ADM治療の敷居が下がって来たと言えます

2013年5月9日

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ADM

後天性真皮メラノサイトーシス(Acquired dermal melanocytosis ADM)は、
両頬や、額の端、鼻翼などに 暗めの色のシミが 斑状にまとまって見えることが多いしみ(痣)の一種です。
真皮層にメラニンを作る細胞がいるため 通常の光治療だけでは、治療することができません。

従来、後天性真皮メラノサイトーシスの治療には、Qスイッチレーザーが主に使用されています。真皮層にメラニンを作る細胞がいるため、より深く到達するレーザーを使用する必要が有るためです。
数ヶ月に1度のペースの治療を必要とし、照射のたびに ガーゼなどの被覆材で覆いつつ、その後の色素沈着の改善を待つ事が必要です。照射後の被覆と、色素沈着等が場合により大変でしたので、始めることも、続けることも大変だと言わざるを得ませんでした。

それでも、ADMに対するQスイッチレーザーの反応は良く、治療を進めていくことで 完治も可能であるわけですから、医師側としては、ぜひ治療したいと思ってしまいます。
「頑張るだけの価値はあります」と言っていたわけです。
が、最近状況は変わって来ました。

最近特に思うことですが、
フラクショナルQスイッチルビーレーザーを使用してのADM治療は、以前と比べると かなり楽に行うことができるようになりました。
ほとんど色素沈着で悩むこともないですし、照射後直ぐにお化粧ができてしまいます。照射直後は、赤みもありますが、殆どの場合 翌日には引いてしまいます。通常のQスイッチレーザーでの治療を受けたことがある人にとっては、反応が少なく感じてしまうために不安になるほどです。ほぼ光治療と同軸線上の治療法となっています。
治療回数を気にされる方もいらっしゃいますが、ほぼ毎月治療を進めていくことができますので、結果としての治療期間は短縮されます。

事実 当院では、照射後直ぐにお化粧ができる点から、当院の複合照射プログラム「混合シミ改善治療」内で 現在使用しています。ADMの方には、フラクショナルQスイッチルビーレーザーをこのプラン内で使用しています。

度々ブログでADM治療について書いていましたので、ADMでフラクショナルQスイッチルビーレーザーを希望される方が増えています。治療効果も安定している点は、大変大きな利点です。ちょっと?の工夫で大きな利点となった良い例だと思います。

ADM治療の敷居が大分下がってきたといえるでしょう。