ニキビ治療専門外来Treatment for ACNE
保険診療で治療困難な
症状別複合治療を仙台で
- 「どの治療を受けても再発してしまう」
- 「跡が残りそうで不安」
そんなお悩みに応えるため、ソララクリニックは仙台で専門的なニキビ治療を提供しています。
ニキビ治療専門外来では、保険診療ではコントロール困難な重度のニキビ(尋常性ざ瘡)に対して 各種レーザー等を使用した複合治療を行ないます。
- ニキビ治療専門外来は、完全予約制です。 ご来院前にご予約をお願い申し上げます。
- 当院での治療は全て保険対象外の自費診療となります。内服薬のみの処方も行なっておりません。ご了承ください。

- 施術名
- ニキビ治療
- 内容
- レーザー・RF機器を併用し肌質改善、漢方薬で体質改善も同時並行で進めました。 症例の治療を行なっていた時期とは、医療機器-撮影機材等も 新しいタイプとなり 従来より高い皮脂腺抑制効果を促すことも可能となっています。
- リスク
- 発赤 痒み 痛み 色沈 熱感 乾燥
- 治療費
- 1回 16,500~80,300円
この記事の目次
ニキビ治療専門外来について
ニキビ治療専門外来では、保険診療では治療困難な重度のニキビに対して 各種レーザー等を併用した複合治療を行なっています。
ニキビ治療は、 体調、ストレス、ホルモンバランス、精神状態 気候等によって症状が簡単に変化するため、総合的に,集約された治療を行う必要があります。
そこで当院では、ニキビ治療専門外来として 長年に亘り多くの症例を診てきた経験から、最適な治療法を提案していきたいと考えています。
ニキビ治療の基本方針
当院のニキビ専門外来での目標は
- 出来る限り早期での ニキビのコントロール
- ニキビが出来づらい肌 ニキビが出来ても早く治る肌の獲得
勿論 長期に亘ってニキビで悩まれて来られた方の場合 コントロールできるまでには時間がかかります。
また、症状に応じた治療法を選択できない場合もあります。
様々な状況に対して柔軟に対応できるよう選択肢を用意しました。
ご相談いただければと思います。
当院のニキビ治療は 症状に応じて3種に分類されます。
-
- 標準プログラム レーザーを積極的に使用した当院の主力治療
- 重症ニキビ治療 ある程度のダウンタイムを許容していただきますが、より積極的なニキビ抑制を狙います。
- 基本プログラム 進化型ケミカルピーリングを中心にした治療
ニキビ治療の「標準プログラム」
標準プログラムは、レーザー機器等を積極的に使用し 可能な限り早期のニキビコントロールを目指す集中治療プランです。
医師が肌状態に応じて使用機器を選択し、皮脂腺抑制と皮膚の再構築を促します。
必要に応じて皮脂腺破壊を加え ニキビができづらい肌質の獲得を目指します。
不安定な肌状態の段階では、使用できる治療法に制限が出ます。ニキビ治療標準プログラムは、不安定な肌状態からの初期の回復を促し、次の治療へステップアップを促すことも目的としています。
各種レーザーを肌状態に応じて選択
ニキビ治療標準プログラムでは、肌状態を医師が判断し、治療法・治療機器を選択します。それぞれの利点を生かしつつ レーザーによる殺菌 皮脂腺抑制 赤み・炎症の軽減をしながら 皮膚の再構築を促すことができます。
ダウンタイム無しで 高いニキビ抑制効果を発揮し ニキビができづらい肌質へと促します。
FRAC3
FRAC3の照射時に起きる「hot island」は、毛穴や皮脂腺に熱量を集中させ 更に皮膚全体の温度を押し上げます。これによって 毛穴内の細菌の減少・抑制、皮脂腺の抑制に効果を発揮します。
更に 三次元的に熱量をスポットで発生させることで にきび跡の再構築にも効果を発揮します。
- アクティブなニキビ(赤ニキビなど)
- にきび跡
- 皮脂腺抑制
Blauman Blue LASER
波長450nmのレーザー光は、アクネ菌が産生するポルフィリンに吸収され、活性酸素を発生。強力な殺菌作用を引き起こします。
更に 過剰な皮脂腺の抑制、皮膚のコラーゲン・エラスチンの造成を促進し 肌のキメ・ハリの回復を促します。
- アクティブなニキビ
- 肌質の改善
- 毛穴開大の軽減
- 赤みの軽減
- 肌の引締め
SMOOTH LASER
スムースモードでの照射は、過剰に発達した皮脂腺を抑制しつつ 深部組織まで加熱し 皮膚の再構築を促しつつ 必要最小限度のピーリング効果を同時に発揮します。
- 皮脂腺抑制
- 皮膚の新陳代謝の正常化
- 白ニキビの軽減等
Wish PRO
肌状態に応じた各種美肌成分を 皮膚深層まで浸透させることができる『MIT電磁波導入テクノロジー』を搭載した最新機器です。
肌の鎮静を促し保湿・肌再生を促します。
- 抗炎症作用
- 殺菌作用
- バリア機能を強化
- 肌の鎮静
- 保湿・保護
各種機器其々の特徴を活かし選択使用します。
集中治療が必要な場合 1~2週に1回ペースで行ないます。
その後 状態に応じて 月1~2回程度の治療に移行します。
1回料金 | 3週以内 | 2週以内 |
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38,500 | 33,000 | 27,500 |
※全顔の料金 税込み表示
重症ニキビ治療(ダウンタイムあり)
重度のニキビ、コントロール困難なニキビの改善には ある程度のダウンタイム(赤みなど)を許容していただくことで より効果の高い治療法を選択することが出来ます。
PQXフラクショナルは、ミニマムダウンタイムながら、ニキビの抑制を強力に図りつつ にきび跡の改善まで視野にいれることができる治療法です。
また、窒素プラズマは 皮膚の再構築と強力な殺菌効果 皮脂腺抑制作用など 難治性ニキビに対する高い効果が評されています。
窒素プラズマ治療 ニキビ用照射Neogen PSR Evo
他のレーザー等と異なり プラズマは色素や水分などの影響を受けず エネルギーを効率よく 皮膚深層まで与えることができます。
窒素プラズマ治療のニキビ用照射では 中出力以上で患部に照射し 皮膚表面を維持しながら 真皮層までエネルギーを到達。ニキビによって 傷ついた真皮の再構築を促進させます。更に強力な殺菌効果 皮脂腺抑制作用によって ニキビが出来づらい肌へ促します。
