ピンポイントのシミは,ルビーレーザーを選択

2012年12月20日

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シミの治療では、顔中にあるシミを対象に 治療していくことが多いのですが、
「今 一番目立つシミだけ 治療を行いたい」 方も大変多くいらっしゃいます。

顔全体のシミを対象に、総合的に治療を進めていく場合には、光・フォトフェイシャルを中心としながら、レーザーを併用していく様に組み立てていきますが、1~2箇所のシミを まずはじめに治療したいような際には、光治療だと 回数がかかるため、あまりニーズに合いません。

ピンポイントのしみ治療に Qスイッチルビーレーザーを勧めています。

Qスイッチルビーレーザーは、ピンポイントのシミの治療に最適です。

ピンポイントのシミを治療する際 当院では主に Qスイッチルビーレーザー を使用して治療します。

Qスイッチルビーレーザーは、メラニン色素を選択的に破壊し、周囲への影響を最小限度にすることで、シミの治療に大変よい選択です。

シミやアザを治療する 強力なレーザー機器です。

Qスイッチルビーレーザーは、比較的パルス幅が緩やかであるため、治療部以外の皮膚へのダメージが軽度で切れが良いことが、知られています。他のQスイッチレーザーと比較しても 炎症後色素沈着のリスクが軽度であることも良い点です。

Qスイッチルビーレーザーの治療の際には、照射後しばらく被覆材を使用して患部を保護します。

主にデュオアクティブET,ハイドロサイト等 創傷被覆材を使用して、一週間ほど貼ったままにして頂きます。

従来は、毎日軟膏を塗布していただいておりましたが、
現在は、傷の治りを驚異的に良くする創傷被覆材(デュオアクティブ,ハイドロサイト等)が登場したため、
通常 貼ったままにしておくだけで良く、炎症後色素沈着のリスクを更に軽減することができます。

シミの治療にQスイッチルビーレーザーは、最適な治療法の一つです。

全てのシミを Qスイッチルビーレーザーで治療をしても良いのでは?

と思ってしまいますが、そうも行きません。

Qスイッチルビーレーザーでのしみ治療は、1回~数回の少ない回数で シミを除去することが出来る強力な治療です。
そこで、顔にあるすべてのシミを このレーザーで治療してしまえば、一番効率が良いように感じると思います。

(少しずつ分けてレーザー治療を行うのであれば良いですが、)
しかしながら、そのようにはできません。

問題は、Qスイッチレーザー照射後に起こる 【炎症後色素沈着(PIH)】の可能性が、欧米人と比較すると 割合が比較的高いことです。このため、しみの治療 それも 顔全体のシミを対象にした場合には、PIHの起こりづらいフォトフェイシャル・光治療をまず選択していくことが多いのです。

そこで、全体的なシミの治療としては、フォトフェイシャル・光治療を主体とし、その中でも目立つしみを選択して Qスイッチルビーレーザー、BBLのピンポイント照射で、治療を行なっていく形が、一番効率が良いことになります。(当院では、混合しみ改善プランをお薦めしています。)

光治療とQスイッチレーザー双方の特徴を持つ
【フラクショナルQスイッチルビーレーザー】

Qスイッチレーザー程の シミ治療効果が期待でき、フォトフェイシャル(光治療)並の 色素沈着のリスク軽減がなされれば、
理想的な治療法となります。

そのひとつのヒントとなる機器が、フラクショナルQスイッチルビーレーザーです。フラクショナル(分割照射)ですので、1回の治療で シミが取れるというわけではありませんが、フラクショナル化することで、色素沈着のリスクを かなり低減してくれています。

現在は、主に後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)の治療に使用しています。ADMはQスイッチレーザーでなければ治療できず、回数も必要ですが、そのたびに 被覆材を貼る必要があります。そのため、日常生活に支障が出ますので、レーザー治療を躊躇されていらっしゃる方も多かったと思います。
その点 フラクショナルQスイッチルビーレーザーは、被覆材を貼る必要がなく、PIHの発生率も極端に少ないため、ADMの治療には最適だと考えています。もちろん 単回の治療はコンベンショナルなレーザーのほうが高いかもしれませんが、PIHや、術後ケアの簡素化 被覆材を必要としないメリットは、計り知れません。

フラクショナルQスイッチルビーレーザーは、従来のQスイッチルビーレーザーに置き換わるものではありませんが、1~2箇所のシミの治療をご希望されるような場合でも、被覆材がどうしてもしたくないような方には、フラクショナルQスイッチルビーレーザーは、良い適応となるでしょう。