Sofwaveソフウェーブ

画期的な超音波技術「SUPERB™」による
最新たるみ+美肌治療

sofwave

画期的な超音波技術「SUPERB™(スパーブ)」による 最新タルミ+美肌治療

ソフウェーブとは

ソララクリニック仙台で導入しているソフウェーブは、サーマクールやウルセラに続く次世代のタルミ治療機器です。
臨床的に証明された非侵襲的アプローチによってコラーゲンを再構築し、顔のシワを改善するとともに、眉毛や首、顎下のリフトアップ効果を実現します。
メスを使わずに肌を引き上げる最新の美容治療法であり、美肌効果も同時に得られることから注目されています。

ソフウェーブ最大の特徴は、SUPERB™(スパーブ)と呼ばれる独自の「同期超音波パラレルビーム」技術です。
深さ0.5~2mmの真皮中層に円柱状の超音波エネルギーを発生させ、コラーゲン産生と収縮を強力に促進します。その結果、真皮のタイトニング(引き締め)効果と肌の再構築が促され、たるみやシワの改善だけでなく肌質の向上も期待できます。

ソフウェーブはアメリカFDA承認を取得した最新のアンチエイジング治療機器であり、2025年には日本の厚生労働省からも薬事承認を受けています。

切らずに行える安全性の高いリフトアップ治療として、当院でも積極的に採用しています。

 

このような方におすすめ

  • 顔のたるみを引き締めたい
  • 目の周りのシワ・たるみを引き締めたい
  • 上瞼が下がってきた
  • 首のシワ・たるみを引き締めたい
  • 顎下のたるみを引き締めたい
  • HIFUで顔がコケてしまった経験がある方
  • 瘦せ型で頬がコケやすい
  • ウルセラ他、HIFUの痛みが辛かった

ソフウェーブが注目される理由

超音波を使用したタルミ治療機器は珍しいものではありませんが、ソフウェーブが次世代タルミ治療器として注目されているのは革新的な照射技術によります。

圧倒的ボリュームの熱量を与える新技術「SUPERB™(スパーブ)」

超音波を使用した次世代タルミ治療機器として、久々に登場したソフウェーブ

新技術「SUPERB™(スパーブ)」は、独自開発の超音波ビームを皮内0.5~2.0mmの真皮層へ円柱状に照射強力なコラーゲン造成・収縮を引き起こし、たるみ改善・肌質改善を引き起こします。
真皮中層に60~70℃に及ぶ熱量をこれだけのボリュームで与えることができるのは、ソフウェーブだけです

ソフウェーブのSuperb技術で皮膚のたるみを引き締めます。

更に、「SUPERB™(スパーブ)」による照射は、HIFUに比べて副作用のリスクが少なく、快適で、速く、安全性が高いです。

高い安全性・HIFUとの違い

ソフウェーブとHIFUの違い

従来からあるウルセラなどHIFUを使用した機器は、皮下組織から筋膜と深い組織をターゲットにしています。奥からぐっと引き上げるイメージです。その反面、脂肪が減少したり、神経や血管を傷つけてしまう可能性があります。

過度に照射した結果、頬がコケてしまったり、脂肪が減少して老けて見えることがありました。

顔が痩せてこけてしまう心配は殆どありません。

ソフウェーブは、真皮中央部(約1.5mmの深さ)の組織をターゲットにしているため、顔の望ましい脂肪を破壊したり、より深い組織の筋肉や神経に損傷を与えたりするリスクは低くなっています。

実際、ソフウェーブの特に対象となるのは「頬がこけやすい痩せ型の方」や「他のHIFUでコケた経験のある方」です。このような方でも安全に受けられるよう設計されているのがソフウェーブの利点です。

適切な出力設定と施術間隔を守れば、ボリュームロス(脂肪減少)は起こりにくいとされています。

FDA認可 薬事承認

ソフウェーブは、FDA及び薬事承認された最新タルミ治療機器です。

2019年9月16日
小じわ・しわの減少が認可
2021年11月16日
眉毛の上、顎下、首の組織のたるみ改善・リフトアップの追加適応が認可。
マルチサイト臨床試験に参加した患者の80%は、わずか12週間で改善が見られました
2023年8月31日
ニキビ跡治療がFDA認可
2025年4月14日
薬事承認(日本)

