にきび跡の治療 症例写真 ③
EndyMed PRO FSR(RF フラクショナル・スキン・リサーフェシング)
高周波を用いたフラクショナルタイプのスキンリサーフェシング機器です。
にきび跡の治療を目的に 1回照射し・その後1ヶ月目の状態です。 照射後はあまり赤みも出なかったとのことです。
写真ではわかりづらい方のために、強調画像を載せています。(左が照射前 右が照射後1ヶ月)
にきび跡の改善も大きいのですが、それ以上に、肌の状態が改善されていることが大きいと考えられます。
マリオネットラインも改善されているようで、肌の引き締め効果が伺えます。
肌が弱っている状態では、いくらこのような機器を使用しても難しいことがあります。
その場合には、肌の再生能力を高める治療法を併用すると効果的です。
現在では、グロスファクターメソスキン療法、自己多血小板血漿療法(PRP皮膚再生療法)などがあります。
治療効果を高める目的でも、検討されるとよいでしょう。
通常の治療では、アファームマルチプレックスとグロスファクターメソスキン両方を併用した形が、ダウンタイムも少なく、それに比して治療効果が高いものですから、お勧めすることが多いです。
2025年7月21日 追記
15年前の症例写真です。
当時使用していたFSRは、サブレイティブRFと呼ばれる高周波フラクショナルリサーフェシング機器です。現在でも世界中で第一線で使用されています。
(注 当院は開発直後のかなり早い時期に使用できました。日本初導入。優秀で完成された機器ほど寿命は長いです。)
また、皮膚の再生力を高めることで、与える負荷に対する効果を底上げすることが可能です。本記事にあるように グロスファクター療法(幹細胞培養上清)やPRP(多血小板血漿療法)を使用していましたが、後に エクソソームへと発展しています。
現在の当院のニキビ跡治療で使用する機器などは、より効果の高い方法へと更新されてきましたが、当時の記事を再読すると その時その時で必死だったなと思い出します。
監修者情報(医師紹介)
監修医師:佐藤 雅樹 (さとう まさき)
ソララクリニック 院長
専門分野:美容皮膚科
2000年 順天堂大学医学部卒。順天堂大学医学部形成外科入局。 大学医学部付属病院等を経て、都内美容皮膚科クリニックにてレーザー治療の研鑽を積む。2011年3月 ソララクリニック開院 院長就任。2022年 医療法人 松柴会 理事長就任。日本美容皮膚科学会 日本形成外科学会 日本抗加齢医学会 日本レーザー医学会 点滴療法研究会 日本医療毛髪再生研究会他所属。
様々な医療レーザー機器に精通し、2011年ルビーフラクショナル搭載機器を日本初導入。各種エネルギーベースの医療機器を併用する複合治療に積極的に取り組む.
最終更新日