内側からのにきび治療

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内側からのにきび治療

にきびの治療では、外側からの治療も重要ですが、同時に体の状態を整え、にきびができづらい体質を獲得していくことが肝心です。体の状態が整わなければいくら外側からの治療で一時的に落ち着いてもそれを維持していくことが難しくなります。にきびの治療ではできる限りにきびができない状態を維持していくこと、且つにきびができてもその被害が最小限度になるような体質を獲得していくことを目標としています。

主に使用する治療法一覧

プラセンタ療法 にきびのみならず様々な症状に効果的な万能薬とも言える胎盤抽出剤
抗アンドロゲン療法 男性ホルモンの受容体に働いて にきびの発生を抑えます
腸内クリーニング 腸内洗浄 消化管の状態をリセットし、にきびの大敵である便秘を改善
抗生物質 にきび菌の増殖を抑えつつ、炎症も抑制します。
漢方薬 肌状態にあわせ適切な漢方薬を処方
各種ビタミン剤 肌状態を整える目的で足りなくなったビタミンを補給 まずはビタミンCから

にきびの治療方針

光治療・ケミカルピーリングなど外側からの治療と、内側からの治療は、相互に依存した関係があります。
薬剤を使用した「内側からの治療」は、ニキビ菌等の繁殖を抑制していきます。

にきびの抑制を促している間に 「外側からの治療」を行い、にきびができづらい肌ニキビが出来ても早く治る肌 の獲得を目指していきます。

漢方薬でにきび体質を改善する

にきびがひどい時期にはやはり、PDT療法や各種光治療、レーザー治療が重要です。その本態としてニキビができる体質を少しずつ改善させる必要があります。漢方薬を併用することで、コントロール困難なニキビ体質を改善することを目的とします。

抗アンドロゲン療法で大人ニキビの発生を抑える

にきびがホルモンバランスと密接な関係があることは、よく言われていることですが、20代を超えてもニキビが収まらない、また20代以降に発生したいわゆる「大人ニキビ」「アダルトニキビ」では、男性ホルモンの作用で、角質が厚くなり皮脂線の発達が促進された状態が見られます。

  • ホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンが優位になり、角質が厚くなり皮脂線の発達が進むためににきびができてくる。
  • 角質層や皮脂線にあるホルモンのための受容体が変質し、男性ホルモンが優位でもないのに発達が進むためににきびができてくる。

男性ホルモンと女性ホルモンを検査をしても変化が見られないような例も多くみられるため、単にバランスがくずれているだけでなく受容体「レセプター」が変化していることも考えられています。そこで、抗アンドロゲン(男性ホルモン)療法では、スピロノラクトンというお薬を使用して、このスピロノラクトンが持つ男性ホルモンの受容体をブロックする働きを利用しています。

男性ホルモンの受容体をブロックすると角質の肥厚、皮脂線の発達が軽減されます。これによって新たなニキビの発生を抑制していくことができます。

残念ながら、上記如く働くため 男性には処方しておりません。

抗アンドロゲン療法

プラセンタ療法で体の状態を整え、にきびが出来づらい体質へ

プラセンタ療法は、人の胎盤から抽出、生成された薬品です。この特徴として、下記の効果が挙げられます。

  • ホルモンバランスを調節する内分泌調整作用
  • 活性酸素を除去し、酸化を防ぐ活性酸素除去作用
  • 雑菌に対する抵抗力を高める免疫賦活作用
  • 抗炎症作用

ニキビが思春期に多いのは、この時期にホルモンがアンバランスになることと密接な関係があります。男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが崩れると、角質層の増殖が促されて厚くなり、その影響で、角質が毛穴に入り込んで、毛穴の出口を狭くするため、皮脂が詰まってしまい、 ニキビの第1段階がつくられます。

なお、最近は20~30代でも、ストレスなどが引き金でホルモンバランスを崩し、角質層が肥厚し、ニキビのできる人が少なくありません。
ホルモンバランスを調節する効果がプラセンタにはあります。この効果を利用してにきびができづらい体質を獲得していくことを目標にします。

プラセンタ療法 詳細ページはこちらです。

腸内バランスを整え便秘を改善させる腸内洗浄(腸内クリーニング)

(古川院のみ)

