イージスヤグのたるみ改善効果

2015年1月17日

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当院で使用しているレーザーの一つに 「イージスヤグ」という機種があります。
現在様々な用途に使用を開始していますが、特に 目元から目尻にかけてのシワ・タルミ改善だけでなく ニキビ抑制 ニキビ跡改善等に大きく寄与しています。

更に照射方法の見直しによって 顔の引き締め・高いリフトアップ効果に注目されてきています。国産レーザーで従来機器以上の効果が見込める点は 大きな進歩でしょう。これはイージスヤグが搭載するFMLBシステムによるものです。

FMLBシステムとは?

イージスヤグはFMLB(Focused Multiple Laser-Beams)システムを搭載しています。この機構によって 従来機器以上の熱量を 皮膚表面へダメージを与えずに皮膚深層で発生させることが出来ます。

今までのレーザーは、面で照射していました。そのため、レーザー光が当たったところ全てに作用することになります。しわを治療する為には、皮膚の深い部分(=真皮層)でレーザー光を作用させたいのですが、従来型では皮膚の表面(=表皮)にもダメージを与えてしまう可能性があります。

従来のレーザー照射との違い

そこで次に開発されたのが、フラクショナルレーザーです。細かい点状にレーザーを照射することで、ダメージを最小限に抑えることができます。しかしながら、ダメージは少なくなりますが0ではないことと、しわだけを治療するというより、もっと広い範囲、つまり全顔の引き締めやアンチエイジングに向いています。

 

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では表面を傷つけずに、しわだけを医療するにはどうしたらいいのでしょうか?それを実現させたのが、LaserFiller(レーザーフィラー)治療・FMLBシステムです。

皮膚の奥だけを加熱できるFMLB

皮膚表面にはダメージを与えないけれど、皮膚深くまで届くパワーのレーザーを、治療するしわの真皮に集中するように(=Focused)、円錐状に1秒間に30~99発連続で照射します。(=Multiple)すると、表面は何も起こらずに、真皮にだけ熱を与えることができ、しわだけをまるでフィラー治療を行ったかのように治療することが可能になりました。

 

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イージスヤグのたるみ改善効果 特徴

イージスヤグでたるみ治療

イージスヤグは 皮膚深層焦点部分で70度前後の熱量を発生させることが出来ます。この温度は蛋白凝固させるのに必要十分な出力です。レーザーが集中している点だけに熱量が発生するのではなく レーザーの特徴として 周囲に熱量は伝搬します。この効果によって周囲には熱影響に伴うコラーゲンのリモデリングが促進されることになります。

蛋白凝固が起こるほどの熱量を 集中的に起こすことで、肌の引き締め、リモデリングが進むことで、肌を引き締めリフトアップが促進されます。

このような効果を狙った機器は 代表的なものでは サーマクールが挙げられます。

RFはエネルギーを集中させることが技術的に困難

RF高周波を使用した治療器は、皮膚を加熱することに適しています。しかし熱凝固を起こせるほどの熱量を発生させることは実は困難であり、熱量を集中させることは難しかったりします。

レーザーを照射し その焦点で発生させられる熱量は 高周波(RF)を使用したどの機器をも凌駕します。これは高周波RFを使った場合には、皮膚深層でエネルギーを集中させることが困難なためです。目的の深さを加熱するために 皮膚表面から加熱する必要が有る機器も多く そのような機器の場合には、皮膚表面を冷却させて表面を保護し 全層に渡った加熱によって効果を得ようとします。冷却に打ち勝つ出力を必要とするのです。

サーマクールは 皮膚深層を50℃程まで加熱できます。スタンプ状に照射することで コラーゲン変性を起こさせリモデリングを促進させます。

レーザーを収束させRF以上の熱量を発生させることができる

イージスヤグは レーザーを終息することで 上記以上の熱量を発生させ コラーゲンのリモデリング たるみ改善を促すことが出来ます。レーザーを使用して 焦点部位では70℃前後の熱量を発生することが出来、且つ 周囲に伝搬することで更に効果が高まります。この点が他との大きな違いといえるでしょう。

レーザーなので減衰する

良い話ばかりではありません。レーザーなので当然ながら 皮膚内を通過するときに 奥へ行けば行くほど弱くなっていきます。減衰します。あまり深い部位に焦点を持ってくることは通常困難です。しかしながら 焦点部位から周囲に熱量は伝搬します。この効果によって より深くに熱量を与えることが出来ます。

たるみ改善効果の可能性

現時点でトライアル中ですが、フェイスラインの引き締め効果、目元~目尻のたるみ改善に大きな効果が確認できており、照射方法をブラッシュアップすることで メニューへ上げていく予定です。

イージスヤグは サーマクール的な使用方法が期待できると考えています。皮膚深層をスパイク状に サーマクール以上の熱量を発生させることが出来ますから、その点でのアドバンテージが挙げられます。もちろん同様に比較することは出来ません。サーマクールとウルセラの中間的なポジションを占める機器となっていくような気もします。