他院でシミ取りをしたのですが、また出てきました。

2012年7月29日

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> 他院でフォトフェイシャルやレーザーで、シミ取りの治療を何度か行なったのですが、
> 一か月程でシミが再発してしまいます。
> 気になるシミが数個あって、再発しないシミ治療を希望したいのですが、

推測ですが、フォトフェイシャル(光治療)や、ロングパルスレーザーでの治療を受けられていたのだと思います。
照射を行った後、しばらくすると、シミの部分が反応して、場合によってかさぶた状になってきます。
それが取れると、しみがとれたように見えます・・・・。しかし、その後しみが再発したように出てきます。

これは、通常の反応です。特に問題ありません。これを繰り返して徐々に薄くなっていきます。

シミ取りの治療と一言にいっても、そのシミの種類によって治療法は様々です。
フォトフェイシャルや,レーザートーニングは、「日光性色素斑」などの皮膚表層のシミを少しずつ取り除く治療と考えてください。
これに対して、「通常の」Qスイッチレーザーによる治療では、メラニンを作る細胞ごと破壊することで、数回の(最短1回)治療によってとることができる治療ということができます。
以前は、Qスイッチレーザーがシミ取り治療の第一選択でした。しかしながら、この治療は、照射後絆創膏などの被覆材が必要で、さらに、われわれアジア人ではある程度の割合で炎症後色素沈着が出てきます。この炎症後色素沈着がとれるまでに数カ月かかりますが、メラニンを生成する細胞が破壊されていますので、通常のシミは取れていくことになります。(残るようならば再度照射していきます。)
照射後の被覆,色素沈着が当然ながら問題となってきますので、月々少しずつの治療法が必要となってきました。そこに出てきたのが、フォトフェイシャルです。
フォトフェイシャルは、強い光をシミの部位に照射することで、メラニンの排出を促進させます。これによって少しずつ少なくなっていきます。この方法であれば、色素沈着の可能性を少なくし、被覆材を使用する必要もありません。

両者の違いは、Qスイッチレーザーでの治療が、「回数は少ないが、色素沈着の期間や被覆材を張る必要がある。」
フォトフェイシャル,レーザートーニングは、「回数はかかるが、色素沈着の可能性が少なく、被覆材を使用しないで済む」

このような違いが大きくあります。このような差があるので、現在多くのクリニックでは、フォトフェイシャル(光治療)をメインとして治療を行っています。
一部のエステ・クリニックで「1回でシミ取り」のような過大広告を行っているために、そのように思われている方も多いのですが、シミの治療は一筋縄ではいかない点も多くあります。

少々厳しくても、少ない治療回数のほうがよいとQスイッチレーザーを希望される方も多いのですが、術後の色素沈着の発生の確率は比較的高めであることを説明させていただいても、実際になるまでは想像しづらいものですので、たまにトラブルになるため、現在では、初回でのQスイッチレーザーによる治療は、十分理解していただける方にのみ行なっています。
さらに、シミにはさまざまな種類があるのですが、「通常の」Qスイッチレーザー照射ができないシミがあります。
「肝斑(かんぱん)」です。
このシミに「通常の」Qスイッチレーザー照射を行うとメラニンを作る細胞が活性化してしまい、より濃くなってしまいます。そこで内服治療をベースに、フォトフェイシャル,レーザートーニングで少しずつ薄くしていきます。
また、フォトフェイシャル,レーザートーニングでは、取れないシミもあります。
「真皮メラノサイトーシス」です。このシミは、もっぱらQスイッチレーザーを使用してとるしかありません。

このように、シミには様々なものがあるために、必ずしも一概に言うことができませんので、当院では、Qスイッチレーザーと、フォトフェイシャル(光治療)を併用した,「混合シミ改善プラン」を行っています。