しみ治療 レーザーとIPL

2013年2月1日

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しみ治療は、年月を追うごとに 変わって来ました。
「大きく様変わりしてきた」 と書くと かなり語弊がありますね。

実際には 「選択肢が増えてきた」 というべきなのでしょう。

以前は1つしか選択肢はありませんでした。【Qスイッチレーザー】

「シミは、レーザーで取るもの。」と云われるようになった所以です。

Qスイッチレーザーをシミの治療に使用してから始まります。それまでは、場合によって液体窒素等を使用した方法しかなかったわけですから、比較的綺麗に取れる レーザー治療は、大変魅力的なものです。

ダウンタイム,色素沈着等の可能性

Qスイッチレーザー治療での 問題点は、ある程度の割合で起きる 炎症後色素沈着です。Qスイッチルビーレーザー等そこまで多いわけではないのですが、それでも、一定割合で起きてしまいます。炎症後色素沈着は、個人差はありますが数ヶ月で薄くなってきます。

この点が問題点でしたが、その当時 解決策もなかったわけですから、しょうがなかった訳です。

治療後は、テープなどで保護しなければいけません。
シミの治療は、ある意味大変だったのです。

光で洗う 【フォトフェイシャル・光治療器・IPL】

シミの治療には、Qスイッチレーザーのみの選択肢しか無かったところに、全く新しいコンセプトで登場したものが、フォトフェイシャル。
マイルドに しみをすこしずつ薄くしていくため、レーザー主体で治療している先生にとっては、あまり受け入れづらいものだったのかもしれません。(現在でも、光治療を否定している先生もいらっしゃいます。)
今では、当たり前のように使用されていますが、定期的に治療をしていくことで、少しずつシミを取っていきます。

照射後 直ぐメイク可能

レーザーによるしみ治療は、少ない回数で 取り除くことを目標としますが、1回で広範囲のしみを取ろうとすれば、そのダウンタイムは長くなります。
その点 フォトフェイシャルは、治療回数がかかりますが、顔全体を一度に照射できますし、何より、炎症後色素沈着の可能性が殆ど無い という点で、一気に受け入れられて行きました。一番の利点は、治療後直ぐ メイクが出来る という点だったと思います。

安全性が、しみ治療の主力に 更に高機能に

レーザーよりも安全に治療することができますので、全世界的に しみ治療の主力となって行きました。
そうすると 当然ながら光治療器も発展していきます。最新の高機能タイプの光治療器は、フィルター交換によって 波長を変更させ、より細かくしみに対応することができるようになって行きました。現在では かなりのところまで、(高機能タイプの)光治療器は、しみを取り除くことができるようになってきています。

光治療器(IPL)と レーザーを適所適材で

シミの治療には、レーザーと 光治療器のどちらが良いですか? と聞かれる時があります。
殆どの場合、どちらが良いかというのではなく、 シミ(アザ)の種類 治療範囲, 希望 によって、機器を選択する必要がでてきます。

しみ治療の基本方針

私のしみ治療の基本的な考え方は、出来るだけ光治療器をベースに治療を行い、シールなどを貼らないでシミを取ることとし、必要な部位のみ、レーザー治療を検討していく。というものです。

光治療器も昔と比べるとかなり進化していますから、結構しみが取れるようになっています。このメリットを無視する必要はありません。
ほとんどの日光性色素斑は、光治療器で取れるところまでは来ているのではないでしょうか?

もちろん取れないものもあります。そこだけ、レーザーを使用します。 ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)のように、レーザー主体に治療を行う必要な物は、躊躇なくレーザーを選択します。現在は、フラクショナルQスイッチルビーレーザーという シールを貼る必要がないレーザーがありますので、幾分気楽に治療をすることができます。

シミの種類にあわせ、ニーズに合わせて、治療法を選択していきます。