AGA治療薬デュタステリド・フィナステリド
ザガーロジェネリックの取り扱いを開始しました。
AGA治療薬 ザガーロのジェネリックが 現在多くの製薬会社から出されてきています。
出来るだけ継続しやすい形での AGA治療が提供できそうです。
この記事の目次
更に効果の高い「デュタステリド」AGA治療薬
Ⅰ型・Ⅱ型5-αリダクターゼの両方を抑制することができる薬剤があります。
フィナステリドよりも 強力にAGA進行を抑制することができる デュタステリド。
Ⅱ型が特に毛乳頭でのDHTを増加させるわけですが、Ⅰ型も(少ないながらも)作用しているようです。
そのため、Ⅰ・Ⅱ型双方を抑制するデュタステリドでは フィナステリドで効果が不十分/無かった方でも 効果が見られる可能性がある事や
約1.6倍の効果が得られたとの報告があるなど、 今まで以上の効果が期待できます。
問題点は 薬剤の値段でしたが、ザガーロのジェネリックも出てきましたので、継続しやすい環境になってきています。
当院でもザガーロジェネリックの取り扱いを開始しています。
今後のデュタステリド製剤はジェネリックを処方しますが、ザガーロをご希望される方にはお取り寄せできますので、お問い合わせください。
より効果を求める場合に デュタステリドを選択し 予防的に内服する場合にフィナステリド というように使い分けることもできるでしょう。
デュタステリド(ジェネリック) | 1ヶ月分 | 7,260 |
ザガーロ | 11,000 |
プロペシアジェネリック 「フィナステリド錠」
クラシエ社より正式にプロペシアのジェネリックであるフィナステリド製剤[クラシエ]が発売されました。
成分が同一で安価に治療を継続できるようになりました。
今後のフィナステリド製剤はフィナステリド製剤のジェネリックを処方しますが、プロペシアをご希望される方にはお取り寄せできますので、お問い合わせください。
フィナステリド製剤 | 1ヶ月分 | 6,050 |
プロペシア | 11,000 |
フィナステリドは 98%の方のAGA進行を抑制しています。
プロペシアを内服されたAGA(男性型脱毛症)の方の実に98%にAGAの進行がなかったことが、3年間に及ぶプロペシアの国内長期投与調査で認められました。
飲む育毛剤「プロペシア(一般名:フィナステリド)」男性型脱毛症の治療薬として有効性と安全性が認められたはじめての医療用医薬品です。米国医薬品メーカー、メルク社が開発した世界初の飲む育毛剤です。
FDA(米食品医薬品局)認可の処方箋薬で1998年1月21日より処方が開始されました。AGAの治療方法として世界で唯一、医学的な効果が証明されている成分が「フィナステリド」です。その「フィナステリド」を錠剤にしたのが万有製薬 の「プロペシア」というAGA治療薬です。
「プロペシア」のおかげでAGA治療が手軽にできるようになりました。
当院では、プロペシア処方から再生医療である HARG療法、女性の薄毛についてまで総合的な毛髪医療をおこなっています。
デュタステリド/フィナステリドでAGAを治療しましょう。
デュタステリド/フィナステリドは 抗アンドロゲン薬の一種です。元々は 前立腺肥大や,前立腺がんに対しての治療薬として使われてきました。その際に 毛髪が濃くなってきたという「副作用」が知られることとなり、現在のように 男性型脱毛症の治療薬として 使われるようになってきたのです。
FDA(米食品医薬品局)認可の処方箋薬で 1998年1月21日より処方が開始されました。AGAの治療方法として世界で医学的な効果が証明されている成分が「デュタステリド」「フィナステリド」です。現在では世界60カ国以上で使用されるようになりました。日本では万有製薬が2005年より「「プロペシア」そして最新の「ザガーロ」が2016年グラクソ・スミスクライン株式会社から販売されました。
AGAとは?
