黄ぐすみYellowish Tone

顔が黄色く見える理由と、今日からできること

「茶色というより、黄色っぽくなった気がする」
「写真に写ると、顔だけがくすんだ黄色に見える」
「シミを取っても、昔のような明るさが戻らない」

こうした変化は、一般に「黄ぐすみ」と呼ばれています。病気の名前ではありませんが、日本人を含むアジアの方の肌で、年齢を重ねると目立ちやすくなります(参考文献1・2)。

黄ぐすみの原因として、よく挙げられるのが「糖化」と「カルボニル化」です。どちらも、真皮(肌の奥の層)のタンパク質を黄色っぽくする反応です。さらに、メラニンも黄みに関わることが研究で分かってきました。そのため、紫外線対策と食生活、治療を組み合わせて考えます。

院長 佐藤雅樹黄ぐすみは、シミや赤み、乾燥と一緒に出ていることが多いので、まず肌画像で今の状態をご一緒に見るところから始めます。
黄ぐすみには、食生活の影響も大きいと私は考えています。治療とあわせて、毎日の過ごし方も見直していきます。院長 佐藤 雅樹

このページのポイント

  • 黄ぐすみの主な原因は、真皮で起きる糖化(AGEs)とカルボニル化、それにメラニンの3つです
  • 白目まで黄色いときは、肌ではなく体の病気(黄疸)のことがあります。まず内科へ
  • 手のひらや足の裏が黄色く、白目は白いときは、みかんや緑黄色野菜のとりすぎ(柑皮症)も考えます
  • 甘いものを控えるだけ、サプリを飲むだけで消えるとは言えません。食生活の見直しは、紫外線対策や治療と並行して進めます
  • 毎日できることの中心は、紫外線対策と、たばこを控えることです
  • 当院では、VISIA肌画像分析と診察で原因の重なりを確かめ、窒素プラズマ(肌の生まれ変わりを促す治療)を中心に、肌の土台から整えていきます

白目や手のひらの色が気になる方は見分け方の目安、食事やサプリ、毎日のケアから読みたい方は毎日できることをご覧ください。

黄ぐすみとは? 顔が黄色く見えるしくみ

黄ぐすみは、肌の色が年齢とともに黄みを帯び、明るさが落ちて見える状態をいう言葉です。茶色いシミが増えるのとは違い、顔全体が少しずつ黄色っぽくなっていきます。

肌の色は、主に3種類の色で決まります。茶色〜黒のメラニン、血液の赤い色(ヘモグロビン)、黄色のカロテンです。黄ぐすみでは、肌の中でいくつかの変化が重なり、顔全体が黄みを帯びてくすんで見えます。

肌の黄みは、色を測る機械で数値にできます。中国や日本の女性の顔の色を測った研究では、年齢とともに黄みが強くなる傾向がみられました(参考文献1・2)。

茶色いくすみとは、どう違う?

顔が暗く見える原因には、黄ぐすみのほかに、細かなシミやメラニンが増えた「色素によるくすみ」、乾燥やキメの乱れによる「表面のくすみ」、赤みによる色ムラがあります。茶色っぽさが目立つなら、色素によるくすみのことが多く、治療の考え方も変わります。

