思春期の ニキビ治療 Adolescent Acne|仙台
効かないと決める前に、
皮膚科で薬をもらって、言われたとおりに塗っている。それでも、朝になるとまた新しいものができている。
当院にお越しになる方の多くは、すでにいくつかの皮膚科を回っておられます。ご本人より先に、保護者の方がお話しになることも多くあります。
思春期のニキビは、まず保険診療の皮膚科で標準的な治療を受けていただくのが基本です。当院は自由診療のクリニックですが、この順番を飛ばすことをおすすめしていません。
標準的な外用薬は、国内外の診療ガイドラインで強く推奨されている治療です。多くの方は、ここで良くなります。
そのうえで、当院の役割ははっきりしています。保険の範囲でできることを行っても収まらないときの治療です。
このページは、いまの治療をこのまま続けるか、次の選択肢を考えるかを決めるときの材料にしていただくために書きました。
このページの要点
- まず保険診療の皮膚科で、標準的な外用治療から始めるのが基本です
- 「効かない」と決める前に、十分な期間が経ったか、実際に塗れているかを確かめられます
- 十分に行っても収まらないときに、自由診療が選択肢に入ります
- 当院の治療は、ニキビの状態によって組み立てが変わります
お読みになる順番は、今の状況によって変わります。
この記事の目次
思春期ニキビとは
思春期のニキビは、医学的には尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)という病気です。「若いうちは仕方がない」と言われることがありますが、治療の対象になる皮膚疾患です。
10代半ばがピークです
世界疾病負担研究(GBD)の2021年データを用いて10〜24歳を解析した研究では、年齢標準化有病率が1990年の10万人あたり約8,600人から2021年に約9,800人へと増加しており、年齢別では15〜19歳が最も高いと報告されています。
同じ研究で、女性の有病率は男性より約25%高いという結果も示されています(PMID 39271178)。
ヨーロッパ7か国の15〜24歳10,521人を対象とした横断調査では、自己申告によるニキビの有病率は全体で57.8%、15〜17歳で最も高く、年齢とともに下がっていくという分布でした(PMID 28707712)。
この調査は自己申告に基づくものであり、医師が診察して重症度を確認したものではありませんが、「この年代の多くが経験する」という実感とは一致します。
中学生・高校生のお子さんにニキビができるのは、ごく普通のことです。問題になるのは、治療をしても収まらないことと、痕が残りうることです。
「大人になれば治る」は、半分だけ正しい
思春期を過ぎれば自然に治る、という言い方をよく耳にします。実際、年齢とともに有病率が下がることは複数の疫学研究で示されています。
ただし、ニキビの疫学を統合した系統的レビューでは、20代への持ち越しが約64%、30代への持ち越しが約43%と報告されています(PMID 23210645)。また同レビューでは、中等症から重症のニキビが若年者の約20%を占めることも示されています。
このレビューは、追跡デザインの揃った前向き研究を統合したものではないため、お一人おひとりが何歳で治るかを予測できるものではありません。「いつか治る」は集団としては正しくても、目の前のお子さんに何年待てばよいかを教えてはくれない、ということです。
大人のニキビとは、同じ病気でも様子が違う
思春期のニキビと成人のニキビは、同じ尋常性ざ瘡ですが、できる場所や関わる要因が異なることが知られています(PMID 36253244)。
| 比べる点 | 思春期のニキビ | 大人のニキビ |
|---|---|---|
| できやすい場所 | 額・鼻すじなど、皮脂の多いところ | あご・口まわり・フェイスライン |
| 目立つ皮疹 | 面皰(白ニキビ・黒ニキビ)が多い | 炎症を伴う皮疹が繰り返し出やすい |
| 背景にあるもの | 思春期の皮脂分泌の増加 | ホルモンバランス・生活要因など |
この違いは、治療の組み立てにも関わってきます。例えば成人女性のニキビに用いられる抗アンドロゲン療法は、思春期の方には、まず選びません。
なぜ思春期にニキビができるのか
「脂っこいものを食べているから」「洗い方が足りないから」と言われて、お子さんが自分を責めてしまっていることがあります。この年代のニキビで起きているのは、体が育つ過程そのものです。
皮脂腺を動かしているのは、男性ホルモンです
思春期が近づくと、副腎からDHEA・DHEASと呼ばれる男性ホルモンの前駆物質が分泌されはじめます。この変化は副腎皮質機能発来(アドレナルケ)と呼ばれ、おおむね5〜8歳頃から始まります。
わき毛や陰毛、体臭の変化、そして皮脂が増えて面皰ができることは、いずれもこのホルモンが働きはじめた徴候として整理されています(PMID 24923732)。
男性ホルモンは皮脂腺そのものを大きくし、皮脂の分泌を増やします。増えた皮脂は毛穴の出口の角化を変え、面皰ができ、そこに細菌の関与が加わって炎症へ進みます(PMID 39668545)。
女の子にも同じことが起きます。女性でも副腎と卵巣から男性ホルモンが分泌されるためです。中学生・高校生の女子にニキビができるのも、同じ仕組みによるものです。
