日焼け止めを 塗っても 肝斑が 戻るのは なぜ?
肝斑が戻る理由を、塗る量と、
Q.日焼け止めを毎日塗っているのに、夏を越すと肝斑が戻ってきます。色付きのほうがいいのでしょうか。スマホの光も気になります。
A.まず見直したいのは、塗る量です。それでも戻るなら、SPFとPAには含まれない目に見える光(可視光)の影響かもしれません。色付きの日焼け止めは、この光まで防げます。
スマホの光はとても弱く、ふだんの使い方で肝斑が濃くなるという根拠は見つかっていません。
この記事の要点
- 当院で「塗っているのに戻った」と伺う方の多くは、塗る量が足りていません。
- SPFとPAは紫外線の目安で、可視光は含まれていません。
- 日本人に多い肌タイプでは、青〜紫の可視光でも色素沈着が起きます。
- 気をつけたいのは、スマホの光より、窓から入る昼間の光です。
- 酸化鉄入りが必須とまでは言えませんが、肝斑で比べた3本の試験は、どれも色付きに有利な結果が出ています。
この記事の目次
塗っているのに 戻る理由
診察で「塗っているのに戻った」「焼けてしまった」と伺ったときは、まず塗っている量をお聞きします。たいていは、SPFを測るときの量より少なめです。
量のほかに見落とされやすいのが可視光です。日本人に多い肌タイプでは、青〜紫の光でも色素沈着が起きます。紫外線と比べた研究(参考文献1・2)では、可視光による色素沈着のほうが濃く、長く残りました。
SPFは、ふだんの 1.5〜2倍の量で測った数字
SPFは、肌1cm²あたり2mgの日焼け止めを塗って測ります(参考文献3)。
ふだんどおりに塗ってもらい、顔に塗られた量を測った日本の研究では、中央値が1cm²あたり1.33mgで、SPFを測るときの量の3分の2ほどです(参考文献4)。別の日本の研究(参考文献3)でも、ふだんの塗り方では1cm²あたり約1mgと、半分ほどにとどまっていました。
長年付き合いのある化粧品会社の方と日焼け止めについて話すことがありました。その際にもやはりSPFを測る試験の時と実際の使用量には乖離があることが話として出てきたことがあります。
量が少なければ、表示どおりの力は出ません。
日本化粧品工業連合会の研究者らの見積もり(参考文献4)では、1cm²あたり1.33mgしか塗らない場合、SPF50を2mg塗ったときと同じだけ防ぐには、SPF79.2が必要になります。
監修:佐藤雅樹(ソララクリニック院長)
監修:佐藤雅樹(ソララクリニック院長)
塗る量の目安
当院では、顔全体に500円玉くらいの大きさに出した量をお伝えしています。SPFを測るときの量に近づけるためです。
色素沈着の専門家による国際的な合意(2025年発表。参考文献5)でも、顔全体に小さじ4分の1ほどを、むらなく塗るのが目安とされています。
一度に伸ばしにくいときは、半分ずつ2度に分けて重ねてください。2度塗りするよう伝えた研究(参考文献3)では、塗る量が1cm²あたり2mg近くまで増えています。
塗り直しまで 続けている方は少ない
色素の悩みを抱える方でも、日焼け止めを使っているのは3分の2に届かず、適切に塗り直している方は1割もいません(参考文献6)。日本・中国・インドネシアの調査では、日差しを浴びるときに日焼け止め・日陰・帽子・衣服などの対策をいつも組み合わせている人は、日本では3%です(参考文献7)。塗り直しの目安やSPF・PAの見方は、日焼け止めの選び方のページにまとめています。
光のほかのきっかけ
肝斑は、紫外線や可視光のほか、女性ホルモンの変動や体質が引き金になり、こするなどの刺激が重なると悪化しやすいと考えられています(詳しくはピコトーニングと肝斑治療のページ)。
治療で落ち着いた後も、一時的に濃くなる時期があります(肝斑治療のページ)。
SPFとPAが測っていない、 目に見える光
SPFは、肌が赤くなる日焼けを起こす紫外線B波(UVB)を、PAは、肌を黒くする紫外線A波(UVA)を、どのくらい防げるかの目安です。どちらも、可視光を防ぐ力は表していません。紫外線を幅広く防ぐ日焼け止めでも、可視光は十分には防げないとされています(参考文献8)。
可視光の波長は400〜700nmで、紫外線(UVBは280〜320nm、UVAは320〜400nm)より波長の長い側にあります。地上に届く太陽の光のうち、およそ半分は可視光です(参考文献9)。なかでも400〜500nmあたりの青〜紫の光が、色素沈着と特に関係しています(参考文献1・10)。
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監修:佐藤雅樹(ソララクリニック院長)
窓ガラスは可視光を通す
ふつうの窓ガラスは、紫外線B波しか防ぎません。紫外線を幅広く防ぐガラスでも、可視光はふつうのガラスと同じように通します(参考文献11)。窓際の席や車の中でも、光は浴び続けています。仙台は車で移動する方が多いので、運転中の光も気にかけてください。
可視光でも、 色素沈着は起きるのですか
起きます。ただし、肌の色によって起き方が違います。メラニンをつくる力の強い肌ほど、可視光で色素沈着が起きやすく、長く残ることがわかっています(参考文献2・12)。
青〜紫の光で起き、 赤い光では起きない
フランスの大学病院の研究(参考文献1)では、健康な方の肌に、可視光の両端にあたる青紫の光(415nm)と赤い光(630nm)を、量を変えて照射しています。III型とIV型の肌で、青紫の光は量に応じて色素沈着を起こし、赤い光は起こさないという結果です。青紫の光による色素沈着は、紫外線B波を照射したときよりはっきりしていて、最長で3か月続きました。
アメリカの研究(参考文献2)では、可視光(400〜700nm)と、紫外線A波のうち波長の長いもの(UVA1)を、IV〜VI型の20人の腰に照射して比べています。どちらでも色素沈着は起きましたが、可視光によるもののほうが濃く、長く続きました。II型の肌では、色素沈着は起きませんでした。
紫外線A波が少し混ざると、 色素沈着は濃くなる
同じグループは、可視光だけを照射した場合と、UVA1をごくわずか(0.5%未満)混ぜた場合も比べています。IV〜VI型の10人の背中では、混ぜたほうが色素沈着は濃く、赤みも混ぜたほうでだけ出ました(参考文献13)。このUVA1のうち、可視光との境目にあたる370〜400nmは、いまの日焼け止めでは防ぎきれていないと、化粧品会社の研究者らが指摘しています(参考文献14)。
色素細胞は 青い光を感じとっている
目で光を感じるたんぱく質と同じ仲間の「オプシン3」が、色素細胞(メラノサイト)にもあります(参考文献12)。これが短い波長の可視光を感じとって、メラニンをつくる酵素を増やします。この仕組みで起きる長引く色素沈着は、III型以上の肌でみられます。
監修:佐藤雅樹(ソララクリニック院長)
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日本人に多い肌タイプでも 起きる