AGAとは AndroGenetic Alopecia:男性型脱毛症の事です。
男性に特有の形で 薄毛/抜け毛が進行してしまう状態を呼びます。AGA(男性型脱毛症)では ヘアサイクル(毛周期)が速くなるため、十分に成長できずに抜けてしまう状態になります。
ヘアサイクルが早くなる
通常 2~5年ほどかけて 毛髪は成長していきますが、数カ月~1年ほどの期間で生え変わりが起きてしまいます。
十分に成長できないわけですから、始めは太かった毛髪も 抜けていく毎に 成長期間が短くなるため 細くしか成長できません。最終的には産毛ぐらいになってしまいます。
原因はDHT(ジヒドロテストステロン)
毛周期が加速する原因の多くは 男性ホルモン。
男性ホルモンが変化して DHT/ジヒドロテストステロン になると ヘアサイクルを早め AGAを進行させます。
男性ホルモンは 5-αリダクターゼ という還元酵素でDHTに変化されます。
デュタステリド/フィナステリドは 5-αリダクターゼを抑制し 男性ホルモンが DHTへ変化することにブレーキをかけます。
5-αリダクターゼは2種類ある。
5-αリダクターゼは 2種類あります。
- 皮脂腺に分布する Ⅰ型5-αリダクターゼ
- 毛乳頭に分布する Ⅱ型5-αリダクターゼ
抜け毛薄毛の原因となるのは Ⅱ型が強いと言われています。
フィナステリドは Ⅱ型5-αリダクターゼを抑制します。
そしてディタステリドは Ⅰ型Ⅱ型5-αリダクターゼの両方を抑制します。
これにより デュタステリド(ザガーロ)は、フィナステリドの1.6倍の効果が期待できるとのデータが出ています。
どのくらいで効果が見られる?
プロペシアを内服されたAGA(男性型脱毛症)の方の実に98%にAGAの進行がなかったことが、3年間に及ぶプロペシアの国内長期投与調査で認められました。
フィナステリドの内服は 薄毛の進行を抑制することが主目的です。
効果が実感されるようになるまでの期間は 最低でも 半年は必要です。
実際の統計から見られるように 想定している期間は 1年以上は様子を見たほうが良いようです。
3年間の内服治療によって 実に98%の方に AGAの進行を抑制したデータが有ります。
AGA治療にとって 半年での判断は 実に短い期間なのです。
リスク・副作用について
フィナステリド(プロペシア)デュタステリド(ザガーロ)のリスク副作用について
第Ⅱ/Ⅲ相国際共同試験(ARI114263 試験)において、本剤が投与された総症例557 例(日本人120 例を含む)中、95 例(17.1%)に臨床検査値異常を含む副作用が報告された。その主なものは、勃起不全24 例(4.3%)、リビドー減退22 例(3.9%)、精液量減少7 例(1.3%)であった。
国内長期投与試験において、本剤が投与された総症例 120例中20例(16.7%)に臨床検査以上を含む副作用が報告された。その主なものは、勃起不全13例(10.8%)、リビドー減退10例(8.3%)、射精障害5例(4.2%)であった。(承認時)
なお、重大な副作用として、肝機能障害、黄疸(頻度不明注1)が報告されている。
注1)自発報告又は海外のみで副作用については頻度不明とした。
プラセボ群 | フィナステリド 1㎎群 |
デュタステリド 0.1㎎群 |
デュタステリド 0.5㎎群 |
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評価症例数 | 181 | 179 | 188 | 184 |
副作用発現例数(発現率) | 27(15%) | 35(20%) | 39(21%) | 30(16%) |
副作用名 | 発現症例数(発現率) | |||
生殖系および乳房障害 | 8(4%) | 18(10%) | 10(5%) | 14(8%) |
勃起不全 | 6(3%) | 10(5%) | 6(3%) | 10(5%) |
射精不能 | 2(1%) | 3(2%) | 2(1%) | 1(<1%) |
射精障害 | 1(<1%) | 2(1%) | 3(2%) | 2(1%) |
精神障害 | 5(3%) | 9(5%) | 14(7%) | 4(2%) |
リビドー減退 | 2(1%) | 7(4%) | 9(5%) | 14(7%) |
胃腸障害 | 8(4%) | 3(2%) | 6(3%) | 4(2%) |
腹痛 | 2(1%) | 0 | 4(2%) | 0 |
臨床検査 | 5(3%) | 4(2%) | 6(3%) | 5(3%) |
精液量減少 | 0 | 0 | 3(2%) | 2(1%) |
感染症及び寄生虫症 | 0 | 1(<1%) | 1(<1%) | 3(2%) |
耳鼻咽頭炎 | 0 | 1(<1%) | 0 | 3(2%) |