「ホルモンの値が異常」という意味ではありません
ここは誤解されやすいところです。ニキビがあるからといって、血液中のホルモンの値が高いとはかぎりません。
25歳未満のニキビ患者90人(女性64人・男性26人)で血中の男性ホルモンを測った研究では、ニキビの重症度とも皮脂の分泌量とも相関しませんでした。
著者らは、ニキビにおける男性ホルモンの役割は「許容的(permissive)」であり、血中濃度の測定は通常の診療では役に立たないと結論しています(PMID 2527050)。
許容的とは、なければニキビは起きないけれども、多いから重くなるわけでもない、という意味です。
14〜34歳の女性36人を調べた研究でも、DHEASとSHBGの値は全員が正常範囲内でした(PMID 7547392)。
思春期のニキビは、誰かのホルモンが異常なために起きているのではありません。同じように体が育っていくなかで、皮膚の反応の出方に差が生まれます。
ただし、月経が不順である、体毛の変化が急に進んだ、短い期間に強く悪化したといった場合は別です。ホルモンの評価が必要になることがありますので、診察でお聞かせください。
毛穴の中で起きていることは、別のページにまとめています
皮脂が増えてから炎症に至るまでの道すじは、ニキビができる仕組みのページで、断面図つきに9段階へ分けて説明しています。お子さんと一緒にご覧いただくなら、そちらのほうが分かりやすいはずです。
治療のうえで大切なのは、この道すじが段階を追って進むことです。すでに赤く腫れているものを鎮めるのと、まだ面皰の段階のものを増やさないようにするのとでは、必要な手当てが違います。処方される薬が「炎症を抑えるもの」と「毛穴の詰まりに働くもの」の組み合わせになっているのは、このためです。
ご家族に、同じ経験をした方はいらっしゃいますか
ここまでは、思春期を迎えれば誰にでも起きる変化です。それでも出方に差があるのはなぜか、という話になります。ニキビのできやすさに生まれ持った差があることは、複数の疫学研究で示されています。ご家族にニキビの既往があることは、ニキビと関連する要因の一つとして繰り返し報告されています。
ただ、この事実の使い道は「誰かのせいを探すこと」ではありません。ここは、はっきり申し上げておきます。
ご家族に重いニキビを経験した方がいらっしゃるなら、その方は何をして良くなり、何をしても変わらなかったかをご存じです。治療を選ぶうえで、これは手に入りにくい情報です。初診のときに、ぜひ一緒にお聞かせください。
そして、ご家族に重かった方がいることは、早めに見ておく理由になります。できてから慌てるのではなく、まだ軽いうちに手当てを始められる。この章でお伝えしたいのは、それだけです。
今の状態と、これまでの経過を確かめる
「良くならない」とひとことで言っても、次にすることは状況によって違います。確かめていただきたいのは、いま出ているニキビの種類と、これまでにどこまで治療を受けたかです。
それぞれ役割が違います。種類は痕が残りやすいかどうかと、処方される薬の組み合わせに関わります。経過は次に何をするかに関わります。
段階別の「次の一手」でご説明するのは、経過のほうです。
いま、どんなニキビが出ていますか
鏡の前で、いま顔にあるもののうちいちばん多いものを選んでください。
| いちばん多いもの | 見た目 | 触った感じ | 見ておきたいこと |
|---|---|---|---|
| 白または黒の小さなポツポツ | 赤みは目立たない | ざらつくが痛くない | 毛穴の詰まりに働く薬が中心になります。ここで増やさないことが、痕を残さない近道です(薬の働きはS2) |
| 赤いニキビ | 赤く盛り上がっている。先端が黄色いものもある | 押すと痛い | 炎症を抑える薬が加わります。触らないことと、色素沈着を残さないことが大切です(薬の働きはS2) |
| しこりのようなニキビ | 大きく硬い盛り上がり。赤紫っぽいこともある | 深いところに芯があり、強く痛む | 痕が残りやすい状態です。様子を見ずに、早めに皮膚科を受診してください |
| 痕が出てきている | 茶色い色素沈着、または表面のへこみ | 色素沈着なら段差はなく、へこみは指で触れて分かります | 色素沈着とへこみでは対応が違います(ニキビ跡の章) |
しこりが複数ある場合と、へこみが出はじめている場合は、様子を見る段階ではありません。お早めに皮膚科を受診してください。まだ受診されていなければ、保険診療の皮膚科で構いません。
これまでに、どこまで治療を受けましたか
こちらが、このページでいちばんお伝えしたいことです。同じ「良くならない」でも、ここまでの経過によって次の一手が変わります。
段階別「次の一手」
ここがこのページの中心です。S0からS3の4段階に分けました。当てはまる段階のところだけをお読みいただければ十分です。
S0からS2までは、保険診療の皮膚科が受け持つ範囲です。当院の出番はS3からです。
S0
まだ受診していない 市販薬やスキンケアで対応している
まずは保険診療の皮膚科へ。美容皮膚科である必要はありません。
S0
まだ受診していない 市販薬やスキンケアで対応している
まずは保険診療の皮膚科へ。美容皮膚科である必要はありません。
お住まいの近くの一般皮膚科で構いません。当院にお越しいただく前に、この段階を飛ばさないことをおすすめします。
