多汗症ボトックス注射(脇,手掌,足底)

ボトックスの力で、脇の下などの汗を抑える

夏など暑くなるに連れ、気になる脇の下の汗。
洋服のしみとなってしまったり、みっともなく見えてしまうなど、つい気になってしまうものです。

そこで、ボトックス注射です。

脇汗(多汗症)ボトックス注射は、脇の下に注射することで、緊張や暑さから来る交感神経の興奮を抑え、汗を抑えてくれます。

手術を行う必要がありませんので、気軽に行うことができます。
効果の持続期間は、個人差はありますが、おおよそ2シーズンほど効果が持続していますから、5月ぐらいに受けておくと、夏の期間は、脇の汗に悩まされることもかなり減ります。

交換神経過敏から来る多汗症にも効果が期待できます

脇の汗が気になってしょうがない人の中には、緊張してしまうことで、汗が出ているのか、汗が出ていることが気になってしょうがなくなって、更に汗が出てしまう。という方がいらっしゃいます。
交感神経が過敏となっていることで、 起きてきいます。

多汗症ボトックス注射は、交感神経が過敏になっているところを抑えてくれることで、汗を抑制するものですので、「ボトックス注射をすることで、汗が抑えられている」という安心感を得ることができます。
人によっては、この安心考えられることで、多汗症が改善される方もいらっしゃいます。

いずれにせよ、汗が多いことが気になっている方が多いものですから、ボトックス注射による抑制は、手術以外の方法として、簡便に受けられる治療法です。

脇汗ボトックスには、必要十分な100単位使用

また、当院では、1回の治療に使える安全性を踏まえた最大量 100単位を使用しています。
使用する量を減らして、安く受けられるように配慮しているクリニックも多いのですが、より確実性を考えまして、十分量を使用することとしています。

手掌・足底の多汗症にボトックス注射

手掌の汗,足底の汗に対しても ボトックスは高い効果を発揮します。手のひらに大量に汗をかき握手ができない、足の裏の汗で靴が蒸れるなど、日常生活に支障をきたす事からも ボトックス注射は症状軽減に高く寄与してくれることでしょう。

手掌足底の多汗症に対するボトックス注射は 効果が高い反面 注入に伴う痛みが大きなデメリットでした。その問題には マイクロ注射針を使用することで、痛みの軽減を図ることが可能となりました。

マイクロ注射針で痛みを軽減

パスキン針

極細注射針

マイクロ注射針を使用する事で、痛みを軽減しつつ ロスを最小限度に抑えながら 薬剤を目的部位に注入します。

表面麻酔(塗る麻酔)と併用することで、痛みの度合いを更に抑えることができます。

料金表

部位 回数 料金
脇汗 1回 100単位 88,000
手掌・足底 1回 110,000
+100単位追加 +66,000

リスク・副作用・合併症について

ヒアルロン酸注入、ボツリヌストキシン、ヒアルロニダーゼ、各種メソセラピー他 注入系の治療法全般に挙げられるリスクは、注入・注射に伴う 針跡 内出血です。
針跡は、注入時に針を使用するため、場所によって一時的につきます。通常の医療現場で使用される針よりも非常に細い種類の針を使用することで、最小限にとどめられるように努めていますが、全くつかないようにすることは困難です。
注入の際には、できる限り血管に当たらないように慎重に丁寧さを心掛けて行なっていますが、残念ながら血管に当たってしまうことがあります。内出血は 注射を受ける全ての方に起きるわけではありません。むしろ内出血が起きない方のほうが多いです。軽い内出血であれば1週間ほどで吸収されていきます。運悪く内出血が強く出た場合には、2週間ほどかかることもあります。
治療後に激しい運動や飲酒・長風呂等 血圧が上がるようなことを行なうと 内出血を助長してしまうことがあります。