スキンタイプを選ばず、真皮中層に圧倒的ボリュームのある加熱を発生させ、タルミを引き締め・肌の再構築を促します。

画期的な超音波技術「SUPERB™」による最新タルミ・美肌治療を堪能ください。

同期平行型超音波ビーム「SUPERB™(スパーブ)」

SUPERB™(スパーブ)とは、 Synchronous Parallel Ultrasound Beam Technology の略称で、日本語には「同期平行型超音波ビーム技術」と翻訳できます。

ソフウェーブは、皮膚表面を冷却しつつ保護し、皮膚中層に均一で圧倒的な熱量を発生させて、皮膚のたるみを引き締め肌質改善を促します。

並列した7個の接触型トランスデューサーから、同時に皮膚へ高強度の超音波エネルギーを照射します。
真皮中層約1.5mmを中心に、たるみを引き締め肌質を改善させるのに大変効果的な熱を発生させます。
これが、独自の最新技術「同期平行型超音波ビームSUPERB™」の治療の概要です。

シワとタルミに効果的な深さ

ソフウェーブは、真皮中層1.5mmを中心に、0.5mm~2mmの間に円柱状の加熱領域を形成します。

この深さは、皮膚の肌理やシワ、そしてタルミを改善するための非常に効果的な領域であることが、今までの研究で示されています。

HIFU等の従来機器では、熱傷などのリスクがあり、この深さを目標に照射することはできませんでした。
「SUPERB™(スパーブ)」によって、圧倒的ボリュームの加熱領域を安全性を高めて与えることができるようになったのです。

均一で圧倒的ボリュームの加熱領域を形成し、コラーゲン造成を促進

ソフウェーブの照射では、高強度の超音波エネルギーがダイレクトに収束させること無く供給され、組織温度は60~70℃にまで上昇し、円柱状の加熱領域が形成されます。

各出力高エネルギーパルスは、より広い3D凝固効果を持ちます。
このユニークなエネルギーグリッドタイプ照射は、円筒形の熱凝固領域を形成します。
他の従来のHIFU機器と比較し、加熱範囲が広くなるため、コラーゲンの収縮と生成の割合が高くなり、リフトアップと引き締めの効果がより高くなります。

真皮中層に60~70℃に及ぶ熱量を、これだけのボリュームで発生させることができる機器は、現時点でソフウェーブ以外ありません。

引き締め効果だけでなく、肌質改善レーザーリサーフェシングに近い効果ノーダウンタイムで得ることが期待できます。

独自技術で保護し安全性を高めています

皮膚の最表面は冷却機構 Sofcool™ によって熱傷から保護され、皮膚の温度はセンサーによってリアルタイムでモニタリングされています。

また、特殊な周波数で発振された超音波は、深さ2mmを超えると急速に減衰し、皮下組織や神経に影響を与えません

ソフウェーブで得られる効果

ソフウェーブは、即時的な引き締め効果と、真皮に創傷治癒反応がおこることで、コラーゲンやエラスチンの再生成を誘発し、コラーゲンのリモデリングによるタイトニング効果が得られます。

1回の照射で起こせる熱損傷の領域が大きく、円柱型の熱損傷がシワのベクトルに合わせてダイレクトに作用するため、より効果的な治療が期待できます。

比較的早期にも効果を実感されることが多い治療ですが、本来の効果は創傷治癒過程によって少しずつ改善が進んでいくものです。一般的に、3~4ヶ月後が目安になります。

ソフウェーブ治療前症例1
治療前
ソフウェーブ治療後1ヶ月症例1
治療後1ヶ月
施術名
ソフウェーブ
内容
タルミ治療
リスク
発赤 熱感 色素沈着 痛み 乾燥
治療費
1回 220,000~382,000
ソフウェーブ治療前症例2
治療前
治療後2ヶ月
施術名
ソフウェーブ
内容
タルミ治療 シワの改善
リスク
発赤 熱感 色素沈着 痛み 乾燥
治療費
1回 220,000~382,000
ソフウェーブ治療前症例3
治療前
ソフウェーブ治療後1ヶ月症例3
2回治療後1ヶ月
施術名
ソフウェーブ
内容
タルミ治療 シワの改善
リスク
発赤 熱感 色素沈着 痛み 乾燥
治療費
1回 220,000~382,000

ソフウェーブ治療価格

部位 料金
242,000
顔+顎下 297,000
顔+顎下+首 385,000
顎下+首 242,000
両頬+顎下 220,000
両頬 176,000

※ 保険適応外の治療です。

相乗効果が期待できます。

ソフウェーブは、画期的な超音波技術「SUPERB™(スパーブ)」によって、 タルミ改善と美肌治療を同時に促してくれます。
以下の治療法を併用することで、その効果を最大限に引き出し相乗効果が期待できます。