肌のタイプは、日焼けしたときの反応でI型からVI型の6段階に分けられ、日本人や中国人ではIII型からIV型が多いとされています(参考文献15)。分け方の詳細は、炎症後色素沈着のページにまとめています。ご紹介した研究はヨーロッパやアメリカのものですが、色素沈着はIII型・IV型の肌でも起きていました。
レーザー後の色素沈着と光
レーザー治療の後などにみられる炎症後色素沈着にも、可視光が関わっている可能性が指摘されています。
可視光と色素沈着についての総説(研究をまとめた論文。参考文献6)では、吸引で小さな水ぶくれをつくって炎症後色素沈着を再現した実験が紹介されています。光をさえぎった部位は29日目までに色素沈着を残さずに治り、光にさらしたままの部位は黒ずみました。
治療の後に戻ったように見えるシミについては、シミ治療後の再発・戻りジミのページもご覧ください。
色素沈着が起き始める 光の量
肌のタイプが同じなら、色素沈着が起きるかどうかは、浴びた光の量で決まります。青〜紫の光(400〜500nm)で目に見える色素沈着を起こした量は、報告4本の平均で、1cm²あたりおよそ65ジュール(65 J/cm²)です(参考文献10)。この量に届くまでの時間を、光の種類ごとに並べたのが下の図です。
監修:佐藤雅樹(ソララクリニック院長)
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夏の昼の太陽なら 1時間ほど
III型・IV型の女性33人を対象にした、スイスの化粧品原料メーカーの試験では、青い光(450nm)を1日60 J/cm²ずつ4日続けて照射した後、腕の内側の色が目に見えて変わっていました(参考文献16)。この60 J/cm²は、中部ヨーロッパの夏なら、晴れた昼に1時間ほど外にいれば浴びる量です。
どのくらいの量で色が残り始めるかは、研究によって幅があります。韓国の化粧品会社の研究(参考文献17)では、456nmの青い光で色が残った最小の量は、135 J/cm²または180 J/cm²と報告されています。
室内の照明や画面では 半月から何か月も
ノルウェーの放射線防護の研究者らは、家庭の照明や電子機器の画面、医療用の光源から出る青〜紫の光を測り、65 J/cm²に届くまでの時間を計算しました。
室内の照明では0.5〜20か月、電子機器の画面の前では2.5〜9か月かかりました。どちらも、休まず浴び続けた場合の時間です。医療用の光源では0.5分〜45時間で、歯科で詰め物の樹脂を固めるのに使う光は3分以内です。実際には、画面の光は途切れ途切れに浴びるものです。こうした光が、続けて浴びたときと同じように積み重なるかどうかは、まだわかっていません(参考文献10)。
「防ぐ必要はない」 とする研究
先ほどのノルウェーの研究は、家庭の照明や画面、さらに屋外の日差しについても、青〜紫の光まで防ぐ必要はないと結論しています。屋外では、青〜紫の光が色素沈着を起こす量に届くより先に、紫外線が日焼けの目安とされる量に届くからです。
同じ研究は、光に過敏になる病気の方や、光に反応しやすい薬を使っている方を例外としています(参考文献10)。この結論は一般の方についてのもので、肝斑のように、もともと色素が出やすい肌には、そのままあてはめられないと思います。
スマホのブルーライトで、 シミはできますか
いまある研究では、ふだんの使い方で、画面の光がシミや肝斑を濃くするという根拠は見つかっていません。

画面の光は 太陽よりずっと弱い
図4で見たとおり、夏の昼の太陽なら1時間ほどで届く量に、画面の前では、休まず浴び続けても2.5〜9か月かかります(参考文献10・16)。歯科で樹脂を固める光は、画面の光の最大100万倍の強さです(参考文献10)。
目への影響を調べた研究もあります。イギリスの公的機関が、パソコンやタブレット、省エネ型の電球などの光を測り、目を守るための国際的な上限と比べたところ、長い時間見続けても、上限に近づくものはありませんでした(参考文献18)。
肌への影響を調べた研究
電子機器の青い光が肌に与える影響について研究をまとめた報告(2023年。参考文献19)では、色素沈着、赤み、黄み、肝斑の悪化のいずれについても、害があるという結論にはなっていません。条件を満たした研究は9本(細胞などの実験6本、人や動物での研究3本)と少なく、光の浴び方がふだんの使い方に近いかどうかもはっきりしません。著者ら自身も、結論の確かさは低く、さらに研究が必要だと書いています。
肝斑のある方に、実際の機器の画面の最大の明るさにあたる青い光を、1日8時間、1週間続けて照射しても、肝斑は悪化しなかった試験もあります(参考文献5・20)。長い期間浴びた場合の研究は、まだこれからです(参考文献5)。
当院でお伝えしていること
「スマホの光でシミはできますか」と聞かれたら、こうお答えしています。青い光で肌が黒ずむことは、実際にあります。ただ、画面の光はごく弱く、ふつうに使っている限り、色素沈着を起こすほどの量には届かないと考えています。それより、窓際の日差しのほうを気にしてください。窓際の席で長く過ごす方や、運転の多い方は、家の中や車の中でも日焼け止めを塗っておきましょう。
光で症状が出る病気の方や、光に反応しやすい薬をお使いの方は、事情が違います(参考文献10)。気になる方は、診察の際にご相談ください。
肝斑の比較試験で わかっていること
可視光まで防ぐ日焼け止めと、紫外線だけを防ぐ日焼け止めを比べた試験が、メキシコとフランスで行われています。
監修:佐藤雅樹(ソララクリニック院長)
監修:佐藤雅樹(ソララクリニック院長)
メキシコの試験
日差しの強いメキシコの病院で、肝斑の68人を2グループに分け、一方には酸化鉄で色を付けた(可視光も防ぐ)日焼け止めを、もう一方には紫外線だけを防ぐ日焼け止めを、8週間使ってもらった試験(参考文献21)があります。どちらもSPFは50以上で、全員が同じ塗り薬(ハイドロキノン4%)を使い、医師も本人もどちらの日焼け止めかを知らない形(二重盲検)で行われました。
最後まで続けた61人で比べると、改善の幅は、色付きのグループのほうが、肝斑の重症度の点数(MASI)で15%、機器で測った肌の明るさで28%、組織で調べたメラニンの量で4%上回りました。
ニースの試験
ニースの大学病院の試験では、肝斑の40人が、紫外線を防ぐ成分が同じ2種類の日焼け止めのどちらかを使いました。片方にだけ、酸化鉄で色を付けてあります。6か月の間に重症度の点数が上がった幅は、色の付いていないグループのほうが大きかったと紹介されています(参考文献22)。
南フランスの試験
2025年の南フランスの試験(参考文献23)の対象は、肝斑の42人(9割以上がIII型の肌)です。夏の5か月間、色付き(酸化鉄などで可視光も防ぐ)か色の付いていない日焼け止めのどちらかを、1日2回以上塗ってもらいました。紫外線を防ぐ力は、2種類ともほぼ同じにそろえてあります。
肝斑と周りの肌との色の差は、色付きのグループでだけ、偶然とはいえない程度に小さくなりました。重症度の点数(mMASI)は、色の付いていないグループでも下がり、グループの間に差はありませんでした。
