老化現象に「 NAD+」を点滴で補充
医院長が肝いりで新しく始めた、NAD+点滴 。導入して一カ月がたちました。
あまり宣伝していなかったのですが、患者さんが自ら検索して開始直後から受けに来てくれる方が数名いらっしゃいました。
まだ広く周知されている治療法ではなかったので、皆さんの情報収集力はすごいね!と先生と驚きました。
今回は、そのNAD+点滴についてブログを書かせて頂こうと思います。
NAD+って?
NAD+ は、「ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド」の略です。
長いので覚えなくても大丈夫です。
健康を促進させたりする、エイジングにとても重要な体内で作られる物質です。
この物質は老化やアンチエイジングの分野でとても注目されていて、研究が進んでいます。研究結果では、老化現象や慢性疾患が人体に及ぼす悪影響に対抗するのに役立つことが示されているそうで、
「若返り」「健康維持」「認知機能の回復」「体力維持・向上」に重要な役割を担っていると考えられています。
体内で作られるのに、外から補充するの?
NAD+は体内で作られる物質ですが、年齢とともに作られる量は減少していきます。
30代で、作られる量より消費される量の方が上回るそう!
減少するとどんなことがおきるのでしょうか?
早期老化、体力低下、さらには 認知機能の低下 などの様々な病気が起こってくるそうです。
ですので、30代以降は外から補充していくことで、広い意味で老化に対抗していくことができるのだそう。
NAD+点滴の効果
・エネルギー産生を向上・運動能力の向上
・慢性疲労の回復
・認知機能の向上
・集中力・記憶力を高める
・新陳代謝の改善
・精神症状(気分低下・うつ症状)の改善
・炎症の抑制・疼痛緩和 体内時計の調節
・睡眠の質の改善(不眠)
NAD+点滴療法は、身体の若返り効果だけでなく、認知機能の向上、記憶力・集中力の向上など「脳の若返り」に特に効果的であるとされています。
nad+点滴の選択
当院にはたくさんの点滴療法があります。迷っている方も多いと思いますので、似ている点滴との比較、一緒に受けた方がいい点滴をご紹介いたします。
参考にしていただければと思います。
NAD+点滴 と NMN点滴
以前ブログでもご紹介させていただいた NMN点滴 。
こちらも老化に対抗する点滴療法です。
実際どちらが効果的か?となると、
NAD+点滴の方が、より確実に体に行きわたります。
なぜなら
NMNは体に入ってから、NAD+に変換されて効果を発揮します。
NAD+はそのまま直に体に補充されるので、変換される必要がなく、直接的に効果が発揮されます。
単純に効果で考えるならNAD+点滴の選択になるのですが、点滴時間が異なります。
NAD+点滴は一度の点滴の時間が、1時間から1時間半かかるのに対して、
NMN点滴は30分程ですので、仕事や家事の合間など、時間の隙間で来院される方にはNMN点滴が第一選択になることもあります。(どちらの点滴も量によって時間は前後します)
費用もNMN点滴の方が少し抑えめなので、こちらをメインに続けて、たまにNAD+点滴を入れる、というやり方もおすすめです。
NAD+点滴 と エクソソーム点滴
こちらは、できるなら一緒に点滴することで効果が上がる点滴の組み合わせになります。
老化・抗エイジングに対するプロセスが違い、
NAD+点滴は細胞の補酵素で、補充することで組織を修復させるためのエネルギー産生が高まり、加齢による疾患・老化を抑えられる可能性が示唆されています。
一方、エクソソーム点滴は情報伝達物質で、標的となる細胞が自力で回復できるように働きかけてくれます。 抗炎症・抗酸化と組織の修復作用を促すことから、疾患や抗エイジングといった様々な効果が期待されています。
ですので、NAD+点滴で全体を底上げし、エクソソーム点滴で直接損傷されている部分に働きかける、という理屈で一緒に点滴を行うと非常に効果的です。
まとめ
医院長はNAD+点滴を受けると、頭がすっきりして視界が開けるような感覚がありました!と真剣に言っていましたので、すごく興味がわきました!今後受けてみようと思うので、体験した際にはまたご紹介します。
とってもとっても、脳老化に対抗したい!
美容目的のみでなく、心身共に健康的に年齢を重ねて行きたいと最近強く思うようになりました。
若い頃はそんなことを考えたこともなかったのですが、親世代の認知症や介護を特集したテレビ番組が自然と目に入るような年齢になったことも一つの理由だと思います。
年齢を重ねることは楽しいですが、身体や脳の健康はしっかり保てるようにしていきたい。
運動やこういった点滴で老化に少しでも抗う治療が今後より一層重宝されていくのかなぁ、なんてブログをまとめながら思ったりしました。
定期的に受けてみたい治療のひとつです。
ご興味のある方は、スタッフや医師にお気軽にお問い合わせくださいね。