ミラジェット

ミラジェットで美肌・肌育治療

針を使わず レーザー圧力で瞬時に薬剤を真皮層まで届ける革新的な ニードルレスマイクロジェットシステム

薬剤注入+肌の活性化+再構築を促し、選択する薬剤の効果を最大限に生かします。

ジュベルック等の次世代スキンブースターや、エクソソームマイクロボトックスなどとの相乗効果が期待できます。

麻酔不要、ダウンタイムを感じさせません。

美肌治療だけでなく、美容皮膚科領域の応用範囲が非常に広まりました。

ミラジェット

ジュベルック

エクソソーム

ヒアルロン酸導入

ヒアルロン酸導入

照射後の肌の回復力を高めることは、 治療効果を出来る限り引き出す上で重要です。

皮膚に足りなくなった保湿成分「ヒアルロン酸」をクライオエレクトロポレーションで効果的に導入することで、肌の鎮静と同時に回復力を高めてくれます。

更に、DMAEを同時に導入することで、たるみの引き締めと強力な抗酸化力で肌の酸化を防いでくれます。

ヒアルロン酸導入

FAQ よくある質問

ソフウェーブ治療に関してよくあるご質問にお答えしています。
質問をクリックして回答をご覧ください。

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ソフウェーブは「SUPERB™」技術による高強度超音波で真皮中層のコラーゲン生成を促進し、しわやたるみを改善する次世代たるみ治療器です。

ソフウェーブは表皮に影響を与えず、従来機器では困難だった真皮中層に円柱状の広範囲な熱エネルギーを届けることで、リフトアップ,しわの改善,肌質改善を促します。

 

痛みには個人差がありますが、ソフウェーブでは表面麻酔クリームの塗布と冷却システムの併用によって痛みを最小限に抑えています

更に、独自の照射プロトコルを導入し、過度の出力を使用せずとも効果を高めることが可能となったため、更に痛み軽減に寄与しています。。

従来のHIFU(ウルセラ等)と比べても痛みはかなり軽減されており、多くの方は「肌の奥で温かみや軽い刺激を感じる程度」と表現します。施術中は冷却されているため強い熱さは感じにくく、我慢できない激痛になることはほとんどありません。

ほとんどダウンタイムはありません。

治療直後に肌の赤みやほてり感が出ることがありますが、通常数時間~1日程度で落ち着きます。当日からメイクや洗顔・入浴も可能で、治療後すぐに普段通りの生活に戻っていただけます。

まれに軽いむくみや乾燥を感じる場合がありますが、保湿ケアを行えば数日で改善します。

個人差はありますが、施術直後から肌の引き締まりやリフトアップ感を実感する方も少なくありません。

ただし本格的な効果はコラーゲン再生が進む数週間後から徐々に現れ, 一般的に3~4ヶ月後に最大の効果が得られます。施術後も肌内部でコラーゲン生成が続くため、効果は徐々に高まり、半年ほどかけて改善が進行するケースもあります。

一度の施術効果は約6ヶ月から1年程度持続するとされています。

ただし効果の持続期間はお肌の状態や生活習慣によって異なります。効果を高めるために、ビタミンCやたんぱく質の摂取を心がけてください。また、タバコなどは修復力を下げ効果が減弱するため避けましょう。

コラーゲンは時間とともに再び減少していくため、リフトアップ効果も徐々に薄れていきます。目安として半年から年に1回程度のメンテナンス治療を受けていただくことで、良好な肌状態を保つことができます。

ソフウェーブは1回の施術でも効果を実感できるよう設計されています。多くの場合、まず1回の施術でリフトアップ効果と肌質改善が得られます。

たるみが強い場合や更に効果を高めたい場合には、3~6ヶ月後に2回目を追加する、または、初めの3回は1か月ごとに行なう場合もあります。

ただし過度に頻繁な照射は推奨されません。

一般的には半年~1年おきにメンテナンス目的で施術を行うことで、効果の維持・向上が可能です。適切な間隔はお肌の状態によりますので、医師と相談しながらプランを立てましょう。

最大の違いは照射エネルギーの深さと技術です。

ウルセラを含む従来型HIFUが皮下4.5mmのSMAS筋膜など深部組織まで強力に作用するのに対し、ソフウェーブは真皮中層(約0.5~2mm)にターゲットを絞っています。

