脂漏性角化症。盛り上がったシミ 老人性ゆうぜい

2013年2月17日

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様々な皮膚トラブルを対象に治療を行なっていますが、
比較的治療することが多いものが、脂漏性角化症(Seborrhoic keratosis SKと略されます)です。
もり上がったシミ
とか 老人性ゆうぜい(イボ) と言われます。

顔だけでなく体中どこでもできてくる良性腫瘍です。皮膚の老化にともなって出てくることが多いものです。肌色から、黒褐色に見えるものまで様々で、数ミリから数センチに至るまで、大きさも様々です。老人性イボと呼ばれるものですから、年配の方に多く出ていますが、若い人でも無いわけではありません。加齢とともに、すこしずつ増えてきます。

老人性イボ 老人性ゆうぜいは、皮膚の老化から

通常イボ(ゆうぜい)は、ウイルスが原因です。しかし、この老人性疣贅(ゆうぜい)は、ウイルスとは関係ありません。紫外線などの影響によって 表皮が老化し起きているのではないかと考えられています。加齢とともに すこしずつ増えて、大きくなってきますから、早め 早めに 対処していくことが大事です。

老人性ゆうぜい(イボ)の除去は 表皮がターゲット

表皮が加齢による老化現象として 老人性疣贅が出てくるのではないかと考えられていますから、これが存在する範囲も 皮膚表層に限られます。
そのため、全層に渡って 切除を行う必要は(悪性腫瘍との鑑別が必要な場合を除き)通常ないと思います。

あくまで表層で起きているので、深く抉り取ること無く キレイに削り取れると良いです。

CO2レーザーがよく使用されていますが、削る作業と同時に熱量も周囲組織に与えてしまいます。周囲に熱が伝わると、そこで凝固層ができることで、思っている以上に深く削れてしまうことがあります。そこで CO2レーザーは、スーパーパルスやウルトラパルスといったパルス幅を短くすることで、熱伝達を抑える工夫をして来ました。

これに対して エルビウムヤグレーザーは、通常の照射方法の場合 周囲に熱を伝得ることを最小限度にしながら、皮膚組織を気化させ 目標の深さまで削ることが得意なレーザーです。CO2レーザーのように 思ったよりも削れてしまう ということは 通常ありません。このレーザーを使用することで、皮膚へのダメージを最小限度とすることができます。ダウンタイムの軽減 綺麗な仕上がりが期待出来ます。(実際キレイです。)

皮膚表層の治療ですから、皮膚の回復も早いので 広範囲を一気に行いたくなってしまうと思いますが、数日は被覆材を使用したほうが良いので、 数回に分けて もしくは少しずつ 行なっていくと良いと思います。