専門家の評価と提言
肝斑の塗り薬の無作為化比較試験を集めて分析したドイツの大学病院の論文(参考文献24)も、上のメキシコの試験を取り上げています。著者らのまとめでは、紫外線と可視光の両方を防ぐ日焼け止めは、紫外線だけを防ぐものよりハイドロキノンの効果を高める可能性があります。重症度の点数の結果は、根拠の確かさが4段階で最も高いと評価されました。
中国・韓国・日本・シンガポール・インドネシア・ベトナムの皮膚科医の専門家会議(参考文献7)は、アジアの人に向けて、紫外線A波と可視光を強く防ぐ日焼け止めを含めた毎日の光対策を勧めています。
塗る量のところで紹介した国際的な合意にも、肝斑の光対策では可視光(特に青い光)まで防ぐべきだと書かれています。肝斑で可視光による色素沈着を防げると無作為化試験で示されているのは、いまのところ色付きの日焼け止めだけです(参考文献5)。
研究を読むときの注意
- どの試験も、メキシコやフランスなど日差しの強い地域で、数十人の規模で行われたものです。日本人を対象にした同じような比較試験は、PubMed(医学論文のデータベース)で探した範囲では見つかっていません。
- フランスの2本の試験は、日焼け止めメーカーの研究者が著者に加わっていて、2025年の試験は同社の資金で行われました。国際的な合意も、化粧品会社が原稿づくりを支援し、著者の多くが企業から報酬を受けています。いずれも論文の中で開示されている利益相反です。
- 研究の結果は、参加した方全体での平均です。どのくらい変わるかは、肝斑の状態や、生活の中で浴びる光の量によって一人ひとり違います。
酸化鉄が入っていないと、 肝斑は悪化しますか
そうとまでは言い切れません。前の章の南フランスの試験では、色の付いていない日焼け止めでも、1日2回以上きちんと塗ったグループで点数が下がっていました。
それでも、肝斑で比べた3本の試験は、調べた項目こそ違いますが、どれも色付きに有利な結果です。
可視光による色素沈着は浴びる量で決まるので、外で長く過ごす方や、日差しの強い時期には、可視光まで防ぐ意味がより大きくなると思います。
酸化鉄の量と防ぐ力の関係は、 まだはっきりしない
可視光に紫外線A波の長い波長を混ぜた光による色素沈着は、色付きの製品のほうが、色の付いていない製品よりよく防いでいました(参考文献25)。4種類の日焼け止めを、12人の背中で比べた結果です。
最もよく防いだのは、酸化チタン11%と酸化鉄1%に抗酸化成分を合わせた製品で、酸化鉄4%の製品を上回りました(ほかの成分も製品ごとに違います)。著者らは、酸化鉄の量と防ぐ力の関係はさらに調べる必要があると述べています。
IV型の女性10人の試験でも、酸化鉄4.85%(酸化チタン27%も配合)と酸化鉄27.25%の色付きの2製品は、どちらも可視光による色素沈着を防ぎ、両者に差はありませんでした。色の付いていないミネラルの日焼け止めでは、色素沈着の程度が何も塗らない肌と同じくらいです(参考文献22・26)。
色の付かない 成分の研究
MCEという成分は、紫外線A波の長い波長(370〜400nm)まで吸収します。紫外線を防ぐ成分で、可視光は防ぎません。
MCEの試験には、ブラジルと中国の女性113人が参加しています。顔と腕の左右で、MCEを3%加えたSPF50と、加えていない同じSPF50を塗り分け、1日2回1時間ずつ、8週間屋外で過ごしてもらう試験です。腕の色はどちらの側も濃くなりましたが、加えた側は濃くなり方が小さく、顔の色素の点数も変わりませんでした。加えていない側の顔は、点数が悪くなっています(参考文献14)。
フェニレンビスジフェニルトリアジンという成分を含む日焼け止めは、色の付いていない製品でも色付きの製品でも、412nmの青い光を1回照射した後の色素沈着を、何も塗らない場合より51〜76%(機器での測定)抑えました(参考文献27)。照射の1時間後と24時間後に測った結果です。
ただ、この成分は可視光のうち短い側までしかよく吸収しません。色素沈着を起こす光は、400〜500nmに広がっています(参考文献5・28)。MCEとこの成分の研究は、どちらも、その成分を使った製品をつくる化粧品メーカーによるものです。肝斑の方で比べた試験は、まだ見当たりません。国内の製品にどこまで使われているかは、当院でもまだ確かめきれていません。
350〜425nmを吸収する新しい成分は、まだ製品には使われておらず、人の肌でどこまで役立つかも研究の段階です。総説の著者らも、色付きの日焼け止めが合わない人のために、色の付かないまま可視光を防げる成分の開発を求めています(参考文献28)。製品に使われるようになったら、このページでもご紹介します。
白く浮かない粒と 抗酸化成分
可視光を広くさえぎるには、肌の上で見えるものが必要です。酸化亜鉛や酸化チタンも、白く浮かないように、粒をナノ粒子までごく細かくしたものは、可視光の多くを通してしまいます(参考文献8)。
紫外線を防ぐ粒では酸化セリウムの研究もあり、細胞の実験で、紫外線を防ぐ働きと酸化を抑える働きが示されています(参考文献29)。人の肌で可視光による色素沈着を防ぐかを調べた研究は見当たらず、色付きの日焼け止めの代わりになるという根拠はありません。
抗酸化成分を加えた日焼け止めもあります。可視光による色素沈着は、主に色素細胞のオプシン3が光を直接感じとって起きるため、抗酸化成分は、可視光をさえぎるものの代わりにはなりません(参考文献5)。
当院の考え方
当院では、肝斑のある方に、まず紫外線を防ぐ日焼け止めを、量を守って毎日塗っていただき、そのうえで可視光まで防ぐことをお勧めしています。色付きの日焼け止めが合わないときは、いつもの日焼け止めに、カバー力のある酸化鉄入りのお化粧を重ねる形でもかまいません。
可視光まで防ぐときの 選び方
紫外線を防ぐ力は 足りているか
色付きの下地やパウダーには、SPFやPAが控えめなものもあります。紫外線を防ぐ力は、日焼け止めの選び方のページの目安で確かめてください。足りないときは、日焼け止めの上に色付きのものを重ねる使い方もできます。
色付きの日焼け止めなら、 全成分に「酸化鉄」
色付きの日焼け止めで可視光をさえぎっているのは、酸化鉄と、顔料として使われる粒の大きい酸化チタンです(参考文献8)。全成分の表示で、「酸化鉄」「黄酸化鉄」「黒酸化鉄」のように名前に「酸化鉄」を含む成分か、「ベンガラ」(赤い酸化鉄)を探してください。色によって配合が違う製品もあるので、色ごとの表示も見てください。
色付きの日焼け止めは、肌の上で色が見えていてはじめて可視光をさえぎるので、肌の色に合わせた色味が用意されています。色が合わないと続けにくいのが難点です(参考文献6)。
色が合わなければ、 重ねる方法も
色付きの日焼け止めは色の種類が限られ、アジアの方の肌などには合いにくいことがあります。その場合の方法として、国際的な合意は、色の付いていない日焼け止めの上に、肌の色に合う酸化鉄入りのファンデーションやパウダーを重ねる方法を挙げています(参考文献5)。
