AGA治療薬デュタステリド・フィナステリド|仙台

抜け毛の進行を抑える治療の土台となる内服薬

男性の薄毛(AGA)は、放っておくと少しずつ進みます。抜けた毛が細くなり、生え変わるたびに成長できる期間が短くなっていくためです。

この進行にブレーキをかけるのが、フィナステリドデュタステリドという飲み薬です。どちらも国内で承認されており、AGA治療の土台になります。

日本人男性3,177名にフィナステリドを長期処方した報告では、写真評価ができた2,561名のうち87.1%で発毛効果が認められました。しかも服用期間が長いほど反応率が上がっています参考文献1)。裏を返せば、半年で見切りをつけるには早すぎるということです。

当院ではどちらもジェネリックを取り扱っており、続けやすい価格でご提供しています。先発品(プロペシア・ザガーロ)をご希望の方はお取り寄せできますので、お申し付けください。

フィナステリド・デュタステリドは、女性の方・未成年の方は服用できません。女性の薄毛にはパントガール(飲む育毛剤)パントスチン(外用)をご案内しています。

Ⅰ型・Ⅱ型の両方を抑える「デュタステリド」

ザガーロジェネリック

Ⅰ型・Ⅱ型5-αリダクターゼの両方を抑制することができる薬剤があります。

フィナステリドがⅡ型のみを抑えるのに対し、デュタステリドはⅠ型・Ⅱ型の両方を抑えます。

Ⅱ型が特に毛乳頭でのDHTを増加させるわけですが、Ⅰ型も(少ないながらも)作用しているようです。

そのため、Ⅰ・Ⅱ型双方を抑制するデュタステリドでは フィナステリドで効果が不十分/無かった方でも 効果が見られる可能性がある事や

両剤を直接比較した複数の試験をまとめた総説では、デュタステリドのほうが良好な結果で、副作用の頻度は同程度だったと報告されています(参考文献2)。ただし効果の現れ方には個人差があり、どちらを選ぶかは体質やご希望をふまえて診察時にご相談します。

問題点は 薬剤の値段でしたが、ザガーロのジェネリックも出てきましたので、継続しやすい環境になってきています。

当院でもザガーロジェネリックの取り扱いを開始しています。

今後のデュタステリド製剤はジェネリックを処方しますが、ザガーロをご希望される方にはお取り寄せできますので、お問い合わせください。

より効果を求める場合に デュタステリドを選択し 予防的に内服する場合にフィナステリド というように使い分けることもできるでしょう。

デュタステリド(ジェネリック) 1ヶ月分 5,720
ザガーロ 11,000

プロペシアジェネリック 「フィナステリド錠」

クラシエ社より正式にプロペシアのジェネリックであるフィナステリド製剤[クラシエ]が発売されました。

成分が同一で安価に治療を継続できるようになりました。

今後のフィナステリド製剤はフィナステリド製剤のジェネリックを処方しますが、プロペシアをご希望される方にはお取り寄せできますので、お問い合わせください。

フィナステリド製剤 1ヶ月分 6,050
プロペシア 11,000

フィナステリドの内服でどのくらい変化するのか

日本人男性3,177名を対象にフィナステリド1mgを長期に処方した報告では、写真評価が可能だった2,561名のうち87.1%で発毛効果が認められました(著明改善11.1%・中等度改善36.5%・軽度改善39.5%)。

副作用は0.7%でした。服用期間が長くなるほど反応率が上がることも示されています(参考文献1)。

プロペシア(一般名:フィナステリド)は、男性型脱毛症の治療薬として有効性と安全性が認められた、はじめての医療用医薬品です。米国のメルク社が開発しました。

米国FDA(食品医薬品局)の認可を受け、1998年1月から処方が始まりました。

AGA治療薬として効果の裏づけをもつ成分は、内服のフィナステリドと外用のミノキシジルです(参考文献2)。その「フィナステリド」を錠剤にしたのが「プロペシア」です(発売時は万有製薬、現在のMSD株式会社)。

「プロペシア」のおかげでAGA治療が手軽にできるようになりました。

当院では、プロペシア処方から再生医療である HARG+療法、女性の薄毛についてまで総合的な毛髪医療をおこなっています。

デュタステリド・フィナステリドとは

デュタステリド/フィナステリドは 抗アンドロゲン薬の一種です。元々は 前立腺肥大や,前立腺がんに対しての治療薬として使われてきました。その際に 毛髪が濃くなってきたという「副作用」が知られることとなり、現在のように 男性型脱毛症の治療薬として 使われるようになってきたのです。

米国FDA(食品医薬品局)の認可を受け、1998年1月から処方が始まりました。

5α還元酵素を抑える薬剤としては、フィナステリドとデュタステリドが国内で承認されています。日本では2005年に「プロペシア」(発売時は万有製薬、現在のMSD株式会社)、2016年に「ザガーロ」(グラクソ・スミスクライン株式会社)が販売されました。

AGAとは?

