シミ取り治療Pigmentation Treatment|仙台

医師が診て、医師が照射します。
明るく若々しい素肌を目指します。

鏡を見るたびに、新しく増えたシミやくすみが気になっていませんか。年齢を重ねると、若い頃は目立たなかったシミ・そばかす・くすみが増えて、「もう年だから仕方ない」とあきらめてしまう方も少なくありません。

でも、シミは種類によって適した治療が異なります。肝斑のように、一般的なシミ用のレーザーを当てるとかえって悪化してしまうものもあります。まず「自分のシミが何なのか」を正しく知ることが、遠回りに見えて一番の近道です。

仙台の美容皮膚科 ソララクリニックのシミ取り治療

  • レーザーの照射は、すべて医師が行います
  • 毎回、VISIA肌画像分析で肌の状態を撮影し、変化を見ながら治療に反映します
  • 肝斑やADM(肌の深い層にできるシミ)など、見分けの難しいものにも対応します
  • 症状に合わせて、レーザー5機種と窒素プラズマの計6機種を使い分けます

まずは、ご自分のシミがどれに近いか見てみてください。1つに絞れなくても構いません。

あなたのシミは、どのタイプ?

シミには種類があり、それぞれ「合うレーザー」と「避けるべきレーザー」が分かれます。気になるタイプをタップすると、特徴と治療の方針が開きます。ただし、これはあくまで目安です。最終的な診断は、VISIA肌画像分析をもとに医師が行います。

バッジの色は色素のある深さを表しています。表皮=浅い層 真皮=深い層 混合・要注意=見極めが必要

日光性色素斑(老人性色素斑)のイメージ

表皮

日光性色素斑

一般的なシミ/境界のくっきりした茶色

長年の紫外線でメラニンが蓄積し、丸く境界のはっきりした茶色のシミになったものです。頬やこめかみに、米粒〜10円大でできます。多くの方が「シミ」と聞いて思い浮かべるタイプです。

治療:いきなり強い出力を当てると、戻りジミが起こりやすくなります。そのため、まずルビーフラクショナルやヘリオス785で顔全体のシミを取り除いていきます。それでも残ったシミには、必要に応じてスポット照射を検討します。

そばかす(雀卵斑)のイメージ

表皮

そばかす

雀卵斑/鼻〜頬の細かい点

鼻を中心に、頬へ小さな茶色の点が散らばります。遺伝的な要素が強く、幼少期から見られることが多く、紫外線で濃くなることもあります。

治療:数が多いので、ヘリオス785などのピコレーザーやルビーフラクショナルで顔全体に照射し、散らばった点をまとめて扱います。くすみのトーンアップも同時に進みます。

ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)のイメージ

真皮

ADM

シミに見えて、実は青いアザ

一見シミに見えますが、実は「アザ」の一種で、メラニン(肌の色のもとになる色素)が真皮=皮膚の深い部分にあります。グレーや青みがかって見え、20代以降に両頬へ左右対称に出ることが多く、肝斑と見分けがつきにくいタイプです。

治療:真皮という深い層にあるため、表面のシミより回数が必要です。当院ではルビーフラクショナルやヘリオス785で点状に照射しています。肌への負担を分散できる方法なので、照射の間隔を長く空ける必要がなく、およそ1か月ごとに治療を重ねていけます。

肝斑のイメージ

混合・要注意

肝斑

かんぱん/モヤッと左右対称

頬骨のあたりに、左右対称でモヤッと広がる薄茶色のシミです。境界がはっきりせず、摩擦などの刺激で濃くなることがあります。肌の内部で微弱な炎症が続いている状態です。

治療:強い出力のレーザーはかえって濃くしてしまうことがあるため、レーザーを最初の一手にはしません。内服・外用で炎症を抑えることを土台に、2種類のピコレーザー(ヘリオス785・PQX)から肌の状態に合わせて選んだマイルドなピコトーニングと、薬剤導入を組み合わせた「肝斑改善集中プラン」で進めます。レーザーが向かない時期には、窒素プラズマ治療をご提案することもあります。

脂漏性角化症(老人性イボ)のイメージ

表皮・隆起

脂漏性角化症

老人性イボ/盛り上がり・ザラつき

※イボ除去は初診の受付を中止しています

シミのように見えて、触れるとわずかに盛り上がり、ザラつきます。長年の紫外線の影響で皮膚の表面が厚くなった「イボ」の一種で、色だけでなく「形」の変化を伴います。

治療:色に反応するレーザーでは、盛り上がりまでは平らになりません。エルビウムYAGレーザーで表面をごく薄く削り、段差をならしていきます。

※カードの写真はイメージです。

Doctor’s Note

「自分がどのタイプか分からない」という方こそ、どうぞご安心ください。来院される多くの方は、これらが混ざり合った「混合型」です。肝斑の上に日光性色素斑が重なっていたり、ADMやそばかすが併発していたりします。

人の目だけで見極めるのは、ベテラン医師でも難しいものです。だからこそ当院ではVISIA肌画像分析で肌の奥の色素まで可視化し、院長が責任を持って分析します。

よくいただくご相談

・何種類か混ざっていて、どこから手をつければいいか分からない

・以前の治療のあとに色が残ってしまった(色素沈着)

・薄くなってもまた戻ってしまう(戻りジミ)のが心配で、慎重に進めたい

どれも、まず今の肌の状態を撮って確かめるところからご相談いただけます。

JR仙台駅西口から徒歩約5分 / 宮城県仙台市青葉区花京院1-2-15 ソララプラザ2F / アクセス

治療の9割は「診断」で決まります

極論を言えば、レーザーを照射する技術そのものよりも、「どこに・何を・どれくらいの強さで照射するか」を決める「診断」のほうが大切です。残りは、照射そのものの技術と、治療後の過ごし方です。診断を誤れば、どんなに高性能な機械を使っても、思うような結果にはつながりません。

肉眼では見えない「隠れ肝斑」

特に注意が必要なのが、肉眼では見えにくい「隠れ肝斑」です。表面は普通のシミに見えても、その下に薄い肝斑が潜んでいることがあります。これに気づかずに強いレーザーを当てると、潜んでいた肝斑が反応して、かえって黒ずんでしまうことがあります。

VISIA肌画像分析で「見えないもの」を見る

VISIA肌画像分析による肌解析(院長)

当院では、治療前にVISIA肌画像分析(肌画像分析装置)による解析を行っています。肌の「CTスキャン」のように、肉眼では捉えきれない皮膚の奥のシミ予備軍や、炎症による血管の状態までを特殊な光で可視化します。

当院の特徴は、この撮影を初診時だけでなく、毎回の治療時に行っていることです。治療のたびに肌の変化を画像で確認し、その日の状態に合わせて治療内容を決めています。

正直なところ、毎回撮るのは煩雑です。お時間をいただくことになりますし、画像は溜まる一方です。それでも続けているのは、変化を順に追えるようになるからです。効果が思ったほど出ていないときに早い段階で気づけて、そこで治療方針を修正できる。1回だけ撮った画像では、これができません。

照射の条件も、医師2名で決めます

さらに当院では、診断と照射条件の精度を高めるため、医師2名体制でのダブルチェックを行っています。

レーザーの出力を上げるかどうかで迷ったときは、上げません。二人で見て、どちらか一方でも引っかかるところがあれば、その日は上げないか、むしろ下げます。

意見が割れるのは、じつは出力の話ではなく、肝斑のわずかな変化をどう読むかです。手を入れるべき変化なのか、様子を見ていい範囲なのか。ここは二人でよく議論になります。

「まず、自分の肌に何が起きているのかを知る」。シミ治療は、そこから始まります。

シミ治療に使う機器と、その使い分け

「どの治療を選んだらいいのか分からない」。診察でいちばん多くいただくご相談です。

無理もありません。メニューを見比べても、ご自身のシミにどれが合うのかは、見た目だけでは判断がつかないからです。

そこで当院では、ご自身で選んでいただくのではなく、まず肌の状態を診てから、適した治療法をご提案します。メニューを消化するのではなく、課題を解決する。当院が「課題解決型」を掲げているのは、そのためです。