顔のくすみ(4種類の原因)について詳しく見る

黄ぐすみの原因は? 糖化・カルボニル化・メラニン

黄ぐすみの主な原因として、真皮で起きる「糖化」と「カルボニル化」、それに「メラニン」の3つが知られています。どれが強く出ているかは、人によって違います。

黄ぐすみに関わる、糖化・カルボニル化・メラニン 糖化(AGEs)とカルボニル化は真皮のタンパク質が黄色っぽく変わる変化、メラニンは主に表皮にある色素で、3つが重なって黄ぐすみに関わることを示した断面のイメージ図。糖化とカルボニル化は、日光を浴びてきた顔ほど進みやすい。 THREE CAUSES OF YELLOWING 黄ぐすみに関わる、糖化・カルボニル化・メラニン 糖化とカルボニル化は真皮で起き、日光を浴びてきた顔ほど進みやすくなります。 角層 表皮 真皮 皮下組織 紫外線 1 2 3 1 GLYCATION 糖化・AGEs(真皮) 余った糖がタンパク質と結びつき、 AGEsとしてコラーゲンにたまる 2 CARBONYLATION カルボニル化(真皮) 脂質が酸化してできる物質が、 真皮のタンパク質を黄色っぽく変える 3 MELANIN メラニン(主に表皮) 肌全体に薄く広がったメラニンが、 茶色だけでなく黄みとしても見える ※ 構造をわかりやすくしたイメージ図です。実際の縮尺とは異なります。
黄ぐすみに関わる、糖化・カルボニル化・メラニン(スマホ版) 糖化(AGEs)とカルボニル化は真皮のタンパク質が黄色っぽく変わる変化、メラニンは主に表皮にある色素で、3つが重なって黄ぐすみに関わることを示した断面のイメージ図。糖化とカルボニル化は、日光を浴びてきた顔ほど進みやすい。 THREE CAUSES OF YELLOWING 黄ぐすみに関わる、 糖化・カルボニル化・メラニン 糖化とカルボニル化は真皮で起き、 日光を浴びてきた顔ほど進みやすくなります。 角層 表皮 真皮 皮下組織 紫外線 1 2 3 1 GLYCATION 糖化・AGEs(真皮) 余った糖がタンパク質と結びつき、 AGEsとしてコラーゲンにたまる 2 CARBONYLATION カルボニル化(真皮) 脂質が酸化してできる物質が、 真皮のタンパク質を黄色っぽく変える 3 MELANIN メラニン(主に表皮) 肌全体に薄く広がったメラニンが、 茶色だけでなく黄みとしても見える ※ 構造をわかりやすくしたイメージ図です。実際の縮尺とは異なります。

糖化|肌のコラーゲンに、AGEsがたまる

糖化とは、体の中で余った糖がタンパク質と結びつき、AGEs(終末糖化産物)と呼ばれる物質ができる反応です。肌の真皮を支えるコラーゲンにも、AGEsは少しずつたまっていきます。

真皮の糖化は、30代半ばごろから現れて年齢とともに増え、日光を浴びた肌ではさらに進みやすいと報告されています(参考文献4)。日本人女性の頬を測ると、AGEsの目安となる値が高い人ほど、黄みも強い傾向がありました(参考文献2)。

カルボニル化|紫外線と酸化で、真皮のタンパク質が黄色く変わる

カルボニル化は、脂質が酸化してできる物質が、真皮のタンパク質と結びつく反応です。糖化と同じように、タンパク質を黄色っぽく変えます。

顔とお腹・お尻の皮膚を比べると、黄みを帯びていたのは、紫外線を長年浴びてきた(光老化した)顔の真皮だけでした。その真皮にはカルボニル化したタンパク質がみられ、コラーゲンでつくった人工の真皮でも、カルボニル化で黄みが増すことが示されています(参考文献5)。

メラニン|茶色いシミだけでなく、黄みにも

メラニンというと茶色いシミを思い浮かべますが、肌全体に薄く広がったメラニンは、黄みとしても見えます。

同じ測定では、メラニンが多い人ほど黄みも強い傾向がありました。生活歴まで調べた別の研究でも、メラニンは黄みを強めると考えられています(参考文献2・3)。

顔だけ黄色く見えるのは、なぜ?

顔は、お腹など体の肌に比べて、長い年月にわたって日光を浴び続けてきた場所です。糖化もカルボニル化も、日光を浴びた肌で進みやすいため、顔に黄ぐすみが目立ちやすいと考えられます(参考文献4・5)。

生活の中の要因|紫外線の浴び方と、たばこ

日本人女性の生活歴まで調べた研究では、頬の黄みに関わる要因として、生まれ持った体質に加えて、20代前半や30代に浴びた紫外線と、喫煙が挙がりました(参考文献3)。

若いころの日焼けは取り消せませんが、これからの紫外線なら、今日から減らせます(毎日できること)。

このように、「黄ぐすみ=糖化」と単純に決めつけることはできません。肌の黄みにはメラニンを含め複数の要素が関係しており、「糖質を控えれば黄ぐすみが治る」といった単純な話でもありません。

黄ぐすみ? それとも別の原因? 見分け方の目安

顔が黄色く見えるとき、肌の変化ではなく、体の病気や食べ物が原因のこともあります。見分けるには、明るい自然光の下で、鏡で白目と手のひらを見てください。夜の室内の明かりでは、肌も白目も黄色っぽく見えがちです。

