サブシジョン施術は行なっていますか？
> サブシジョン施術を行なっていますか？
当院では、ニキビ跡や傷跡の改善に サブシジョン・マイクロサブシジョン治療を行なっております。
尚、ニキビ跡の治療に対しては、サブシジョン単体での治療は不十分と考えております。
各種レーザー等による肌の再構築＋各種マイクロサブシジョン機器による陥凹部の挙上並行して行う治療を推奨しております。
詳細は、ニキビ跡治療のページを参照ください。
サブシジョンとレーザー併用によるニキビ跡治療の参考文献
以下に参考文献を提示します。
① 同時 vs. 連続施術：フラクショナルCO₂レーザーとサブシジョンの併用によるニキビ跡治療の比較
原題: Simultaneous versus sequential fractional CO₂ laser and subcision combination for management of post-acne at roph ic s cars
著者: Tran BQ, Tran TNA, Doan EVL, Nguyen TTP, Nguyen HT
出典: J Cosmet Dermatol. 2024;23(10):3210–3221. DOI: 10.1111/jocd.16395 | PMID: 38770894
要約: 同時施術と連続施術を比較したスプリットフェイス試験。効果は同等だったが、同時施術ではダウンタイムが短縮された。
② 顔面ニキビ跡治療における最新技術：包括的レビュー
原題: Modern techniques in addressing facial acne scars: A thorough analysis
著者: Miao L, Ma Y, Liu Z, Ruan H, Yuan B
出典: Skin Res Technol. 2024;30(2):e13573. DOI: 10.1111/srt.13573 | PMID: 38303407
要約: サブシジョンやレーザーなどを含む最新の外科的・非外科的療法を統合的に紹介。併用治療が最も効果的とされる。
③ 有色人種のローリング型ニキビ跡に対するサブシジョン＋TCAピーリング＋フラクショナル・エルビウムレーザー併用治療
原題: Combined Treatment of Rolling Acne Scars in Ethnic Skin Using Extensive Subcision, Trichloracetic Acid Peel, and Fractional Ablative Erbium L aser
著者: Taylor MB, Koron N
出典: Dermatol Surg. 2021;47(4):496–499. DOI: 10.1097/DSS.0000000000002858 | PMID: 33795570
要約: 有色人種に対する三重併用治療で、改善スコアは高く、副作用も少ないとされた。
④ マイクロサブシジョンとフラクショナルレーザー併用の臨床・組織学的評価
原題: The efficacy and safety of subcision using CO₂ gas combined with fractional lase r for acne s cars
著者: Lee SJ, Suh DH, et al.
出典: J Cosmet Laser Ther. 2016;18(7):417–420. DOI: 10.1080/14764172.2016.1202418 | PMID: 27352153
要約: 14人を対象にした臨床試験で、コラーゲン増生や真皮の再構築が組織学的にも確認された。
⑤ 萎縮性ニキビ跡に対する三重療法：ドットピーリング＋サブシジョン＋フラクショナル<レーザー
原題: Atrophic acne scar treatment using triple combination therapy: dot peeling, subcision and fractional laser
著者: Kang WH, Kim YJ, et al.
出典: J Cosmet Laser Ther. 2009;11(4):212–215. DOI: 10.3109/14764170903134326 | PMID: 19951190
要約: 1年間にわたる三重併用治療で、瘢痕スコアが55.3%減少。80%の患者が「大きな改善」と回答。
監修者情報
佐藤 雅樹 ( さとうまさき)
美容皮膚科 ソララクリニック 院長
2000年 順天堂大学医学部卒。順天堂大学医学部形成外科入局。 大学医学部付属病院等を経て、都内美容皮膚科クリニックにてレーザー治療の研鑽を積む。2011年3月 ソララクリニック開院 院長就任。2022年 医療法人 松柴会 理事長就任。日本美容皮膚科学会 日本形成外科学会 日本抗加齢医学会 日本レーザー医学会 点滴療法研究会 日本医療毛髪再生研究会他所属。
様々な医療レーザー機器に精通し、2011年アジア地区でルビーフラクショナル搭載機器を初導入。各種エネルギーベースの医療機器を併用する複合治療に積極的に取り組む.