費用のためだけにお伝えしているのではありません。米国皮膚科学会の2024年のニキビ診療ガイドラインが系統的レビューとGRADEに基づいて強く推奨している薬は、いずれも日本の保険診療で処方されるものです(PMID 38300170/薬の一覧はS2)。
診療ガイドラインが強く推奨している治療を、負担の少ない形で受けられます。
小児・思春期のニキビについては、年齢や思春期の段階に応じた診療の推奨も別に整理されています(PMID 23637225)。
S1
始めてまだ3か月たっていない 外用薬を続けている途中
まずは3か月続けてみましょう。効果の判定は12週=約3か月が目安です。
S1
始めてまだ3か月たっていない 外用薬を続けている途中
まずは3か月続けてみましょう。効果の判定は12週=約3か月が目安です。
「2週間塗ったけれど変わらない」というご相談は、とても多くいただきます。この段階で効果を判定するのは、多くの場合まだ早いと考えられます。
中等症から重症の炎症性ニキビの方503人を対象とした第III相試験では、効果の判定時点が12週に設定され、その時点で治療成功率33.7%(薬の成分を入れていない土台だけを塗った比較群では11.0%)、炎症性皮疹の減少率68.7%という結果が報告されています(PMID 26945741)。
この試験が示したのは、12週の時点での差だけです。「12週で効かなければ無効だ」とも「12週を過ぎればさらに良くなる」とも、この試験は言っていません。あくまで数週間で判断するには早いという目安としてお考えください。
なお、日本人のニキビ患者351人を対象とした試験では、12週間の外用治療のなかで2週時点の皮疹数の変化が主要な評価項目として設定されており、早い時期から変化を追う設計もあります(PMID 29905384)。
判定の時期は、使う薬とニキビの状態によって変わります。処方した先生とよく相談したうえで、まずは3か月を目標に続けてみてください。途中でヒリついたり、続けるのが難しくなったりしたときは、やめてしまう前にご相談ください。
S2
3か月以上続けている 外用薬・内服薬の期間は足りている
次に確かめたいのは、処方どおりに使えているかどうかです。
S2
3か月以上続けている 外用薬・内服薬の期間は足りている
次に確かめたいのは、処方どおりに使えているかどうかです。
責めるための確認ではありません。これは思春期の方に非常によく起きることで、しかも本人にも自覚がないことが多いためです。
外用治療を処方された250人(平均年齢18.6歳)を対象とした調査では、114人(45.6%)が治療を自己判断で中止していました。理由は「効かない」が62.3%、「副作用」が37.7%でした(PMID 31122106)。
さらに、薬のチューブに電子的な記録装置を付けて塗布行動を客観的に計測した試験では、12週間のアドヒアランス(指示どおり塗れていた割合)の中央値が、1日1回の配合剤では88%、2種類を別々に1日2回塗る方法では61%でした(PMID 20919606)。
この試験は26人の小規模なもので、思春期のみを対象とした解析ではありませんが、手順が増えるほど続かなくなるという傾向は臨床実感とよく合います。
内服薬が出ている場合も同じです。むしろ、守られにくいのは内服のほうかもしれません。日本のニキビ患者428人を対象とした調査では、質問票で「守れていない可能性が高い」と判定された割合が、外用薬のみの方で52%だったのに対し、内服を併用している方の内服の部分では86%でした(PMID 22025005)。質問票による評価で、実際に飲んだ量を測ったものではありませんが、傾向としては受け止めておきたい数字です。
決められた回数を、決められた期間きちんと飲めているか。よくなってきたところで自己判断でやめてしまうと、効果を確かめられないまま終わってしまいます。なおこの調査では、ニキビと治療についてよく理解していると感じている方ほど、きちんと使えている傾向も報告されています。
確かめる手がかりとして、処方されているお薬が毛穴のどこに働くのかを並べておきます。米国皮膚科学会の2024年のガイドラインが強く推奨しているのは、次の4つです(PMID 38300170)。
- 外用レチノイド|毛穴の詰まりに働きます。まだ何もできていないところにも塗るのは、これからできるものを抑えるためです。使い始めに乾燥やヒリつきが出ることがあります
- 過酸化ベンゾイル|菌と炎症に働きます。衣類や寝具の脱色にご注意ください
- 外用抗菌薬|菌と炎症に働きます。耐性の問題があるため、単独で長期には用いません
- 内服抗菌薬(ドキシサイクリンなど)|炎症に働きます。期間を区切って用いるのが原則です
日本人のニキビ患者351人を対象とした試験では、12週間の外用治療において、有害な薬物反応の頻度が組み合わせによって異なることが報告されています(アダパレン+クリンダマイシン 37%、クリンダマイシン/過酸化ベンゾイル配合 17%)(PMID 29905384)。
合う組み合わせは人によって違います。ヒリつきで続けられない場合は、やめてしまう前に処方元にご相談ください。
ご家庭で確かめていただきたいこと
- 薬のチューブは、処方された量に見合うだけ減っていますか
