【育毛】HARG療法 更に楽になりました。

2015年2月1日

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HARG療法-ゲートコントロール理論

毛髪再生治療として HARG療法は 国内では特に実績の評価された治療法として 多くの施設で行われるようになってきました。

HARG療法には、ヒト脂肪肝細胞由来の「サイトカイン製剤」を使用します。以前は「グロスファクター製剤」と呼ばれていましたが、2~3種の成長因子を含む大腸菌由来のグロスファクター製剤などと混同されることが多く 更にそれらの製剤と作用機序も 効果も異なることより 変更がされました。

この製剤は 毛乳頭の活性・毛幹の成長・毛包の再生などを増殖因子で促し、抑制因子が暴走をおさえる働きをします。これらのサイトカイン作用は、この製剤の特徴であり、多くの文献が『自己ステムセル注入』と同等の効果を検証しています。

サイトカイン療法としてHARG療法は 他のグロスファクターとは大きく異なることを 理解していただけることでしょう。

HARG療法の痛み抑制

HARG療法は、毛乳頭を活性化させるだけでなく 頭皮環境をも改善させる効果があります。そのため 直接頭皮に注入する必要が有るため、痛みが伴う側面があります。痛みに如何に対応するかということが、大きな課題でした。昨年新たに行われるようになった 「HARG浸透注入療法」は、注入方法の見直しによって 針を使用せず ガス圧によってHARGカクテルを注入することで 一気に組織内への浸透を図ることが出来 麻酔を必要としないで施術が可能となりました。

HARG浸透注入療法

HARG浸透注入療法は メドジェットという機器を使用し ガス圧によって一定量の薬剤を瞬時に頭皮内に注入します。瞬時に薬剤が組織内へ拡散することで、通常の注射器による手技よりも 組織浸透効率が上がったことで その効果が高まることが期待されています。ブロック麻酔が不要となったなど 大幅に痛みの軽減に寄与しながら 効果が高まったことは、大きな躍進といえるでしょう。当院でも いち早く導入し HARG療法として行なっています。

それでも部位によって衝撃が加わるため、麻酔は必要ない程度ながら 痛みを十分に軽減できたというところまでは行きませんでした。

痛み軽減のため 新たな器具を併用し 更に痛みの軽減が図れるように成りました。この方法は「ゲートコントロール理論」と言われます。

ゲートコントロール理論

聞きなれない言葉が出てきました。「ゲートコントロール理論」です。簡単に説明となればよいのですが、

脳・脊髄は 痛みや他の接触刺激などを同時に感じ取らないようにする門(ゲート)があります。脳は先に感じた刺激を優先し、後から来た刺激にはゲートを閉じて感じないようにしています。神経には太い神経(触覚)と細い神経(痛み)があり、太い刺激で受けた刺激信号の方が速く脳に伝わります。 複数の刺激が生じた場合には、細い神経(痛み)からくる後からの刺激は ゲートを閉じて感じないようにするため脳で認知されず、痛みの知覚が起こらないことになります。

今回の改良点にたって言うと、痛みを感じる前に 触覚刺激を与えることで 痛みを更に抑えることができるということです。

HARG療法にゲートコントロール理論を応用し 痛みを最小限に

ゲートコントロール理論は、歯科や整体などでも注目されています。痛みに密接に関わる分野で応用されていることは自然な流れなのでしょう。

今回 HARG療法にゲートコントロール理論を応用することで、麻酔を必要とせず 痛みを最小限度に抑えることが出来てきています。 HARG浸透注入療法に変わってから 痛みはかなり減りましたが、そこからさらに最小限度にまで押さえ込めたことは、受けやすさのさらなる向上へと繋がってきました。

今後も更に改善に向けて取り組んでいきたいと考えております。