通常の照射と異なり 高い出力を使用します。そのため、「ブラウンチェンジ」と呼ばれる 照射部位に一致した薄く細かいかさぶたが出ることがあります。通常3日~1週間ほどで自然に剥がれ落ちます。
料金(税込) | |
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プラズマ | 44,000 |
プラズマ+TA | 47,300 |
プラズマ+ウイッシュプロ | 61,600 |
※全顔,1回毎の料金です。
SLA 皮脂腺を破壊しニキビを抑制
※ 現在、SLA単独のニキビ治療は行っておりません。誠に申し訳ございません。
ニキビの治療に必要なことは ニキビができづらい肌質へと促すだけでなく ニキビになりやすい毛穴 いつも同じ所にできるニキビ どうしてもコントロール不能なニキビ に 如何に対処するかが重要でもあります。
スムースライナーアクネケア(以下SLA)は、綿密に制御された高周波で 皮膚表面にダメージを出さずに 皮膚深層にある 皮脂腺を選択的に破壊します。皮脂の供給が減少することで 白ニキビ改善と アクネ菌などの繁殖が軽減され 赤ニキビを抑制します。
部位 | 料金(税込) |
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5カ所まで | 22,000 |
※1回毎の料金です。
PQXフラクショナル
第三世代ASP技術を用いたピコレーザーを微細なドット状に照射。光音響・光機械的作用で、肌の再構築をミニマムダウンタイムで引き起こします。
ニキビとニキビ跡を同時に治療
ASP技術と強化された光音響・光機械的作用によって、微小なキャビテーションとプラズマを引き起こし(光学破壊:optical breakdown)組織内に非常に微細な傷を形成。微小な傷は、周囲組織から急速に修復が進みます。これらの反応によって強力な殺菌作用・皮脂腺抑制、肌の再構築を促します。
現時点で数あるピコレーザーの中で最も短いパルス幅・高出力照射が可能であることから、生じさせる作用に対して 短いダウンタイムで治療が可能です。
ニキビの状態によっては 窒素プラズマ・SLAによる治療を先行させ ある程度のコントロールが得られてから PQXフラクショナルへ移行を行ないます。
料金(税込) | |
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PQXFx | 77,000 |
PQXFx+TA | 80,300 |
※全顔,1回毎の料金です。
【PDT療法】強力なニキビ抑制治療
PDT(フォトダイナミックセラピー)は、光線力学的療法と言われる治療法です。強力なニキビ抑制効果が知られています。
皮脂腺に選択的に取り込まれる性質を持つ デルタアミノレブリン酸という物質を塗布し、デルタアミノレブリン酸は、皮脂腺に選択的に集まり、ポルフィリンという物質に変わります。PDT用の光を照射すると、その場でポルフィリンは活性酸素を発生します。
デルタアミノレブリン酸で大量にポルフィリンが生成されることで、活性酸素が大量に発生し、皮脂腺を傷害・、周囲を殺菌します。これによって 強力なニキビ抑制効果が得られます。
治療後 好転反応と呼ばれる 赤みや一時的なニキビの増加等が見られることがあります。しかし 外用剤と光のみで強力に皮脂腺の障害と殺菌効果が得られ 強力にニキビの抑制が図られるため、より強力な治療法として 重症ニキビの治療には欠かせません。
部位 | 料金 | 3週間以内 |
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全顔 | 44,000 | 33,000 |
※1回毎の料金です。全て税込表示。
ニキビ治療の「基本プログラム」
ニキビ治療はケミカルピーリングから大きく発展してきました。当院は10年以上この技術の発展に取り組み 力を入れてきました。各種レーザー等が発達した現在においても 基本プログラムとしてニキビ治療の一翼を担っています。
進化型ピーリングを中心としたニキビ治療
長年のニキビ治療を通じて、ピーリングも進化してきました。
今まで採用してきた各種ピーリングの中から ニキビに効果的な施術を厳選しました。
基本プログラムで使用する各施術は 其々ニキビ治療に合わせて最適化しています。
ミラノリピール Milano RePeel
- 肌質改善
- 美白
- エイジングケア
- ニキビ
- 毛穴
生体刺激、肌活性化、剥離作用 保湿効果を併せ持つ 特許取得済みの2フェーズテクノロジーを備えた 革新的なケミカルピーリング 「ミラノリピール」。
肌の再構築を促し、ニキビができづらい肌へと促します。
通常のピーリングと異なり真皮層まで働きかけるため、ニキビ跡の改善もある程度期待できます。
※月2回ペースをお勧めします。
ハイドラフェイシャル Hydra Facial
- ニキビ
- エイジングケア
- 肌質改善
- 毛穴の開き
- 黒ずみ
- くすみ
ハイドラフェイシャルは、肌の洗浄に注目した稀有な治療法。米国で開発された新世代のハイドロダーマアブレーションシステム。
クレンジング・角質除去・抗酸化成分の濃厚美容液浸透を同時施行 特許取得済み医療グレードの施術です。
毛穴の開き黒ずみ・ニキビ・肌質改善に大変効果的です。
※月1回ペースを推奨。
ウイッシュプロ・フェイシャル
- ニキビ
- エイジングケア
- 肌質改善
- たるみ
- 保湿
- くすみ
MIT磁気浸透テクノロジーという 全く新しい技術で有効成分を肌に浸透させる美肌マシン。
様々な肌状態に合わせて開発された多種のカプセルによって、肌の不調を修正し、若々しく、弾力のある、健康的な肌へと導きます。
プラズマとの相性が非常に良く 個々のカプセルの効果を更に高め、相乗効果が期待できます。
plan | 料金(税込み) | |
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ミラノリピール | 16,500 | |
