たるみ治療の選び方ガイド仙台で切らない「たるみ治療」ならソララクリニックへ

最新たるみ治療4機種を徹底解説します。

「たるみが気になってきたけれど、機械の種類が多すぎて何を選べばいいのか分からない…」
診察室で、毎日のように患者様から伺う言葉です。
ハイフ、RF、レーザー、超音波…。ネットで検索すればするほど、専門用語の海に溺れてしまいます。

美容皮膚科医として20年以上、数多くの医療機器を使い比べてきた私が出した結論。
それは、「誰にでも効く『魔法の機械』は存在しない」ということです。

しかし、「あなたの『脂肪のつき方』と『皮膚の厚さ』に合った正解」は必ずあります。

この記事では、仙台・ソララクリニックが厳選した4つの最新治療器(XERF・Re:vive・Sofwave・Fotona 6D)について、難しいカタログスペックの話ではなく、「今のあなたの肌に物理的に合っているのはどれか?」という視点で、詳細に解説していきます。

なぜ当院には「4種類」もの治療器があるのか?

多くのクリニックでは、「うちはハイフ(HIFU)がおすすめ」「うちはサーマクール一択」といった提案をされることが多いかもしれません。

しかし、たるみと一言で言っても、その原因は人それぞれ違います。

  • 皮膚が伸びて緩んでいるのか?(=タイトニングが必要)
  • 脂肪の重みで下がっているのか?(=ボリュームダウンが必要)
  • 土台(靭帯)が弱っているのか?(=深部の固定が必要)

これら全てを1台の機械で完璧に治すことは、物理的に不可能です。
「お肉を焼く」のと「シャツのシワを伸ばす」ので、使う道具が違うのと同じです。

だからこそ、「あらゆるタイプのたるみ」に最適解を出せるよう、熱の入り方が全く異なる4種の次世代器を導入しました。

ここからは、それぞれの機器が得意な「仕事」を見ていきましょう。

※ たるみ治療全般についてはコチラも参照ください。

XERF(ザーフ)

スタンダード

〜 痛くないサーマクール? ボリュームを引き締める進化系RF 〜

XERF 高周波たるみ治療器 リフトアップと引き締め効果を同時実現

一言でいうと:
「緩んだ皮膚と皮下組織を、熱の力で『ギュッ』と圧縮して引き締める治療」です。

物理的なメカニズム

XERFは「高周波(RF)」というエネルギーを使います。
分かりやすく言うと、「緩んで伸びてしまったセーターを、乾燥機にかけると縮む」のと同じ原理です。皮膚の奥のコラーゲン繊維に熱を加え、そのタンパク変性によって組織を強力に引き締めます。

  • 痛みレベル:★☆☆☆☆(ほぼ無し〜温かい程度)
  • 麻酔:不要

XERF(ザーフ)を詳しく知る

ソララクリニックが選んだ理由

これまでは「強力な引き締め=激痛」が当たり前でした(あのサーマクールのように)。
しかしXERFは、6.78MHz(引き締め)と2MHz(深部加熱)という2つの周波数を組み合わせ、さらに「Wave Fit Pulse」という技術で痛みを劇的に抑えています。

Re:vive(リヴァイヴ)

スタンダード

〜 脂肪も一緒に「造形」するマイクロ波の魔術 〜

リヴァイブ re:vive マイクロ波たるみ治療器

一言でいうと:
「脂肪の重みを減らしながら皮膚を引き締める、小顔・造形メーカー」です。

物理的なメカニズム

こちらはRFではなく、「マイクロ波(2.45GHz)」を使用します。
これは電子レンジと同じ原理(誘電加熱)です。肌の表面は冷たいまま、奥にある脂肪層とコラーゲン層の水分子を振動させ、ダイレクトに熱を発生させます。

高周波(RF)が苦手とする「脂肪層」へのアプローチが得意で、余分な脂肪を減らしながら引き締める「コントゥアリング(造形)」が可能です。

  • 痛みレベル:★☆☆☆☆(ポカポカとしたマッサージ感覚)
  • 脂肪への効果:★★★★★

Re:vive(リヴァイヴ)の詳細はこちら

ソララクリニックが選んだ理由

仙台ではまだ導入の少ない希少な機器ですが、「フェイスラインが重たくて下がっている」タイプの方には、ハイフやRFよりも圧倒的に結果が出やすいため導入しました。

Sofwave(ソフウェーブ)

