後天性真皮メラノサイトーシスのレーザーを受ける間隔(期間)を教えて下さい。
> ADMの治療でレーザーを受けています。半年に1度レーザーを受けています。
> フラクショナルQスイッチルビーレーザーも治療間隔としては、半年ぐらい必要なのでしょうか?
> もう少し速く治療をしたいと思い問い合わせしました。
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)の治療では、通常Qスイッチルビーレーザー,YAGレーザーを使用することが多く、レーザー照射を行う間隔は、施設によって異なりますが おおよそ3ヶ月~6ヶ月に1度のペースで行うことが多いと思います。
これは、ADMのターゲットとなる色素が 真皮層という皮膚の深部に存在するため 強い出力で治療を行う必要があるということ、更に皮膚表面へ与えるダメージが Qスイッチレーザーを使用しているとしても強くなるため、その分炎症後色素沈着(PIH)が出てくることが多く、炎症後色素沈着が軽減するまでの期間が必要となります。この回復期間が3ヶ月~6ヶ月となるため、これだけの間隔が必要となるのです。
フラクショナルQスイッチレーザーでは、炎症後色素沈着のリスクが軽減され、実質ほとんど困ることがない印象です。フラクショナル(分割)して照射していますので、リスクが軽減されている代わりに治療回数は増えますが、1~2ヶ月に1度のペースで治療を進めて行けますので、治療のスピードは結果的にかなり早くなっています。ケースによって異なりますが、毎月照射ができたとすれば、半年の段階でも、かなり薄くなったことを実感していただけると思います。
フラクショナルQスイッチルビーレーザーによるADM治療は、日常生活への影響を最小限度にとどめながら、確実に改善を進めていくことが可能となって来ましたので、大変よい選択肢だと考えています。