そもそも、1台の機械ですべてのシミを治そうとするのは、1本のクラブで全ホールを回ろうとするようなものです。波長によって光が届く深さが決まり、パルス幅(照射時間)によって壊し方が決まります。この物理的な性質は機器ごとに違うため、当院ではシミの深さと種類に合わせて機器を使い分けています。

先に、3つの言葉について

スポット照射 気になるシミを1つずつ狙って照射します。変化は大きいぶん、かさぶたができてテープを貼ります。

フラクショナル照射 顔全体に細かい点状の光を分散して照射します。テープなしで日常生活を送れるので、当院のシミ治療はこちらが中心です。

ハイブリッド照射 ヘリオス785で、この2つを同時に行う当院の基本プロトコルです。テープを貼らずに、大きめのシミにも手を入れられます。

シミそのものに働きかける6つの機器

どの機器がどのシミを担当するかを、カードにまとめました。仕組みまで知りたい方は、カードをタップすると開きます。

ヘリオス785(785nmピコ秒レーザー)

ヘリオス785Helios 785 pico|785nm ピコ秒レーザー

役割表皮〜真皮のシミ・そばかす・色ムラ・ADM/肝斑のピコトーニング

国内未承認FDACE

785nmは、メラニンへの反応が強すぎず弱すぎない波長です。反応が強い波長ほどシミはよく壊れますが、その分まわりの正常なメラニンにも作用し、日本人の肌では戻りジミが起きやすくなります。785nmはそのバランスを取りやすい波長で、当院ではこれを点状(フラクショナル)に照射し、顔全体のくすみとシミを同時に扱っています。

ルビーフラクショナル(NanoStar R)

ルビーフラクショナルNanoStar R|694nm ルビーレーザー

役割濃いシミ・ADM・アザなど、深い層の色素

国内承認機器CE

694nmのルビーレーザーはメラニンへの反応が非常に強く、昔から「シミならルビー」と言われてきた切れ味があります。ただし切れ味が良いぶん、面で照射すると色素沈着のリスクも上がります。当院の機種はルビーレーザーを点状に分割して照射する方式で、鋭さを保ったまま肌への負担を分散させます。当院がルビーフラクショナルを導入したのは2011年です。点状に分けて照射してシミが取れるのか、当時は誰も知りませんでした。理論の上では可能なはずだと考え、光治療を主力にしていたところへ少しずつ使い始め、いまに近いやり方が固まるまでに2年ほどかかりました。ルビーレーザーの切れ味とフラクショナルの負担の少なさを併せ持つこの機器は日本人の肌に合うはずだ、という見込みで入れた機器です。それから15年、その見込みは外れていなかったと思っています。

※機器そのものは国内承認を受けていますが、この点状に分割して照射する方法は、承認された使用方法とは異なります。

PQXピコレーザー

PQXピコレーザーPQX|Nd:YAG ピコ秒レーザー

役割薄いシミ・ADMの仕上げ・肝斑のピコトーニング

国内承認機器FDACE

最大の特徴はパルス幅(光が出ている時間)の短さです。300ピコ秒=1兆分の300秒という一瞬で照射するため、熱が発生する余地がほとんどありません。代わりに強い衝撃波が生まれ、熱で焼くのではなく振動で色素を細かく砕きます(光音響効果)。熱を出しにくいぶん炎症後色素沈着(戻りジミ)を起こしにくく、薄いシミや仕上げの段階で使います。

※機器そのものは国内承認を受けていますが、フラクショナル照射は承認された使用方法とは異なります。

窒素プラズマ治療器 NEOGEN PSR

窒素プラズマ治療NEOGEN PSR|窒素プラズマ

役割肝斑・敏感な肌・肌質全体の底上げ

国内未承認FDACE

これはレーザー(光)ではありません。窒素ガスをプラズマ化して照射します。黒い色に選択的に反応する仕組みではないため、メラノサイトが過敏になっている肝斑や、日焼けした肌にも使いやすいのが特徴です。表面を削るのではなく内部に熱を伝えてターンオーバーを促すため、シミだけでなく小ジワや毛穴の質感も一緒に変わってきます。「レーザーには抵抗がある」という方の選択肢にもなります。

450nm 青色レーザー Blauman

450nm 青色レーザーBlauman|450nm ブルーレーザー

役割浅い層にあるシミ・くすみ、赤み

国内未承認CE

450nmは、シミ治療に使われるレーザーのなかでは、メラニンにもっともよく吸収される短い波長です。この特性を利用して、皮膚の浅い層にあるシミやくすみに使います。またこの波長はヘモグロビン(血液の赤い色素)にもよく吸収されるため、浅い層の毛細血管、つまり赤ら顔の治療にも応用できます。水にはほとんど吸収されないので、周囲の組織への負担が小さいのも特徴です。

エルビウムYAGレーザー Fotona SP Dynamis

エルビウムYAGレーザーFotona SP Dynamis|2940nm Er:YAG

役割盛り上がったシミ(脂漏性角化症・老人性イボ)

国内未承認FDACE

触るとザラつく、盛り上がったシミには、色に反応するレーザーでは対応できません。色ではなく「形」が変わっているためです。エルビウムYAGレーザーは水に強く吸収される2940nmの波長で、表面の組織だけをごく薄く削り取ります。周囲への熱の広がりが少なく、削りすぎずに除去できるため、傷あとを残しにくいのが特徴です。治療後は傷を守るシート(創傷被覆材)で2週間ほど保護していただきます。

※イボ(脂漏性角化症)の除去は、混雑緩和のため現在、初診の受付を中止しています。当院で治療を継続されている方に限り、その治療と並行して行っています。

治療の土台をつくる施術

シミを壊す治療だけが、シミ治療ではありません。肌の状態を整えておくことも、結果を左右します。

PQXピコレーザーによるピコトーニング

ピコトーニングPQX|低出力のピコ照射

役割肝斑・全体のトーンの底上げ

低出力のピコ照射を重ね、メラニンの排出を穏やかに促します。強いレーザーが向かない肝斑に使いますが、単体では足りないことが多く、内服・外用・導入と組み合わせた「肝斑改善集中プラン」として行っています。

ハイドラフェイシャル Syndeo

ハイドラフェイシャルSyndeo|水流によるピーリング

役割角質・毛穴の下ごしらえ

特殊な水流で、たまった角質や毛穴の奥の皮脂・汚れを肌を傷めずに取り除き、保湿成分を届けます。肌表面が整っているほど光は届きやすくなるため、照射前の下ごしらえとしても使います。

ヒアルロン酸導入に用いるケアシス

ヒアルロン酸導入ケアシス|イオン導入

役割照射後の鎮静・回復の補助

照射後の肌を鎮静させ、回復を助けます。当院では国内メーカーの協力のもと、導入用の粧材を治療内容に合わせて調整しており、機器との組み合わせを前提に設計しています。

カードの「国内未承認」は、日本で薬機法上の承認を受けていない機器です。詳しくはページ末尾「未承認医療機器・承認外使用について」をご覧ください。

レーザーのあと、肌の中で何が起きているのか

レーザーを当てて終わり、ではありません。実は、そこからが治療の本番です。

「ダウンタイムが嫌だ」という声をよくお聞きします。けれど私たちは、こう受け取っていただきたいと思っています。ダウンタイムとは我慢の時間ではなく、あなたの細胞がシミを食べて運び出すための活動期間なのだと。

私たちの仕事は、きっかけをつくるところまで。そこから主役になってシミを消していくのは、あなた自身の肌の力です。およそ90日にわたるその流れを、4つの幕に分けてご紹介します。

