ニキビ跡治療 症例写真20140323
久しぶりに ニキビ跡治療の症例写真を出してみます。
最近は ニキビ痕の治療に エンディメッドFSR と プロフラクショナルXC という 2種類のフラクショナル機器を使用することが 主になっています。その他 皮膚深層の加熱を強力に行う機器も 併用することもありますが、それぞれの機器の特性を生かしていくことで、従来以上の効果を得られるようにはなってきています。
ニキビ痕の治療では 治療後のダウンタイム (赤み等から回復するまでの期間)を如何に短縮させるか ということが 実際の治療の継続性を考えますと とても重要な事だと考えています。回復期間が長いことで 社会生活に大きな影響を与えてしまうことに繋ります。 より強力で効果的な治療法を得る際に 何をトレードオフするか と言うことが重要になるのだと思いますが、限られたダウンタイムの範囲で 出来る限りの効果を得られるように していきたいと考えています。
症例写真の説明 施術名:ニキビ跡治療 内容 :各種レーザー・高周波機器等を併用し ニキビ跡の凹凸・肌質を改善 リスク:レーザー使用に伴う熱傷・色素沈着の可能性はあります。 治療費:1回 60,000~160,000
にきび跡の症例写真は ブログに掲載しますが、整理の意味も込めて ニキビ跡治療ページへまとめています。
ニキビ跡治療における 治療法の選択について
ニキビ痕に効果が認められる治療法では 現在のところ ダウンタイム(赤みなどから回復するまでの期間)は必ず発生します。 ダウンタイムが発生しない治療法は 残念ながら 現在の段階では効果に乏しいと言わざるを得ません。
出来るだけ効果が高い治療法を選択するにしても あまりにも長期になると 仕事等 社会生活に大きな影響を与えてしまいます。そこで 当院では社会的に許容できるダウンタイムの範囲内で できるだけ効果を引き上げるような形で 治療法を選択できる体制をとっています。
① ダウンタイム3~7日 当院のニキビ跡治療の主力
当院でのニキビ跡治療の 主力は エンディメッドFSR プロフラクショナルXCを主とした施術です。高周波での加熱と肌の入れ替えを行うエンディメッドFSR 皮膚を気化させ文字通りの入れ替えを行う プロフラクショナルXC。共に強力な治療器ですが、それぞれの長所を利用し 肌状態に合わせて選択 使用します。肌の置換率の向上に伴い 改善効果も高まりました。
ダウンタイムは個人差 治療の強度によって異なりますが、赤みからの回復までに おおよそ1週間を要しています。翌日からメイクは可能です。これらの機器は その治療効果に対してのダウンタイムが比較的短いことが特徴です。
② ダウンタイム1~日 ミニマムダウンタイムでのニキビ跡治療
できうる限り 上記の治療法をお薦めしています。明らかな治療効果の差を認めるためです。しかしながら、仕事等への影響から 上記を選択出来ない方も多くいらっしゃいます。そこで 新型ダーマローラー A-MTS そして 皮膚深層を収束させたレーザーで従来のどの治療器をも超える熱凝固を引き起すことができる 最新機器 イージスYAG(ヤグ) を併用した治療法を提案しています。
ダウンタイムをほぼ1日(強度によって多少伸びます。)に抑えつつ より高い効果を得るためには、皮膚表層へのダメージをある程度限定的なものとしなければいけません。その点 マイクロスパイクで 微小な傷を作り 皮膚のリモデリングを促す A-MTSは好例だと思います。しかしながら ヒートショックプロテインを増加させるためには 熱影響を与える必要があります。そこで、イージスヤグを併用します。イージスヤグは 深層で焦点が合うように照射されることで 従来型のレーザーでは成し得なかった熱凝固を 皮膚表面にダメージを与えず 引き起すことが出来ます。これらの利点を併用することで より高い効果を得ることができるようになります。
しかしながら、エンディメッドFSR等を使用した治療法との大きな違いは 肌の積極的な入れ替えができないことです。
まとめ
ニキビ痕の治療は ダウンタイムを中心に検討することが大事だと思います。 治療の継続性も含めて考える必要があります。 どんな強力な治療法だとしても 1回で完治させる治療法は無く 極端にダウンタイムが長ければ 継続は困難となります。社会生活を営む上で 許容できる範囲内で 行えるように 治療計画を立てていくことが 良い結果につながっていくと考えています。