背中のニキビ治療

2015年7月17日

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何年もニキビの治療を受けていても、どうしても治りが悪いという方が当院を受診されます。胸部、背部、肩、上腕など体にも出てしまって大変です。

長年ニキビの治療を受けられている方の多くは お薬手帳で管理されていらっしゃるため、今後の治療方針を決める際の大きな情報となります。様々な抗生剤を使用してきたのにもかかわらず 減ることはあるが 無くなることも無い。 長年出続けている要な場合に ニキビ(尋常性痤瘡)との鑑別が難しいのですが、マラセチア毛包炎を疑います。

体のニキビは,マラセチア毛包炎が多い

皮膚の表面に常在するカビの一種である、「マラセチア(malassezia )」というカビが多量に存在するときに引き起こされる毛穴の炎症が「マラセチア毛包炎」。

マラセチア毛包炎の特徴

症状としては、赤くてやや光沢があり、特に胸や背中、肩、腕に出ている。顔のニキビの出方と少し違い、集中的に出ているようにみえる。赤いブツブツ(紅色丘疹)は均一な感じで、表面が滑らか(平滑)。また、好発部位が頚部や体幹であることから判別することができます

通常のニキビと混在している場合が多いと思われますので、上記のように典型的というわけにはいかないでしょうが、体にできるニキビで治りが悪い場合には、マラセチア毛包炎を疑うことが必要となります。

マラセチア菌は湿気と温度が好き。

マラセチア菌はカビの一種ですので、湿気が多く、気温が高い状況を好みます。暑くなって汗ばむ季節に増加傾向が見られる場合があるので注意が必要です。

治療法として

マラセチア菌はカビの一種ですので、抗真菌薬を併用します。
各種ピーリング,レーザー治療と併用していくことで、肌のターンオーバーを促進させ、皮膚の新陳代謝を促進。肌のスムーズさの回復と、毛穴の引き締め、背中の色素沈着の改善を狙います。

顔のニキビが長引いている人

顔に出ているニキビが長引いている方の多くに 背中のニキビが出ている割合が多く見受けられます。現在までの治療方針を見直す良い指標の一つと言えそうです。

背中のニキビが併発 顔のニキビの治療

背中だけにニキビが出ているということは 当院に来られる方ではむしろ少数派であり、背中だけでなく顔にも出ている場合が殆どです。ニキビの治療では顔だけの症状を追うのではなく 他の部位の症状も見逃さないで行くことが重要と痛感しています。

にきび専門外来の紹介

20150717

2009年3月4日の記事を更新しました。