左は熱が周囲の細胞まで広がる照射、右はピコ秒の照射で色素だけが砕け周囲の細胞が保たれる様子を比較した皮膚断面の図

左:熱が周囲まで広がる照射 / 右:ピコ秒の照射

第1幕

破壊 熱ではなく、音で砕く

まわりの肌を焦がさずに、色素だけを細かい粒に砕きます。

レーザーを照射した瞬間、メラニンは砕かれます。ピコレーザー(ヘリオス785・PQX)は、ピコ秒という極端に短い時間で照射するため熱がほとんど出ず、衝撃波の力で色素を砕きます。ルビーフラクショナルはこれより長いナノ秒ですが、点状に分けて照射することで熱の広がりを抑えているので、どちらも周りの肌を焦がさずに色素だけを砕けます。

大きな岩をダイナマイトで砕いて、さらさらの砂に変えるような作業です。粒が細かいほど、このあとの工程がスムーズに進みます。熱を加えすぎず「砕く」ことに徹せるかどうか。ここが最初の分かれ目です。

マクロファージが偽足を伸ばしてメラニンの粒子を貪食し、リンパ管へ運び出す様子を示した皮膚断面の図

紫の細胞がマクロファージ / 緑の管がリンパ管

第2幕

掃除 肌の掃除屋「マクロファージ」の登場

免疫細胞が粒を食べて、体の外へ運び出していきます。

砕かれたメラニンの「砂」を片づけるために、血管からマクロファージという免疫細胞が駆けつけます。体の中の掃除屋さんです。

マクロファージは細かくなったメラニンを食べて(貪食して)、リンパ管へと運び出します。このとき粒子が大きすぎると食べきれず、シミが残ってしまう。第1幕でどれだけ細かく砕いておけるかが効いてくるのは、そのためです。

基底層で生まれた細胞が平たくなりながら押し上げられ、表面で剥がれ落ちるターンオーバーの流れを示した図

緑が新しい細胞 / 上へ行くほど平たくなり、表面で剥がれる

第3幕

再生 ターンオーバーというベルトコンベア

下から新しい皮膚がつくられ、古い層を外へ押し出します。

掃除と並行して、肌の工場である基底層では、新しい皮膚細胞が急ピッチでつくられています。新しい細胞は下から押し上げられ、古い色素を含んだ皮膚を外へ運び出していきます。これがターンオーバーです。

かさぶたが自然に剥がれるのは、下で新しい皮膚が仕上がった合図。無理に剥がすと、まだ工事中の現場を壊すことになります。触らずに待っていただくのが、いちばんの近道です。

炎症が鎮まりメラニンの過剰産生が抑えられる様子の図

左:炎症が続く肌 / 右:鎮まった肌

第4幕

防御 戻りジミ(炎症後色素沈着)を阻止する

炎症を鎮めて、戻りジミを防ぎます。

ここで最大の相手が現れます。炎症です。レーザーを受けた肌は、ごく軽いやけどに近い状態にあります。すると体は「攻撃された、守らなければ」と判断し、かえってメラニンをつくろうとします。これが戻りジミの正体です。医学的には「炎症後色素沈着」と呼びます。

この過剰な防御反応を抑えるのが、内服薬(トラネキサム酸)や外用薬の役目です。「攻撃されているのではなく、治療中なのだ」と肌をなだめ、炎症を鎮めていきます。この第4幕を越えられるかどうかが、仕上がりを左右します。

4つの幕のうち、私たちが直接手を下せるのは第1幕だけです。残りの3つは、あなたの体が進めていく仕事になります。だからこそ当院では、照射のあとの内服・外用・遮光までを含めて治療とお考えいただき、経過を毎回のVISIA肌画像分析で追いながら進めています。

照射後の過ごし方と、ダウンタイムの目安

照射の方法 赤み かさぶた・被覆材
ハイブリッド照射ヘリオス785/顔全体のフラクショナル照射+目立つシミへの低出力スポット照射 数時間〜1日程度 被覆材は基本的に不要です。従来のレーザーのようにかさぶたになることは稀で、シミの部分が一時的に濃く見える「マイクロクラスト」が生じることがありますが、数日で剥がれ落ちます。
フラクショナル照射ルビーフラクショナル 1日程度 テープでの保護は基本的に不要です。
スポット照射ピコスポット・ルビースポット 被覆材で2週間ほど保護します。2週間ほどでかさぶた状になり、剥がれ落ちます。
イボ(脂漏性角化症)の除去エルビウムYAGレーザー 創傷被覆材で2週間ほど保護します。

※日数は目安です。シミの濃さ・部位・肌質によって個人差があります。

照射後にご自身でできること

  • かさぶた・マイクロクラストは無理に剥がさない。自然に剥がれるのは、下で新しい皮膚が仕上がった合図です。
  • 処方した内服(トラネキサム酸)・外用を続ける。炎症を鎮めることが、戻りジミを防ぐいちばんの対策になります。
  • 遮光を続ける。照射のあとの肌は、紫外線に反応しやすくなっています。
  • 戻りジミをできるだけ避けたい場合は、スポット照射ではなくフラクショナル照射を選ぶ。そうした進め方もご提案しています。

料金と、通い方の考え方

回数分をまとめて契約していただく方式は、当院ではとっていません。

理由は単純で、肌の状態は毎回変わるからです。前回は調子がよくても、今日は乾燥して敏感になっているかもしれません。そんな日に、契約を消化するために前回と同じ強さのレーザーを当てる。それは医療として誠実ではないと考えています。

当院は都度払いです。ご来院のたびに診察し、その日の肌に合う治療をご提案します。状態がよくないときは「今日はレーザーはお休みしましょう」とお伝えすることもあります。契約で縛るのではなく、結果と信頼で選んでいただきたいと思っています。

照射する範囲によって料金が変わります。下は代表的な範囲で、部位の追加やスポット照射などは料金表にまとめています。

治療内容・部位 1回税込 2か月以内税込・再治療
初診料診察とVISIA肌画像分析の費用を含みます 3,300円
ルビーフラクショナルヘリオス785 Pico +ヒアルロン酸導入
全顔 69,300円 67,100円
両頬 + 鼻 47,300円 46,200円
そのほか
肝斑改善集中プラン1か月単位 48,400円
窒素プラズマ治療+ヒアルロン酸導入・全顔 47,300円
スポット照射ピコスポット・ルビースポット/シミ1か所・長径10mmまで 16,500円

※スポット照射はシミ1か所ごとの料金です。長径10mmを超える場合は、1mmにつき1,650円(税込)を加算します。合計額ではなく、1か所・1回ごとの料金です。

※初診当日は原則として施術を行っておりません。初日は診察とVISIA肌画像分析で肌の状態を確かめ、ご検討いただいたうえで後日の治療となります(遠方からお越しの方など、事情によっては例外的に対応する場合があります)。

※必要な回数は、シミの種類や濃さ、そして「どこまで薄くしたいか」によって大きく変わります。顔全体の治療は1か月〜数か月ごとに通われる方が多く、経過を見ながら続けるかどうかをその都度ご相談しています。少し薄くなれば十分という方と、できるだけ残さず消したいという方とでは、回数も期間も別のものになります。一律の目安をお示しするより、診察のうえで現時点での見通しをお伝えするようにしています。

※ルビーフラクショナルとヘリオス785 Picoは同じ料金です。どちらを用いるかは、シミの種類と肌の状態をみて診察のうえでご提案します。

※肝斑改善集中プランは、週1回のペースで通っていただく1か月単位の料金です。

※「2か月以内」は、前回の治療から2か月以内に続けてお受けいただく場合の料金です。前払いの契約ではなく、通っていただいた実績に応じて適用します。お休みされても、次にお越しになったときに不利になることはありません。

※ここに掲げたのは主なメニューです。ほかの治療や部位の組み合わせは料金表をご覧ください。

※当院の治療はすべて自由診療(保険適用外)です。治療に伴うリスク・副作用、および未承認医療機器の使用についてはページ末尾の記載をご確認ください。

よくある質問

診察のなかで、実際によくいただくご質問をまとめました。

ここに載っていないことも、どうぞ遠慮なくお尋ねください。聞きたいことにきちんとお答えするのも、私たちの仕事のうちだと考えています。

効果・回数・期間

1回の治療で、すべてのシミが取れますか?