ハイドラフェイシャル | シグナチャー | 24,200 |
スタンダード | 28,600 | |
ウイッシュプロ | ピーリング | 18,700 |
ダブル | 28,600 |
※全顔,1回毎の料金です。全て税込み表示
抗アンドロゲン療法
抗アンドロゲン療法は、男性ホルモンが作用する際の受け口 受容体(レセプター)をブロックする薬剤を使用して、男性ホルモンの働きを抑制します。これによって、かかる治療効果を得ることを目的とした治療法です。
当院では、いわゆる「大人ニキビ」の治療の際に使用しています。
ニキビ跡治療
当院では、複数の最新フラクショナル機器による皮膚の入れ替え サブシジョン機器による陥凹部位の改善を併用した治療を行なっています。
各種治療法の説明をまとめています。
ニキビ治療後の肌質改善と再発予防
にきびをコントロールすることで QOLの改善につながります。
ニキビの症状を押さえ込むことだけが、ゴールではありません。
ニキビが出来づらい肌 ニキビが出来ても早く治る肌の獲得が、目標です。
ニキビをコントロールすること
ニキビの治療は、コントロールすることから始まります。プラズマ/SLA /PDTなど皮脂腺の抑制を強力に促す方法を始め、抗アンドロゲン療法等いわゆる【大人ニキビ】に効果が期待できるものなど、症状,希望,性別に合わせて治療法を選択し、早期に ニキビの症状を抑えていきます。
通常は、この段階で ニキビが治ったと判断してしまうことになりますが、実際問題として、この段階で治療を終了させてしまうと、数カ月後には、元の状態に近づいてしまうことになります。
ニキビの症状を抑えている期間を作ることで、絶えず炎症を起こしていた肌は、休息期間をえることができ、その間に並行して 各種ピーリング、光治療,レーザーなど 肌質を改善させる治療を進めていきます。
ニキビが収まっている間に 肌質改善
ニキビの症状を 上記の様な治療法で ある程度抑制する事に成功した後 いかに肌質改善を進められるかが重要になります。
内服薬を併用することで、症状を押さえ込めているようであれば、肌が落ち着いてきた段階で、肌質改善の治療を行いつつ 薬剤の減量を少しずつ進めていきます。
最終的には、局所治療のみで コントロールできるようにしていくことになります。
ニキビが出来づらい肌 ニキビが出来ても早く治る肌の獲得
当院のニキビ専門外来での目標は
- 出来る限り早期での ニキビのコントロール
- ニキビが出来づらい肌 ニキビが出来ても早く治る肌の獲得
勿論 長期に亘ってニキビで悩まれて来られた方の場合 コントロールできるまでには時間がかかります。
また、症状に応じた治療法を選択できない場合もあるでしょう。
当院では 治療法の選択の際に ご相談の上 提案をさせていただきたいと思います。
様々な状況に対して柔軟に対応できるよう 様々な選択肢を用意しています。ご相談いただければと思います。
よくある質問 FAQ
ニキビ治療に関するよくある質問をまとめました。ご参考になれば幸いです。
こちらのニキビ治療は保険が使えますか?
残念ながら保険適用外(自費診療)となります。
ニキビに対する保険診療は一般皮膚科での抗生剤内服や外用薬が中心ですが、当院で行うレーザー・光治療、ピーリング、漢方処方などの先進治療は公的保険がききません。
その代わり、最新の機器や海外で実績のある治療法を自由に組み合わせて提供できるメリットがあります。費用面の負担はございますが、効果と安全性が確認された治療を厳選して導入しております。
ご予算や治療計画については初診時に丁寧に説明し、無理のない範囲で提案・随時変更いたしますのでご安心ください。
内服薬(抗生物質やイソトレチノイン)だけで治療してもらえませんか?
当院では飲み薬だけの治療(内服療法単独)は原則行っておりません。理由は、飲み薬のみでは一時的によくなっても根本解決しない場合が多いためです。
抗生物質の長期使用は耐性菌のリスクがあり、イソトレチノイン(経口レチノイド)は確かに効果が高い反面、副作用も深刻になり得ます。
例えば、最近の海外の大規模メタ分析では、イソトレチノイン服用患者はうつ病リスクが52%・自殺行動リスクが68%高いと報告されています。また重度の胎児奇形を引き起こすため妊娠可能な方には慎重な管理が必要です。
こうした理由から、日本ではイソトレチノイン(商品名:アキュテイン)は未承認であり一般皮膚科でも保険診療での処方はできません。
当院ではまず体への負担が少ない物理的治療(レーザー等)で安全に皮脂腺活動を抑え、必要に応じて漢方薬などで体質改善を図る方針です。
勿論、内服は症状に応じて処方していますが、単独ではなく複合的に治療することが重症ニキビ克服への近道だと考えております。
治療にはどれくらいの期間・回数がかかりますか?
ニキビの重症度や肌質によって異なりますが、コントロールできるまで最低でも6ヶ月は必要とお考えください。
現状の肌状態だけでなく、通院できるペースや、選択できる治療法によっても左右されます。
ある程度頻繁に通える方の場合、例えば炎症がひどい最初の1~2ヶ月間は週1回ペースで集中的に治療を行い、その後症状改善に合わせて月1回の通院ペースに調整します。
お仕事の関係で頻繁に通院できない方や遠方の方には、月1~2回程等無理ない範囲のペースで治療計画を立てていきます。
早い方であれば1~2ヶ月で明らかな改善が見られる方も当然いらっしゃいます。
しかし当院の本外来に来られる方の殆どは、(中学生の頃からなど)長期間ニキビに悩まれてこられた重症ニキビの方々です。逆にあまり軽度な方は来られません。
長年の重症ニキビの場合は6ヶ月以上じっくり治療を続ける必要があります。ニキビのコントロールが安定するまでに1年以上かかる場合も残念ながらあります。
一度良くなった後も再発予防のためメンテナンス治療を継続することをおすすめしています(詳しくは「肌質改善と再発予防」の項をご覧ください)。
ニキビ治療はマラソンのようなもので、ゴールまで医師と二人三脚で走るイメージです。治療途中で不安なことがあればいつでもご相談ください。
レーザー治療は痛くないですか? 副作用やダウンタイムはありますか?