見分け方の目安

  • 白目まで黄色い → 肌ではなく、体の病気(黄疸)のことがあります。まず内科へ
  • 短い期間で急に黄色くなった、だるさなど体調の変化もある → こちらも、まず内科へ
  • 手のひら・足の裏が黄色く、白目は白い → 食べ物によるカロテンのとりすぎ(柑皮症)のことがあります
  • 茶色っぽさが目立つ、細かなシミが増えた → 色素によるくすみが中心のことが多く、シミの見極めから
  • どれでもなく、年単位で少しずつ黄色っぽくなった → 黄ぐすみが考えられます。一度、肌を診せてください

白目も黄色いときは、まず内科へ

白目まで黄色いときは、血液中のビリルビンという色素が増える「黄疸」の可能性があります。ビリルビンは白目の組織に沈着しやすいため、白目の色が見分けの手がかりになります(参考文献6)。

黄疸は、肝臓や胆道、血液の病気などで起こることがあり、肌の治療とは別の対応が必要です。白目が黄色い、短い期間で黄みが強くなった、だるさや尿の色の変化がある、という場合は、美容皮膚科より先に、内科を受診してください。

手のひらが黄色く、白目は白いなら|柑皮症

みかんやにんじん、かぼちゃなど、カロテンを多く含む食べ物やジュースをたくさんとり続けると、皮膚が黄みを帯びることがあります。柑皮症(かんぴしょう)と呼ばれる状態です。カロテンによる黄みが出やすいのは手のひらや足の裏で、白目の色が変わらないのが特徴です(参考文献6)。

原因になっている食べ物を控えると、黄みは少しずつ引いていきます。体の中にたまったカロテンはゆっくり抜けていくため、色が戻るまでに数か月かかることもあります(参考文献6)。食べる量に心当たりがないのに手のひらが黄色い場合も、内科で一度調べてもらうと安心です。

茶色っぽいなら|色素によるくすみ

黄色というより茶色に近い、シミが細かく増えてきた。そうした場合は、メラニンによる色素のくすみが中心のことが多く、まずシミの種類を見極めます。肝斑が混ざっていることもあり、その場合は照射の方法から考え直します。

シミ取り治療について詳しく見る

診察で見ていること

診察では、茶色いシミや肝斑、乾燥やキメの乱れ、赤みが重なっていないかを、VISIAの画像も見ながら確かめます。たばこを吸うかどうかも、うかがっています。黄ぐすみだけが起きていることは少なく、重なり方によって、最初に手をつける治療が変わるためです。

黄ぐすみに、毎日できること

黄ぐすみの原因のうち、紫外線とたばこは、毎日の暮らしの中で減らすことができます。

紫外線対策を、毎日の習慣に

紫外線は、糖化にもカルボニル化にも関わっています(参考文献4・5)。日焼け止めを毎日使えば、その両方にまとめて手を打てます。

オーストラリアの無作為化試験では、日焼け止めを毎日使った人は、必要なときだけ使った人に比べて、4年半のあいだの肌の老化の進み(皮膚表面の細かな変化で評価)が24%少なくなりました(参考文献7)。

黄みまでは測っていませんが、毎日の紫外線対策で肌の老化を抑えられることが、この試験で示されています。

日焼け止めの選び方(SPF・PA)を見る

たばこを控える

喫煙も、頬の黄みに関わる要因の一つとして挙がっています(参考文献3)。たばこを控えることは、肌のためにもなります。

保湿と、こすらない洗顔

乾燥してキメが乱れていると、光がきれいに返らず、黄ぐすみはいっそう冴えない印象になります。洗顔やクレンジングで強くこすらず、保湿で角層のうるおいを守ることは、どのくすみにも共通する基本です(顔のくすみの毎日のスキンケア)。

食事と糖化のこと

糖化には、甘いものに加えて、調理の仕方も関わります。揚げ物など高温で調理した料理には、ゆでたり蒸したりした料理よりもAGEsが多く含まれます。食事からとったAGEsの一部は、体に吸収されることも分かっています。