酸化鉄入りの製品は、ファンデーションでも、可視光による色素沈着を防げていました(参考文献26)。一方、ニースの試験では、色の付いていない日焼け止めの上にお化粧をしていた8人でも、日焼け止めだけの人と比べて再発は減らなかったと報告されています(参考文献22)。重ねるものは、カバー力があり、肌の上で色がはっきり見えるものを選んでください。
当院でも、酸化鉄を含む色付きの下地とパウダーを扱っています。色によって成分が違いますので、色選びは院内でご相談ください。
色の付かないものは 表示では見分けにくい
青い光の一部を吸収する日焼け止めもありますが、可視光を防ぐ力を示す共通の表示は、まだありません(参考文献5)。表示の決まりは、いま検討が進められているところです。
光そのものをさえぎる
日傘や帽子、衣服は、紫外線と一緒に可視光もさえぎります。窓際では、カーテンやブラインドも役に立ちます。
日焼け対策をする際には、しっかりとした量の日焼け止めを塗ることと、必要に応じて、飲む日焼け止めの活用や、スプレータイプの日焼け止めを使用すること。それだけではなく、物理的な防御、帽子や日傘の使用、そして、顔を覆うUVカットのフェイスカバーもあります。その使用も検討することを、診察室では話していたりします。
ご予約・お問い合わせ
それでも濃くなるときに、 診察で確かめること
肝斑か、 ほかのシミか
日焼け止めを見直しても濃くなるときは、まず、それが肝斑なのか、ほかのシミが重なっていないかを確かめます。肝斑とほかのシミとでは、治療の方向が逆になることがあるからです(「シミと肝斑を同時に治療できますか」のページ)。
肉眼で見えない色素は、 画像で
当院では初診の日、カウンセリングを始める前に肌画像診断機器(VISIA等)で撮影し、治療の前後を、条件をそろえた画像で比べています。紫外線を使った撮影では、肉眼ではまだ見えていない浅い層の色素が映ることがあります。
日本人女性223人を紫外線写真で調べた研究では、肉眼では見えない、ごく薄い肝斑が28.3%に見つかり、日焼け止めをふだん使っている方では少なかったと報告されています(参考文献30)。こうした画像は、光を防ぐ大切さをお伝えするときにも役立てています(「肝斑の治療、効いているかどうかはどう判断しますか?」のページ)。
治療と組み合わせる
治療中も、日焼け止めは続けてください。
それでも濃くなってきたときは、肝斑の状態に合わせて治療を組み合わせます(肝斑治療|肝斑改善集中プラン)。初診の日は、診察と肌画像分析をもとに、適した治療法をご提案します。施術は原則として別の日です。
よくあるご質問
室内でも日焼け止めは必要ですか?
日焼け止めは、顔にどのくらいの量を塗ればいいですか?
スマホのブルーライトでシミはできますか?
ブルーライトをカットするフィルムや眼鏡は、シミ対策になりますか?
画面の光は、肌に色素沈着を起こす量よりずっと少ないため、シミ対策としての意味は小さいと考えています。肌のためには、窓際で過ごすときの光対策のほうが先です。
LEDの照明でもシミはできますか?
ノルウェーの研究者らの計算では、家庭の照明(LEDや蛍光灯)は、つけたままの部屋にずっといても、色素沈着が始まる量まで半月から20か月かかります。研究者らは、ふだんの生活で浴びる量なら、肌に目に見える変化は出ないと結論しています(参考文献10)。
色付きの日焼け止めと、白くならない日焼け止めは、何が違いますか?
違いは、可視光まで防げるかどうかです。色付きの日焼け止めは、酸化鉄などの色の付いた粒で可視光をさえぎります。白くならないタイプは、紫外線吸収剤だけでつくられたものも、粒をごく細かくしたものも、可視光の多くが通り抜けます(参考文献8)。
色の付かない日焼け止めで、可視光まで防げるものはありますか?
ファンデーションやパウダーでも、可視光は防げますか?
酸化鉄を含み、肌にしっかり色がのるものなら、色付きの日焼け止めと同じ仕組みで可視光をさえぎる働きが期待できます。薄づきのお化粧では足りないこともあるので、カバー力のあるものを選んでください(参考文献22)。紫外線を防ぐ力が弱いものは、日焼け止めの上に重ねてお使いください。
参考文献
このページの説明のもとにした論文です。タイトルをタップすると、どんな研究か、このページのどこで参照しているかをご覧いただけます。
1可視光による色素沈着の波長による違い:UVBと比べた臨床・組織学的研究
要約:
フランス・ニースの大学病院のグループの研究です。可視光の両端にあたる青紫(415nm)と赤(630nm)の光を、健康な方の肌に量を変えて照射し、色素沈着を比べました。紫外線B波を照射した部位、照射しなかった部位とも比べています。
III型・IV型の肌で、415nmの光は量に応じて色素沈着を起こし、630nmの光は起こしませんでした。青紫の光による色素沈着は紫外線B波によるものよりはっきりしていて、最長で3か月続きました。組織の検査では、表皮の細胞の壊死などの変化は紫外線B波で目立ちました。
このページでは、青〜紫の光で色素沈着が起き、赤い光では起きないこと、それが長く続くことの根拠にしています。
2長波長UVAと可視光がメラニンをつくる力のある肌に与える影響
要約:
IV〜VI型の20人の腰に、紫外線A波のうち波長の長いもの(UVA1、340〜400nm)と可視光(400〜700nm)を照射し、2週間にわたって色素沈着を比べた、米国ヘンリーフォード病院のグループの研究です。II型の肌でも同じ照射を行っています。
UVA1と可視光のどちらでもIV〜VI型の肌に色素沈着が起きましたが、可視光によるもののほうが濃く、長く続きました。II型の肌では色素沈着はみられませんでした。色素の質と量も、UVA1と可視光とで違っていました。
メラニンをつくる力の強い肌ほど可視光で色素沈着が起きやすく、長く残ることについて、この研究を参照しています。
3SPFの高い日焼け止めにおける、SPFと塗る厚さの関係:2度塗りのすすめ
要約:
実際に塗られる量と、塗る厚さによってSPFがどう変わるかを、日本の化粧品会社(コーセー社)の研究所などが調べました。SPFは、肌1cm²あたり2.0mgを塗って測ると決められています。
ふだんどおりに塗った場合の量は、平均で1cm²あたり約1mgでした。2度塗りするよう伝えると、2mg近くまで増えました。SPFの高い日焼け止めを2.0・1.0・0.5mgの厚さで塗り、国際的な方法でSPFを測ると、SPFと塗る厚さの関係は対数の曲線になりました。日焼け止めを使う場所に、2度塗りの呼びかけを掲示することを勧めています。
SPFを測るときの量、ふだん塗られている量、2度塗りで量が増えること、量が少ないほどSPFが下がることを説明するところで使っています。
4実際に塗られる量が、日焼け止めの紫外線を防ぐ力に与える影響
要約:
日本化粧品工業連合会の研究者ら(資生堂などに所属)の研究です。顔に実際に塗られている量(1cm²あたり)を測る方法をつくり、量によって紫外線を防ぐ力がどう変わるかを調べました。