できる限り痛みは最小限に抑える処置を行います。必要に応じて各種冷却器や表面麻酔薬を使用して痛みのコントロールを行います。
レーザー照射時にパチパチと輪ゴムではじく程度の刺激を感じることがありますが、通常は麻酔不要で耐えられる範囲です。
また、副作用としては一時的な発赤(赤み)や軽度の腫れが施術後に出ることがありますが、ほとんどは数時間~数日で収まります。
重症ニキビ向け治療(プラズマやPDT等)の場合、薄いかさぶたが数日付着したり一時的にニキビが増悪することがありますが、適切に保湿・ケアすれば問題なく剥がれ落ちその下に新しい肌が再生します。
ダウンタイム(日常生活への制限)は施術内容により異なりますが、標準プログラムではほぼ無し~数日程度、重症プログラムでも1週間程度です。
事前に詳しく説明いたしますので、スケジュールに合わせて無理のない治療計画を立てましょう。
ニキビ治療と同時にニキビ跡(クレーター)も治せますか?
ある程度は同時に改善可能ですが、段階を踏むことをおすすめします。
炎症性ニキビが多数ある状態でニキビ跡治療(肌の凹凸改善)を行っても、また新たなニキビができて跡を作ってしまっては意味がありません。そのためまずはニキビ自体の炎症を抑えることを優先します。
当院のPQXフラクショナルや窒素プラズマ治療は、ニキビ治療とニキビ跡改善を同時に狙える画期的な機器です。それぞれニキビとニキビ跡に対する効果の比重が異なるため、肌状態に応じて選択します。
ニキビがコントロールできた段階で、フラクショナルレーザーやマイクロサブシジョンなど本格的なニキビ跡治療を行うと効果的です。当院ではニキビ跡専門のプログラムもご用意していますので、並行して相談しながら進めましょう。
(詳しくはニキビ跡治療ページをご覧ください)
大人ニキビと思春期ニキビでは治療法が違いますか?
基本的なアプローチは同じですが、原因に応じて治療の比重を変えます。
思春期ニキビは、ホルモンバランスによって皮脂の過剰分泌が引き起こされ、ニキビが悪化します。ホルモンバランスが落ち着くまでの間、レーザーや光治療で皮脂腺の活動をしっかり抑えることで、ニキビ跡のダメージをできる限り最小限に抑えることが目的になります。
一方、大人ニキビ(特に女性の場合)はホルモンバランスや生活習慣ストレスが絡むことが多く、皮脂量はそれほど多くなくても炎症が長引く傾向があります。そこで必要に応じて漢方薬や抗アンドロゲン療法(スピロノラクトン等)を組み合わせ、内側から調子を整えます。
また大人ニキビの方は肌のターンオーバーが乱れている場合が多く見られます。保湿ケア(=日々のスキンケア)にも重点を置きます。
男性の大人ニキビは重症化しやすいため、場合によっては抗生剤内服を短期間併用しつつレーザー治療を行うこともあります。
いずれにせよ、患者様の年代や性別に合わせてオーダーメイドで治療プランを調整するのが当院の方針です。
ニキビ治療には食事や睡眠など生活習慣の改善も必要ですか?
はい、治療効果を高め再発を防ぐために生活習慣の見直しも重要です。
特に食生活と睡眠・ストレスはニキビに大きく影響します。
例えば高糖質・高脂肪の食事や牛乳・乳製品の過剰摂取は、皮脂分泌や炎症を促進しニキビを悪化させる可能性があります。実際、成人のニキビ患者では甘い飲料や乳製品の摂取頻度が高いほどニキビが重症化しているとの研究報告もあります。
一方で、血糖値の急上昇を抑える低GI食品やビタミン・食物繊維を多く含む食事は肌の調子を整えるのに役立ちます。また睡眠不足や過度なストレスはホルモンバランスを乱し、皮脂分泌を増やしてニキビを悪化させます。
十分な睡眠(理想は7時間以上)を確保し、適度にリラックスする時間を持つことも治療の一環とお考えください。
また、重症ニキビの方の喫煙率は優位に高いです。禁煙すると改善する可能性が示唆されます。
ただし生活習慣の改善だけで重症ニキビが劇的によくなることは少ないのも事実です。あくまで医療による治療効果を支える補助として、できる範囲で実践してみてください。
当院でも栄養指導や生活上のアドバイスを行っておりますので、お気軽にご相談ください。
未成年でも治療を受けられますか? 親の同意は必要ですか?
はい、思春期の重症ニキビの方も多数受診されています。 中高生でも遠慮なくご来院ください。
ただし20歳未満の方は保護者の同伴もしくは同意書が必要となります。初診時にはできるだけ親御さんと一緒に来ていただき、生活習慣やこれまでの治療経緯などお話を伺えればと思います。
※2022年より法定成人は18歳まで引き下げられましたが、社会的に十分な理解を得られていないことや当院の治療内容を鑑み、当面の間この対応とさせていただいております。詳細は【20歳未満の方へ】ページを参照下さい。
治療内容によって肌の一時的な赤みが出ることや、費用についてなど、事前に保護者の方にも十分ご説明いたします。
当院の治療は、成長期のお肌にも柔軟に対応できるプログラムとなっております。実際に、「皮膚科を転々としたけど治らなかったニキビが高校卒業までに良くなった」というケースも多くあります。
お子様のニキビでお悩みの親御様も、お気軽にご相談いただければと思います。
治療を完了すればニキビはもう再発しませんか?
残念ながら「一生ニキビが全くできない肌」になることはできません。
しかし、「ニキビができづらい肌」「ニキビができても早く治る肌」を目指します。
ニキビは慢性的・体質的な要素が強く、ストレスやホルモン変化、更には気候の影響などで完治後もまた出来る可能性があります。
例えば強力な治療とされるイソトレチノインでも、一連の内服治療が終了しても10~60%が再発するとの報告があります。
しかしご安心ください、当院の治療を受けて肌質が改善すると明らかにニキビのできにくい状態になります。仮にポツポツできても治りが早く、重症化しにくくなります。
それでもニキビが再発してしまった場合は、早めに対処すれば短期間で元のきれいな肌に戻すことが可能です。重要なのは自己判断で放置しないことです。
「せっかく治療したのに再発してしまった…」と落ち込まず、また一緒に対策を考えましょう。再発予防には日頃のスキンケアや定期的なメンテナンス治療も有効です。
当院では治療卒業後も勿論フォローいたします。一緒にニキビと戦っていきましょう。
治療費はどれくらいかかりますか?
