肝斑でトラネキサム酸は保険適応になりますか?

2016年1月28日

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> 肝斑を治療したいと思い、
> 貴院での治療を検討していますが 料金が気になります。

> 内服薬については 保険適用になる医院もあるとの事ですが
> 貴院は保険適用になりますか?

肝斑治療では トラネキサム酸が重要な役割を果たします。

肝斑では 何らかの原因(女性ホルモンや紫外線等)で プラスミンという酵素が活性化し メラニンを作る細胞「メラノサイト」を刺激・活性化させます。これによってメラニンが作られ 肝斑として見えてくるのです。

トラネキサム酸は 別名「抗プラスミン剤」と呼ばれており このプラスミンを阻害してくれます。

トラネキサム酸の作用によって プラスミンの活性が抑えられ 肝斑が軽減されてきます。

トラネキサム酸は副作用が少ない

トラネキサム酸は 基本的に副作用が殆ど見当たらないほど 安全性が高いことが知られています。

食欲不振や吐き気が稀にありますが、多くは一時的です。

風邪などで のどが痛い時に処方されることもありますから、他の医療機関を受診される時には 内服中であることをお伝え下さい。

肝斑に対するトラネキサム酸の処方は 保険適応外です。

肝斑の治療は そもそも保険適応外です。

肝斑治療のために保険適応で処方されている場合には そのままでは処方できませんので、実は別の病名が付いていることになります。

不正請求(詐欺)となってしまいます。

肝斑に対して 本来保険適応されていないのにもかかわらず トラネキサム酸を処方し 保険請求してしまうことは 別の病名をつける事にもなりますので、所謂「不正請求」となります。

一部の県で適応となっていた時期もあるようですが、現在はそのようなこともなく 医師が、患者さんに対して 良かれと思って 別の病名を付けて処方されているケースが有ります。この場合 不正請求となり 保険医取り消し等厳しい処分を受けることになります。

良かれと思ってと言っても 詐欺であることには変わりない行為なのです。

このため、肝斑治療に対して トラネキサム酸を処方する場合 保険適応にはなりません。

何卒ご理解の程宜しくお願い申し上げます。