そのため脂肪層を傷つけず神経へのリスクも抑えられ、顔がこける心配もほぼありません。

またソフウェーブは7つのトランスデューサーで超音波を同時発振し、皮膚に均一な熱エネルギーを与える独自技術(SUPERB™)を採用しています。一点集中型のHIFUに比べ広範囲をムラなく加熱できるため、少ないショット数で効率よくコラーゲン生成を促し、痛みもHIFUより軽減されている点が大きな違いです。

施術時間も短く、患者様の負担が少ない先進的なリフトアップ治療と言えます。

ご安心ください。 ソフウェーブは皮下脂肪より浅い真皮層をターゲットにしているため、脂肪組織を減少させてしまうリスクはきわめて低く、施術が原因で顔がやせてこけてしまう心配はほとんどありません。

実際、ソフウェーブの適応となるのは「頬がこけやすい痩せ型の方」や「他のHIFUでコケた経験のある方」です。このような方でも安全に受けられるよう設計されているのがソフウェーブの利点です。

適切な出力設定と施術間隔を守れば、ボリュームロス(脂肪減少)は起こりにくいとされています。

顔から首にかけて施術可能です。

具体的には額・こめかみ・目周り・頬・ほうれい線・フェイスライン(顎下)・首の前面など、顔面~頸部のたるみ改善に用いられます。

眉毛を引き上げてまぶたの開きを良くしたり、あご下のたるみ・二重あごをすっきりさせる目的にも適しています。

なお、アメリカではソフウェーブの技術を体の引き締め(例:二の腕やセルライト改善)に応用する試みもあり、一部適応承認も得ています。

ただし日本国内では現在、顔面および首のしわ・たるみ治療としてのみ承認されています。

大部分の方に安全に受けていただけますが、以下の場合は注意が必要です。

妊娠中・授乳中の方や、治療部位に重度の皮膚疾患や感染がある方には施術を控えます。また、心臓ペースメーカーなど体内に医療電子機器を装着されている方も原則施術できません。

さらに、顔に金の糸など金属製の美容糸が挿入されている場合、その部位への照射は避ける必要があります。

いずれにせよ施術前の診察時に医師がしっかり問診・確認を行い、安全に受けていただけるか判断いたしますので、不安な点は遠慮なくご相談ください。

はい、併用可能です

ソフウェーブは単独でも高い効果がありますが、他の施術と組み合わせることで相乗効果が期待できます。

当院でおすすめしているのは、ソフウェーブ直後にミラジェットで美容成分を真皮に導入するプランや、ヒアルロン酸導入で保湿・鎮静を行うプランです。これによりソフウェーブ施術後の肌再生を促進し、効果を底上げします。

また、XERF(ザーフ)との併用も効果的です。サーマクール等従来のRF機器よりも痛みが格段に減少し、更に深部を加熱することが可能となりました。ソフウェーブで皮膚のたるみを引き締め、XERFで深部のたるみの改善を狙います。

ただし、施術の順番や間隔には配慮が必要なため、同時併用をご希望の場合は事前に医師にご相談ください。

もちろん可能です。

ソフウェーブは男女問わず受けていただける治療です。たるみやシワの悩みは男性にもあり、実際当院でも男性患者様がソフウェーブによるリフトアップ治療を受けられています。

男性の場合、ヒゲ剃りによる肌荒れや皮脂分泌など女性と異なる肌特性がありますが、ソフウェーブは肌質を選ばず効果を発揮します。

施術前に十分なクレンジングを行う以外、特別な注意点はありません。

仙台で男性のたるみ治療を検討されている方にも、切らずに受けられるソフウェーブは有力な選択肢です。

参考文献

※ソフウェーブ技術の有効性・安全性に関する主な論文を抜粋して紹介します。専門的内容になりますが、さらに詳しい情報を知りたい方はご参照ください。

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原題: Efficacy and Safety of High-Intensity, High-Frequency, Parallel Ultrasound Beams for Fine Lines and Wrinkles.

出典: Dermatologic Surgery.  2021 Dec 1;47(12):1585-1589.

DOI: 10.1097/DSS.0000000000003208

要約: 60名の被験者を対象とした多施設臨床試験で、新しい高強度・高周波の平行超音波ビーム装置(Sofwave)の単回照射による顔および首の細かいシワ改善効果と安全性が検証されました。

施術12週後、被験者の86%でシワの明らかな改善が認められ医師評価でも88%が有意な若返り効果を示しました。患者満足度も高く、デバイスに起因する有害事象は報告されませんでした。

以上より、本超音波装置による非侵襲的治療は顔面の小ジワ改善に安全かつ有効であると結論付けています。

原題: Complications and Risks of High-Intensity Focused Ultrasound (HIFU) in Esthetic Procedures: A Review.