患者様の症状や選択する治療によって変動しますが、目安をお伝えします。
まず初診時に診察・カウンセリング(¥3,300)を行い、治療方針を決めます。
- 標準プログラムの場合、1回あたり約3~4万円前後
- 基本プログラムの場合、1回あたり約16,500~3万円前後
- 重症プログラムでは、1回あたり約4~8万円前後。
基本的に都度払い制で高額のコース契約等は不要です。
お支払いは、現金のほか各種クレジットカードに対応しています。
費用について不安がある場合は、初回カウンセリング時にご遠慮なく相談ください。また、治療内容の組み直しはご相談いただければ必死に検討します。
いずれにせよ、症状改善に応じて随時治療内容の組み直しを行います。
ご予算に合わせ、無理のない範囲で最大の効果が出せるプランをご提案いたします。
監修者情報(医師紹介)
監修医師:佐藤 雅樹 (さとう まさき)
ソララクリニック 院長
専門分野:美容皮膚科
2000年 順天堂大学医学部卒。順天堂大学医学部形成外科入局。 大学医学部付属病院等を経て、都内美容皮膚科クリニックにてレーザー治療の研鑽を積む。2011年3月 ソララクリニック開院 院長就任。2022年 医療法人 松柴会 理事長就任。日本美容皮膚科学会 日本形成外科学会 日本抗加齢医学会 日本レーザー医学会 点滴療法研究会 日本医療毛髪再生研究会他所属。
様々な医療レーザー機器に精通し、2011年ルビーフラクショナル搭載機器を日本初導入。各種エネルギーベースの医療機器を併用する複合治療に積極的に取り組む.
最終更新日
参考文献
本ページを作成する際に参考にした文献です。
ご参考になれば幸いです。
650μ秒・1064nm Nd:YAGレーザーによるニキビ治療の有効性(後ろ向き研究)
原題: Treatment of Acne Vulgaris With a 650‐ms, 1064‐nm Nd:YAG Laser: A Retrospective Study
出典: Journal of Cosmetic Dermatology 24(2), 2025
DOI: 10.1111/jocd.16711
要約: 650μ秒パルスの1064nm Nd:YAGレーザー治療は、軽度から重度の顔面ニキビ患者225例において約3回の施術で半数近くが病変消失を達成しました。
副作用は一時的なニキビ悪化や乾燥程度に限られ、80%の患者でイソトレチノイン治療を回避できました。6か月後の追跡でも評価尺度IGAスコアが平均「ほぼ寛解(1.0)」となり、色素の薄い肌・濃い肌の両方で有効性と安全性が確認されました。
このレーザー治療は従来治療で効果不十分なニキビに対し、安全で有効な代替手段となりうることが示唆されます。
パルス幅650マイクロ秒の1064 nm Nd:YAGレーザーによるニキビ治療:二重盲検ランダム化試験
原題: 650 usec 1064 nm Nd:YAG Laser Treatment of Acne: A Double-Blind Randomized Control Study
出典: Journal of Cosmetic Dermatology, 19(9), 2020年
DOI: 10.1111/jocd.13480
要約: 中等度~重度のニキビ患者20名を対象に、650マイクロ秒パルスの1064 nm Nd:YAGレーザー療法を検証した初の二重盲検RCTです。
被験者はレーザー照射群と偽照射群に無作為割付され、2週間おきに計3回の処置を受けました。
試験の結果、レーザー群では治療後の医師評価スコアが26%改善し、偽照射群の7%改善を大きく上回りました。炎症性病変数もレーザー群で42%減少し、偽照射群の26%減より顕著な改善が認められ、皮脂産生量もレーザー群は18%減と対照群(9%減)の2倍の減少率を示しました。
著者らは、本レーザー法がニキビに対して有効であることを示した初めての対照試験であり、650µ秒パルスNd:YAGレーザーはニキビ治療に有望な手段になり得ると結論付けています。
フラクショナルCO2レーザー vs 長パルスNd:YAGレーザーによる炎症性ニキビ治療: 無作為化臨床試験
原題: Fractional CO₂ laser versus 1064-nm long-pulsed Nd:YAG laser for inflammatory acne vulgaris treatment: a randomized clinical trial
出典: Lasers in Medical Science 38(1), 2023
DOI: 10.1007/s10103-023-03855-6
要約: 炎症性ニキビ患者30例を左右半顔でフラクショナルCO₂レーザーと1064nm長パルスNd:YAGレーザー治療を比較した試験です。
どちらのレーザーも治療後および3か月後に有意な病変数の減少とグローバル評価スコア(GEA)の改善を示しました。
特にフラクショナルCO₂レーザー側はNd:YAG側より炎症性・非炎症性病変の減少効果が大きく(3か月後の満足度も向上、P=0.004)、副作用はいずれも一過性の紅斑程度で、大きな差はありませんでした。
以上より両レーザーともニキビ治療に有効ですが、フラクショナルCO₂レーザーの方が改善効果と満足度で勝る結果となりました
ブルーライト療法 vs 低用量イソトレチノイン療法の比較試験
原題: Blue light therapy versus low dose isotretinoin in mild to moderate acne
出典: Global Dermatology 2(3), 2015
DOI: 10.15761/GOD.1000138
要約: 軽度~中等度の顔面ニキビ患者60例を対象に、青色LED光療法(週2回・6週間)と低用量イソトレチノイン(0.3mg/kg/日・6か月)を比較した前向き試験です。
6週間後、青色光治療群では病変数が76%減少し、低用量イソトレチノイン群の50%減少よりも大きな改善が見られました。青色光群の方が効果発現が早く、副作用も少なく安全性良好でした。
両群とも有効でしたが、青色光療法は治療期間が短く費用も低廉で、安全性が高いため患者に好まれる傾向があると報告されています。
この結果より、青色光療法は低用量イソトレチノインの代替となり得る有望な選択肢と考えられます。
冷却大気圧プラズマ(CAP)の軽度ニキビへの治療効果: 無作為化パイロット試験
原題: Therapeutic Use of Cold Atmospheric Plasma for the Treatment of Mild Acne Papulopustulosa—A Randomized, Controlled, Double-Blind Pilot Study
出典: Dermatologic Therapy 33(2), 2025 (早期公開)
DOI: 10.1155/dth/4228323
要約: 冷却大気圧プラズマ(CAP)を軽度の丘疹膿疱性ニキビ患者40例に週1回施行し、プラセボデバイスと比較した二重盲検試験です。全患者にアダパレン外用併用。
