パントスチン男女兼用DHT抑制育毛外用剤|仙台

今ある髪を守るために頭皮でDHTを抑える

パントスチン 女性用育毛外用剤

女性も、男性ホルモンをつくっていることをご存知でしょうか。

男性ホルモンは、頭皮でジヒドロテストステロン(DHT)という物質に変わります。このDHTが毛根に働きかけ、髪が十分に育つ前に抜けるようになります。

年齢とともに女性ホルモンが減っていくと、相対的に男性ホルモンの影響が表に出てきます。更年期のころから抜け毛が増える方が多いのは、このためです。

パントスチン(Pantostin)は、このDHTが作られる過程を頭皮で抑えることを目的とした外用剤です。主成分のアルファトラジオールが、男性ホルモンをDHTに変える5α還元酵素に働きかけます。女性にもお使いいただけます。

「増やす薬」ではなく「減りを止める薬」です

女性の薄毛に対する外用薬の研究で、ミノキシジル外用とアルファトラジオール外用を比べたものがあります。ドイツで女性の薄毛に承認されている2剤を、103名で直接比較した試験です(参考文献1)。

結果は、はっきり性格が分かれました。ミノキシジルは毛の太さと密度を増やす方向に働き、アルファトラジオールは抜け毛の進行を遅らせ、状態を保つ方向にはたらいたのです。

つまりパントスチンは、生えている髪を守る薬です。今ある髪を減らさないことに意味があります。

そのため当院では、パントガール(飲む育毛剤)との併用をご提案することがあります。内側から髪の材料を届けながら、外側からDHTの影響を抑えるという組み合わせです。役割が違うので、両方から支えることができます。

主要成分

アルファトラジオール
男性ホルモン(テストステロン)が、毛根に影響するDHTに変わる際に働く5α還元酵素を抑えることを目的とした成分です。
プロパン-2-オール
頭皮のうるおいを保ち、雑菌の増殖を抑えます。
グリセリン
保湿によって髪と頭皮を保護します。
Myo-イノシトール
頭皮にうるおいを与え、髪が育ちやすい環境を整えます。

使い方

1日1回、洗髪後の乾いた頭皮に、気になる部分へ直接つけて軽くなじませます。

髪の毛ではなく頭皮につけるのがポイントです。塗ったあとは、そのままお休みいただいて構いません。

髪は1か月に約1cmずつしか伸びません。変化を感じられるまでには時間がかかりますので、まずは3〜6か月続けてみてください。使用を中止すると、時間をかけて元の状態に戻っていきます。続けても変化を感じられないときの見極め方は、AGA治療が効かないと感じる5つの理由にまとめました。

監修者情報(医師紹介)

監修医師 佐藤雅樹(仙台 ソララクリニック院長)

監修医師:佐藤さとう 雅樹まさき

ソララクリニック 院長

専門分野:美容皮膚科

2000年 順天堂大学医学部卒。順天堂大学医学部形成外科入局。 大学医学部付属病院等を経て、都内美容皮膚科クリニックにてレーザー治療の研鑽を積む。2011年3月 ソララクリニック開院 院長就任。2022年 医療法人 松柴会 理事長就任。日本美容皮膚科学会 日本形成外科学会 日本抗加齢医学会 日本レーザー医学会 点滴療法研究会 日本医療毛髪再生研究会他所属。 
様々な医療レーザー機器に精通し、2011年ルビーフラクショナル搭載機器を日本初導入。各種エネルギーベースの医療機器を併用する複合治療に積極的に取り組む.

医師紹介

 初めて受診される皆様へ

※当院の治療はすべて自由診療(保険適用外)です。標準的な費用は各ページの料金表または料金表ページをご覧ください。治療に伴うリスク・副作用は診察時にもご説明します。

最終更新日

参考文献

このページの説明は、私の経験だけでなく、国内外の研究をもとにしています。根拠にした論文を下にまとめました。タイトルをタップすると、どんな研究なのか、このページのどこを支えているのかをご覧いただけます。

アルファトラジオールの位置づけ

1女性の男性型脱毛症に対するミノキシジル外用とアルファトラジオール外用の比較

原題: Comparison of the efficacy and safety of topical minoxidil and topical alfatradiol in the treatment of androgenetic alopecia in women

出典: J Dtsch Dermatol Ges. 5(5):391-395 (2007)

DOI: 10.1111/j.1610-0387.2007.06295.x

要約:

本研究は、ドイツで女性の男性型脱毛症に承認されている2つの外用薬を直接比較した、多施設共同の無作為化比較試験です。103名が、2%ミノキシジル液を1日2回12か月使う群(52名)と、0.025%アルファトラジオール液を1日1回6か月使ったのちミノキシジルへ切り替える群(51名)に分けられ、TrichoScanで毛髪の状態が測定されました。

6か月の時点で、ミノキシジル群では毛の太さの累積値(p<0.0001)と毛密度(p≦0.0025)が有意に増加した一方、アルファトラジオール群ではこれらの指標がほぼ変わりませんでした。著者らは、ミノキシジルが毛髪の密度と太さを増やす方向に働くのに対し、アルファトラジオールは脱毛の進行を遅らせ、状態を安定させる方向に働くと結論づけています。いずれの薬剤も忍容性は良好でした。

本ページでは、パントスチンが「増やす薬」ではなく「減りを止める薬」であるという記述と、内服との併用をご提案している理由の根拠として参照しています。

※掲載した文献は、いずれも治療の一般的な考え方を示すものであり、お一人おひとりの結果を保証するものではありません。効果やリスクの現れ方には個人差があります。

薄毛治療全体の進め方は薄毛治療(AGA)のページ、リスク・副作用・禁忌は同ページの該当章にまとめています。当院の治療はすべて自由診療(保険適用外)で、保険診療は行っておりません。

未承認の医薬品に関する重要なお知らせ

パントスチンは、国内で薬機法上の承認を受けていない未承認医薬品です。自由診療(保険適用外)でのご提供となり、効果や経過には個人差があります。

①未承認医薬品であることの明示…パントスチン(主成分:アルファトラジオール)は、医薬品医療機器等法(薬機法)に基づく国内の承認を受けていません。

②入手経路…医師の責任のもと個人輸入により入手しています。*承認を受けていない医薬品・医療機器について「個人輸入において注意すべき医薬品等について」のページをご確認ください。

③国内の承認医薬品等の有無…アルファトラジオールを有効成分とする国内承認医薬品はありません。頭皮に用いる外用薬としては、ミノキシジル外用剤が一般用医薬品として国内で承認されています。

④諸外国における安全性等に係る情報…ドイツを中心に使用されています。報告されている主なものは頭皮のかゆみ・赤み・かぶれなどの局所症状です。

未承認の医薬品・医療機器を個人輸入で使用した場合、健康被害が生じても医薬品副作用被害救済制度等の対象となりません。