当院では、まず顔全体のフラクショナル照射から始めることが多く、それでも残った濃いシミにスポット照射を行います。一般的な日光性のシミ(老人性色素斑)にスポット照射を行った場合、1回でかなり薄くなる方もいらっしゃいます。ただし、1回で完全に消えるとお約束することはできません。

日本人の肌は戻りジミが起こりやすく、無理に1回で取りにいくと、やけどや色素沈着のリスクが高まります。肝斑が混じっている場合や、ADM(真皮の深いところにあるアザ)では、安全のために数回に分けて進めることをお勧めしています。

急がば回れで、結果的にきれいに仕上がる道をご提案します。

治療の間隔はどのくらいですか?

シミ治療(スポット照射・フラクショナル照射)は、肌のターンオーバーに合わせて1か月〜数か月おきに行います。

肝斑は事情が違います。炎症が鎮まった状態を保ち続けることが要になるため、間隔があきすぎると戻ってしまいます。そのため当院では、通い方を2つご用意しました。

ひとつは肝斑改善集中プランで、週1回のペースです。短い期間で集中的に整えたい方に向いています。

週1回の通院が難しい方には、窒素プラズマ治療(月1回)をご案内します。ただし月1回だけでは肝斑を抑えきれないことが多いため、同じ月のうちにもう1日、導入治療にお越しいただくことをお勧めしています。合わせて月2回のペースです。導入治療の内容と料金は肝斑改善集中プランのページに掲載しています。

どちらで進めるかは、ご予定に合わせてご相談ください。経過をみながら、そのつど次のタイミングをご案内します。

ADMの治療は、どのくらいの期間がかかりますか?

ADMは真皮(肌の深い層)にある色素なので、表面のシミより回数と期間がかかります。年単位で取り組んでいただくことも珍しくありません。

ルビーフラクショナルは点状に照射するためダウンタイムが短くすみやすく、当院ではおおむね1か月ごとに照射を重ねる進め方をとっています。ADMに対する第一選択としているのは、この積み重ねやすさのためです。

必要な回数や期間は、色素の量や深さ、そしてどこまで薄くしたいかによって大きく変わります。診察のときに、現時点での見通しをお伝えします。

痛み・ダウンタイム

痛みはありますか?

無痛ではありません。輪ゴムで軽く弾かれるような、パチパチとした痛みがあります。シミの濃い部分はとくに熱を感じやすいのですが、我慢できる範囲だとおっしゃる方が大半です。

痛みが苦手な方には麻酔クリーム(別料金)をご用意しています。遠慮なくお申し付けください。

治療のあと、テープを貼る必要はありますか?

当院のシミ治療はルビーフラクショナルのフラクショナル照射やヘリオス785のハイブリッド照射が中心で、この場合はテープでの保護は基本的に不要です。かさぶたも薄く目立ちにくいため、軟膏を塗るだけのケアで済み、日常生活への支障はほとんどありません。

ただし、濃いシミに対するピコスポット・ルビースポットの照射や、脂漏性角化症(いわゆるシミではなく、盛り上がった良性のできもの)を削る治療では、傷を守るためにテープや創傷被覆材が必要になります。どちらになるかは、診察のときにご説明します。

治療後のメイクは、いつからできますか?

フラクショナル照射・ハイブリッド照射の場合は、当日または翌日から通常どおりのメイクができます。

スポット照射でかさぶたを作った箇所は、その部分だけ避けていただくことがあります。基本的には、翌日からお仕事に行っていただけるくらいのダウンタイムです。

戻りジミ・肝斑・トラブル

「戻りジミ」が心配です。

日本人の肌質では、戻りジミのリスクをゼロにすることはできません。ここは正直にお伝えしています。

当院ではフラクショナル照射と出力の調整によって、できるだけ起こりにくくなるよう努めていますが、出方には個人差があります。とくにスポット照射では炎症後色素沈着が出る可能性が比較的高く、回復までの期間として見込んでおいていただく必要があります。

できるだけ避けたい場合は、スポット照射ではなくフラクショナル照射を選ぶ方法をご提案しています。

肝斑があると言われましたが、レーザーは当てられますか?

当てられます。ただし、一般的なシミ取りレーザーのような強い照射は悪化のもとになるため行いません。

肝斑改善集中プランでのマイルドな照射や、窒素プラズマ治療など、炎症を鎮めながら進める方法をご提案します。肝斑があるからと諦めていただく必要はありません。

以前レーザーを受けて、かえって濃くなってしまいました。

つらい思いをされましたね。戻りジミや、隠れていた肝斑に照射されてしまったことなど、いくつかの原因が考えられます。

当院ではまずVISIA肌画像分析で今の肌の状態を確かめ、炎症が残っているようであれば、それを鎮めることから始めます。焦らずに肌の体力を戻しながら、次は繰り返さないための計画をご提案します。

受診の条件

診察した当日に、施術は受けられますか?

当院では、初診当日の治療は原則として行っておりません。

初日はVISIA肌画像分析で顔全体を撮り、その画像をご一緒に見ながら、いま何がどこにあるのかをご説明します。そのうえで、どの順番で何から手をつけるか、1回あたりの費用と通い方をお伝えします。初診料は3,300円(税込)で、VISIA肌画像分析の費用を含みます。

その日にお決めいただく必要はありません。十分にご検討いただき、納得されたうえで治療を始めていただきたいと考えています。

ただし、遠方からお越しの方など、事情によっては例外的に対応できる場合があります。ご予約のときにご相談ください。

日焼けをしている肌でも受けられますか?

日焼けの直後で赤みや熱感が残っている状態での照射は、やけどのリスクが高まるためお断りしています。肌の色が落ち着いてからの治療をお勧めします。

なお窒素プラズマ治療は、日焼け後の炎症を鎮めるはたらきが期待できます。日焼けの影響を和らげて、その後のシミ治療の土台を整える目的で、この治療をご提案する場合があります。

妊娠中・授乳中でも治療できますか?

妊娠中は、ホルモンバランスの影響で色素沈着が起こりやすいこと、痛みによるストレスを避けたいことから、レーザー治療はお控えいただいています。

授乳中はレーザー治療自体は可能ですが、内服薬は使えません。体力を消耗しやすい時期でもあり、肌の回復に影響が出ることも珍しくありません。卒乳され、体力が戻ってから受けていただくことをお勧めしています。

費用・部位・機器

シミ・アザのレーザー治療は、保険で受けられますか?

当院で行うシミ治療は美容目的の自由診療となるため、健康保険の適用外です。

太田母斑・扁平母斑などの生まれつきのアザについては、保険診療の対象となる場合があります。該当するかどうかは診察時に確認していますので、お気軽にご相談ください。

なお当院では保険診療を行っておりません。保険でのアザ治療をご希望の場合は、保険診療に対応している医療機関の受診をお勧めしています。

背中や肩のシミも治療できますか?

できます。背中や肩には、過去の強い日焼けをきっかけに、花びらのような形のシミが多発する「光線性花弁状色素斑」がよくみられます。

ただし体は顔に比べて、レーザーのあとに色素沈着が起こる確率が高い部位です。出力や進め方には慎重さが必要になります。当院では部位ごとの肌の性質に合わせて、調整しながら治療しています。

詳しくは背中・肩のシミ(光線性花弁状色素斑)の治療ページをご覧ください。

国内で承認されていない機器を使うと聞きました。大丈夫でしょうか?

