肝斑改善集中プラン
肌専用クリニックだからこそ
肝斑は、30~40代の女性の両頬に出ることが多いシミの一種です。CMなどで特に有名になってきましたので 知ってらっしゃる方も多いことでしょう。
実に女性の3割に肝斑があると言われています。
肝斑は集中的に治療する方が、効果が出やすいこともわかってきました。
ソララクリニックでは 肝斑治療に特化した「肝斑改善集中プラン」で 肝斑を集中的に治療します。
この記事の目次
肝斑(かんぱん)とは
肝斑は、治療が困難な”シミ”の一つとして知られています。30代以降の女性に多く見られる左右対称性の色素斑です。頬部、頬上部に多く見られますが、上口唇や、下顎、額にも見られることがあります。肝斑は、日本人女性の実に3割が肝斑であるともいわれているシミです。
肝斑はどんなもの?
女性に多く見られるシミの一種で、加齢や日焼け・炎症などによる他のシミとは原因や治療法が異なります。
肝斑の特徴
左右対称にほぼ同じ大きさ、同じ形で現れます。頬骨のあたりに現れることが多く、輪郭がはっきりせず、もやっと広がります。額や口の周辺にできることもあります。
下記のような症状があれば肝斑かもしれません。
- 30~40代で突然シミができた
- シミが頬骨や目尻の下にある
- シミが左右対称にある
- シミの形がはっきりしない
- 季節によってシミの濃さが変わる
- 妊娠したことがある、または経口避妊薬を服用している
- 紫外線対策やビタミン補給では効果が出ない
- 顔のマッサージをよくやる(こすってしまう)
- ストレスが多い生活をしている。
発症する時期
30~40代の女性に多く現れます。症状が見られるのは50代後半までで、高齢者ではほとんど発症しないと言われています。。
肝斑(かんぱん)はなぜできる?
肝斑ができる要因はいまだ分かっていません。
女性に多く、妊娠や経口避妊薬(ピル)によって発症することがあるので、女性ホルモンとの関連が指摘されています。紫外線、過度の刺激、ストレスなども関係していると考えられていますが、原因ははっきりしてません。
- 女性ホルモンからの影響(実際関与しているとしても、異常がみられることはきわめてまれ)
- 紫外線の影響
- 洗顔等による物理的な刺激。(擦れ安いところにできやすい)
など、さまざまな原因があげられます。しかし、いまだはっきりしているわけではありません。
肌解析で肝斑を分析
シミの治療で重要なことは「肝斑を見逃さない」こと。
肝斑を見逃して光治療を行ない、悪化してしまうことも稀ではありません。逆に普通の日光性色素斑や真皮メラノサイトーシスを肝斑として扱って シミ(あざ)が取れないということも見受けられます。
そこで当院では、肌画像診断装置VISIAを用いて肌状態を分析。肝斑の有無 状態を把握し 治療計画に役立てます。
肝斑改善集中プランとは?
肝斑は 何らかの原因によって 皮膚で[プラスミン]という酵素が活性化しています。このプラスミンは炎症などを引き起こす効果が知られています。更には メラニンを作る細胞「メラノサイト」を活性化させ メラニンを作らせています。
このような状態になっていますので、レーザーなどを通常のシミと同様に照射してしまうと 活性化しているメラノサイトを更に活性化させてしまい メラニンが増える⇒肝斑が濃くなる ということになりかねません。
そこで、
- メラノサイトを活性化させないようにしながら メラニンの排出を促進
- プラスミンの活性を鎮める
この2つを主軸に治療を進めていくプログラムが 「肝斑改善集中プラン」です。
出力を抑えてメラニン排出を促進 PQXピコレーザートーニング
表皮に蓄積されているメラニンの排出を 促進させる方法としてPQXピコレーザートーニングがあります。低出力のレーザーを治療部位に照射することで、メラノサイトを刺激せずに メラニンの排出を促進させることができる治療法です。
低出力で少しずつ治療を進めていく必要があるので、ピコレーザートーニングは 比較的頻繁に行う必要はあります。しかし、肝斑に強い出力で治療をしようとすると悪化していしまう欠点を 低出力頻回照射で改善させることができることは 大きな進歩です。
第三世代最新ピコレーザーを採用し 更に肌への負荷の低減と効果の向上を促します。
プラスミンの活性を鎮める トラネキサム酸を 内と外から
トラネキサム酸は「抗プラスミン作用」を持つアミノ酸の一種です。トラネキサム酸によってプラスミンの活性が抑制されることで 肌の炎症を抑えてくれる作用があります。
プラスミンの活性が抑えられることで メラノサイトの活性が抑制され メラニン生成が減少します。この作用を利用して肝斑の治療を行います。
このトラネキサム酸を内服だけでなく 直接肌に導入することができるようになりました。直接導入することで、肌の炎症を鎮めプラスミンの活性を軽減させてくれます。肝斑の改善だけでなく 美白効果 炎症後色素沈着の改善など 様々な肌トラブル改善に効果を発揮します。
肝斑治療は 集中的に行うことが重要。
肝斑は 肌で炎症が起きる際に活性化する「プラスミン」が大きな要素を持つため、肌の慢性炎症としての側面もあるといえるかもしれません。
そのため、スポット的な治療を行うよりも、集中的に治療を行ったほうが より高い効果を得られます。
「肝斑改善集中プラン」は、今まで肝斑治療を受けられたのにもかかわらず 十分な効果が得られなかった方々にも おすすめの治療法です。
料金表
※肝斑の状態によって必要な治療期間は異なります。多くの場合2クール程で改善が得られていますが、重症度によっては更に必要な場合があります。
- 肝斑改善集中プランは3セットを1クールとして行います。
- 肝斑の状態によって必要な治療期間は異なります。多くの場合2クール程で改善が得られていますが、重症度によっては更に必要な場合があります。
- 1クール(3セット)終了毎に治療の進捗状況の説明を行います。
1セット | 1ヶ月 | 通院 計4回 |
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治療内容 | PQXピコレーザートーニング +トラネキサム酸導入 |
2回 |
トラネキサム酸導入 | 2回 | |
治療費 | 48,400 |
※有効期間は1か月以内です。
※1クール(3セット)毎にトラネキサム酸外用剤を処方します。
集中プランが難しい方へ
肝斑治療は、集中的に行うほうがより高い効果を得やすいです。
しかし、遠方の方など 毎週の治療が難しい場合があります。
この場合には 窒素プラズマ治療を選択します。
レーザートーニングを単体で受けていただくことも一つの手段です。
1回 | |
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窒素プラズマ治療+TA | 47,300 |
PQXピコレーザートーニング | 16,500 |
1回 | 3週間以内 | |
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トラネキサム酸導入 | 8,800 | 5,950 |
リスク・副作用
レーザーを使用する場合、リスクとしてやけどが起きる可能性はあります。
しかしながら、治療法の特性上その出力はかなり抑制されるため、可能性としては通常の光治療と比較してもかなり低く、現在まで当院ではレーザートーニングで火傷は起きていません。
また、トラネキサム酸導入/ヒアルロン酸導入、共に微弱な電気を流します。
施術の際には、ピアスやネックレスなど露出している貴金属は外していただきます。
可能性としてはかなり低いのですが、放電が起きそれによってやけどが起きる可能性も考えられます。
十分避けることができるリスクですので、治療前に貴金属は外してください。
この他、「内服を十分に行わない」「スキンケアの指導を大幅に逸脱してしまう」様な場合には、症状が悪化する可能性もあります。