後天性真皮メラノサイトーシスの治療方針

2013年5月30日

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後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)は、両頬や、額の端,小鼻等に出ることがある 痣(あざ)の一種です。
肝斑も合ったりすることがあるため、治療には気をつける必要はありますが、
治療法は、確立されていると言って良いと思います。

後天性真皮メラノサイトーシスであることがわからないと、効果の少ない方法で延々と治療していくことになることもあり、
「取れづらいシミ」 というように感じて悩まれている方も多いようです。

ADMは、Qスイッチレーザーの良い適応であり、治療することで ほぼ完治させることも可能といわれています。
治療を行えば(継続出来れば、)確実な効果が期待できることは、教科書的にもよくわかっていることなのですが、
メラニンが真皮層にあるため、ターゲットが深いことで、照射に必要な出力も高くする必要があります。
そのために、照射後1週間ほどは、ガーゼなどで覆わなければいけないという点や 炎症後色素沈着が暫く起きたりします。

3ヶ月~6ヶ月に1度のペースの治療だから、大丈夫 という話もありますが、
後天性真皮メラノサイトーシスの治療も もう少し楽になっても良いと思います。

フラクショナルQスイッチルビーレーザーは、トータルの治療回数こそ 通常の照射よりも多めになりますが、
照射後 普通の光治療と同様にメイクも可能ですし、赤みも1日程で引くぐらいと、ミニマムダウンタイムですので、ADMの治療としての敷居は大分下がりました。

更に、治療回数は増えるでしょうが、治療間隔は1~2ヶ月間隔と短くなりますので、
実際の治療の歩みは、速くなります。この点が フラクショナルQスイッチレーザーの強みと言えそうです。
ADM治療については、専ら フラクショナルQスイッチレーザーを選択しています。

ミニマムダウンタイムと、色素沈着が殆ど出ないという強みは、より安定度を増してきたと感じています。

昨年までは、通常のQスイッチレーザーと並列して 使用していましたが、
今年からは、ADMのほぼ全例 フラクショナルQスイッチルビーレーザーで治療しています。

受ける方もそうですが、施術する側にも安心度の高い方法だと思います。

当院のレーザー