当院で使用している機器のうち、いくつかは日本国内で薬機法上の承認を受けていません。医師の責任のもとで個人輸入した機器を用いています。

承認されていないことは、危険であることを意味するものではなく、日本で承認申請が行われていない、ということです。海外での承認状況や使用実績、同等の他機種で報告されている副作用の情報などを踏まえて選定しています。なお、レーザーなどの医療機器による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。とくに未承認機器や承認外使用による場合は、公的な救済制度による補償を受けられません。

該当する機器・入手経路・想定されるリスクは、ページ末尾の「未承認医療機器・承認外使用について」にまとめています。ご不明な点は、診察のときにお尋ねください。

不安なまま治療に進んでいただきたくはありません。小さな疑問でも、そのままにせずお持ちください。

ソララクリニックが選ばれる理由

  1. 医師が直接レーザー照射を行います
    照射を誰が行うかは、施設によって異なります。当院ではレーザー照射は必ず医師が担当します。肌状態をその場で確認しながら、エネルギーやモードを細かく調整し、効果と安全性の両立に努めています。
  2. 科学的肌診断による、根拠ある治療計画
    VISIA(肌の色素や血管の画像分析)とVECTRA(3D撮影による形の変化の記録)などの解析システムで肌状態を分析し、経過も可視化します。勘ではなく、客観的なデータをもとに治療計画を立てます。
  3. 「課題解決型」のご提案
    ご希望の施術をそのまま行うのではなく、医師が診断し、複数の治療オプションを比較検討したうえで、適切な治療計画をご提案します。
  4. ダウンタイムを最小限に
    シミの治療は基本的にテープ保護が不要で、早期からメイクをしていただけます。お忙しい方も、日常を大きく妨げずに治療を続けられます(スポット照射やイボの除去など、保護が必要になる治療もあります)。
  5. 回数券を売らない、都度払い
    3回セット、6回セットという売り方が、もともとあまり好きではありませんでした。肌の状態は毎回変わるのに、契約が先にあると、その日の肌に合わせて治療を変えにくくなるからです。やってみると、セットで縛る必要はそもそもありませんでした。調子がよくない日は「今日はレーザーをお休みしましょう」とお伝えします。
  6. じっくり検討できる診療ポリシー
    初診当日は原則として施術を行いません(遠方からお越しの方など、事情によっては例外的に対応する場合があります)。メリット・デメリットを冷静にご検討いただいたうえで、治療を始めます。

院長からのメッセージ

「魔法」はありませんが、「最適解」はあります。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。ここまで、厳しいことも含めて包み隠さずお話ししてきました。

「シミ取り」と聞くと、消しゴムで消すように一度で消えてしまうものを思い浮かべるかもしれません。けれど医療の現実は、もっと地道で、物理学的で、生物学的なものです。レーザーは、その入口を開けるだけの道具です。

日本人の肌は繊細です。一歩間違えれば傷ついてしまいます。だからこそ私たちは診断に時間をかけ、無理な出力では照射しません。「もっと強く打ってほしい」と言われても、肌のためにお断りする勇気を持っていたいと思っています。

魔法はありません。けれど、あなたの肌質、シミの種類、暮らし方に合わせた「最適解」を一緒に探すことはできます。

仙台・宮城でシミにお悩みの方の最適解を、ご一緒に見つけられれば幸いです。鏡を見るのが楽しみになる毎日を。そのお手伝いができることを、心より楽しみにしています。

ソララクリニック 院長佐藤 雅樹

ソララクリニック(仙台市青葉区)

JR仙台駅西口から徒歩約5分。ソララプラザ2階、ペデストリアンデッキと直結しています。仙台市内はもちろん、宮城県内や近隣の県からもご来院いただいています。

宮城県仙台市青葉区花京院1-2-15 ソララプラザ2F / 診療時間 10:00〜18:30(水曜定休・完全予約制) / アクセスの詳細 →

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監修者情報(医師紹介)

監修医師 佐藤雅樹(仙台 ソララクリニック院長)

監修医師:佐藤 雅樹 (さとう まさき)

ソララクリニック 院長

専門分野:美容皮膚科

2000年 順天堂大学医学部卒。順天堂大学医学部形成外科入局。 大学医学部付属病院等を経て、都内美容皮膚科クリニックにてレーザー治療の研鑽を積む。2011年3月 ソララクリニック開院 院長就任。2022年 医療法人 松柴会 理事長就任。日本美容皮膚科学会 日本形成外科学会 日本抗加齢医学会 日本レーザー医学会 点滴療法研究会 日本医療毛髪再生研究会他所属。 
様々な医療レーザー機器に精通し、2011年ルビーフラクショナル搭載機器を日本初導入。各種エネルギーベースの医療機器を併用する複合治療に積極的に取り組む.

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※当院の治療はすべて自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は各ページの料金表または料金表ページをご覧ください。治療に伴うリスク・副作用は診察時にもご説明します。

最終更新日

参考文献

このページの説明は、私の経験だけでなく、国内外の研究をもとにしています。根拠にした論文を下にまとめました。タイトルをタップすると、どんな研究なのか、このページのどこを支えているのかをご覧いただけます。

レーザーが色素にはたらく仕組み(基礎)

1選択的光熱融解 ── 短いパルス光を選んで吸収させることによる精密な微小手術

原題: Selective photothermolysis: precise microsurgery by selective absorption of pulsed radiation.

出典: Science. 220(4596):524-527 (1983)

DOI: 10.1126/science.6836297

要約:

本論文は、適切な長さのパルス光を選択的に吸収させることで、周囲を傷めずに色素をもつ構造・細胞・小器官だけを選んで壊せることを示した基礎研究です。今日のレーザー治療の設計原理となった「選択的光熱融解理論」を提唱した論文にあたります。

標的が受け取った熱が周囲へ逃げるより短い時間で照射を終えれば、狙いを精密に定めなくても、組織そのものの光学的・熱的な性質が標的を選び分けることが示されました。実際に577nm・0.3マイクロ秒のパルスで皮膚の微小血管に、351nm・20ナノ秒のパルスでメラノサイト内のメラノソームに、選択的な障害が生じることが確認されています。

本ページでは、シミのレーザー治療が「色素だけを狙って壊す」仕組みで成り立っていること、そしてパルスの長さの選択が治療設計の中心にあることの、最も基礎となる根拠として参照しています。

2パルスレーザーによる生体組織アブレーションの機序(総説)

原題: Mechanisms of pulsed laser ablation of biological tissues.

出典: Chem Rev. 103(2):577-644 (2003)

DOI: 10.1021/cr010379n

要約:

本論文は、パルスレーザーが生体組織に作用する物理的な機序を、熱の発生・熱弾性応力・プラズマ形成・キャビテーション気泡といった観点から体系的に整理した総説です。紫外から赤外までの波長域と、ナノ秒からフェムト秒までのパルス幅を横断して扱っています。

パルス幅が組織の熱緩和時間より十分に短い場合、発生した熱が周囲へ広がる前に照射が終わるため、標的の内部に応力が閉じ込められ、機械的な破壊が主体となることが示されています。逆にパルス幅が長いと熱が周囲へ拡散し、熱による影響の範囲が広がります。

本ページでは、「熱ではなく音(衝撃波)で砕く」という第1幕の説明、およびパルス幅の違いが周囲の組織への熱影響を左右するという記述の物理的な根拠として参照しています。

3皮膚マクロファージの動態から明らかになった、色素が残り続ける仕組み

原題: Unveiling skin macrophage dynamics explains both tattoo persistence and strenuous removal.