糖尿病の方では、血糖値が高いほど肌のコラーゲンの糖化が進み、血糖の治療で減ることも報告されています(参考文献8)。

一方で、食事や血糖の上がり下がりが肌の老化にどう影響するかを、人で直接確かめた臨床研究はまだ少なく、2026年の総説でも、現時点では「理屈の上ではありうる」という段階だとされています(参考文献9)。黄ぐすみにはカルボニル化やメラニンも関わっているので、食事だけで黄ぐすみが消えるとは考えにくいのです。

それでも、診療をしていると、黄ぐすみには食生活の影響が大きいと感じます。「甘いものを我慢すれば治る」と思い詰める必要はありませんが、当院では治療とあわせて、無理なく続けられる範囲で食生活を見直していただくようお願いしています。

たとえば、揚げ物や焼き目の強い料理を、ゆでる・蒸す料理に置き換える日をつくるだけでも、食事からとるAGEsを減らせます(参考文献8)。

サプリメントについて

β-カロテンのサプリメントを4年半飲み続けた無作為化試験では、肌の老化の進みに、全体として差はみられませんでした(参考文献7)。

抗糖化をうたうサプリメントについては、肌のAGEsの値が下がったという小規模な試験もありますが、結果は研究によってまちまちで、効果はまだ十分に確かめられていないとされています(参考文献10)。

カロテンをとりすぎると、手のひらなどが黄色くなる柑皮症の原因にもなります(参考文献6)。使いたいサプリメントがあれば、何を期待しているかも含めて、診察のときにお聞かせください。

黄ぐすみに、クリニックでできること

治療は、診察とVISIAでどの原因が強いかを見て選びます。

VISIAと診察で、原因を見極める

当院では、診察に加えてVISIAによる肌画像分析を行い、画像をご一緒に見ながら、今の肌で何が起きているのかをご説明します。黄ぐすみについては、偏光画像(クロス偏光)で、色ムラや赤み、キメの細かさとともに、肌の色味を見ています。

初診の日は診察とVISIA肌画像分析までで、治療は原則として後日です。初診料は3,300円(税込)で、VISIA肌画像分析の費用を含みます。治療をすぐに始めるか決めかねている場合でも、肌分析とご相談だけでご来院いただけます。

窒素プラズマで、肌の土台から整える

黄ぐすみが目立つ肌には、角層から真皮まで働きかける窒素プラズマを中心に治療します。窒素プラズマは、肌の生まれ変わり(新陳代謝)やコラーゲンづくりを促す治療です。色素を狙う治療とは役目が違います。

変化を感じていただくまでの回数は、3〜4回が目安です。施術の当日は部分的に赤みが出ることがありますが、1日ほどで落ち着きます。鼻の毛穴など、より引き締めたいところには一段強めに照射することがあり、その部分は翌日ごろから皮むけが出て、3日〜1週間ほどでおさまります。

窒素プラズマは、食生活の見直しと一緒に続けていくことで、改善が期待できる治療です。

色素が重なっているときは

メラニンによる色ムラや細かなシミが重なっている場合は、色素への治療を組み合わせます。肝斑が混ざっていないかを確かめてから、照射の方法を決めます。レーザーを当てるのも、医師の役目です。

体内糖化度検査(AGEsセンサー)について

ご希望があれば、体内糖化度検査(AGEsセンサー)で、体にたまったAGEsの目安を測ることもできます。黄ぐすみの原因を見分けるものではありませんが、食生活を見直すときの参考材料です。

現在は、ミネラルのバランスなどを測るオリゴスキャンとセットの体内バランスチェックとして行っています。指先と手のひらにセンサーを当てるだけで、10分ほどで終わります。

治療は1回ごとのお支払いで、回数分をまとめて契約していただく方式はとっていません。続けるかどうかは、経過を見ながら、その都度ご相談します。ご予約はお電話で承っています。診療時間は10時〜18時30分(水曜定休)、仙台駅西口から徒歩約5分です(アクセス)。

よくあるご質問

黄ぐすみの原因は「糖化」と「カルボニル化」だと聞きました。本当ですか?

はい、どちらも黄ぐすみに関わることが報告されています。糖化では糖が、カルボニル化では脂質が酸化してできた物質が、真皮のタンパク質と結びつき、黄色っぽく変えます。また、メラニンの量も黄みに関わります。どの原因が目立つかは、診察で確かめます。

甘いものを控えれば、黄ぐすみはよくなりますか?