- 塗るのは「気になるところだけ」になっていませんか
- ヒリつきや乾燥で、途中からやめていませんか
- 内服薬が出ている場合、決められた回数と期間どおりに飲めていますか
あてはまるものがあれば、それは薬が効かなかったのではなく、薬の効果をまだ確かめられていない状態です。まずは処方元の皮膚科にお戻りいただき、塗り方や剤形の相談をなさってください。そのときに、チューブがどのくらい減ったか、途中でやめた薬があればその理由まで伝えられると、次の一手が決まりやすくなります。
S3
ひととおり行っても収まらない 十分に行ってもコントロールできない
ここから当院の出番です。薬で届かなかったところに、別の方向から働きかけます。
S3
ひととおり行っても収まらない 十分に行ってもコントロールできない
ここから当院の出番です。薬で届かなかったところに、別の方向から働きかけます。
標準的な治療を十分な期間、正しい方法で行い、それでもコントロールできない。あるいは、いったん良くなってもすぐに再燃してしまう。この段階になって、はじめて自由診療の機器治療が選択肢に入ります。
米国皮膚科学会の2024年のガイドラインには、標準的な内服・外用治療で効果が不十分な場合という区分が置かれ、そこでの選択肢が整理されています(PMID 38300170)。「効かなかった人」は、はじめから想定の中にいます。
当院が行うのは、薬だけでは届かなかったところへの上乗せです。いま使っているお薬をどう扱うかは組み合わせによって変わりますので、初診でお薬手帳を拝見して整理します。具体的な内容は「当院で行う治療について」にまとめています。
ご予約・お問い合わせ
当院で行う治療について
ここから先は、S3まで進まれた方に当院でお出しできるものの話です。治療の中身はニキビ治療専門外来のページに詳しくまとめてありますので、ここではその要点と、思春期の方に関わる部分だけをご説明します。
当院の治療は、外用薬や内服薬の置き換えではありません。ただし、いま使っているお薬をそのまま続けていただく、という意味でもありません。
お薬の種類によっては、機器による治療と重なって刺激が強く出すぎることや、光への反応が強くなることがあります。初診でお薬手帳を拝見し、続けるもの、照射の前後で間隔をとるもの、いったんお休みいただくものを整理します。ご自身で中止や再開をご判断にならず、そのままお持ちください。
ニキビの状態によって、組み立ては変わります
思春期のニキビだから必ずこれ、という決め方はしていません。炎症がどのくらい強いか、どのくらい急いで抑える必要があるか、肌への負担をどこまで許容できるかで、使う機器と組み合わせが変わります。初診で肌の状態を確かめたうえで、どれを軸にするかをご相談します。
それぞれの中身と料金は、ニキビ治療専門外来のページに載せてあります。
通い方と費用の目安
通う間隔は、集中して行う時期で1〜2週に1回、落ち着いてきたら月1〜2回が目安です。部活動や試験の時期とも重なりますので、実際の間隔は初診でご相談のうえ決めます。
費用は、思春期のニキビでお選びになることが多い組み立てで全顔1回 38,500円(税込)です。通院できる頻度やニキビの状態によって選ぶ治療は変わりますので、費用もそれに応じて変わります。
自由診療です(保険適用外)。お示しした金額は一例で、実際の費用は初診でご説明します。料金は変更されることがありますので、ご予約の際にご確認ください。治療に伴うリスクとダウンタイムは「ダウンタイム・リスクの目安」の章にまとめています。
ニキビ跡は、炎症が収まったら早めに
頬のへこみが気になるというご相談を、保護者の方からよくいただきます。順番についてお伝えしておきます。
炎症が続いている間は、へこみの治療を積極的には行いません。新しい炎症が起き続けている状態では、直したそばから増えていくためです。
ただし、若い方ほど皮膚の回復する力があります。当院では、炎症が抑え込めた段階でニキビ跡の治療へ進むことをおすすめしています。「大人になってから考えればいい」ではなく、「炎症が収まったら次へ進む」とお考えください。
色素沈着とへこみでは、対応が違います。茶色い色素沈着は時間とともに薄くなることが多く、まずは新しい炎症を抑えるのが先になります。表面のへこみは自然には戻りませんので、炎症が収まってから別の治療に移ります。
※ 当院では経口イソトレチノインを取り扱っておりません。理由と、それでも検討される方に知っておいていただきたいことは「経口イソトレチノインを当院で扱っていない理由」にまとめています。
治療を受ける前に知っておきたいこと
通えるかどうかを先に考えます
前の章でお示しした間隔で通えるかどうかを、先に考えます。当院は仙台市青葉区にあります。通学や部活動との兼ね合いに加えて、宮城県内でも地域によっては通院に時間がかかりますので、初診の際に現実的に通える頻度をお聞かせください。通えない頻度で計画を立てても意味がありません。
費用の考え方
保険診療で十分にコントロールできているのであれば、そちらを続けていただくのが合理的です。自由診療は、保険の範囲で手を尽くしても届かなかったときの選択肢です。
当院のニキビ治療は全額が自己負担になります。ほかの治療も含めた金額は料金表をご覧ください。
見た目のことだけではありません