出典: J Exp Med. 215(4):1115-1133 (2018)

DOI: 10.1084/jem.20171608

要約:

本研究は、皮膚に常在するマクロファージだけを選択的に取り除ける遺伝子改変マウスを用いて、色素を取り込んで保持している細胞の正体と、その入れ替わりを解析した基礎研究です。

真皮で色素を抱えているのは真皮マクロファージのみであることが示されました。さらに、そのマクロファージを取り除いても色素は消えず、隣接する新しいマクロファージが色素を取り込み直す「捕捉→放出→再捕捉」のサイクルが繰り返されることが確認されています。著者らは、色素が長く残るのはマクロファージが長生きするためではなく、入れ替わりながら色素を受け渡していくためであると結論づけています。

本ページでは、砕かれた色素を運び出す主役がマクロファージであるという「第2幕 掃除」の説明、および色素の排出には時間がかかるという記述の根拠として参照しています(マウスを用いた基礎研究であり、ヒトのシミ治療の効果を直接示すものではありません)。

ピコ秒レーザーとナノ秒レーザー

4色素性疾患とタトゥーに対するピコ秒レーザーとナノ秒レーザーの比較(メタ分析)

原題: Comparative appraisal with meta-analysis of picosecond versus nanosecond lasers for hyperpigmented disorders and tattoos.

出典: Lasers Med Sci. 40(1):465 (2025)

DOI: 10.1007/s10103-025-04721-3

要約:

本研究は、2024年12月までにPubMed・Web of Science・Cochrane Libraryに収載された文献を検索し、ランダム化比較試験20件と後ろ向き比較研究1件、計971名を統合して、ピコ秒レーザーとナノ秒レーザーを比較したシステマティックレビューおよびメタ分析です。主要評価項目は色素の75%以上の消失、副次評価項目は痛みの視覚アナログ尺度と有害事象の発生率でした。

体内に由来する色素沈着に対する消失率は、ピコ秒とナノ秒で同等でした(リスク比1.06、95%信頼区間0.85〜1.31)。一方で、炎症後色素沈着の発生率はピコ秒のほうが有意に低く(P=0.02)、炎症後の色素脱失も有意に少なく(P=0.002)、痛みも軽いという結果でした。またこれらの有害事象は、欧州の患者よりアジアの患者ではっきり多く認められています。

本ページでは、ピコ秒レーザーが「よく効くから優れている」のではなく「同じ結果をより安全に得やすい」機器だという当院の位置づけ、および日本人ではとくに戻りジミへの配慮が要るという記述の根拠として参照しています。

5ピコ秒レーザー2機種とナノ秒レーザーの比較(49名の前向きランダム化試験)

原題: Comparison of two picosecond lasers to a nanosecond laser for treating tattoos: a prospective randomized study on 49 patients.

出典: J Eur Acad Dermatol Venereol. 32(2):265-270 (2018)

DOI: 10.1111/jdv.14492

要約:

本研究は、成人49名を対象に、同じ色素部位を2つに分け、片側をピコ秒レーザー、もう片側をナノ秒レーザーで治療した前向きランダム化比較試験です。評価は治療に関与していない2名の医師が、どちらの治療かを伏せた状態で標準化写真を判定しました。

色調が75%以上薄くなった割合は、ピコ秒レーザー側で33%、ナノ秒レーザー側で14%であり、統計学的に有意な差が認められました(P=0.008)。一方で多色の色素では差が示されず、副作用の差もわずかで、ピコ秒側でやや痛みが少ない傾向がみられています。

本ページでは、パルス幅が短いほど色素をより細かく砕けるという「第1幕 破壊」の説明、およびピコ秒レーザーであっても万能ではないという記述の根拠として参照しています。

6アジア人の顔面良性色素性病変に対する785nmピコ秒Nd:YAGレーザーの有効性と安全性

原題: Efficacy and safety of a novel 785 nm picosecond neodymium-doped yttrium aluminum garnet laser for the treatment of facial benign pigmented lesions in Asian skin: a pilot study.

出典: J Dermatolog Treat. 35(1):2293640 (2023)

DOI: 10.1080/09546634.2023.2293640

要約:

本研究は、Fitzpatrickスキンタイプ II〜IV で顔面に良性色素性病変をもつ18歳以上の女性15名を対象に、785nmのピコ秒Nd:YAGレーザーを回折レンズアレイと組み合わせ、週1回・計5回照射した前向きのパイロット研究です。

治療後、メラニン指数と紅斑指数がいずれも低下し、色素性病変の臨床的な改善が認められました。試験期間中に重篤な有害事象は報告されていません。著者らは、785nmピコ秒Nd:YAGレーザーがアジア人の顔面良性色素性病変に対して安全かつ有効でありうると結論づけています。

本ページでは、ヘリオス785(785nmピコ秒Nd:YAGレーザー)を日本人を含むアジア人の肌に用いる根拠として参照しています。

ルビーレーザーと日光性色素斑

7韓国人女性の肝斑に対する694nm Qスイッチルビーフラクショナルレーザー治療の有効性

原題: Efficacy of 694-nm Q-switched ruby fractional laser treatment of melasma in female Korean patients.

出典: Dermatol Surg. 37(8):1133-1140 (2011)

DOI: 10.1111/j.1524-4725.2011.02018.x

要約:

本研究は、肝斑をもつ韓国人女性15名を対象に、低出力のQスイッチルビーフラクショナルレーザーを2週間隔で計6回、顔面に照射した臨床研究です。2名の評価者が独立してMASI(肝斑面積・重症度指数)を採点し、色差計で色素と紅斑の強さを測定して判定しています。

最終照射から16週後の時点で、MASIの平均値は治療前の15.1±3.3から10.6±3.9へ低下し、明度(L値)は56.6±3.5から59.9±2.8へ上昇しました。著者らは、低出力のフラクショナル照射を複数回繰り返す方法が、真皮型・混合型の肝斑に対して有効な選択肢となりうるとしています。

本ページでは、肝斑に対して低出力の照射を複数回重ねるという当院の進め方、および「1回で仕上げようとせず複数回に分ける」という考え方の根拠として参照しています。

8日光性色素斑に対するQスイッチルビーレーザーの有効性と有害事象(Fitzpatrick II〜IV型・91病変)

原題: Efficacy and adverse effects of Q-switched ruby laser on solar lentigines: a prospective study of 91 patients with Fitzpatrick skin type II, III, and IV.

出典: Dermatol Surg. 34(11):1465-1468 (2008)

DOI: 10.1111/j.1524-4725.2008.34310.x

要約:

本研究は、Fitzpatrickスキンタイプ II・III・IV の患者にみられた91か所の日光性色素斑を対象に、694nmのQスイッチルビーレーザーを照射し、6か月間追跡して有害事象の頻度を調べた前向き研究です。判定は治療内容を伏せた皮膚科医が写真で行っています。

色素斑はいずれも消退しましたが、炎症後の色素異常はスキンタイプIIで7.8%、IIIで9.8%、IVで16.6%に生じました(群間の差は統計学的に有意ではありませんでした)。いずれも6か月の観察期間内に改善しています。著者らは、肌の色が濃い方でもQスイッチルビーレーザーは安全に行えるものの、炎症後色素沈着を減らすにはメラニン量以外の要因も考慮する必要があるとしています。

本ページでは、日本人を含む色素の多い肌で戻りジミ(炎症後色素沈着)が一定の割合で起こること、そしてその多くが時間の経過とともに改善していくという記述の根拠として参照しています。

肝斑

9国際専門家と色素性疾患学会によるDelphi法での肝斑診療コンセンサス

原題: Delphi consensus on melasma management by international experts and pigmentary disorders society.