ここからは、なぜ薬が効くのかという仕組みのお話です。治療の内容だけ知りたい方は、料金までお進みください。

AGAとは AndroGenetic Alopecia:男性型脱毛症の事です。

男性に特有の形で 薄毛/抜け毛が進行してしまう状態を呼びます。AGA(男性型脱毛症)では ヘアサイクル(毛周期)が速くなるため、十分に成長できずに抜けてしまう状態になります。

ヘアサイクルが早くなる

通常 2~5年ほどかけて 毛髪は成長していきますが、数カ月~1年ほどの期間で生え変わりが起きてしまいます。

十分に成長できないわけですから、始めは太かった毛髪も 抜けていく毎に 成長期間が短くなるため 細くしか成長できません。最終的には産毛ぐらいになってしまいます。

原因はDHT(ジヒドロテストステロン)

毛周期が加速する原因の多くは 男性ホルモン。

男性ホルモンが変化して DHT/ジヒドロテストステロン になると ヘアサイクルを早め AGAを進行させます。

男性ホルモンは 5-αリダクターゼ という還元酵素でDHTに変化されます。

デュタステリド/フィナステリドは 5-αリダクターゼを抑制し 男性ホルモンが DHTへ変化することにブレーキをかけます。

5-αリダクターゼは2種類ある。

5-αリダクターゼは 2種類あります。

  • 皮脂腺に分布する Ⅰ型5-αリダクターゼ
  • 毛乳頭に分布する Ⅱ型5-αリダクターゼ

抜け毛薄毛の原因となるのは Ⅱ型が強いと言われています。

フィナステリドは Ⅱ型5-αリダクターゼを抑制します。

そしてデュタステリドは Ⅰ型Ⅱ型5-αリダクターゼの両方を抑制します。
この作用の違いが、両剤を比較した試験でデュタステリドのほうが良好な結果を示す背景と考えられています(参考文献2)。

どのくらいで効果が見られる?

フィナステリドの内服は 薄毛の進行を抑制することが主目的です。

効果が実感されるようになるまでの期間は 最低でも 半年は必要です。

先ほどの日本人3,177名の報告でも、服用期間が長くなるほど反応率が上がっていました(参考文献1)。想定する期間としては 1年以上は様子を見たほうがよいと考えています。

AGA治療にとって 半年での判断は 実に短い期間なのです。

リスク・副作用について

ここから先は、添付文書に記載されている副作用の頻度をそのまま載せています。数字が並びますが、隠さずお伝えするためのものです。

いずれも必ず起こるものではありません。気になる症状が出た場合は服用を中止してご相談ください。定期的に診察を受けながら続けていただきます。

第Ⅱ/Ⅲ相国際共同試験(ARI114263試験)では、投与された557例(日本人120例を含む)のうち95例(17.1%)に、臨床検査値の異常を含む副作用が報告されています。

主なものは、勃起不全24例(4.3%)、リビドー減退22例(3.9%)、精液量減少7例(1.3%)でした。

国内長期投与試験において、本剤が投与された総症例 120例中20例(16.7%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは、勃起不全13例(10.8%)、リビドー減退10例(8.3%)、射精障害5例(4.2%)であった。(承認時)

なお、重大な副作用として、肝機能障害、黄疸(頻度不明注1)が報告されている。

注1)自発報告又は海外のみで副作用については頻度不明とした。

  プラセボ群 フィナステリド
1㎎群
デュタステリド
0.1㎎群
デュタステリド
0.5㎎群
評価症例数 181 179 188 184
副作用発現例数(発現率) 27(15%) 35(20%) 39(21%) 30(16%)
副作用名 発現症例数(発現率)
生殖系および乳房障害 8(4%)  18(10%)  10(5%) 14(8%)
勃起不全 6(3%) 10(5%) 6(3%) 10(5%)
射精不能 2(1%) 3(2%) 2(1%) 1(<1%)
射精障害 1(<1%) 2(1%) 3(2%) 2(1%)
精神障害 5(3%) 9(5%) 14(7%) 4(2%)
リビドー減退 2(1%) 7(4%) 9(5%) 14(7%)
胃腸障害 8(4%) 3(2%) 6(3%) 4(2%)
腹痛 2(1%) 4(2%)
臨床検査 5(3%) 4(2%) 6(3%) 5(3%)
精液量減少 3(2%) 2(1%)
感染症及び寄生虫症 1(<1%) 1(<1%) 3(2%)
耳鼻咽頭炎 1(<1%) 3(2%)

参考文献

このページの説明は、私の経験だけでなく、国内外の研究をもとにしています。根拠にした論文を下にまとめました。タイトルをタップすると、どんな研究なのか、このページのどこを支えているのかをご覧いただけます。