出典: Applied Sciences. 15(9):4958 (2025).

DOI: 10.3390/app15094958

要約: 2010年~2025年に発表された22件の研究を分析し、美容領域におけるHIFU治療の安全性について総括したレビュー論文。

HIFUは概ね安全で効果的な非侵襲的治療とされる一方で、脂肪萎縮や神経障害、色素沈着といった稀ではあるものの重大な合併症が報告されていることが示されました。

こうした副作用の多くは不適切な設定や施術者の熟練不足に起因しており、適切なトレーニングとプロトコル遵守がリスク低減に不可欠と結論付けています。

また長期的な経過観察研究や、安全性を高める最適なエネルギー設定の検討も今後の課題として言及されています。

原題: High-Intensity, Parallel Ultrasound Tightening of Facial Skin: Clinical and Pathologic Results.

出典: Journal of Cosmetic Dermatology. 24(2):e16670 (2025).

DOI: 10.1111/jocd.16670

要約: 韓国における症例報告的研究で、新しい高強度平行超音波(HIPS、Sofwave)による顔面皮膚のタイトニング効果を臨床・組織レベルで検証。

施術後、真皮中層でのコラーゲンおよび弾性線維の増生が組織学的に確認され、皮膚の弾力性向上とシワの減少が報告されています。

HIPS照射によって生成された熱凝固域はコラーゲン線維の配列に沿って平行に伸び、コラーゲン収縮による引き締め効果がシワの方向に沿って発揮されました。

表皮へのダメージは見られず、安全に真皮リモデリングが起こることが示唆されています。

この技術は表皮を保護しつつシワ・たるみを効果的に改善できる新手法として評価されています。

原題: The Efficacy and Safety of a Single Treatment of High-Intensity, High-Frequency, Non-Focused Ultrasound Parallel Beams for Facial Acne Scars in Asian Patients: A Preliminary Study.

出典: Journal of Cosmetic Dermatology. 24(4):e70134 (2025).

DOI: 10.1111/jocd.70134

要約: タイ人患者14名(24~55歳)の萎縮性ニキビ跡に対し、ソフウェーブの平行超音波ビームによる単回治療を行い、最大8ヶ月追跡した予備的研究。

施術前後の写真を専門医が盲検評価した結果、全例で瘢痕の改善が確認されました。アンテラ3Dによる計測では、大小すべての凹凸瘢痕の体積が有意に減少しています。

患者の痛みスコアは平均3.94/10と低く、重篤な副作用は報告されませんでした

以上より、同期平行型超音波技術(SUPERB™)はアジア人の顔面ニキビ跡治療において、有望かつ安全な非侵襲的治療オプションであると結論づけています。

原題: The efficacy and safety of the high-intensity parallel beam ultrasound device at the depth of 1.5 mm for skin tightening

出典: Journal of Cosmetic Dermatology, 22(5):1488-1494 (2023)

DOI: 10.1111/jocd.15672

概要: タイおよび米国の研究者による本研究では、新しい高強度平行ビーム超音波装置(Sofwave™、SUPERBテクノロジー搭載)の皮膚たるみ治療における有効性と安全性を評価しています。

対象は下顔面のたるみが気になる36名で、全員に頬~口周囲へ1回の超音波治療を実施しました。評価は治療前、および治療後1か月・3か月にデジタル写真と3D画像解析(Antera 3D)を用いて行われ、鼻唇溝およびマリオネットラインの窪み体積を測定しました。また施術直後に痛みスコア(0~10)を記録し、副作用の発生も追跡しています。

結果: 治療1か月後と3か月後の鼻唇溝・マリオネットラインの平均窪み体積は、それぞれ治療前に比べ有意に減少し(統計的有意差あり)、リフトアップ効果が確認されました。1~3か月間の間でさらに有意な変化はありませんでしたが、被験者の60%以上で早くも1か月後に改善が認められたことが注目されます。

痛みスコアの平均は6.6/10で、中程度の痛みが報告されていますが深刻な有害事象は一件も発生しませんでした。以上より、本デバイスは下顔面の肌のたるみ改善に臨床的に安全かつ有効であると結論付けられています。術後のダウンタイムはほとんどなく、痛みも許容範囲であったことから、患者にとって負担の少ない治療法といえます。

