肌をよく見る
公開:2013年2月12日
投稿者:院長 佐藤
診察の際には 肌状態をより深く観察しなければいけません。
通常は、画像診断装置VISIAを使用していますので、シミやアザ 肝斑などの症状を見ることに事欠かないのですが、
時々 毛穴の状態や、肌理を見るために、マイクロスコープを使用します。
マイクロスコープで影像を供覧することができる点も 良い点です。
買うとそれなりの金額がしますが、肌チェックを心がけている方には、家に一台置いても良いかもしれません。
肌のキメの状態を 定期的に確認することで、保湿不足、過度のスキンケアがわかります。
ニキビの方もそうですが、肌が大変敏感になっているような方の場合には、マイクロスコープを用いて観察すると、何が起きているのか 理解していただきやすいのではと思います。
「肌が薄くて弱いのです。」
化粧水もしみるため、保湿ができない方もいらっしゃいます。
マイクロスコープで皮膚を見てみると 肌理が全く無くなっていることが多く見受けられます。肌質改善の際には、肌理の回復を目標にしていきます。
また、毛穴の開きが気になる方も、肌理が荒れてしまっている方が多いです。決めが荒れてしまうと、光の乱反射が減り、皮膚の構造物として毛穴のみが目立ってしまいます。毛穴が開いているということだけでなく、肌理がなくなってしまったために、毛穴が目立ってしまうということも起きています。
10~250倍のタイプと、500倍のタイプの2種類を使用しています。
通常 肌を見る程度であれば、 低倍率のもので十分なのですが、高倍率のものを使用すると、皮膚内の毛細血管もよく観察出来ます。
毛髪診断の際にも多用される マイクロスコープです。
診察の際の小さな器具ですが、
VISIAとともに多用される機器の一つです。