美肌 と 血流 と 細絡(さいらく)
公開:2023年6月30日
投稿者:STAFF
お休みの日や早起きした日、朝から贅沢にお風呂にゆっくり浸かって、ストレッチをして身体をほぐしてからお化粧すると、あれ!?ってくらいお化粧の“のり”がよかったり、唇の血色がとてもよくて 今日口紅いるかな!?なんて嬉しくなったりしませんか?
私は早起きが苦手なので、滅多にそんな時間は作れませんが、夜お風呂から上がった後の顔色が一日の中で一番いいな、と毎日思います。これが朝だったらなぁ~!と。
やはり、血の流れがよいと血色はよくなります。
血液が体の端から端まで酸素を運び、それによってヘモグロビンが増えて血色がよくなるそう。さらに血流が良いことによって肌のハリも良くなることが証明されています。
女性は月経があるので、特に血の流れを大事にしていきたいですね。
東洋医学で血行不良の場所に現れる、細絡(さいらく)
この梅雨時期になってくると、じめじめした天気に血流まで悪くなってくる気がします。
私はこの時期、身体に 細絡 (さいらく) という血の流れが悪いところに現れる細い血管が多く出現します。
この写真の赤丸で囲んである所。
細い糸のような血管が見てますよね。これを東洋医学では細絡と呼んでいます。
静脈瘤のようにポコポコと浮き上がってくることはありませんが、細い糸のような血管が肌表面に見えることを言います。
東洋医学でいう未病の一種です。
未病とは、病気になる前の状態のことを言います。
私が鍼灸治療を行なうときは、体にこの細絡はないか確認しながら治療します。女性は特に多い印象があります。肩のあたりで見つけると、血流滞ってるな、と思いながらマッサージしたり鍼で奥から筋肉をほぐしたり灸で温めたりして血流改善につとめます。
すると治療が終わった頃にはお顔の血色も良くなります。
ただ、この状態を維持するのが難しい。
日頃のケアが大事になってきます。ご自分で、身体を少し確認してみてください。
・背中の肩甲骨の間
・腰
・足
・肘回り
に、細絡が出ている方が多いです。
見つけたら、血流が悪くなっているサインなので、その部分をマッサージしてあげたり、ストレッチしたりと筋肉をしっかりほぐすようにしてあげてください。
血の巡りを意識して、日々の生活を
血の流れが悪いと、肩や首が凝りはじめ、冷えを招きます。そうなると、お顔の血色が悪く感じる場合も。クマやくすみなんかも血行不良によるものかもしれません。
日頃シャワーだけで済ませている方は、ゆっくりお風呂に浸かって身体を温めるのもいいですね。お気に入りの入浴剤を見つけてみるのも素敵。
私は今マグネシウムの入浴剤にはまっています!いろんなマグネシウムの入浴剤が出ているので、色々買いだめして少しづつ試しています。
以前は湯船にゆっくり浸かるのが少し億劫だったんですが、ちょっとした楽しみを作るのと、億劫にならずに入れました。面倒だな、という方はよかったらお試しください。
あとは、ストレッチや少しの運動の習慣化が血行促進につながります。
血の滞りを多少意識しながら、生活していくことで、内側から潤うお肌をキープしていきたいですね。
当院で行う血行促進治療
医院長に血流改善の話をしたら、こちらの治療がその効果があるとの事。
私も以前体験しましたが、確かに体全体が終ったあとぽかぽかしたのを覚えています。
美肌の治療で行っているわけではないですが、施術をしているうちに血流改善にもつながり、結果的に美肌へ向かっていくのでしたら一石二鳥です。
個人的には、この治療で血行促進した後に点滴治療を行なうのがおすすめです。
血の流れが良くなっている時に、点滴をすると体に巡りやすいのでとっても効果的。
皆さんも、血の巡りを良くして美肌を手に入れましょう!