レーザー機器の中身

2011年6月1日

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今日は、休診日です。

レーザーのメンテナンスの日です。。

震災以降、様々なメーカーの方が、機器の調子を確認に来てくれました。

それもあって、早期に再開(開院?)ができたわけですが、

大量の電池を送ってくれたり、生活物資を大量にスーツケースに入れて持ってきてくれたり、お酒を送ってくれたり、以前の患者さんから、久しぶりの電話をいただいたり、

本当にありがたいことです。

レーザーのメンテナンスと言うことで、忘れていた写真を一枚。

震災直前の話ですが、

asclepion (ドイツのメーカー)の方が、わざわざドイツから来てくれました。

3月10日納品し、その後 3月11日午前中までかけて調整してくれましたので、帰りの新幹線の中で被災してしまいました。

皆さん無事だったものですから、何よりでした。その時撮った写真です。↓

その後も数回来てくれたのは非常にありがたいことです。

今日,またメンテナンスに来てくれましたので、この写真を思い出しました。

精密機器の塊です。

TATTOO STAR EFFECT combo の中身です。

QスイッチYAGレーザーと QスイッチRUBYレーザーを搭載した治療器です。

シミの治療はもちろん,入れ墨除去,色素沈着の改善、肝斑の治療まで、様々な治療ができます。

さらには、フラクショナルQスイッチルビーレーザーが照射することもできるため、Qスイッチレーザーによるシミ治療では、絆創膏等の被覆材が必要でしたが、いらなくなる可能性もあります。少なくとも,照射後一定割合で起こる炎症後色素沈着の可能性をかなり抑えることが可能となるでしょう。

震災後、交通機関がある程度復旧したころに、また、ドイツから説明に来てくれたり、

本当にありがたいことです。

 

今日は、メディオスターmiXT(ミックスティ)のメンテナンスできてくれました。

医療レーザー脱毛機器として有名な、ライトシェアと同様のダイオードレーザーを搭載した機器です。

この機器の特徴は、ライトシェアと同じ波長に加えて、ジェントルヤグ(1064)に近い波長も同時に照射できるようになっていることです。810nm,940nmの2種類を照射できるので、miXT(ミックスティ)。

以前の機種がメディオスターXTですから、何とも安易なネーミングなどと言われそうですが、2種類のレーザーを同時照射することで、深部までレーザーを到達させながら、痛みをある程度抑えることができています。外見も(大幅にコンパクトになったのですが)ほとんど変わっていません。

医療レーザー脱毛に使用される レーザーの波長は、755nm(アレキサンドライト), 810nm(ダイオード),1064(ロングパルスYAG)とあり、755と810は、波長が近いこともあり、ほぼ同じような効果で、脱毛にちょうど良い波長です。

それに対して1064は、深くまで到達するため、脱毛効果も強いのですが、痛みも強いので、冷却方法などを工夫しなくてはいけません。メディオスターmiXTは、今回新たに940nmのレーザーを使用しています。1064nmに近い波長ですから、深くまで届きますが、1064程は痛くないというのが特徴です。

医療レーザー脱毛では、1064nmでの脱毛は、やっぱり痛いのですが、810nm,755nmの波長で脱毛効果が悪い場合には、どうしても使用したくなります。かといって、普通の脱毛であれば、755,810nmで十分です。

そこで、レーザー脱毛の主流である810nmのレーザーと、深部まで到達する940nmのレーザーを一定割合混合することで、痛みを軽減しつつ、1回あたりの治療効果を高めています。

以前であれば、複数台必要な治療が、1台で、スピーディにできるようになったのですから、進歩したものです。