による注入と比べて内出血が起こりにくいことも特徴です(報告されている副作用も一過性の点状出血など軽度なものが中心です。詳しくはミラジェットのページをご覧ください)。

ジュベルックの詳細

ミラジェットの詳細

トーン・ハリ・シミの底上げ ── ヘリオス785

ヘリオス785は、コラーゲンのリモデリングを促すことで、肌のトーンアップ・ハリ・キメの改善が期待できる治療です。あわせて、手の甲のシミ・色ムラへのアプローチにも用いられます。ハリの回復とシミ対策を一度に考えたいタイプC(シミ混在型)と相性が良い選択肢です。

ヘリオス785の詳細はこちら

ボリューム補充 ── ヒアルロン酸などの位置づけ

くぼみが深く、腱や骨の浮きが目立つ場合には、皮膚の下にボリュームを補う注入(ヒアルロン酸など)が検討されることがあります。

手の甲は皮膚が薄く、内部に血管や腱が走るデリケートな部位のため、入れる量や層の選び方が仕上がりを左右します。海外では、専用の手技や適切な層への注入の重要性が報告されています。当院では、状態を診たうえで、自然な範囲での補充を基本に考えます。

シミへのアプローチ

手の甲のシミ(日光性色素斑)が主なお悩みの場合は、シミ治療の枠組みで考えるほうが適していることがあります。シミの種類や状態によって適した治療が変わるため、詳しくは専用ページでご案内しています。

シミ取り・シミ治療総合ガイド

血管そのものへの治療について(当院の方針)

ハンドベインに対しては、血管内レーザーや硬化療法で血管そのものを処置する方法もあります。

ただし、血管を潰す治療は後から元に戻すことができません。当院では、まず皮膚と皮下を回復させて目立ちにくくするアプローチを十分に行い、血管そのものへの治療はそれでもなお必要な場合に、最後に検討する選択肢と位置づけています。

どうしても血管そのものへの処置が必要と考えられる場合に限り、対応する専門施設をご案内します。

治療を受ける前に知っておきたいこと

セルフケアの要点 ── 今日から始められること

手の甲のセルフケア(保湿・日焼け止め)のイメージイラスト

手の甲は、お顔と違って日焼け止めや保湿が後回しになりがちな部位です。治療を検討する・しないにかかわらず、次の3点は今日から始める価値があります。

手の甲のセルフケア 3つの基本

  • 日焼け止め:手の甲まで塗る習慣を。手洗いのたびに落ちやすいため、塗り直しも大切です。
  • 保湿:水仕事や手指消毒のあと、就寝前に。乾燥はしわ・キメの乱れを進めます。
  • 「これ以上進めない」発想:すでにあるシミやしわも、紫外線・乾燥への対策で進行を緩やかにすることが期待できます。

そのうえで、セルフケアだけでは届かない「土台の回復」を、クリニックでの治療が担います。

「自然さ」を大切に

手元は、表情のように動き、人と接する場面で目に入る部位です。だからこそ、急に印象が変わる仕上がりより、少しずつ自然に整える進め方が向いています。当院が皮膚・皮下の回復を基本に考えるのも、この自然さを重視しているためです。

通い方の目安

ジュベルックのようなスキンブースターは、複数回を一定の間隔で重ねることで質感の変化を実感しやすくなります。回数や間隔は状態により異なるため、診察のうえでご提案します。

まずはご相談から

どのタイプに当てはまるか迷う場合や、複数のお悩みが重なっている場合も、診察で主な要因を見極めてご提案します。気になる段階で、お気軽にご相談ください。

ダウンタイム・リスクの目安

手の甲の治療における一般的なダウンタイムとリスクの目安です。あらわれ方には個人差があり、すべての方に生じるものではありません。

  • 注入系(ジュベルック等):注入痕、発赤、腫れなど。針を使わないミラジェットでの注入では内出血はまれです。多くは数日程度で目立ちにくくなっていきます。
  • レーザー系(ヘリオス785等):照射後の赤み、ヒリつき、シミ部分の一時的なかさぶた、まれに炎症後の色素沈着など。

手は日常的に使う部位のため、施術後の保湿や紫外線対策などのケアもあわせてご説明します。気になる症状があれば、いつでもご相談いただけます。

よくあるご質問

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皮膚のハリや皮下のボリュームの低下によるしわは、皮膚・皮下を回復させる治療で、質感やハリの改善が期待できます。深さや状態により変化の程度には個人差があります。診察のうえで見込みをご説明します。

多くの場合、皮膚と皮下が薄くなって血管が透けて見えています。皮膚にハリとボリュームを取り戻すことで、目立ちにくくしていくアプローチが当院の基本です。血管そのものへの治療に関する当院の方針は本文でご説明しています。

ヘリオス785などはハリの改善とあわせてシミ・色ムラへのアプローチにも用いられます。シミが主なお悩みの場合は、シミ治療の枠組みのほうが適していることもあり、専用ページでご案内しています。

ジュベルックの注入にミラジェットを用いる方法は、針を使わないため痛みが抑えられ、麻酔を必要としません。感じ方には個人差があります。

スキンブースターは複数回を重ねることで質感の変化を実感しやすくなります。回数や間隔は状態によって異なるため、診察でご提案します。

はい。手の甲は単独でも、お顔の治療とあわせてでもご相談いただけます。気になる段階でお声がけください。

参考文献・エビデンス

本ページの内容は、国際的な医学文献データベース「PubMed」に収載されている英文の学術論文に基づいて作成しています。各文献の原題・出典・DOIを併記し、要点を日本語でご紹介します。