腸は健康のバロメーターともいわれています。腸の働きが悪くなると、宿便やガス、老廃物がたまり、便秘や肌荒れ、頭痛、肩凝り、新陳代謝の悪化など、さまざまな症状が現れることがあります。

わたしたちの腸の中には、約100種類、数にして約100兆個の「腸内細菌」が存在しています。これらの腸内細菌の中には、「善玉菌」とよばれる腸にとってよい働きをしてくれる菌と、身体に悪い影響を与える「悪玉菌」といわれる菌があります。

「悪玉」といわれるとなんだかおそろしいですが、「善玉菌」は病気に対する抵抗力もあり、これがちゃんとはたらいてくれてバランスがとれている間は、とくに大きな問題はおこりません。
しかし便秘になると、腸内の悪玉菌がどんどん増えて、一方で善玉菌が減っていってしまうことで、有害物質が腸の中にたまってしまいます。

この有害物質は、腸から吸収されて全身にまわってしまうので、頭痛や肌あれなど、いろんなところに影響がでてしまいます。
この有害物質を体の外に出すには、肝臓で分解したり、皮脂腺から排出することになります。大人のニキビをつくらせないために、スムーズな皮脂排出が第一条 件である皮脂腺が、有害物質の通り道になってしまうなんてことにつながっていきます。

便秘を改善させて腸内環境を整えていくことは、にきび治療に大変有効な方法です。腸内洗浄・腸内クリーニングで環境を整えていきます。

腸内洗浄・腸内クリーニング詳細ページはこちらです。

抗生物質は早期のニキビコントロールのために最小限度

にきびの治療、特に炎症性のニキビ(赤ニキビ)や、集簇性ざ瘡と呼ばれる状態には、どうしても菌の繁殖を抑えるために抗生物質を使用せざるを得ません。

ルリッド(マクロライド系のロキシスロマイシン)は静菌作用のほかに白血球の遊走抑制効果があるということで、炎症が早く引くようです。また、ミノマイシンより内服時の不快感(胃腸の調子が悪くなる、やめまいなど)を訴えるかたが少ないような印象があります。このような効果があるため、にきびの治療では少量長期投与が行われます。

炎症性ニキビ(赤ニキビ)集簇性ざ瘡となっている場合には、ルリッドの抗炎症効果のみでは足りない場合があります。その際には一時的にも炎症を抑制するために、ステロイドやプロトピック(免疫抑制剤)の軟膏を使用することもあります。

各種ビタミン剤

いろいろビタミン剤が出ていますが、ビタミンCから始めましょう。

活性酸素が肌に悪影響を及ぼすということは最近では常識となってきました。活性酸素というものは、簡単にいうと色々な細胞を酸化させてしまう不安定な酸素分子のことです。
肌にニキビ菌が存在すると皮膚の表面にポルフィリンという代謝物を排出します。このポルフィリンに紫外線が当ると活性酸素が産出されます。この活性酸素が皮脂を酸化させることによりニキビができ、また炎症を悪化させます。日焼けすると起こる炎症なども、この活性酸素が原因ですし、メラニン色素の生成を促進し、シミなどの原因をつくるのも活性酸素なのです。
ただし、活性酸素は免疫などの部分において人体には欠かせないという側面もありますが、過剰になりすぎると肌などへのダメージを含め人体へ悪影響を及ぼします。

体の酸化を促進する活性酸素から防御するために、ビタミンCや、ビタミンEを摂取することをお勧めします。特にビタミンCは効果的です。

ビタミンCの効果
ニキビの改善 ビタミンCは活性酸素を除去し、ニキビの炎症を抑える。
ニキビを出来にくくする 過剰に分泌されている皮脂を抑制する作用があるのでニキビを出来にくくする。
ニキビ跡(くぼみ)を残りにくくする コラーゲンの生成を促進するのでニキビの跡を残りにくくする効果がある。
ニキビ跡を残りにくくし薄くする ニキビの炎症が刺激となって色素沈着「シミ」になるのをメラニン色素還元(美白)作用で薄くし、メラニン生成阻害作用でシミを防ぐ。
ニキビの赤みを薄くする 炎症などで薄くなった血管を血管内皮細胞といわれる血管のチューブをつくる細胞を強化して 肌の赤みを抑える。

にきび治療の基本がビタミンC, ビタミンB群の補給から始まるのですが、まずビタミンCから始めてみてください。