10〜19歳のニキビ患者160人と、ニキビのない対照群100人を比較した症例対照研究があります。うつの評価尺度がカットオフ(77点)を超えた割合は、患者群27.5%(160人中44人)・対照群12%(100人中12人)でした。
不安の評価尺度が軽度以上だった割合は、患者群80%・対照群64%と報告されています。
自尊心の得点が低い方の割合も患者群で有意に高い結果でした(PMID 39021686)。
この研究はある時点での比較であり、ニキビが抑うつを引き起こすという因果関係を示したものではありません。治療をすればこれらが改善する、ということも示していません。
それでも、この年代のニキビが見た目だけの問題として済まないことがある、という点は申し上げておきたいと思います。ご本人が気にしていないように見えても、内心では気にしておられる。診察室でしばしば経験することです。
保護者の方へ
ご相談の際、次のことを一緒にご確認いただけると、治療の組み立てがしやすくなります。
- これまでに皮膚科でどんな薬を、どのくらいの期間使ったか(お薬手帳をお持ちください)
- 途中でやめた薬があれば、その理由(効かなかったのか、ヒリついたのか)
- ご家族にニキビが重かった方がいらっしゃるか
- ご本人が、いま何をいちばん気にしているか
最後の項目は、意外と保護者の方とご本人でずれていることがあります。保護者の方は「痕が残らないか」を、ご本人は「明日の見た目」を気にしておられる、というように。どちらも大切ですので、両方伺えるようにしています。
ダウンタイム・リスクの目安
治療には、良いことだけでなく負担も伴います。外用薬と機器治療とで性質が違いますので、分けてご説明します。
外用薬・内服薬のリスク
外用レチノイドや過酸化ベンゾイルでは、使い始めに乾燥・ヒリつき・赤みが出ることがあります。頻度は薬の組み合わせによって異なります(PMID 29905384)。
これらの多くは使い続けるうちに落ち着きますが、つらいときは我慢せず、処方元にご相談ください。副作用を理由に自己判断で中止してしまう方が少なくありません(PMID 31122106)。
機器治療のリスク
照射直後の赤み・ほてり・軽い腫れが出ることがあります。軽症から中等症のニキビの方34人を対象とした1064nm Nd:YAGレーザーの無作為化試験でも、有害事象は報告されています。ゼロではありません(PMID 33226176)。
赤みやほてりは、多くは当日から翌日で落ち着きます。治療によっては、照射した部位に薄いかさぶたが出て、3日から1週間ほどで自然に剥がれるものもあります。
また、日焼けした状態での照射は避ける必要があります。夏季の部活動などで日焼けが強い時期は、治療の計画を調整させていただくことがあります。
ニキビそのものが残す痕について
ここでお伝えするのは、治療のリスクではなく治療しなかった場合に起こりうることです。順番を判断していただくために必要なので、お伝えしておきます。
ニキビ患者さんにおける瘢痕(へこみ)の頻度について、37の研究・24,649人を統合したメタ解析では、統合有病率が47%(95%信頼区間 38〜56%)と報告されています。
同解析では、男性であること(オッズ比 1.58)、ニキビの家族歴があること(オッズ比 2.73)、そしてニキビの重症度(中等症でオッズ比 2.34、重症で5.51)が、瘢痕と関連する因子として算出されています(PMID 37357642)。
ただしこの数値は、皮膚科を受診した患者さんのデータが多くを占め、瘢痕の評価方法も研究間で統一されていません。「思春期のニキビの約半数が必ず痕になる」と読むことはできません。
もう一つ、順番を考えるうえで参考になる報告があります。米国の皮膚科医120名の外来を受診した活動性ニキビの患者1,972人を対象とした前向き観察研究では、843人(43%)に瘢痕が認められました。
この研究では、ニキビの重症度、発症から最初の有効な治療までの期間、繰り返す再燃、男性であることが、瘢痕がある可能性の増加と相関していました(PMID 28300850)。
この研究の読み方には注意が必要です。これは相関を示した観察研究であり、「早く治療を始めれば痕が減る」ことを介入によって証明したものではありません。当院は、この研究を根拠に治療を急がせるつもりはありません。
ただし同じ研究には、もう一つ知っておいていただきたい結果があります。瘢痕のある方の69%は、受診した時点では軽症から中等症でした。「まだ軽いから大丈夫」という判断が、必ずしも安全側とは限らない、ということです。
なお、萎縮性の瘢痕のリスクを評価するために作られた自己記入式のツールでは、①これまでで最も重かったニキビの重症度、②ニキビの罹病期間、③萎縮性瘢痕の家族歴、④皮疹をいじる行為、の4項目が用いられています。
このツールの感度は82%、特異度は43%と報告されており(PMID 28499079)、特異度が高くないため、個人の将来の瘢痕を予測したり保証したりするものではありません。
それでも、4項目のうち④だけはご本人が変えられるという点は、お伝えする価値があると考えています。
炎症後の色素沈着(PIH)について
治療そのもののリスクとは別に、ニキビの炎症そのものが残す色素沈着について、あらかじめ知っておいていただきたいことがあります。
