お疲れさまでした。レーザー機器の更新
公開:2021年3月1日
投稿者:院長 佐藤
新機種に更新したため 倉庫に眠っていたレーザー機器です。新規に導入したレーザー機器に何らかの不具合が起きた時に必要かと、今まで温存してきました。
しかしながら、ここ数年レーザー機器を更に追加導入してきたこともあり、倉庫も手狭になってきてしまいました。
いつまでもコレクション宜しく保存しておくわけにもいかず、今回処分することになりました。
もう少しで当院も開院10周年になります。
この2機種は 開院当初から当院を支えてくれた殊勲機です。
なかなか処分する気になれず今まで来てしまいました。
手前がサイトン社製 JOULE
この機種の旧型PROFILE から使用させていただきました。そう考えるとかなり長い間使っていたことになります。エルビウムヤグレーザーを勉強させてもらった感慨深い機種です。
JOULEは、光治療器BBLを搭載し多数のカットオフフィルターを備えており、実に様々な治療を行なうことができます。
暫くして ルビーフラクショナルが当院の主力となった頃には 光治療の出番は徐々に少なくなりました。
奥がエスクレピオン社製 TattooStar Effect COMBO
QスイッチYAGレーザー/ルビーレーザーを搭載し、694 nm (Ruby) 532, 1064 nm (Nd:YAG) 585 nm (Dye) と 4波長を発振する非常に珍しい機種です。国内には当院だけだったのではないでしょうか。
何よりもこの機器の特徴は 現在も当院のシミ治療の第一線で活躍している 「ルビーフラクショナル」を搭載したことです。
導入検討当時 Qスイッチレーザーのフラクショナルを搭載した機種はかなり少なく(私の記憶では2機種) 中でもルビーレーザーのフラクショナルは エスクレピオン社しかありませんでした。当然国内での取り扱いも無かったのですが、 数少ない情報を基にご厚意にも恵まれ導入に至りました。
当時は導入する施設もごく少数で、データ取りに時間がかかり、本格稼働させるまでには数年を要しましたが、当初の予測通りに、ミニマムダウンタイム ルビーならではのシミに対するキレの良さを両立した優秀な効果を発揮し 現在に至ります。
現在はルビーフラクショナル治療を新しい機器に更新。シミのスポット照射は ルビーレーザーとPQXピコレーザーの2機種体制になりました。
長年ご苦労様でした。