出典: J Eur Acad Dermatol Venereol. 40(4):680-692 (2026)

DOI: 10.1111/jdv.70066

要約:

本研究は、11か国から集まった色素性疾患を専門とする皮膚科医38名が、2014年から2024年までに発表された文献をエビデンスレベル付きで評価しながら、3回の調査と議論を重ねて肝斑の診断と治療方針をまとめた国際コンセンサス(修正Delphi法)です。34項目から出発し、最終的に21項目が高い合意(75%以上)に達しました。

主な推奨は、広域スペクトルの日焼け止めによる遮光を治療の土台とすること、管理下でのハイドロキノン配合外用を標準とすること、アゼライン酸やコウジ酸の外用・経口トラネキサム酸を選択肢とすること、ケミカルピーリングやマイクロニードリングは外用の効果を高める補助として用いること、そしてレーザーは他の治療に反応しない難治例に限って用いることでした。

本ページでは、肝斑に対して強いレーザーを第一手にせず、遮光と内服・外用を土台に据えるという当院の方針の根拠として参照しています。

10顔面肝斑に対する低フルエンスQスイッチNd:YAG(1064nm)とQスイッチアレキサンドライト(755nm)の左右比較試験

原題: A randomized, split-face clinical trial of low-fluence Q-switched neodymium-doped yttrium aluminum garnet (1,064 nm) laser versus low-fluence Q-switched alexandrite laser (755 nm) for the treatment of facial melasma.

出典: Lasers Surg Med. 46(7):531-537 (2014)

DOI: 10.1002/lsm.22263

要約:

本研究は、中等症から重症の混合型肝斑が両頬にある20名を対象に、片側へ低フルエンスのQスイッチNd:YAG(1064nm)、反対側へ低フルエンスのQスイッチアレキサンドライト(755nm)を週1回・計6回照射した左右比較のランダム化試験です。16名が29週間の観察を完了しました。

どちらの側もMMASI(修正肝斑面積・重症度指数)が有意に改善しましたが、両者のあいだに有意な差は認められませんでした。最終照射から24週後の改善率は1064nm側で27%、755nm側で19%でした。重篤な有害事象はなく、1名が両側性の炎症後色素沈着のため試験を中止しています。

本ページでは、肝斑に対して強い照射ではなく低出力の積み重ねで進めるという当院の方針、および波長そのものより出力設定と診断が結果を左右するという記述の根拠として参照しています。

11肝斑に対する経口トラネキサム酸の至適用量(ネットワークメタ分析)

原題: The optimal dose of oral tranexamic acid in melasma: A network meta-analysis.

出典: Indian J Dermatol Venereol Leprol. 89(2):189-194 (2023)

DOI: 10.25259/IJDVL_530_2021

要約:

本研究は、2020年9月までに発表された経口トラネキサム酸による肝斑治療の研究をPubMed・EMBASE・Cochrane Libraryから系統的に検索し、質の高いランダム化比較試験6件・計599名を統合して用量ごとの効果を比較したネットワークメタ分析です。

解析の結果、至適用量は1日750mg(250mgを1日3回)を12週間継続する方法と推定されました。服薬の負担が大きく続けにくい場合には、250mgを1日2回とする方法も許容できる選択肢になりうるとされています。

本ページでは、レーザー後の炎症を抑えて戻りジミを防ぐ「第4幕 防御」で内服薬を併用する根拠、および肝斑改善集中プランで内服を土台に据える根拠として参照しています。

ADM・真皮の色素

12有色人種の真皮性色素沈着に対するレーザー治療の進歩(総説と122名の連続治療経験)

原題: Advancements in Laser Therapies for Dermal Hyperpigmentation in Skin of Color: A Comprehensive Literature Review and Experience of Sequential Laser Treatments in a Cohort of 122 Indian Patients.

出典: J Clin Med. 13(7):2116 (2024)

DOI: 10.3390/jcm13072116

要約:

本研究は、過去7年間のPubMed収載文献を対象に、有色人種にみられる真皮性の色素沈着(太田母斑、Hori母斑=ADM、後天性真皮性色素斑など)に対するレーザー技術を整理した総説であり、あわせて著者らがインド人患者122名に5年間行った連続的なレーザー治療の成績を報告しています。

Qスイッチレーザー(ミリ秒・ナノ秒)とピコ秒レーザー、非アブレイティブ/アブレイティブのフラクショナルレーザー、IPLなどの位置づけが、病態ごとに整理されました。122名の解析では、いずれの病型でも色素の減少が確認され、改善度は病型間で有意に異なりました(一元配置分散分析 F=3.39、P=0.02)。著者らは、順序立てて複数のレーザーを組み合わせる方法の安全性と有効性を示しつつ、症例に応じた柔軟さが必要であることを強調しています。

本ページでは、真皮の色素は表面のシミと同じ設計では扱えないこと、および1つの機器で押し切らず複数の機器を役割分担させるという当院の考え方の根拠として参照しています。

13ADM(Hori母斑)の治療選択肢に関するシステマティックレビュー

原題: Therapeutic options for management of Hori’s nevus: A systematic review.

出典: Dermatol Ther. 33(1):e13167 (2020)

DOI: 10.1111/dth.13167

要約:

本研究は、Hori母斑(後天性両側性太田母斑様色素斑、いわゆるADM)と診断された患者を対象とした研究を5つの文献データベースから検索し、重複を除く680件のうち19件を選んで統合したシステマティックレビューです。

アレキサンドライトレーザー、Nd:YAGレーザー(高フルエンス・低フルエンス・532nmに続く1064nm)、ルビーレーザー、Er:YAGとNd:YAGの併用、ダーマブレーションなどが有効とされました。高フルエンスのQスイッチNd:YAGでは色素沈着の発生率が高く、低フルエンスでは必要な照射回数が増えること、Er:YAGとNd:YAGの併用では有害事象がみられなかったことが報告されています。

本ページでは、ADMが表面のシミとは別の治療計画を必要とすること、そして複数回の照射を年単位で重ねていく必要があるという記述の根拠として参照しています。

脂漏性角化症

14脂漏性角化症に対するレーザー治療の進歩(22研究・1,492名のスコーピングレビュー)

原題: Advances in Laser Treatments for Seborrheic Keratosis: A Scoping Review of Efficacy, Safety, and Patient Outcomes.

出典: Dermatol Surg. 52(4):338-343 (2026)

DOI: 10.1097/DSS.0000000000004868

要約:

本研究は、PRISMAに沿って6つの文献データベースを検索し、脂漏性角化症へのレーザー治療を扱った22件・計1,492名の研究を統合したスコーピングレビューです。

組織を削るタイプのCO2レーザーおよびエルビウムYAGレーザーは、1回の治療で最大90%の病変を消退させました。一方、色素に選択的にはたらく非アブレイティブの機器(755nmアレキサンドライト、1064nm Nd:YAG、532nm KTP、585nm色素レーザー、730nm・755nmピコ秒)では、平均1〜3回を要しています。12か月以内の再発は0〜6%、患者の満足度は64〜95%で、有害事象は紅斑・浮腫・炎症後の色調変化など軽度で一過性のものが中心でした。

本ページでは、脂漏性角化症がいわゆる「シミ」とは異なり、色素を砕く治療ではなく隆起した組織そのものを扱う治療になること、そして削るタイプの機器では回数が少なくすむ一方、傷を守る創傷被覆材が必要になるという記述の根拠として参照しています。

窒素プラズマ

15アジア人のざ瘡に対する窒素プラズマによる皮膚再生治療の有効性

原題: The effectiveness of nitrogen plasma skin rejuvenation in the treatment of acne vulgaris in Asians.

出典: Lasers Med Sci. 40(1):141 (2025)

DOI: 10.1007/s10103-025-04381-3

要約:

本研究は、日本の施設でざ瘡(ニキビ)のある20名に対し、窒素プラズマによる皮膚再生治療を4週間隔で3回行い、VISIA画像解析システムによる客観評価と、医師・患者双方の主観評価で効果を検討した臨床研究です。

VISIAのポルフィリンスコアと紅斑(赤み)の面積が有意に改善し、小じわ・毛穴・肌のきめについても3回の治療後に有意な改善が認められました。2名が一時的にざ瘡の悪化を経験しましたが、その他の副作用はみられず、回復までの時間も短いと報告されています。

本ページでは、窒素プラズマ治療が炎症を鎮める方向にはたらくこと、および経過をVISIA肌画像分析で客観的に追う当院の運用の参考として参照しています(本研究はざ瘡を対象としたものであり、シミそのものへの効果を示すものではありません)。

遮光

16サンスクリーン Part 1 ── 作用機序と有効性(総説)

原題: Sunscreens part 1: Mechanisms and efficacy.