6週間後、CAP群では炎症性病変数が対照群より大きく減少し、医師評価IGAスコアも有意に改善しました(中央値2.3→1.3 vs プラセボ2.6→2.3, p<0.001)。治療終了4週後まで改善が持続し、皮脂量や毛穴中のポルフィリン量の減少もCAP群で顕著でした。
また副作用発生率もCAP群で低く、重篤な有害事象は認められませんでした。
以上より、CAP療法は抗菌・抗炎症効果によりニキビ病変を約50〜75%減少させ、良好な安全性と忍容性を示す補助治療となり得ます(現在も大規模試験で検証中)。
ニキビ治療におけるケミカルピーリング: ランダム化比較試験の系統的レビュー
原題: Chemical peels for acne vulgaris: a systematic review of randomised controlled trials
出典: BMJ Open 8(4):e019607, 2018
DOI: 10.1136/bmjopen-2017-019607
要約: ケミカルピーリング療法の有効性をRCT12件(参加者387人)について検証しました。
比較された酸剤はサリチル酸、グリコール酸、乳酸(アミノフルーツ酸)、ピルビン酸、Jessner液など多岐にわたり、いずれも軽度~中等度ニキビに対して有効性に大差なく良好な改善を示しました。
例えば「サリチル酸 vs トリクロロ酢酸」「グリコール酸 vs Jessner液」などの比較では有意差がなく、グリコール酸はプラセボより有効との報告もあります。
全般にピーリングはいずれも良好に耐容され、副作用は一過性の刺激感や紅斑程度でした。
現時点の限られたエビデンスでは、特定のピーリング法が他より明確に優れるという結論は得られておらず、有意差は確認されていません。
著者らは、ピーリング法の最適な選択や治療計画を明確にするには、適切に設計されたランダム化比較試験(RCT)が必要であると述べています。
光線力学療法(PDT)による種々のニキビ型の長期改善効果(ALAゲル使用症例研究)
原題: Long-Term Improvement of Different Types of Acne Vulgaris Using a Mild Photodynamic Therapy Protocol with BF-200 ALA Gel: A Series of Cases
出典: Journal of Clinical Medicine 13(9), 2024
DOI: 10.3390/jcm13092658
要約: 22例のニキビ患者に赤色光PDT(BF-200 5-ALAゲル30分塗布+635nm赤色光 4J/cm²)を1~3回実施し、平均約1年追跡した観察研究です。対象は面皰優位、丘疹膿疱優位、結節性など様々なタイプのニキビを含みました。
治療後、95.5%の患者で病変数が60%以上減少し、そのうち多くは「著明改善(≥90%寛解)」を示しました。副作用は軽度の紅斑が数例(27%)見られたのみで、72.7%の患者は副作用を全く報告しない良好な安全プロファイルでした。
得られた治療効果は平均12.5ヶ月の経過観察期間にわたって維持されました。
以上より、ALA-PDTは各種ニキビ病変に対し高い有効性と持続効果を示し、従来の内外用療法に代わる安全な選択肢となり得ることが示唆されます。
ニキビ治療における光線力学療法の役割:エビデンスに基づくレビュー
原題: The Role of Photodynamic Therapy in Acne: An Evidence-Based Review
出典: American Journal of Clinical Dermatology, 18(3), 2017
DOI: 10.1007/s40257-017-0255-3
要約: 光線力学療法(PDT)は、光増感物質と特定の波長の光を組み合わせる新たなニキビ治療法です。
本レビューによれば、PDTは軽症から重症のニキビに対して有効であり、特に外用薬や抗菌薬で効果不十分な症例やイソトレチノイン使用が難しい患者に有用な補助療法となり得ます。
PDT施術中の副作用は照射時の疼痛や施術後の発赤・浮腫など軽度で、安全に施行できることが報告されています。また、最適な光増感物質・光源・照射条件の確立に向けて更なる研究が望まれています。
単一マイクロニードル高周波装置を用いた選択的皮脂腺電気凝固によるニキビ治療:前向き無作為化対照試験
原題: Selective Sebaceous Gland Electrothermolysis Using a Single Microneedle Radiofrequency Device for Acne Patients: A Prospective Randomized Controlled Study
出典: Lasers in Surgery and Medicine, 52(5), 2020
DOI: 10.1002/lsm.23152
要約: 中等度~重度の顔面ニキビ患者を対象に、皮脂腺を選択的に破壊する高周波(RF)マイクロニードル治療の有効性と安全性を検証した前向きRCTです。
治療群は4週間ごとに計3回のRF治療を受け、対照群はマイクロニードリングのみを行いました。
その結果、12週後の炎症性病変数の減少率は治療群で対照群を有意に上回り(炎症病変の減少数: 治療群20.86個減 vs 対照群5.13個減, P=0.03)、RF治療によりニキビ病変が一貫して有意に改善することが示されました。
著者らは本手法について、ニキビを安全かつ効果的に改善し得る新たな治療法であると結論付けています。
成人女性の中等度ニキビに対するスピロノラクトン vs ドキシサイクリンの効果比較(FASCE試験)
原題: Efficacy of Spironolactone Compared with Doxycycline in Moderate Acne in Adult Females (FASCE Study)
出典: Acta Dermato-Venereologica 104: adv26002, 2024
DOI: 10.2340/actadv.v104.26002
要約: 25歳以上の女性(中等度顔面ニキビ)133例を対象に、スピロノラクトン50-100mg/日(6か月間)+過酸化ベンゾイル外用と、ドキシサイクリン100mg/日(3か月間+後半3か月プラセボ)+過酸化ベンゾイルを比較した多施設無作為試験です。
6か月後の治療成功率はスピロノラクトン群で有意に高く(ドキシサイクリン群に比べ約2.87倍の成功率、p=0.007)、病変数や皮膚状態スコアもスピロノラクトン群で一貫して良好な改善を示しました。
有害事象は両群で大差なく、スピロノラクトンの耐容性は良好でした。
本試験は、女性成人ニキビにおいてスピロノラクトン(抗アンドロゲン剤)が抗生物質より有効で、安全性も高いことを初めて実証しています。
ニキビに対するスピロノラクトン治療:臨床効果を最適化する実践戦略
原題: Spironolactone for Acne: Practical Strategies for Optimal Clinical Outcomes
出典: Cutis, 116(1), 2025
DOI: 10.12788/cutis.1239