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原題:Revitalizing Hands: A Comprehensive Review of Anatomy and Treatment Options for Hand Rejuvenation.
出典:Cureus. 15(2):e35573 (2023)
DOI:10.7759/cureus.35573

要約:本論文は、手の甲の加齢変化(皮膚の弾力低下・透見・血管や腱・骨の突出)とその解剖学的背景、治療選択肢を整理した総説です。皮膚直下の層がボリューム補充に適した部位であることなどが論じられています。本ページでは、手の甲の老化を構造から解説する根拠として参照しています。

原題:Hand Rejuvenation by Targeted Volume Restoration of the Dorsal Fat Compartments.
出典:Aesthet Surg J. 38(1):92-100 (2018, Epub 2017)
DOI:10.1093/asj/sjx091

要約:本研究は、健常ボランティアの超音波評価と解剖、17名の治療例から、手の甲の老化を「軽度の萎縮と小じわ」「中等度(静脈の露出)」「高度(腱の露出)」の3段階に分類しました。本ページのタイプ分類(ハリ低下・血管浮き・シミ混在)の医学的背景として参照しています。

原題:Hand: Clinical Anatomy and Regional Approaches with Injectable Fillers.
出典:Plast Reconstr Surg. 136(5 Suppl):258S-275S (2015)
DOI:10.1097/PRS.0000000000001828

要約:本研究は、献体および超音波による解剖学的検討から、手の甲では真皮直下が注入に適した層であり、血管が各層に分布する繊細な構造であることを示しました。本ページでは、手の甲が注入の量・層の選び方を要する部位であることの根拠として参照しています。

原題:Skin rejuvenation effect of the combined PDLLA and non cross-linked hyaluronic acid: A preliminary study.
出典:J Cosmet Dermatol. 23(3):794-802 (2024, Epub 2023)
DOI:10.1111/jocd.16085

要約:本研究は、肌の若返りを希望する16名の顔面に注入用ポリ-D,L-乳酸を2〜3回施行し、小じわ・質感・色ムラなどの改善を評価した予備的研究です。組織学的に真皮のコラーゲンと弾性線維の増加が確認されました。本ページでは、ポリ乳酸スキンブースターが真皮のコラーゲン生成を促すことの根拠として参照しています(顔面を対象とした研究であり、手の甲への適用はこの知見を踏まえた応用です)。

原題:Calcium Hydroxyapatite (CaHA) Indication for Hand Rejuvenation.
出典:Aesthet Surg J. 38(suppl_1):S24-S28 (2018)
DOI:10.1093/asj/sjy013

要約:本論文は、2015年に手の甲への注入が米国で承認されたボリューム補充剤について、希釈や注入手技の工夫により安全性と仕上がりを高める方法を論じています。本ページでは、手の甲のボリューム補充が量や手技を要することの根拠として参照しています。

原題:Q-switched frequency-doubled Nd:YAG (532 nm) laser versus trichloroacetic acid 35% peeling in the treatment of dorsal hand solar lentigo: An assessor-blind split-hand randomized controlled trial.
出典:J Cosmet Dermatol. 21(12):6776-6782 (2022)
DOI:10.1111/jocd.15385

要約:本研究は、手の甲の日光性色素斑をもつ45名を対象に、左右の手でQスイッチレーザーとTCAピーリングを比較した無作為化比較試験です。レーザー群で色素の改善と満足度が有意に高い結果でした。本ページでは、手の甲のシミにレーザー治療が選択肢となる根拠として参照しています。


未承認医薬品・医療機器に関する注記

本ページで紹介するジュベルック、ミラジェットは、国内では医薬品医療機器等法上の承認を受けていない医薬品・医療機器であり、医師の判断のもと個人輸入により入手しています。同一成分・同等の効能で国内承認されている医薬品・医療機器はありません。入手にあたっては、医薬品医療機器総合機構(PMDA)の個人輸入手続きに基づいています。

これらは諸外国で使用されていますが、米国FDA等の承認状況は製品により異なります。重大な健康被害が生じた場合に給付を受けられる「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となります。

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監修者情報(医師紹介)

監修医師 佐藤雅樹(仙台 ソララクリニック院長)

監修医師:佐藤 雅樹 (さとう まさき)

ソララクリニック 院長

専門分野:美容皮膚科

2000年 順天堂大学医学部卒。順天堂大学医学部形成外科入局。 大学医学部付属病院等を経て、都内美容皮膚科クリニックにてレーザー治療の研鑽を積む。2011年3月 ソララクリニック開院 院長就任。2022年 医療法人 松柴会 理事長就任。日本美容皮膚科学会 日本形成外科学会 日本抗加齢医学会 日本レーザー医学会 点滴療法研究会 日本医療毛髪再生研究会他所属。 
様々な医療レーザー機器に精通し、2011年ルビーフラクショナル搭載機器を日本初導入。各種エネルギーベースの医療機器を併用する複合治療に積極的に取り組む.

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2026年6月 全面リニューアル(タイプ別の構成・参考文献・図版を追加)

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