甘いものを控えるだけで黄ぐすみが消えるとは考えにくいです。糖化のほかに、カルボニル化やメラニンも黄みに関わっているからです。それでも食生活の影響は小さくないので、当院では紫外線対策や治療とあわせて、続けられる範囲での見直しをお願いしています。

黄ぐすみに効くサプリメントはありますか?

サプリメントについては、黄ぐすみに効くと言えるだけの根拠が、まだ十分ではありません。抗糖化のサプリメントで肌のAGEsが減ったという報告はあるものの、どれも小さな試験で、結果もそろっていません。β-カロテンについては、4年半にわたる無作為化試験で、とった人ととらなかった人の肌の老化の進みに、全体として差がありませんでした。カロテンはとりすぎると柑皮症(手のひらなどの黄み)につながることもあるので、使う前に一度お声がけください。

白目も黄色い気がします。黄ぐすみでしょうか?

白目まで黄色いなら、黄ぐすみより先に「黄疸」を疑います。血液中のビリルビンという色素が増える状態で、肝臓や胆道などの病気が隠れていることがあるので、まずは内科を受診してください。

みかんを食べすぎると、顔が黄色くなりますか?

なることはあります。カロテンのとりすぎによる「柑皮症」で、黄みは手のひらや足の裏に出やすく、白目は白いままです。原因の食べ物を控えれば、数か月かけて元の色に戻っていきます。

黄ぐすみは、何歳ごろから目立ちますか?

年齢で一律に決まるものではありません。皮膚の糖化は35歳を過ぎたころから増え始めるという報告があり、日光を浴びてきた年月が長いほど、カルボニル化も積み重なっていきます。気になってきたら、一度ご相談ください。

黄ぐすみは、レーザーで治療できますか?

原因の組み合わせによります。メラニンによる色ムラが目立つ場合は、色素への治療としてレーザーを使うことがあります。糖化やカルボニル化など真皮の変化や、肌の質感が中心の場合は、窒素プラズマなどで肌の質を整える治療を優先します。どちらから始めるかは、診察とVISIAで原因を確かめてから決めます。

費用はどのくらいかかりますか?

黄ぐすみで中心になる窒素プラズマは、全顔1回44,000円(税込・ヒアルロン酸導入を含む)です。色素への治療を組み合わせる場合などは、治療ごとに費用が異なります(料金表)。初診料(3,300円・税込)には、VISIA肌画像分析が含まれます。当院は保険診療を行っておらず、すべて自由診療(保険適用外)です。

参考文献

1民族の異なる4グループの女性で、年齢による肌の色の変化を比べた研究

原題: The effect of age on skin color and color heterogeneity in four ethnic groups.

出典: Skin Res Technol. 16(2):168-178 (2010)

DOI: 10.1111/j.1600-0846.2009.00416.x

要約:

本研究は、アフリカ系・白人・中国系・メキシコ系の女性385名の額と頬の色を測り、年代ごとの変化を比べたものです。

どのグループでも年齢とともに肌が暗くなり、中国系の女性では年齢とともに黄みが増していました。本ページでは、アジアの方の肌で黄みが年齢とともに目立ちやすいことの根拠として参照しています。なお日本人は対象に含まれていません。

2加齢に伴う顔の黄みと、メラニン・AGEsの目安となる皮膚の蛍光

原題: Melanin and facial skin fluorescence as markers of yellowish discoloration with aging.

出典: Skin Res Technol. 15(4):496-502 (2009)

DOI: 10.1111/j.1600-0846.2009.00396.x

要約:

本研究は、健康な日本人女性40名(平均38.1歳)の頬で、黄み、メラニン指数、AGEsの量を反映する蛍光指標の関係を調べた予備的に調べたものです。

黄みは年齢と(r=0.34)、メラニン指数と(r=0.63)、AGEs指標と(r=0.53)それぞれ相関していました。メラニン指数とAGEs指標の間には相関がみられませんでした。本ページでは、黄みにメラニンとAGEsの両方が関わりうることの根拠として参照しています。

3日本人女性1,472名の肌の特徴と、体質・生活歴・体格の関係

原題: Prediction and association analyses of skin phenotypes in Japanese females using genetic, environmental, and physical features.

