[タトゥー除去] 青にはダイハンドピース
公開:2014年8月7日
投稿者:院長 佐藤
刺青,タトゥー除去の治療で 黒一色で入っている場合には QスイッチYAGレーザーだけで治療することが可能ですが、しかしながら、緑や青には そのまま照射しても、少々取れづらいのです。そこで、当院では 日本で唯一2種のQスイッチレーザーを搭載し 最大4種類の波長のレーザーを照射することができる機器を使用しています。
赤,緑,青に対応するレーザーの波長があります。
それぞれの色に対応するレーザーは、色相環に対応した色のレーザーを使用すると 効果的です。
強大な出力を持つ機器の場合には、問題無いかも知れませんが、赤,緑,青には それぞれ良い適応のレーザーの波長が存在します。
- 赤の色素には 緑色のレーザー
- 緑の色素には 赤色のレーザーです。
- 青の色素には 黄色のレーザーがそれぞれ効果的です。
そのため、それぞれの色に合わせた波長のレーザーを用意したほうが タトゥー除去の効率が良くなります。
赤の色素に対応したレーザーは、532nm(緑)の波長のKTPレーザー
緑の色素に対応したレーザーは、694nm(赤)の波長のルビーレーザーです。
更に青には 色素フィルターを使用した 585nmのレーザーを照射することができる ダイハンドピースを使用することが出来ます。
ダイハンドピースは 青の色素だけでなく 薄くなって残ってしまっている色素にも対応
Dyeハンドピースによる照射では 通常では取れづらい 青の色素だけでなく 薄く残ってしまっている色素にも効果が得られるようです。勿論 すべてを確実に取り除くとすれば、労力もかかるものですが、1~2種類の波長のレーザーのみで 無理をするのではなく、対応する波長のレーザーを使用したほうが、皮膚へのダメージは軽減でき 治療効率も上がります。