参加者にふだんどおり日焼け止めを塗ってもらい、手に残った分も含めて量を測り、塗った面積を立体写真の解析で求めたところ、顔に塗られた量の中央値は1cm²あたり1.33mgでした。0.5・1.0・2.0mgで塗ってSPFを測ると、量が減るほどSPFは下がりました。量とSPFが直線の関係にあると仮定した計算では、1.33mgで、2mgのときのSPF15・30・50と同じだけ防ぐには、それぞれSPF23.8・47.5・79.2が必要になります。
このページでは、日本でふだん顔に塗られている量がSPFを測るときの量より少ないこと、量が少ないと表示どおりの力が出ないことの根拠にしています。
5メラニンによる色素沈着症の治療についての世界的なコンセンサス
要約:
肝斑などの色素沈着症の治療について、アフリカ・アジア・ヨーロッパ・南北アメリカの皮膚科医10人がまとめた国際的な合意です。文献の検討とデルファイ法(専門家の意見を何回かに分けて集め、まとめる方法)でつくられました。編集の手伝いは化粧品会社(バイヤスドルフ社)が行い、著者の多くは化粧品会社や製薬会社から報酬を受けています。
光対策について、青い光は酸化のストレスではなく主にオプシン3を介してメラニンをつくらせるため、可視光をさえぎる酸化鉄や酸化チタンが最もよい選択肢で、肝斑で可視光による色素沈着を防ぐことが前向きの無作為化試験で示されているのは色付きの日焼け止めだけ、としています。フェニレンビスジフェニルトリアジンのような新しい有機の成分にも可視光を防ぐ働きが示されているものの、防ぐのは可視光のうち短い側(400〜420nm)にとどまり、色素沈着は400〜500nmの光でも起きると指摘しています。抗酸化成分は可視光に対して弱い防御になる可能性はあるものの、可視光をさえぎるものの代わりにはならないとし、肝斑の光対策には可視光(特に青い光)まで含めるべきだとしています。色付きの日焼け止めは色の種類が少なく、アジアの方の肌などに合いにくいため、合わない場合は、色の付いていない日焼け止めの上に、肌の色に合う酸化鉄入りの化粧品を重ねる方法を挙げています。ほかに、日焼け止めは顔全体に小さじ4分の1ほどをむらのない層になるように塗ること、窓から直接日が差しこむ場所で過ごす方には室内での光対策を勧めること、可視光の防御の指標はまだ決まっていないことを述べています。画面の青い光については、太陽よりずっと弱く、実際の機器の画面の最大の明るさで1日8時間、1週間照射しても肝斑は悪化しなかった試験を紹介したうえで、長い期間の影響を調べる研究はまだ必要としています。
肝斑の光対策に可視光まで含めるべきだという専門家の合意、新しい成分と抗酸化成分の位置づけ、色が合わない場合に重ねる方法、塗る量と室内の光対策、可視光の防御の表示がまだないこと、画面の光と肝斑の試験の条件の出典です。
6紫外線の先へ:可視光と色素沈着
要約:
可視光と色素沈着(肝斑・炎症後色素沈着)について、香港・フランス・オーストラリアの皮膚科医がまとめた総説です。色素細胞のオプシン3を介した仕組み、可視光を防ぐ方法の臨床試験、日焼け止めを続けるうえでの課題をまとめています。
肝斑の比較試験の結果に加え、吸引でつくった水ぶくれで炎症後色素沈着を再現した実験で、光をさえぎった部位は29日目までに色素沈着を残さずに治り、周りの光にさらした部位は色が濃くなったことを紹介しています。また、色素の悩みを持つ方でも日焼け止めを使う方は3分の2に満たず、適切に塗り直す方は1割に満たないこと、色付きの日焼け止めは色が合わないことが使いにくさにつながることを挙げています。
日焼け止めの使い方の実態、炎症後色素沈着と可視光の関係、色選びが続けやすさに関わることを述べるときに参照しました。
7アジアの人々の、色素の病気を防ぐための日焼けのリスクと光防御の認識:アジア3か国の調査結果と専門家パネルの提言
要約:
アジアの人の光対策について、中国・韓国・日本・シンガポール・インドネシア・ベトナムの皮膚科医8人のパネルがまとめた提言です。中国・インドネシア・日本の3,000人へのオンライン調査の解析も含みます。
回答者の多くはII〜IV型で、日差しによる光老化や色素の病気を気にしている一方、日焼け止めの指標についての知識は限られていました。日焼け止め・日中の日差しを避ける・日陰・帽子・衣服・サングラスといった対策をいつも組み合わせている人は、中国22%、インドネシア13%、日本3%でした。パネルは、紫外線A波と可視光を強く防ぐ日焼け止めを含めた、毎日の光対策を勧めています。著者には化粧品会社(ロレアル社、ラロッシュポゼ)の社員が含まれます。
日本での光対策の実態と、アジアの皮膚科医が可視光まで防ぐことを勧めていることを説明するところで使っています。
8紫外線を超えた光防御:色付きの日焼け止めの総説
要約:
色付きの日焼け止めについて、米国ヘンリーフォード病院の皮膚科を中心とするグループがまとめた総説です。可視光は、色白の方では赤みを、肌の色が濃い方では色素沈着を起こすことがあると整理しています。
紫外線を幅広く防ぐ日焼け止めでも可視光は十分には防げず、可視光を防ぐには日焼け止めが肌の上で見えている必要があるとしています。白く浮かないようにナノ粒子にした酸化亜鉛・酸化チタンは可視光を防がず、色付きの日焼け止めは酸化鉄と顔料としての酸化チタンで可視光を防ぐこと、可視光で起きる光線過敏症や、肝斑・炎症後色素沈着の方に役立つことを述べています。著者には日焼け止めメーカー(ISDIN社)の社員が含まれます。
このページで引用しているのは、SPF・PAが可視光を表していないこと、可視光を防ぐ日焼け止めの選び方(酸化鉄、色が見えること、ナノ粒子の限界)の部分です。
9可視光 第1部:可視光の性質と皮膚への作用
要約:
可視光の性質と皮膚への作用を整理した総説の、前編にあたります。地上に届く太陽の光のおよそ50%が可視光(400〜700nm)であり、レーザーやLED、フラッシュランプも可視光の光源であるとしています。
可視光はメラニン・ヘモグロビン・オプシンなど光を受け取る分子に吸収され、皮膚の深くまで届いて、色素沈着や赤みを起こしうると述べています。
地上に届く太陽の光の約半分が可視光であることの出典です。
10肌が浴びる青〜紫の光:防ぐ必要はあるか
要約:
青〜紫の光(400〜500nm)から肌を守る必要があるかを、ノルウェーの放射線・原子力安全局などの研究者が、光の量から検討しました。文献から目に見える色素沈着を起こした量を拾い、家庭の照明・電子機器の画面・医療用の光源・太陽の光について、その量に届くまでの時間を測定と計算で求めました。
人の肌で一貫して報告されていた反応は色素沈着で、起こした量は報告4本の平均で約65 J/cm²でした。この量に届くまで、室内の照明では0.5〜20か月、画面の前では2.5〜9か月、医療用の光源では0.5分〜45時間(歯科で樹脂を固める光は3分以内)かかりました。歯科で樹脂を固める光の強さは、電子機器の画面の最大100万倍としています。いずれも休まず浴び続けた場合の計算で、途切れ途切れに浴びた光が同じように足し合わされるかはわからないとしています。屋外では、季節を問わず、紫外線が日焼けの目安の量(1 SED)に届くほうが先でした。著者らは、家庭の照明・画面・太陽の光のいずれについても可視光まで防ぐ必要はなく、光に過敏になる病気の方や、光に反応しやすい薬を使っている方では役立つ可能性があると結論しています。