出典: Skin Res Technol. 29(1):e13231 (2023)

DOI: 10.1111/srt.13231

要約:

本研究は、20〜80歳の日本人女性1,472名を対象に、頬の黄みを含む16項目の肌の特徴と、遺伝子の型、紫外線を浴びた経験や喫煙歴、体格との関係を統計的に調べたものです。

頬の黄みに関わる要因として、遺伝的な体質に加えて、20代前半や30代に紫外線を浴びた経験と、喫煙が挙がりました。メラニンが黄みを強める方向に働くことも考察されています。本ページでは、黄みに紫外線や喫煙が関わることの根拠として参照しています。なお、それぞれの要因がどの程度影響するかの数値は、論文中には示されていません。

4年齢と日光で進む、真皮の糖化

原題: Glycation during human dermal intrinsic and actinic ageing: an in vivo and in vitro model study.

出典: Br J Dermatol. 145(1):10-18 (2001)

DOI: 10.1046/j.1365-2133.2001.04275.x

要約:

本研究は、皮膚の組織でAGEsの一種を染め出して年齢による糖化の進み方を調べ、あわせて人工の真皮を糖と反応させる実験を行ったものです。

真皮の糖化はおおむね35歳を過ぎてから現れ、年齢とともに増えていました。日光を浴びた皮膚では、紫外線で傷んだ弾力線維を中心に糖化が強まっていました。本ページでは、糖化が年齢と日光で進むことの根拠として参照しています。なお本研究は肌の色そのものは測っていません。

5光老化した日本人の顔の黄みには、真皮のタンパク質のカルボニル化が関わる

原題: Dermal carbonyl modification is related to the yellowish color change of photo-aged Japanese facial skin.

出典: J Dermatol Sci. 64(1):45-52 (2011)

DOI: 10.1016/j.jdermsci.2011.06.015

要約:

本研究は、日本人の顔・腹部・臀部の皮膚を表皮と真皮に分けて調べ、コラーゲンでつくった人工の真皮でも色の変化を測ったものです。

光老化した顔の真皮だけが黄みを帯び、そこでは弾力線維の変性とカルボニル化したタンパク質が重なってみられました。人工の真皮では、カルボニル化による黄みの増加が、糖化による増加より大きくなりました。本ページでは、カルボニル化が黄ぐすみに関わることの根拠として参照しています。

6皮膚が黄色くなる原因の見分け方(白目が黄色いかどうか)

原題: Xanthoderma: case report and differential diagnosis.

出典: Cutis. 41(2):100-102 (1988)

PMID: 3345684

要約:

本研究は、皮膚が黄色〜橙色になった1例を報告し、皮膚が黄色くなる原因の見分け方をまとめたものです。

見分けの要点は白目が黄色いかどうかで、血液中のビリルビンが増える病気では白目も黄色くなる一方、カロテンのとりすぎでは白目は黄色くならず、黄みは手のひらや足の裏に出やすいとされています。報告例では、カロテンを多く含む油を大量にとっていたことが原因で、とるのをやめた後も数か月は色が残りうることが述べられています。本ページでは、黄疸と柑皮症の見分け方の根拠として参照しています。

7日焼け止めを毎日使うと、皮膚の老化の進みが抑えられた(無作為化試験)

原題: Sunscreen and prevention of skin aging: a randomized trial.

出典: Ann Intern Med. 158(11):781-790 (2013)

DOI: 10.7326/0003-4819-158-11-201306040-00002

要約:

本研究は、オーストラリアで55歳未満の成人903名を、日焼け止めを毎日使う群と必要なときに使う群、β-カロテン(1日30mg)と偽薬の群に無作為に分け、4年半にわたって皮膚の老化の進み方を比べた試験です。

日焼け止めを毎日使った群では、必要なときに使った群に比べて、老化の進みが24%少なくなっていました。β-カロテンには、全体として肌の老化への効果はみられませんでした。本ページでは、毎日の紫外線対策の根拠と、サプリメントについての根拠として参照しています。老化の評価は皮膚表面の細かな形の変化で行われ、肌の色は測っていません。

8AGEsは肌の老化の主役なのか(総説)

原題: Advanced glycation end products: Key players in skin aging?