要約: スピロノラクトンは抗アンドロゲン作用を持つ利尿薬で、近年女性のニキビ治療において抗菌薬に匹敵する頻度で処方されるようになっています。
1980年代のプラセボ対照試験では50~200mg/日のスピロノラクトン投与により皮脂産生が用量依存的に減少し、ニキビ症状が有意に改善することが示され、その後の大規模症例研究でも約80%の患者で顔面および体幹ニキビが半減以上改善し、効果発現までの期間は平均3~5ヶ月であることが報告されています。
さらに最近実施された成人女性410名対象の第III相無作為化試験(SAFA試験)でも、スピロノラクトン群はプラセボ群に比べ24週時点で生活の質(QOL)とニキビ重症度が有意に改善し、12週時点の治療成功率も有意に高い成果を示しました。
有害事象も軽度で大半の患者が投与量100mg/日を良好に耐容でき、スピロノラクトン使用群では52週までの累積抗生物質使用日数が対照群より有意に少ないことも確認されています。
以上より、スピロノラクトンは女性のニキビ治療において抗生物質長期使用の代替となり得る有望な選択肢と考えられます。
ニキビ治療における経口避妊薬(低用量ピル)の有効性に関するレビュー
原題: Combined oral contraceptive pills for treatment of acne (Cochrane Review)
出典: Cochrane Database of Systematic Reviews, 2012
DOI: 10.1002/14651858.CD004425.pub6
要約: エストロゲンとプロゲスチンの合剤である複合経口避妊薬(低用量ピル)は、その抗アンドロゲン作用によりニキビ改善効果を示します。
FDAは3製剤(エチニルエストラジオール+ノルゲストメート他)をニキビ適応承認していますが、メタ解析では配合されるプロゲスチンの種類にかかわらず、いずれのピルもニキビ改善効果と安全性は概ね同等であることが示されています。
実際、AAD(米皮膚科学会)は中等症以上の女性ニキビ患者に対しピル療法を「中等度の確実性エビデンス」に基づき推奨しており、避妊のニーズがある患者には積極的に選択肢として提示すべき治療法です。
ピル内服によるニキビ改善効果は3~6ヶ月で現れ、維持療法としても有用です。一方、投与開始初期に一時的な不正出血や吐き気などの副作用が見られることがありますが、多くは軽度で徐々に収まります。
イソトレチノイン療法に伴う有害事象の頻度(単一群メタ解析)
原題: Adverse Events in Isotretinoin Therapy: A Single-Arm Meta-Analysis
出典: International Journal of Environmental Research and Public Health 19(11), 2022
要約: イソトレチノイン経口療法における副作用発生率を、RCT25件・非盲検試験5件(計3,274例)から解析しました。
結果、イソトレチノインは全身のほぼ全ての臓器系に影響し得る多彩な副作用を引き起こすものの、大部分は皮膚・粘膜の乾燥や刺激感といった軽微な粘膜皮膚症状に留まり、重篤な有害事象はまれであることが確認されました。
例えば最も多い副作用は口唇乾燥(Cheilitis)で、ほぼ全例に発生しうる一方、肝酵素上昇や高脂血症などの重篤例はごく一部でした。
また報告された副作用は全て可逆的であり、保湿剤の使用や用量調節により回避可能とされています。
以上より、患者への十分な保湿・スキンケア指導とモニタリングにより、イソトレチノインの副作用は管理できることが示唆されます。
ただし催奇形性など重大なリスクも存在するため、処方には厳重な避妊管理が必要です。
イソトレチノイン治療後のニキビ再発率と予測因子
原題: The use of isotretinoin for acne - an update on optimal dosing, surveillance, and adverse effects
出典: Expert Review of Clinical Pharmacology 13(8), 2020
DOI: 10.1080/17512433.2020.1796637
要約: イソトレチノイン療法後のニキビ再発率について複数研究をレビューしました。その結果、1回の標準療法(累積投与量120–150mg/kg)で長期寛解に至る患者は約60%。残り約40%は治療終了後18か月以内に再発すると報告されています。
実際、5年間の追跡調査では17%が2回目、5%が3回目、1%が4回以上の治療コースを要したとのデータもあります。
再発しやすいリスク要因としては、初回治療時の低用量レジメン、重症度が高いこと、女性で25歳以上、長年ニキビに悩んでいた症例などが挙げられました。
一方、十分量の投与(例: 1日0.5mg/kg以上、累積120–150mg/kg)により再発率は低下し、低用量では再発リスクが有意に高まることも示唆されています。
以上から、患者には治療完遂後も一定の再発リスクがあることを説明し、必要に応じて追加コースやメンテナンス療法を検討することが重要です
イソトレチノインと自殺念慮など精神症状リスクの関連(スウェーデン全国コホート研究)
原題: Association of suicide attempts with acne and treatment with isotretinoin: retrospective Swedish cohort study
出典: BMJ 341:c5812, 2010
DOI: 10.1136/bmj.c5812
要約: 重症ニキビ患者5,756例について、イソトレチノイン治療開始前・治療中・治療後の自殺企図リスクを全国データベースで解析しました。
その結果、治療開始前からニキビ重症患者は一般人口より自殺企図リスクが高く、さらにイソトレチノイン治療終了後6か月以内に自殺企図のリスクが増加する傾向が認められました。
具体的には治療後半年間の自殺既遂・未遂リスクが上昇しており、著者らは「治療終了後少なくとも6か月間は患者の心理状態を継続的にモニタリングすべき」と提言しています。
このリスク増加は重症ニキビそのものの心理的影響とも考えられ、因果関係の断定は困難ですが、念のため処方医はうつ症状や気分変調の徴候に十分注意を払い、必要に応じて精神科専門医と連携することが推奨されます。
イソトレチノイン治療を受けたニキビ患者における抑うつおよび自殺行動のリスク:系統的レビューとメタアナリシス
原題: Risk of Depression and Suicidal Behaviour in Acne Patients Treated with Isotretinoin: A Systematic Review and Meta-Analysis
出典: Journal of Population Therapeutics and Clinical Pharmacology, 31(3), 2024
DOI: 10.53555/jptcp.v31i3.5302
要約: 15件の観察研究(約3万人対象)を分析した結果、イソトレチノイン治療群では非治療群に比べてうつ病発症リスクが52%高く、自殺行動リスクも68%高いことが示されました。