ポイント: Sofwaveの高強度平行超音波は真皮浅層(約1.5mm)に熱損傷を与え、コラーゲン産生とエラスチン生成を促進する仕組みです。本研究は口周りのたるみ(ほうれい線等)の改善効果を客観的に示し、たるみ改善効果と安全性(副作用なし)を裏付けるエビデンスとなりました。痛みは中程度報告されていますが、従来のHIFU治療と比較すると許容可能な範囲であり、非侵襲的治療として患者満足度の高い結果が得られています。

原題: Efficacy and safety of high-intensity, high-frequency, non-focused ultrasound parallel beams for facial skin laxity

出典: Journal of Cosmetic Dermatology, 23(1):117-123 (2024)

DOI: 10.1111/jocd.16098

概要: 米国で実施された前向き臨床試験で、新型超音波デバイス(Sofwave™)を用いた顔のたるみ治療の有効性・実用性・安全性が検証されました。

対象は40~69歳の被験者15名で、眉下・顎下・首の皮膚のたるみに対し2回の治療を行い、その後3か月目および6か月目に経過評価を実施しています。効果判定は治療前後写真を用いた医師によるグローバル評価尺度(顔全体の若返り度合いの判定)で行い、痛み評価は施術直後に視覚的アナログ尺度(VAS 0~10)で記録されました。期間中の有害事象もすべて記録されています。

結果: 平均年齢55歳の15名全員が全プロトコルを完了しました。3か月後および6か月後の写真を治療前と比較すると、眉毛位置のリフトアップ、顎下および首の皮膚の引き締まり改善が全症例で認められました。

このリフト効果は6か月時点まで安定的に維持されています。

痛みスコアの平均値は5.6/10で、施術中の不快感は「耐えられる範囲」と報告されています。試験期間中に重篤な有害事象は発生せず、全般的に安全に治療が行えました。

 

ポイント: 本研究は少人数ながら顔面のたるみ(眉・フェイスライン・首)の引き上げ効果を示し、コラーゲン収縮・再生による皮膚リフトというソフウェーブのメカニズムの有効性を裏付けています。

痛みについてはVAS5.6と報告され、従来の高密度焦点式超音波(HIFU)治療よりも痛みは低~中程度で忍容性が高いと示唆されます。

ダウンタイムの無さと優れた安全プロファイル(副作用や火傷等の不発生)から、Sofwaveは従来のHIFUや高周波RF治療に対し患者に優しい非侵襲的なたるみ治療であることが示されています。

本試験の知見は、2022年にFDAが本機器を顔・顎下・首のリフティング用途で追加承認した根拠の一つともなりました。

リスク・副作用について

機器名
Sofwaveシステム(薬事承認)
一般名称
皮膚引き締め用超音波照射器
医療機器製造販売承認番号
30733BZX00082000
使用目的又は効果
本品は、超音波を皮膚に照射し、真皮への加熱凝固作用により、中等度又は重度の顔面及び頸部のしわの改善を行なうことを目的とする。
機器の欧米各国における承認取得情報(2020年10月現在)
  • 米国-FDA 510K 取得
  • EU-CE マーク取得
  • イスラエル-AMAR 取得
機器のユーザーマニュアルに掲載されている予想される有害事象(ない場合、FDAなど承認取得時の内容)
超音波ベースの治療で予想される有害事象:重大な痛み、圧痛、皮膚の色素沈着、持続性の紅斑および浮腫、潰瘍 瘢痕形成
累計患者数または治療数
1000 例以上
副作用報告(各国の厚生労働省などに提出しているもの)
報告なし
製造元
Sofwave Medical Ltd (イスラエル)

監修者情報(医師紹介)

監修医師 佐藤雅樹(仙台 ソララクリニック院長)

監修医師:佐藤 雅樹 (さとう まさき)

ソララクリニック 院長

専門分野:美容皮膚科

2000年 順天堂大学医学部卒。順天堂大学医学部形成外科入局。 大学医学部付属病院等を経て、都内美容皮膚科クリニックにてレーザー治療の研鑽を積む。2011年3月 ソララクリニック開院 院長就任。2022年 医療法人 松柴会 理事長就任。日本美容皮膚科学会 日本形成外科学会 日本抗加齢医学会 日本レーザー医学会 点滴療法研究会 日本医療毛髪再生研究会他所属。 
様々な医療レーザー機器に精通し、2011年ルビーフラクショナル搭載機器を日本初導入。各種エネルギーベースの医療機器を併用する複合治療に積極的に取り組む.

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