プレミアム

〜 薄い肌にハリを取り戻す「真皮のアイロン」 〜

ソフウェーブによるニキビ治療

一言でいうと:
「痩せ型の方でも安心。皮膚そのものの密度を高めて、パンッとしたハリを出す治療」です。

物理的なメカニズム

ハイフのように深い層を焼くのではなく、深さ1.5mmの真皮層だけを円柱状に加熱します。
重要なのは、「脂肪層には届かない」ということ。つまり、治療後に頬がこけてしまうリスクが物理的にありません。

  • 痛みレベル:★★★☆☆(表面麻酔を使用します)
  • 肌のハリ感:★★★★★

ソフウェーブについて詳しく

ソララクリニックが選んだ理由

「ハイフを受けたら、逆に頬がこけて老けて見えた」という失敗談をよく耳にします。
Sofwaveは、そうした「こけたくない、でも引き上げたい」というニーズに応えるための、現代の最適解です。

コチラも参考になります。
※ ソフウェーブ体験してみました。

Fotona 6D(フォトナ6D)

プレミアム

〜  粘膜と皮膚、両面から攻める「多層的アプローチ」 〜

フォトナ6D

一言でいうと:
「お顔を“内側”と“外側”から挟み撃ちにして、全層を建て直す総合エイジングケア」です。

物理的なメカニズム

最大の特徴は、「口腔内(粘膜)」と「皮膚表面(外側)」の両サイドから熱を入れることです。
口の中からは「スムースリフト」で深部の靭帯やほうれい線の土台を引き締め、さらに外側からは深さの異なるレーザーを重ね打ちし、皮膚〜脂肪層までを多層的に加熱します。
内と外、両面から組織を挟み込むように熱を入れるため、密度が高く、立体的な引き締めが可能です。

  • 痛みレベル:★★☆☆☆(部位によりピリピリ感あり)
  • ほうれい線改善:★★★★★

フォトナ6Dの詳細ページ

ソララクリニックが選んだ理由

他院では4工程の「4D」が多いですが、当院ではさらに工程を加えた「6D(ロボティック)」まで対応しています。
単なるたるみ治療を超えて、肌質・色調・引き締めをトータルで行う、まさに「プレミアムな若返り」です。

「4つの軸」で比較する選び方ガイド

「それぞれの特徴はわかったけど、結局どれにすればいいの?」
そんな時は、以下の4つの軸で絞り込んでみましょう。

軸①:通院ペース(忙しさ)

「年1回で済ませたい」か「こまめに通って美意識を高めたい」か、ライフスタイルに合わせて選びましょう。

フォトナ6D
年1~2回

ソフウェーブ
年1~2回

XERF
3~6ヶ月

リヴァイヴ
1~3ヶ月

※右へ行くほど「年1回のしっかりケア」向きです

軸②:お顔のボリュームタイプ

体重ではなく「顔立ち」のバランスです。ここが合うと満足度が高まります。

すっきりタイプ

フェイスラインがシャープ・コケるのが心配・皮膚のたるみが中心

おすすめ:ソフウェーブ

皮膚そのものを引き締めるのが得意で、頬をコケさせずにハリを出します。

ふっくらタイプ

フェイスラインに重みがある・下顔面をもっとスッキリさせたい

おすすめ:フォトナ6D、XERF

深い層のボリューム引き締めに強いのが特徴です。

軸③:変化の出方と痛み

  • メリハリ変化型: フォトナ6D・ソフウェーブ
    1回でしっかり変化を出したい方、写真で比較して違いを感じたい方に。
  • コツコツ維持型: XERF・リヴァイヴ
    「なんとなく最近調子がいい」を維持したい、自然に少しずつ若返りたい方に。
  • 痛みが心配な方: リヴァイヴが最も快適です。
    痛みはほぼありません。ソフウェーブは麻酔を使用、他は出力調整可能です。

軸④:痛み・刺激への不安

当院では痛みをコントロールしていますが、機器の特性に差があります。

  • リヴァイヴ: 最も快適
    痛みはほぼありません。温かいマッサージのような感覚です。
  • XERF・フォトナ: 調整可能
    出力を調整することで、麻酔なしでも受けられる方が多いです。
  • ソフウェーブ: 麻酔使用
    唯一、表面麻酔を使用します。冷却機能があるため「覚悟していたほどではなかった」という方が大半です。

専門的な視点:なぜ「層」が大事なのか

たるみは一つの原因ではなく、「皮膚」「脂肪」「土台」の複合的な変化です。機器によってターゲット層が異なります。

皮膚 (表面・真皮) ハリ・小ジワ・毛穴

ソフウェーブ フォトナ

皮下脂肪 ボリューム・重み・フェイスライン

リヴァイヴ フォトナ

SMAS筋膜・靭帯 (土台) 根本的なゆるみ・支え

XERF フォトナ

なぜウルセラ・サーマクールではないのか?