フィナステリドの有効性

1日本人男性3,177名におけるフィナステリド1mgの有効性と安全性

原題: Evaluation of efficacy and safety of finasteride 1 mg in 3177 Japanese men with androgenetic alopecia

出典: J Dermatol. 39(1):27-32 (2012)

DOI: 10.1111/j.1346-8138.2011.01378.x

要約:

本研究は、男性型脱毛症の日本人男性3,177名にフィナステリド1mgを1日1回処方し、長期の有効性と安全性を評価した臨床研究です。2006年1月から2009年6月にかけて単一施設で実施され、写真評価が可能だった2,561名について、標準化された7段階の尺度で判定しています。

発毛効果は2,561名中2,230名(87.1%)で認められ、内訳は著明改善11.1%・中等度改善36.5%・軽度改善39.5%でした。反応率は服用期間が長くなるほど上昇しています。副作用は3,177名中23名(0.7%)で、7名が利益と不利益を検討したうえで中止しました。長期使用に特有の安全性の問題は認められていません。

本ページでは、どのくらいの方に変化が期待できるのか、そして判断までにどれくらいの期間を見ておくべきかの根拠として参照しています。

デュタステリドとの比較

2男性型脱毛症におけるデュタステリドの最新知見

原題: Dutasteride in Androgenetic Alopecia: An Update

出典: Curr Clin Pharmacol. 12(1):31-35 (2017)

DOI: 10.2174/1574884712666170310111125

要約:

本論文は、デュタステリドの構造・作用機序・薬物動態・副作用を整理し、フィナステリドとの比較を行った総説です。5α還元酵素にはⅠ型とⅡ型があり、フィナステリドがⅡ型のみを阻害するのに対し、デュタステリドは両方を阻害するという違いが解説されています。

男性型脱毛症で承認されている薬剤はフィナステリドとミノキシジルであると明記されています。また、複数の無作為化比較試験とメタ分析において、デュタステリドがフィナステリドより良好な結果を示し、副作用の頻度は同程度であったと述べられています。

本ページでは、両剤の使い分けに関する記述と、「唯一の治療薬ではない」という記述の根拠として参照しています。

女性への使用について

3女性の男性型脱毛症に対する治療 ── コクラン系統的レビュー

原題: Interventions for female pattern hair loss

出典: Cochrane Database Syst Rev. 2016(5):CD007628 (2016)

DOI: 10.1002/14651858.CD007628.pub4

要約:

本研究は、女性の男性型脱毛症に対する治療について、5,290名が参加した47件の無作為化比較試験を評価したコクランの系統的レビューです。ミノキシジル外用、フィナステリド内服、低出力レーザーなど幅広い介入が対象となっています。

ミノキシジル外用については、プラセボと比べて発毛の改善を報告する方が有意に多く、毛髪数も増加することが示されました。一方、フィナステリド1mgはプラセボと有意な差が認められませんでした(3件の研究)。

本ページでは、フィナステリド・デュタステリドを男性のみに処方している理由の根拠として参照しています。なお女性・未成年の方はこれらを服用できません。

※掲載した文献は、いずれも治療の一般的な考え方を示すものであり、お一人おひとりの結果を保証するものではありません。効果やリスクの現れ方には個人差があります。

薄毛治療全体の進め方は薄毛治療(AGA)のページにまとめています。内服で足りない場合の注入治療としてHARG+療法PDRN療法もあります。

フィナステリド・デュタステリドは女性・未成年の方は服用できません。女性の薄毛にはパントガールパントスチンをご案内しています。

リスク・副作用・禁忌はこちら。当院の治療はすべて自由診療(保険適用外)で、保険診療は行っておりません。

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監修者情報(医師紹介)

監修医師 佐藤雅樹(仙台 ソララクリニック院長)

監修医師:佐藤 雅樹 (さとう まさき)

ソララクリニック 院長

専門分野:美容皮膚科

2000年 順天堂大学医学部卒。順天堂大学医学部形成外科入局。 大学医学部付属病院等を経て、都内美容皮膚科クリニックにてレーザー治療の研鑽を積む。2011年3月 ソララクリニック開院 院長就任。2022年 医療法人 松柴会 理事長就任。日本美容皮膚科学会 日本形成外科学会 日本抗加齢医学会 日本レーザー医学会 点滴療法研究会 日本医療毛髪再生研究会他所属。 
様々な医療レーザー機器に精通し、2011年ルビーフラクショナル搭載機器を日本初導入。各種エネルギーベースの医療機器を併用する複合治療に積極的に取り組む.

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※当院の治療はすべて自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は各ページの料金表または料金表ページをご覧ください。治療に伴うリスク・副作用は診察時にもご説明します。

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