出典: Dermatoendocrinol. 4(3):259-270 (2012)

DOI: 10.4161/derm.22028

要約:

本総説は、AGEsと肌の老化の関係、食事や薬・サプリメントなど糖化を抑える取り組みについて、それまでの研究をまとめたものです。

揚げ物など高温で調理した食品はAGEsを多く含み、食事のAGEsの一部は吸収されること、糖尿病では血糖値と肌のコラーゲンの糖化が関係することが紹介されています。一方で、執筆の時点では、AGEsの少ない食事が人の肌の老化に与える影響を調べた研究はなく、糖化を抑える取り組みについての人での比較試験はほとんどないとされていました。本ページでは、食事に含まれるAGEsと、血糖値と肌の糖化の関係についての根拠として参照しています。

9血糖の上がり下がりと、肌の健康(総説)

原題: Glycemic Instability and Skin Health: Metabolic Mechanisms Linking Dietary Patterns with Cutaneous Dysfunction.

出典: J Clin Med. 15(15):5830 (2026)

DOI: 10.3390/jcm15155830

要約:

本総説は、血糖値の上がりやすい食事や食後の血糖の変動が、酸化ストレスや炎症、AGEsの生成などを通じて肌に与える影響について、これまでの研究をまとめたものです。

多くは観察研究やしくみの研究で、肌への影響を直接確かめた臨床研究は少ないとされています。肌の老化との関係は、因果関係が確かめられた段階ではなく、理屈の上ではありうる段階と整理されています。本ページでは、食事と肌の老化について、根拠の現状を示すものとして参照しています。なお、肌の色や黄みは扱われていません。

10糖化を抑える成分と、肌の老化(実験と臨床研究の総説)

原題: Synthetic and Natural Agents Targeting Advanced Glycation End-Products for Skin Anti-Aging: A Comprehensive Review of Experimental and Clinical Studies.

出典: Antioxidants (Basel). 14(4):498 (2025)

DOI: 10.3390/antiox14040498

要約:

本総説は、糖化を抑える働きや抗酸化の働きをもつ成分について、細胞・動物の実験と人の臨床研究をまとめたものです。

飲む成分では、コラーゲンペプチドやローズマリー抽出物で肌のAGEsの値が下がったという試験がある一方、ビタミンE・Cや緑茶などでは差がみられなかった試験もあり、臨床での効果は研究によって大きく異なるとされています。著者らは、まず糖化の原因を減らすことを第一とし、サプリメントや塗る製品は補助的な選択肢になりうるとまとめています。本ページでは、抗糖化のサプリメントについての根拠として参照しています。

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監修者情報(医師紹介)

監修医師 佐藤雅樹(仙台 ソララクリニック院長)

監修医師:佐藤(さとう) 雅樹(まさき)

ソララクリニック 院長

専門分野:美容皮膚科

2000年 順天堂大学医学部卒。順天堂大学医学部形成外科入局。 大学医学部付属病院等を経て、都内美容皮膚科クリニックにてレーザー治療の研鑽を積む。2011年3月 ソララクリニック開院 院長就任。2022年 医療法人 松柴会 理事長就任。日本美容皮膚科学会 日本形成外科学会 日本抗加齢医学会 日本レーザー医学会 点滴療法研究会 日本医療毛髪再生研究会他所属。 
様々な医療レーザー機器に精通し、2011年ルビーフラクショナル搭載機器を日本初導入。各種エネルギーベースの医療機器を併用する複合治療に積極的に取り組む.

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ソララクリニック(仙台市青葉区花京院1-2-15 ソララプラザ2F)/電話 022-722-7090(完全予約制・水曜定休)/お問い合わせフォーム

3. 治療内容・費用・回数

黄ぐすみには、窒素プラズマ(ヒアルロン酸導入を含む)を中心に、肌の状態に合わせて色素への治療などを組み合わせます。窒素プラズマは全顔1回44,000円(税込/料金表)。初診料は3,300円(税込・VISIA肌画像分析を含む)。体内糖化度検査(オリゴスキャンとセットの体内バランスチェック・ご希望の方)は1回19,800円(税込)。回数と間隔は肌の状態によって異なり、診察の際にご説明します。

4. 主なリスク・副作用

  • 窒素プラズマ:熱傷、色素沈着、一時的なブラウンチェンジ(茶色っぽく見える変化)、皮むけ、赤み、かゆみ
  • ヒアルロン酸導入:微弱な電気を使うため、金属類を身につけたままだと、まれに放電による火傷や色素沈着

色素への治療を組み合わせる場合のリスクは、各治療のページと、診察の際にご説明します。

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