このページで引用しているのは、色素沈着が起き始める量の目安と、光源ごとにその量に届くまでの時間、専門家の間で考え方が分かれる点です。
11窓ガラス・自動車のガラス・サングラスによる光防御
要約:
窓ガラス・自動車のガラス・サングラスが、どのくらい光を防ぐかをまとめた総説です。窓ガラスは紫外線B波(UVB)を防ぐ一方、紫外線A波(UVA)と可視光を通すことが以前から知られているとしています。
近年は、可視光の通しやすさを損なわずに紫外線を幅広く防ぐガラスもつくられていること、ガラスの種類・色・合わせガラスの中間膜・表面の加工によって紫外線を防ぐ働きが変わることを述べています。
窓ガラスが可視光を通すこと、紫外線を防ぐガラスでも可視光は通ることを説明するところで使っています。
12色素細胞はオプシン3で青い光を感じとり、色素沈着を調節する
要約:
短い波長の可視光で色素沈着が起きる仕組みを、フランス・ニースのグループがヒトの色素細胞を使って調べました。
色素細胞にある光を感じるたんぱく質オプシン3(OPN3)が青い光を感じとり、カルシウムを介した信号から、メラニンをつくる酵素(チロシナーゼなど)が増えることを示しました。青い光はこれらの酵素がまとまった複合体をつくらせ、その複合体は主に肌の色が濃い方の色素細胞でつくられて、酵素の働きを長く保たせていました。著者らは、青い光による長く続く色素沈着がIII型以上の肌でみられることを、この仕組みで説明しています。
色素細胞が青い光を感じとってメラニンを増やす仕組みの出典です。
13長波長の紫外線A1と可視光が、色素沈着と赤みに及ぼす相乗効果
要約:
可視光と紫外線A1が、色素沈着と赤みにどう関わるかを、米国ヘンリーフォード病院の皮膚科が調べた研究です。日焼け止めの試験は紫外線だけを出す光源で行われますが、実際の太陽の光には可視光も含まれます。
IV〜VI型の10人の背中に、可視光だけの光と、0.5%未満の紫外線A1を含む可視光を、強さを変えて照射しました。どちらでも色素沈着は起きましたが、紫外線A1を含む光のほうが濃くなりました。赤みは、紫外線A1を含む光でだけみられました。可視光と紫外線A1が相乗的に働くことが示唆され、可視光まで防ぐ方法が必要だとしています。
紫外線A波の長い波長が少し加わると、可視光による色素沈着が濃くなることの出典です。
14紫外線A1を吸収する成分(MCE)が色素と老化の徴候に与える影響:遺伝的背景の異なる2集団での、屋外8週間の前向き無作為化・同一人物内比較試験
要約:
紫外線A1のうち370〜400nmの範囲を吸収する成分(MCE)を日焼け止めに加えた効果を、屋外で調べた無作為化試験です。化粧品会社(ロレアル社)の研究所と、フランス・ニースの大学病院の皮膚科が行いました。いまの日焼け止めは370nmまではよく防ぐ一方、370〜400nmを防ぎきれていないことが、出発点になっています。
ブラジルと中国の女性113人が、8週間、1日2回、1時間ずつ屋外で日差しを浴びました。顔の半分と片腕にはMCEを3%加えたSPF50を、反対側には加えていない同じSPF50を塗っています。腕はどちらも色が濃くなりましたが、MCEを加えた側で濃くなり方が小さくなりました。専門家の評価では、MCEを加えた側の色素の点数は変わらず、加えていない側では悪化しました。
このページで引用しているのは、いまの日焼け止めが370〜400nmを防ぎきれていないという指摘と、この範囲の吸収を足すと日差しによる色素沈着が小さくなった試験です。
15アジア人の肌の特徴と治療
要約:
ブラジルの皮膚科医が、アジア人の肌の特徴と治療をまとめた総説です。アジア人の肌タイプには幅があり、中国人や日本人ではフィッツパトリック分類のIII〜IV型、インド人やパキスタン人ではIV〜V型が多いとしています。
アジア人の肌は、炎症後色素沈着・肝斑・日光黒子・そばかす・太田母斑・後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)が起きやすく、しわより先に色素の変化が目立ちやすいと述べています。
日本人の肌はIII〜IV型が多いことを述べるときに参照しました。
16青い光の照射が肌の色素に与える影響と、その防ぎ方
要約:
スイスの化粧品原料メーカー(DSM社)の研究者らが行った、二重盲検・プラセボ対照の無作為化試験です。III型・IV型の女性33人の腕の内側に、450nmの青い光を1日60 J/cm²ずつ4日続けて照射し、肌の色の変化と、塗り物で抑えられるかを、腕ごとに塗り分けて調べました。
照射の後、プラセボを塗った腕では、目に見える色の変化(肌の明るさを表すITA°の低下など)が起きていました。著者らは、60 J/cm²は中部ヨーロッパの晴れた夏の日の昼に、およそ1時間で浴びる量だと説明しています。微細藻類のエキスや、ナイアシンアミドを含む塗り物で、色の変化が抑えられたとも報告しています。
青い光で色素沈着が起きる量と、それが夏の昼の日差しの1時間ほどに相当することを説明するところで使っています。
17肌を青い光(456nm)から守る力の臨床評価法
要約:
電子機器の光に多い456nmの青い光を照射する装置をつくり、肌の色素沈着を調べた研究です。韓国の化粧品会社(アモーレパシフィック社)の研究所などが行いました。
青い光は量に応じて色素沈着を起こし、何も塗らない肌で色が残った最小の量は135 J/cm²または180 J/cm²でした。この方法で、酸化チタンを含む製品が青い光をさえぎることを確かめています。
このページでは、色が残り始める量には研究によって幅があることの根拠にしています。
18省エネ型の電球、パソコン、タブレットとブルーライトハザード
要約:
省エネ型の電球やパソコン、タブレットなどの光が目に害を与えるか(ブルーライトハザード)を、イギリスの公衆衛生庁(Public Health England)の研究者が調べました。
光源ごとに光を測り、目を守るための国際的な上限と、青空を見つめたときに浴びる量とも比べました。その結果、長い時間見続けた場合でも、上限に近づく光源はありませんでした。
このページでは、画面の光は、目の安全の上限から見ても弱い光であることの根拠にしています。
19電子機器の青い光が皮膚に与える影響:健康への害の判定を伴う系統的レビュー
要約:
米国ヘンリーフォード病院の光線医学の部門が行った系統的レビューです。電子機器から出る青い光が肌に与える影響を調べた研究を探し、条件を満たした9本(試験管内6本、生体3本)を、米国の健康評価の枠組み(OHAT)で評価しました。