これらは非常に有名な機器ですが、当院では導入を見送ってきました。
その理由は、「痛み・副作用のリスク」と「効果」のバランスです。

現在の当院のラインナップ(フォトナ・ソフウェーブ等)を組み合わせることで、強烈な痛みを我慢することなく、同等以上の「多層的なアプローチ」が可能だと判断しています。
「有名だから」ではなく、「患者様が無理なく続けられ、かつ結果が出るもの」を基準に選んでいます。

【院長が診断】あなたに合うのはどの治療?

ここまで読んでも「まだ迷う」という方へ。
よくあるお悩みパターン別に、私が第一候補としておすすめする治療を整理しました。

CASE①:痛いのは絶対に嫌!でも効果は欲しい

第一選択:XERF(ザーフ) または Re:vive(リヴァイヴ)

どちらも麻酔なしで受けられるほど快適です。

  • 顔に脂肪が多い・重たい → Re:vive
  • 皮膚が柔らかく伸びている → XERF

まずはここから始めて、美容医療のハードルを下げてみてください。

CASE②:痩せ型で、頬がこけるのが心配

第一選択:Sofwave(ソフウェーブ)

脂肪層を焼かないので安心です。薄くなった皮膚密度を高め、健康的でパンッとしたハリを取り戻します。

CASE③:半年に1回、自分へのご褒美にしっかり治したい

第一選択:Fotona 6D または Sofwave

通う回数を減らして、1回の変化量を重視する「プレミアム派」の方にはこの2つ。特にほうれい線や人中の短縮まで狙うならFotona 6Dが最強の選択肢です。

「痛み・ダウンタイム」比較表

当院独自でまとめた比較表です。参考になれば幸甚です。

機種 痛み (院長主観) おすすめ頻度 向いているタイプ
XERF ほぼ無し 3-6ヶ月に1回 全体的な引き締め
Re:vive 温かい 1-3ヶ月に1回 脂肪燃焼・小顔
Sofwave 麻酔使用 半年-1年に1回 強力なハリ・弾力
Fotona ピリピリ 半年-1年に1回 法令線・多層ケア

まとめ:鏡の前で悩む時間を、プロに相談する時間に

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
なんとなく「自分にはこれかな?」という候補は見つかりましたでしょうか?

もちろん、この記事だけで決める必要はありません。
実際には、皮膚を診させていただき、脂肪の厚み等を分析した上で、「あなただけのオーダーメイドな組み合わせ」をご提案することもあります。

ソララクリニックでは、患者様のお気持ちを置き去りにした提案はいたしません。
まずは「今の自分の肌には何が必要なのか」を知るきっかけとして、お気軽に相談にいらしてください。

20年の経験をもとに、あなたのペースで無理なく続けられる方法を、一緒に考えていきましょう。

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ソララクリニック

電話:022-722-7220 カウンセリングを予約する

※「HPの記事を見た」とお伝えいただけるとスムーズです

監修者情報(医師紹介)

監修医師 佐藤雅樹(仙台 ソララクリニック院長)

監修医師:佐藤 雅樹 (さとう まさき)

ソララクリニック 院長

専門分野:美容皮膚科

2000年 順天堂大学医学部卒。順天堂大学医学部形成外科入局。 大学医学部付属病院等を経て、都内美容皮膚科クリニックにてレーザー治療の研鑽を積む。2011年3月 ソララクリニック開院 院長就任。2022年 医療法人 松柴会 理事長就任。日本美容皮膚科学会 日本形成外科学会 日本抗加齢医学会 日本レーザー医学会 点滴療法研究会 日本医療毛髪再生研究会他所属。 
様々な医療レーザー機器に精通し、2011年ルビーフラクショナル搭載機器を日本初導入。各種エネルギーベースの医療機器を併用する複合治療に積極的に取り組む.

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