日本を含むアジア7か国のニキビ患者324人を対象とした前向きの調査では、58.2%(188人)に炎症後色素沈着が認められました。そのうち半数を超える方で1年以上持続し、22.3%では5年以上持続していました。この調査の対象者の80.2%は軽症から中等症でした(PMID 26813513)。
ここから言えるのは、「軽いから痕は残らない」とは限らないということです。同じ調査では、皮疹をいじる・掻くという行為が多く報告されています。ご本人にお願いしたいのは、この一点に尽きます。触らない、つぶさない。
ソララクリニックでの治療の流れ
初診|保護者の方のご同伴をお願いしています
未成年の方には、基本的に保護者の方のご同伴をお願いしています。規則としてお願いしているというより、説明を一度で共有していただくためです。治療の内容、通う頻度、費用、起こりうること。これらをご本人だけが聞いて帰り、ご家庭で伝え直すとなると、どうしても抜けが生まれます。同じ場で聞いていただくのがいちばん確実です。
保護者の方には、どのような場所で、どういう医師が診るのかを、ご自身の目で確かめていただきたいとも思っています。お子さんの肌に、保険の効かない治療を行うことになります。院内をご覧になり、私の話を直接お聞きになったうえで、お決めください。ご納得いただいたうえで治療を受けていただくことが重要だと考えております。
どうしてもご同伴が難しい場合は、同意書をご用意いただく形になりますので、事前にお電話でご相談ください。
これまでの経過と、これからの予定をうかがいます
初診でいちばん時間をかけるのが、この聞き取りです。次のことをお聞かせください。
- これまでの治療の経過|どのような治療を、どのくらいの期間行ってきたか。お薬手帳をお持ちいただけると確実です
- スキンケアの内容|洗顔料、保湿、日焼け止めなど、いま使っているもの
- これからの予定|受験や引っ越しなど、時期の決まっているできごと
- 部活動など|日焼けや汗、通院の時間に関わってくる活動
部活動との両立や、受験勉強への影響を考えながら治療の計画を立てます。ほかにも気がかりなことがあれば、あわせてお聞かせください。
※治療経過によっては、保険診療の継続をおすすめする場合があります。
肌の状態を客観的に確認します
見た目の印象だけでなく、皮疹の種類と分布、皮脂の状態、炎症後の色素沈着の有無などを確認したうえで、治療の組み立てをご提案します。
ご提案と、ご検討の時間
治療内容と費用、通う頻度、起こりうることをご説明します。その日に決めていただく必要はありません。ご家庭でご相談されてからで構いません。
治療と、その後
集中的な治療が必要な時期は1〜2週に1回、落ち着いてきたら月1〜2回程度に移行します。皮膚科で処方されているお薬をどう扱うかは、初診で確認したうえで決めます。
よくあるご質問
ここでは、思春期のニキビについて特に多いご質問にお答えします。洗顔・生活習慣・保険の適用など、思春期に限らない一般的なご質問は、ニキビ治療専門外来のページにまとめてあります。
皮膚科に通っているのですが、そちらをやめて移った方がよいですか
いいえ、皮膚科への通院をやめていただく必要はありません。当院が行うのは、薬の効果に重ねる治療です。皮膚科の先生に、当院で機器治療を受けていることをお伝えいただいて構いません。
ただし、お薬をそのまま続けていただけるかどうかは、種類によって変わります。照射と重なると刺激が強く出すぎるものや、光に敏感になるものがあるためです。
組み合わせは初診で整理しますので、ご自身で中止や再開をご判断にならず、お薬手帳をそのままお持ちください。
学校や部活に影響しますか
照射のあと、赤みやほてりが出ることがあります。多くは当日から翌日で落ち着きますが、かさぶたが出る治療もありますので、ダウンタイムの章もあわせてご覧ください。大切な行事の直前を避けられるよう、通える頻度と学校の予定を初診でお聞かせください。日焼けが強い時期は、計画のほうを調整します。
本人が受診を嫌がっています
よくいただくご相談です。無理に連れて来ていただく必要はありませんが、ご本人が困っているかどうかは一度おたずねください。平気そうに見えて、聞いてみると困っていた、ということがあります。ご本人が来られない段階でも、保護者の方だけでご相談いただけます。
ここに載っていないことでも構いません。不安なまま治療に進んでいただきたくはありませんので、小さな疑問はそのままにせず、初診のときにお持ちください。保護者の方からのご質問も歓迎します。
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監修者情報(医師紹介)

監修医師:佐藤 雅樹
ソララクリニック 院長
専門分野:美容皮膚科
2000年 順天堂大学医学部卒。順天堂大学医学部形成外科入局。 大学医学部付属病院等を経て、都内美容皮膚科クリニックにてレーザー治療の研鑽を積む。2011年3月 ソララクリニック開院 院長就任。2022年 医療法人 松柴会 理事長就任。日本美容皮膚科学会 日本形成外科学会 日本抗加齢医学会 日本レーザー医学会 点滴療法研究会 日本医療毛髪再生研究会他所属。
様々な医療レーザー機器に精通し、2011年ルビーフラクショナル搭載機器を日本初導入。各種エネルギーベースの医療機器を併用する複合治療に積極的に取り組む.