色素沈着・赤み・黄み・肝斑の悪化のいずれについても、電子機器の青い光は害と判断されず、光老化の害にも分類されませんでした。ただし、実際の浴び方を代表しているかの確かさが低く、多くの研究で偏りのおそれが高いと評価され、より確かな研究が必要としています。
このページで引用しているのは、画面の光が色素沈着や肝斑の悪化の原因とは判断されていないことと、その確かさが高くないことです。
20電子機器から出る青い光を短期間浴びても、肝斑は悪化しない
要約:
フランス・ニースの大学病院のグループが、研究レター(短い報告)の形で発表したものです。題名のとおり、電子機器から出る青い光を短期間浴びても、肝斑は悪化しなかったと報告しています。
研究レターのため抄録はありません。PubMedでは、前向きの無作為化比較試験に分類されています。国際的な合意(2025年発表)では、実在する機器の画面が出す最大の強さの青い光を、1日8時間ずつ1週間浴びてもらった試験として紹介されています。
肝斑のある方で画面の光による悪化がみられなかった報告があることについて、この報告を参照しています(試験の条件は、国際的な合意の記載によります)。
21肝斑の治療における可視光と紫外線の光防御:二重盲検の無作為化試験
要約:
メキシコの大学病院で行われた、二重盲検の無作為化比較試験です。強い日差しを浴びる環境の肝斑の68人を、酸化鉄で可視光も防ぐ日焼け止めの群と、紫外線だけを防ぐ日焼け止めの群に分け、8週間比べました。どちらもSPFは50以上で、全員がハイドロキノン4%の塗り薬を使っています。
試験を終えた61人で、酸化鉄入りの群は、紫外線だけの群より、肝斑の重症度の点数(MASI)で15%、色の測定で28%、組織でのメラニンの評価で4%大きく改善しました。著者らは、可視光が肝斑に関わっていることを示唆する結果だとしています。
肝斑の治療で可視光まで防ぐと、効果の上乗せが報告されていることについて、この試験を参照しています。
22肝斑:治療の結果をよくするための、肝斑に合わせた光対策の必要性
要約:
肝斑と光対策についての総説で、スペイン・バルセロナの大学病院などの皮膚科医、フランス・ニースの大学病院の皮膚科医、日焼け止めメーカー(ISDIN社)の研究者が書いています。著者のうち2人は同社の社員で、3人は同社から報酬を受けています。
肝斑には、可視光、特に400〜450nmの青い光と、紫外線A波のうち長い波長(370〜400nm)が深く関わるとしています。肝斑の再発予防を比べた無作為化試験(40人)では、紫外線を防ぐ成分は同じで、酸化鉄で色を付けた日焼け止めと色の付いていない日焼け止めを比べ、6か月の重症度の点数(MASI)の上がり方は、色の付いていない日焼け止めのほうが大きかったと紹介しています。色の付いていない群のうち試験中にお化粧をしていた8人でも、色の付いていない日焼け止めだけの人と比べて、再発は減っていなかったとしています。IV型の女性10人の試験では、酸化鉄4.85%と27.25%の色付きの2製品はどちらも可視光による色素沈着を防ぎ、両者に差はなく、色の付いていないミネラルの日焼け止めは何も塗らない肌と同じくらいだったと紹介しています。抗酸化成分は、酸化鉄のように可視光をさえぎるものの代わりにはならないとし、色付きの日焼け止めの色が合わない場合は、色の付いていない日焼け止めの上に、酸化鉄を多く含むカバー力のある化粧品を重ねる方法を挙げています。
ニースの再発予防の試験(原著はJ Am Acad Dermatol 72(1):189-190.e1 (2015)、PMID 25443629。PubMedに抄録がなく、本文も確認できなかったため、この総説の記載によっています)、酸化鉄の濃度を比べた試験の詳細、色が合わない場合に重ねる方法を説明するところで使っています。
23夏の間に肝斑の方を守る、可視光を防ぐ色付きの日焼け止めと色の付いていない日焼け止めの比較:前向き無作為化評価者盲検試験
要約:
南フランスで、夏の5か月間に行われた試験です(評価者を盲検化した無作為化比較試験)。肝斑の42人(III型が93%)を、可視光を防ぐ色付きの日焼け止め(酸化鉄と顔料としての酸化チタンを配合)の群と、色の付いていない日焼け止めの群に分け、5か月間、少なくとも1日2回使ってもらっています。両製品の紫外線を防ぐ力はほぼ同じです(SPF 65と64、UVA-PF 35と36)。
最後まで続けた41人で、肝斑と周りの肌の色の差(機器による測定)は、色付きの群でだけ有意に小さくなりました。肝斑の重症度の点数(mMASI)は、色付きの群で4.0から3.5、色の付いていない群で4.1から3.2に下がり、群の間に差はありませんでした。紫外線を強く防ぐ日焼け止めを毎日使うことで肝斑の再発を防げ、可視光を防ぐ色の成分が色むらをさらに整えたとし、肝斑の方に色付きの日焼け止めを一年中使うよう勧める専門家の提言を支える結果だと結論しています。試験は日焼け止めメーカー(NAOS社)の資金で行われ、著者の3人は同社の社員または元社員です。
夏の間に色付きの日焼け止めで色むらに差が出たこと、重症度の点数は両方のグループで下がり、グループの間に差がなかったことを述べるときに参照しました。
24肝斑に自分で塗る治療:評価者盲検の無作為化比較試験の系統的レビューとメタ解析
要約:
ドイツ・ベルリンのシャリテ大学病院で、根拠に基づく医療を扱う部門が行った系統的レビューとメタ解析です。肝斑に自分で塗る治療の無作為化比較試験のうち、評価者の盲検化が明記された36本(47通りの比較)をまとめ、確かさをGRADEで評価しました。
3剤配合の塗り薬(ハイドロキノン・トレチノイン・ステロイド)と、その成分のハイドロキノン、トレチノインは肝斑を薄くするとしています。紫外線と可視光の両方を防ぐ日焼け止めについては、強い日差しを浴びる61人で、紫外線だけを防ぐ日焼け止めと比べた試験1本(どちらの群もハイドロキノン4%と併用、8週間)が取り上げられ、重症度の点数(MASI)の結果の確かさは4段階のうち最も高い評価でした。このことから、紫外線と可視光の両方を防ぐ日焼け止めはハイドロキノンの効果を高めることが示唆されるとまとめています。一方で、小規模な試験が多く、どの治療が最も効果的かを結論づけるにはさらに研究が必要としています。
研究をまとめた報告でも、可視光まで防ぐ日焼け止めが肝斑の治療を後押しする方向の結果として扱われていること、その根拠の確かさの評価の出典です。
25長波長の紫外線A1と可視光による皮膚の反応を、日焼け止めがどのくらい防ぐかの評価
要約:
米国ヘンリーフォード病院の光線医学の部門の研究です。長波長の紫外線A1と可視光を合わせた光(370〜700nm)を、4種類の日焼け止めがどのくらい防ぐかを比べました。この光は、肌の色が濃い方で特に色素沈着を起こします。
