「レーザーは痛くない」と聞いたのですが。
- レーザーは痛くないと聞いたので、レーザーを希望します。
- レーザーは傷が全く残らないと聞きました。ほくろの除去を考えています。傷が残った時の賠償方法を事前に知りたいのですが、どのようになっているのでしょうか。
- 痛くないレーザーと聞いたが 痛かった場合には返金してくれるのか。
- レーザーは無痛と聞いがでんわで麻酔をすると聞きましたおかしいどうして
レーザーは「痛みが無い」「傷跡が残らない」「体に優しい」 と期待される方が 意外と多くいらっしゃいます。
レーザーそのものの説明は ウィキペディアなどを参照していただくとして、レーザーで何をするかによって体の感じ方は異なります。
レーザーは痛みが無い?
タルミの治療などで レーザーで加熱を行なう機器によっては ポカポカする感じであったりしますが、
温度がどんどん上がってくると 熱さが 痛みに変わる瞬間が出ます。
やかんをコンロにかけていて ハンドル部に手を添えていても はじめのうちは何も感じませんが、
ある一定温度まで加熱されれば 熱さを感じ その後「アチッ」となります。
治療と考えずに どんどん出力を上げていけば やけども起きるでしょうし 机に穴も開くでしょう。
レーザーは照射方法によって 痛みを感じなかったり 痛みを感じたりします。
体に優しいかどうかは照射法によるのでしょう。
ホクロの除去に使用するレーザー CO2レーザーや Er-YAGレーザーは 痛みが少ない と言われます。
確かに その傾向はあると思いますが、行なうことは 黒子の除去など 削ることです。
いくら痛くないと言われても 削られた皮膚は 痛みも出ますし、出血もします。
必要に応じて 麻酔を行ないます。
レーザーは傷跡が残らない?
レーザーは痛くない 体に優しい 跡が全く残らない
というように思われて レーザーを希望される方が多いのですが、
メスやハサミなどと同様 道具の一つです。
ホクロを除去する際には特に気を付けるのですが、傷跡を最小限度に留められる様に努力します。
エルビウムヤグレーザー等 種類によって 治療部位以外への熱ダメージをかなり抑えたレーザーでさえも 傷跡が絶対できないわけではありません。
それでも最小限度に留めるためには必要な機器です。
まとめ
所謂 痛みが無い(と言われる)レーザーは 「痛みが出ないように調整して」照射しています。
削るタイプのレーザーは 痛みが出るので、冷却や麻酔を併用し 痛みを限定的にできるようにしながら照射します。
メスなどと同様に傷跡ができる時はできますが、傷跡を最小限度に留めるための手段の一つとして レーザーは良い選択肢と考えています。
レーザーで敵戦闘機を打ち落とすとか 弾道ミサイルを迎撃するとかの研究もされているようです。