※当院の治療はすべて自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は各ページの料金表または料金表ページをご覧ください。治療に伴うリスク・副作用は診察時にもご説明します。
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参考文献
このページの説明は、私の診療経験だけでなく、国内外の研究と公的機関の情報をもとにしています。根拠にした31件を下にまとめました。うち学術文献30件は全件PubMedで実在を確認しています。タイトルをタップすると、その研究が何を調べたものか、このページのどこを支えているかをご覧いただけます。
思春期ニキビの疫学
110〜24歳におけるニキビの世界的な負担と推移(1990〜2021年)
本ページでの参照:
本ページでは、15〜19歳で有病率が最も高いこと、女性が男性より約25%高いことの根拠として参照しています。
2欧州7か国の思春期・若年成人におけるニキビの有病率と生活習慣との関連
本ページでの参照:
本ページでは、10代半ばで有病率が最も高いこと、およびご家族のニキビ既往がニキビと関連する要因の一つであることの根拠として参照しています。自己申告による横断調査です。
3尋常性ざ瘡の疫学(系統的レビュー)
本ページでの参照:
本ページでは、20代への持ち越しが約64%・30代へが約43%であること、中等症〜重症が若年者の約20%を占めること、およびご家族のニキビ既往との関連の根拠として参照しています。
4成人のニキビと思春期のニキビの比較(疫学から治療まで・レビュー)
本ページでの参照:
本ページでは、思春期のニキビと成人のニキビで好発部位や背景要因が異なることの根拠として参照しています。
思春期に起きるホルモンの変化
5早発副腎皮質機能発来の原因・臨床像・その後
本ページでの参照:
本ページでは、副腎からDHEA・DHEASが分泌されはじめる時期(おおむね5〜8歳)と、皮脂の増加・面皰・体臭の変化がその作用の徴候として整理されていることの根拠として参照しています。早発例を扱ったレビューであり、思春期ニキビの治療について述べた論文ではありません。
6尋常性ざ瘡における皮膚バリアの障害と治療へのアプローチ
本ページでの参照:
本ページでは、男性ホルモンによる皮脂腺の肥大と皮脂の増加、毛穴の出口の角化異常、細菌の関与、免疫・炎症反応という順で病態が進むことの根拠として参照しています。レビューであり、新たに測定を行った研究ではありません。
7ニキビは血中の男性ホルモンの異常とは関連しない
本ページでの参照:
本ページでは、25歳未満のニキビ患者90名(女性64名・男性26名)で血中の男性ホルモンが重症度とも皮脂分泌量とも相関せず、著者らが男性ホルモンの役割を「許容的(permissive)」と位置づけ、血中濃度の測定は通常の診療では役に立たないと結論したことの根拠として参照しています。ニキビのある方とない方を比べた研究ではなく、ニキビのある方の中での相関を見た研究です。
8尋常性ざ瘡における男性ホルモン性の臨床・超音波・ホルモン指標
本ページでの参照:
本ページでは、14〜34歳の女性36名でDHEASとSHBGの値がいずれも正常範囲内だったことの根拠として参照しています。重症度はアンドロステンジオン・DHEAS・SHBGで一部説明されましたが、説明できた割合は36%にとどまります。成人女性を含む集団で、思春期のみを対象とした研究ではありません。
診療ガイドライン
9尋常性ざ瘡の診療ガイドライン(米国皮膚科学会・2024年)
本ページでの参照:
本ページでは、過酸化ベンゾイル・外用レチノイド・外用抗菌薬・経口ドキシサイクリンが強い推奨であること、および「標準的な内服・外用治療が無効な例」という区分がガイドライン内に置かれていることの根拠として参照しています。
10小児・思春期のニキビの診断と治療に関する推奨
本ページでの参照:
本ページでは、年齢・思春期の段階に応じた診療の推奨が整理されていることの根拠として参照しています。2013年の推奨であり、以降に承認された薬剤は含まれません。
外用薬・内服薬による標準治療
11中等症〜重症の炎症性ざ瘡に対するアダパレン0.3%/過酸化ベンゾイル2.5%配合ゲルの無作為化比較試験
本ページでの参照:
本ページでは、効果判定の時点が12週に設定されていること、その時点での治療成功率33.7%(基剤11.0%)・炎症性皮疹の減少率68.7%の根拠として参照しています。本試験は「12週で効かなければ無効」を示したものではありません。
12日本人ざ瘡患者を対象とした外用配合剤の無作為化比較試験
本ページでの参照:
本ページでは、日本人351人を対象とした12週間の外用治療において、有害な薬物反応の頻度が組み合わせによって異なること(37% / 17%)の根拠として参照しています。
13ニキビの外用治療における有効性・副作用・治療継続率
本ページでの参照:
本ページでは、250人(平均18.6歳)のうち114人(45.6%)が外用治療を中止し、理由が「効かない」62.3%・「副作用」37.7%であったことの根拠として参照しています。
14処方の単純化が外用治療のアドヒアランスと結果を改善する(無作為化比較試験)
本ページでの参照:
本ページでは、電子的な記録装置による客観計測でアドヒアランス中央値が1日1回の配合剤88%・2剤別々1日2回61%であったことの根拠として参照しています。26人の小規模試験であり、思春期のみを対象とした解析ではありません。
15日本のニキビ患者におけるアドヒアランスの調査
本ページでの参照:
本ページでは、日本のニキビ患者428人において、質問票で「守れていない可能性が高い」と判定された割合が外用薬のみで52%、併用療法の内服の部分で86%(内服のみの30人では93%)であったこと、治療への満足度と副作用の経験がアドヒアランスと関連したこと、ニキビと治療をよく理解していると感じている方ほど良好であったことの根拠として参照しています。質問票による評価であり、服薬量を実測したものではありません。
ニキビ痕と炎症後色素沈着
16米国の皮膚科外来におけるニキビ瘢痕の頻度とリスク因子
本ページでの参照:
本ページでは、活動性ニキビ患者1,972人中843人(43%)に瘢痕が認められたこと、瘢痕のある方の69%が受診時点で軽症〜中等症であったこと、重症度・最初の有効な治療までの期間・再燃・男性であることが瘢痕と相関したことの根拠として参照しています。相関を示した観察研究であり、早期治療が瘢痕を減らすことを介入で証明したものではありません。
17萎縮性ざ瘡瘢痕のリスク評価ツールの開発
本ページでの参照:
本ページでは、リスク評価の4項目(これまでで最も重かった重症度・罹病期間・萎縮性瘢痕の家族歴・皮疹をいじる行為)と、感度82%・特異度43%の根拠として参照しています。個人の将来の瘢痕を予測・保証するものではありません。
18ニキビ患者における瘢痕の有病率とリスク因子(系統的レビュー・メタ解析)
本ページでの参照:
本ページでは、37研究・24,649人の統合有病率47%(95%CI 38-56%)と、男性 OR 1.58・家族歴 OR 2.73・中等症 OR 2.34・重症 OR 5.51 の根拠として参照しています。評価法が研究間で統一されていない統合値です。
19ニキビに伴う炎症後色素沈着の頻度と特徴(アジア7か国)
本ページでの参照:
本ページでは、324人中188人(58.2%)に炎症後色素沈着が認められ、半数超で1年以上・22.3%で5年以上持続したこと、対象の80.2%が軽症〜中等症であったことの根拠として参照しています。日本を含むアジア7か国のデータです。
機器による治療
20尋常性ざ瘡に対する1064nmロングパルスNd:YAGレーザーと595nm色素レーザーの比較試験
本ページでの参照:
本ページでは、軽症〜中等症の34人を対象に顔の左右で比較し、2週間隔3回の照射で8週までに炎症性皮疹が治療前より有意に減少したこと、有害事象が1064nm側で少なかったことの根拠として参照しています。外用・内服治療との優劣を比較した試験ではありません。
心理面への影響
21思春期のニキビ患者における抑うつ・自尊心・不安と皮膚科QOL(症例対照研究)
本ページでの参照:
本ページでは、10〜19歳の患者160人と対照100人の比較で、抑うつ高値27.5%(対照12%)・不安高値80%(対照64%)であったことの根拠として参照しています。横断的な症例対照研究であり、因果関係を示したものではありません。
※掲載した文献は、いずれも治療の一般的な考え方を示すものであり、お一人おひとりの結果を保証するものではありません。効果やリスクの現れ方には個人差があります。