12人の背中に4種類の日焼け止め(A〜D)を塗り、紫外線A1を3.5%含む可視光を320 J/cm²照射して、赤みと色素沈着を照射直後から14日目まで、目視と機器で評価しました。最もよく、安定して防いだのは、酸化チタン11%・酸化鉄1%と抗酸化成分を含む製品Dでした。酸化亜鉛12%と有機の紫外線吸収剤、酸化鉄4%、抗酸化成分を含む製品Bも、ある程度防ぎました。色付きの製品は、色の付いていない製品よりよく防ぎました。酸化鉄1%の製品が4%の製品より優れていたため、酸化鉄の含有量が防ぐ力と関係するかは、今後の研究で確かめる必要があるとしています。
色付きの日焼け止めがよく防いだこと、酸化鉄の量だけでは防ぐ力を比べられないことについて、この研究を参照しています。
26肌の色が濃い方での、可視光による色素沈着に対する酸化鉄入り製剤の効果
要約:
酸化鉄を含む2種類の製剤が、可視光による色素沈着を防ぐかを調べた無作為化試験です(PubMedでは単盲検に分類)。比べる相手は、色の付いていないミネラルのSPF50+の日焼け止めです。著者の所属と資金は、PubMedの記録では確認できませんでした。
専門家の評価と色の測定で、酸化鉄を含む製剤は、何も塗らない肌やミネラルの日焼け止めと比べて、IV型の方の可視光による色素沈着を有意に防ぎました。ファンデーションの形の酸化鉄入り製剤は、今ある色素を隠しながら、日光による色素沈着も防ぐ、両方の働きを持つとしています。
このページで引用しているのは、ファンデーションの形の酸化鉄入り製剤が可視光による色素沈着を防いだ、という結果です。被験者の人数や酸化鉄の濃度は、このページで参照している肝斑の光対策の総説の記載によります。
27青い光まで吸収する成分(フェニレンビスジフェニルトリアジン)を含む日焼け止め:試験管内での光の防ぎ方と、青い光による色素沈着の臨床評価
要約:
紫外線から青い光まで吸収する成分(フェニレンビスジフェニルトリアジン)を含む日焼け止めの働きを、試験管内と人の肌で調べた研究です。フランスの化粧品会社(ピエール ファーブル社)の研究者によるものです。青い光、特に400〜450nmの光は肌の色素沈着を起こすとしています。
試験管内の測定では、この成分を含む9製品は光に当たっても安定していて、青い光の30〜50%をさえぎりました。似た処方で色の付いていない製品と色付きの製品について、非盲検の無作為化試験で、それぞれ女性20人と16人の背中に塗った部分と塗らない部分をつくり、412nmの青い光を50 J/cm²照射しました。照射の1時間後と24時間後の色素沈着は、何も塗らない部分と比べて、機器の測定で51〜76%、目視で31〜73%抑えられました。評価は、1回の照射から24時間後までです。
色の付いていない日焼け止めでも、青い光による色素沈着を小さくした報告があることを述べるときに参照しました。
28多様な人々のための、可視光を防ぐ方法
要約:
南アフリカ・ステレンボッシュ大学などの皮膚科医が、可視光と肌、可視光を防ぐ方法をまとめた総説です。肌の色が濃い方や、可視光で悪化する皮膚の病気の方にとっての意味に重点を置いています。
可視光、特に青い光は、酸化のストレスや、オプシン3を介したメラニンの産生などを起こし、長波長の紫外線A1と重なると色素沈着が強まるとしています。日焼け止めが可視光を防ぐには、多くの場合、肌の上で見える(色が付くか、白く見える)必要があるとし、酸化鉄と顔料の酸化チタンを含む色付きの日焼け止めが最もよく防ぎ、青い光の通り抜けを最大80〜97%減らすとまとめています。青い光まで吸収を広げた新しい成分(フェニレンビスジフェニルトリアジン)は、特に400〜450nmで光を吸収・反射するとしています。350〜425nmを吸収する新しい成分(BDPB)は、人の肌の試験で385nmの光による色素沈着をよく防いだ一方、405nmでははっきりした差がなく、市販の日焼け止めにはまだ使われておらず、臨床での意味は研究の段階だとしています。色の付かない製品を好む人のために、色の付かない可視光対策の成分の開発が必要だとし、可視光を防ぐ力の表示の標準化と、さらなる臨床研究を求めています。
このページでは、青い光まで吸収する新しい成分がよく吸収するのは可視光の短い側であること、350〜425nmを吸収する成分がまだ製品に使われず研究の段階であること、色の付かない可視光対策の成分の開発が求められていることの根拠にしています。
29抗酸化と紫外線を防ぐ働きを併せ持つ酸化セリウムのナノ粒子は、紫外線による細胞の障害と突然変異を防ぐ
要約:
酸化セリウムと酸化チタンのナノ粒子を、培養細胞で比べた実験です。イタリア・ローマ大学トル・ヴェルガータ校のグループが行いました。
細胞を育てる液に粒子を直接加えて紫外線を照射したところ、酸化チタンの粒子は細胞の障害や突然変異を強め、酸化セリウムの粒子は酸化を抑えて、細胞の生存を保ち、DNAの障害や突然変異を減らしました。紫外線を防ぐ働きと抗酸化の働きを併せ持つ、次の世代の日焼け止めの候補だとしています。
このページでは、酸化セリウムが、紫外線を防ぐ働きと抗酸化の働きを持つ粒子として研究されていることの根拠にしています。肌に塗った日焼け止めで同じことが起きるかや、人の肌で可視光による色素沈着を防ぐかを調べた研究ではありません。
30光治療(IPL)に関連した「ごく薄い表皮の肝斑」の頻度と性質の研究
要約:
東京女子医科大学の形成外科のグループが、30〜69歳の日本人女性223人を紫外線写真で撮り、肉眼では見えない、ごく薄い表皮の肝斑がどのくらいあるかを調べました。
63人(28.3%)にごく薄い肝斑が見つかり、日焼け止めをふだん使っている方では有意に少なくなっていました。ごく薄い肝斑がある方に出力を抑えた光治療(IPL)を行った場合、治療の後の色素沈着は起きなかったと報告しています。
肉眼では見えない肝斑が紫外線写真で見つかること、日焼け止めの習慣との関係を述べるときに参照しました。
※いずれも医学論文のデータベース(PubMed)に収載された論文です。企業からの資金提供や、企業に所属する著者がいる論文(利益相反のある論文)は、要約にその旨を記載しています。
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監修者情報(医師紹介)

監修医師:佐藤 雅樹
ソララクリニック 院長
専門分野:美容皮膚科
2000年 順天堂大学医学部卒。順天堂大学医学部形成外科入局。 大学医学部付属病院等を経て、都内美容皮膚科クリニックにてレーザー治療の研鑽を積む。2011年3月 ソララクリニック開院 院長就任。2022年 医療法人 松柴会 理事長就任。日本美容皮膚科学会 日本形成外科学会 日本抗加齢医学会 日本レーザー医学会 点滴療法研究会 日本医療毛髪再生研究会他所属。
様々な医療レーザー機器に精通し、2011年3月にルビーフラクショナル搭載機器を導入し、15年以上この治療を続けている。各種エネルギーベースの医療機器を併用する複合治療に積極的に取り組む。
※当院の治療はすべて自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は各ページの料金表または料金表ページをご覧ください。治療に伴うリスク・副作用は診察時にもご説明します。
最終更新日