このメタ解析は、イソトレチノインによる精神面への副作用に関するこれまでの議論を裏付けるものであり、治療時には精神症状のスクリーニングと慎重なモニタリングが必要であると強調しています。
糖質負荷・乳製品摂取とニキビ発症の関連: 系統的レビュー
原題: Diet and acne: A systematic review
出典: JAAD International 5, 2022
DOI: 10.1016/j.jdin.2022.02.012
要約: 食事中の高糖質(高GI/GL)および乳製品摂取とニキビ発症リスクの関連について、高品質の研究34件を分析しました。
その結果、高GI(グリセミック指数)食品や高負荷の炭水化物食の摂取はニキビの発症・悪化と有意に関連し、実際いくつかのRCTでも低GI食が皮疹を減少させる傾向が示されました。
一方、乳製品摂取に関する結果は一貫せず、性別や人種・食習慣によって影響が異なる可能性があります。西洋型の食生活では乳製品の多量摂取がニキビ増悪と関連した報告があるものの、全体的なエビデンスでは必ずしも明確ではありません。
著者らは「高GI食品の過剰摂取はニキビ悪化の一因となりうるため、低GI食への改善は有益」と結論付ける一方、乳製品についてはさらなる無作為試験による検証が必要としています。
乳製品摂取とニキビ発症リスク: 観察研究のメタ解析
原題: Dairy intake and acne development: A meta-analysis of observational studies
出典: Clinical Nutrition 38(3), 2019
DOI: 10.1016/j.clnu.2018.04.015
要約: 乳製品摂取量とニキビ発症の関連について、観察研究のデータを統合し解析しました。
その結果、乳製品全体の摂取が多い群は少ない群に比べオッズ比2.61倍でニキビ発症リスクが高く、特に牛乳(全脂肪乳・低脂肪乳・脱脂乳)で有意な正の関連が認められました(例:脱脂乳のオッズ比1.82、95%信頼区間1.34–2.47)。
一方でヨーグルトやチーズ摂取とは有意な関連が見られませんでした。
以上より本解析は「牛乳摂取はニキビ悪化と関連する可能性が高い」と結論づけており、特に思春期以降の患者には乳製品、とりわけ過度の牛乳摂取を控えるよう指導する根拠となります。
ただし交絡因子の影響を除外できない観察研究の限界もあり、因果関係の解明にはさらなる研究が望まれます。
成人のニキビと食習慣の関連: インターネットを介した大規模コホート研究
原題: Association Between Adult Acne and Dietary Behaviors: Findings From the NutriNet-Santé Cohort Study
出典: JAMA Dermatology 156(8), 2020
DOI: 10.1001/jamadermatol.2020.1602
要約: フランスのWebベースコホート約24,000人を対象に、現在のニキビ有無と食習慣との関連を解析しました。
多変量解析の結果、現在ニキビに悩む成人は、乳製品・高脂肪高糖質の食品・砂糖飲料の摂取量が有意に多いことが分かりました。具体的には「脂肪・砂糖の多い菓子類」の摂取が最も強く関連し、摂取量が多い群は少ない群よりニキビ有症率が約1.54倍でした。
加えて砂糖入り飲料や牛乳の摂取も有意な関連を示し(それぞれオッズ比1.18、1.12)、総じて“エネルギー密度が高く高糖質・高脂肪”な食パターンがニキビと関連していました。
以上より、成人のニキビは食事内容と関連し得ることが示唆され、食事指導による治療の補助効果を検討する必要性が示されています。
ライフスタイル要因(ストレス等)と成人女性のニキビ悪化の関係
原題: Factors affecting the course and severity of adult acne (observational cohort study)
出典: Journal of Dermatological Treatment 28(8), 2017
DOI: 10.1080/09546634.2017.1329500
要約: 成人女性111名の成人性ニキビ(25歳以上発症)について、アンケートで悪化要因を調査しました。
その結果、患者の67%が少なくとも1つのストレス要因でニキビ増悪を自覚しており、特に生活環境の変化に伴うストレスが顕著にニキビ悪化と関連しました(p=0.046)。
また経口避妊薬の中止や敏感肌(発赤しやすい肌質)も有意な悪化因子でした。
一方、25歳以降は思春期より重症度自体は低下する傾向がありました。
以上より、環境の変化や精神的ストレスは成人女性のニキビ増悪因子となり得るため、生活習慣の安定やストレス軽減策が治療効果維持に重要と考えられます。
喫煙習慣とニキビの関連:症例対照研究および系統的レビュー・メタ解析
原題: Association between smoking habits and acne. A case-control study and a systematic review and meta-analysis
出典: Epidemiology Biostatistics and Public Health 12 (2015)
DOI: 10.2427/10987
要約: 症例対照研究と過去研究のメタ解析により、喫煙者(特に男性)ではニキビの発症リスクが有意に高いことが示された。
この結果は、喫煙がニキビ発症の悪化要因となり得ることを示唆している。
男性におけるニキビと喫煙の関連:病院ベース研究
原題: The association of acne vulgaris with smoking in men: a hospital based study
出典: International Journal of Research in Dermatology 3(2):196–201 (2017)
DOI: 10.18203/issn.2455-4529.IntJResDermatol20171468
要約: 15〜45歳の男性126例を対象に検討した結果、喫煙者は非喫煙者よりニキビのリスクがおよそ2.12倍高く、喫煙本数が多いほどニキビ重症度が増す関連が確認された。
著者らは高いニコチン依存がニキビを悪化させうると結論づけており、喫煙がニキビの増悪因子である可能性が示唆された。
尋常性ざ瘡における食事・喫煙・家族歴の潜在的リスク因子:地域ベース研究
原題: Diet, Smoking and Family History as Potential Risk Factors in Acne Vulgaris – a Community-Based Study
出典: Acta Medica Marisiensis 62(2):173–181 (2016)
要約: 16〜20歳の高校生148名を対象に自己記入調査を行ったところ、ニキビがある群では喫煙者の割合が有意に高く(約62.9%が喫煙者)、家族歴や高脂肪・高糖分の食事と並んで喫煙習慣がニキビのリスク因子として挙げられた。
本研究は喫煙が思春期〜若年成人のニキビ発症・悪化要因となりうることを示唆している。