出典: J Am Acad Dermatol. 92(4):677-686 (2025)

DOI: 10.1016/j.jaad.2024.02.065

要約:

本論文は、米国皮膚科学会誌に掲載されたサンスクリーンの総説の前編で、紫外線防御成分と添加成分の性質、作用の仕組み、防御が届きにくい波長域について整理したものです。

日焼け・光発がん・光老化・色素性疾患・特発性光線皮膚症のそれぞれに対する有効性が概観され、そのうえで小児と有色人種における製品選択の注意点が示されています。可視光線による色素沈着への対応として、酸化鉄などで着色されたサンスクリーンの意義にも触れられています。

本ページでは、シミ治療の土台として遮光が欠かせないこと、そして紫外線だけでなく可視光線にも配慮が要るという記述の根拠として参照しています。

※掲載した文献は、いずれも治療の一般的な考え方を示すものであり、お一人おひとりの結果を保証するものではありません。効果やリスクの現れ方には個人差があります。

未承認医療機器・承認外使用について(薬機法上の表記)

※以下は法令上必要な表示です。治療をお考えの方は必ずお読みください。

本ページでご紹介した治療のうち、次の医療機器は国内において医薬品医療機器等法(薬機法)上の承認を受けていません。承認を受けていない医薬品・医療機器については「個人輸入において注意すべき医薬品等について」のページもあわせてご確認ください。各機器とも、医師の責任のもとで入手し使用しています。

ヘリオス785(Helios 785 pico/785nm ピコ秒レーザー)

国内では薬機法上の承認を受けていません。同一の医療機器で国内承認を受けたものはありません。なお、色素性病変に対するレーザー治療機器としては国内で承認を受けた機器も存在します(当院ではNanoStar R・PQXピコレーザーが該当します)。

入手経路
医師の責任のもと、個人輸入により入手しています。
潜在的副作用
発赤・腫れ・点状出血・痛み・かさぶた・一時的な色素沈着・色素脱失・(まれに)水疱・瘢痕
海外における承認取得情報
FDA 2022年(承認時の名称:HELIOS IV-785/当院使用機の製品名:Helios 785 pico。皮膚科・形成外科領域)/CEマーキング
海外における安全性等の情報
諸外国における安全性等の情報は限られており、未知のリスクを否定できません。
製造元
LASEROPTEK Co., Ltd.(韓国)

窒素プラズマ治療器(NEOGEN PSR)

国内では薬機法上の承認を受けていません。同一の医療機器で国内承認を受けたものはありません。なお、色素性病変に対するレーザー治療機器としては国内で承認を受けた機器も存在します(当院ではNanoStar R・PQXピコレーザーが該当します)。

入手経路
医師の責任のもと、個人輸入により入手しています。
潜在的副作用
熱傷・色素沈着・一時的に茶色く見える変化(ブラウンチェンジ)・皮剥け・発赤・掻痒感
海外における承認取得情報
FDA 2013年12月12日(K132754)/CE/Health Canada/KFDA/SFDA
海外における安全性等の情報
諸外国における安全性等の情報は限られており、未知のリスクを否定できません。
製造元
Energist(英国)

450nm 青色レーザー(Blauman)

国内では薬機法上の承認を受けていません。同一の医療機器で国内承認を受けたものはありません。なお、色素性病変に対するレーザー治療機器としては国内で承認を受けた機器も存在します(当院ではNanoStar R・PQXピコレーザーが該当します)。

入手経路
医師の責任のもと、個人輸入により入手しています。
潜在的副作用
照射部の発赤・腫れ・痛み・かさぶた・一時的な色素沈着・色素脱失・(まれに)瘢痕
海外における承認取得情報
欧州(CE)マーキングを取得しています(EU医療機器規則 2017/745)。
海外における安全性等の情報
諸外国における安全性等の情報は限られており、未知のリスクを否定できません。
製造元
Milesman(スペイン)

エルビウムYAGレーザー(Fotona SP Dynamis/2940nm Er:YAG)

国内では薬機法上の承認を受けていません。同一の医療機器で国内承認を受けたものはありません。なお、色素性病変に対するレーザー治療機器としては国内で承認を受けた機器も存在します(当院ではNanoStar R・PQXピコレーザーが該当します)。

入手経路
医師の責任のもと、個人輸入により入手しています。
潜在的副作用
発赤・熱傷・水疱形成・色素沈着・色素脱失・治療中の痛み・不快さ など(メーカー添付文書より)
海外における承認取得情報
FDA 2015年4月9日(K143723)/CEマーキング
海外における安全性等の情報
諸外国における安全性等の情報は限られており、未知のリスクを否定できません。
製造元
Fotona(スロベニア)

ルビーフラクショナル(NanoStar R)── 承認機器の承認外使用

当院で使用しているNanoStar R(ナノスターアール)は、Qスイッチルビーレーザーとして国内の医療機器承認を受けています(承認番号:22900BZX00055000)。承認された使用目的は色素性皮膚疾患の治療です。ただし本ページでご案内するルビーフラクショナルとしての照射方法は、国内で承認を受けた使用方法ではありません。自由診療として、医師が診察のうえで適応と照射条件を判断します。

潜在的副作用
色素沈着・色素増強・刺激・発赤・浮腫・水疱形成・内出血(メーカー添付文書より)
入手経路
国内販売元のグンゼメディカル株式会社から購入しています。
国内承認を受けた同一の照射方法の有無
ルビーフラクショナルと同一の照射方法について、国内承認を受けた医療機器・使用方法はありません。
海外における認証・安全性等
NanoStar RはCE認証を受けています(医療機器指令93/42/EEC)。ルビーフラクショナルとしての照射方法に関する海外の承認・安全性情報は限られており、未知のリスクを否定できません。
製造元
Asclepion Laser Technologies(ドイツ)

PQXピコレーザー ── 国内承認機器(フラクショナル照射は承認外使用)

PQXピコレーザー(販売名:PQX ピコレーザー)は、薬機法に基づく製造販売承認を受けた医療機器です(承認番号:30300BZX00027000/一般的名称:ネオジミウム・ヤグレーザ)。承認された使用目的又は効果は、体表面の刺青の除去と色素性病変の治療です。ただしフラクショナル照射としての使用方法は、国内で承認を受けた使用方法ではありません。

主な副作用
紅斑・浮腫・疼痛・点状出血・水疱・かさぶた(痂皮)・色素沈着・色素脱失・瘢痕・治癒の遅延・潰瘍化・感染・熱感
区分
高度管理医療機器・特定保守管理医療機器・設置管理医療機器
海外における承認取得情報
FDA 510(k) K202172(2020年11月19日、StarWalker Laser System Family)/CEマーキング
製造元
Fotona d.o.o.(スロベニア)/製造販売元:株式会社ジェイメック

救済制度について:未承認の医療機器、および承認された使用方法とは異なる方法による治療で、万一重篤な健康被害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度等の公的な救済制度の対象にはなりません。

※当院での治療はすべて自由診療(保険適用外)です。詳しいリスク・副作用は診察時にもご説明します。


更新履歴
2026年7月29日 全面リニューアル。シミのタイプ別セルフチェック、治療機器6種の使い分け、レーザー後に肌の中で起きることの図解、料金と通い方、よくある質問15問を新設し、参考文献を16本に全面更新しました。

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